初の木原先生の作品がこんな素晴らしい作品で、とても嬉しいです。
追われる側から追う立場になった松岡の心情が序盤から、切なくて、苦しくて、わずかなきっかけも逃さず、一喜一憂して、少しでも寛末と一緒にいたいと願う気持ちがかわいくて、健気。
葉山さんがいい。江藤と松岡を同じ熱量で見ることができない寛末に対して
「変わったのは寛末さんのその人の見方なんじゃないかな」
と言う。
義理の姉とか、周囲の女性たちにも助けられた2人。
すれ違って、すれ違って、タイミングが合わなくて、離れて、思い出して、ようやく手に入れた幸せ。
寛末は頑張って松岡を幸せにしてあげて欲しいですが。
「優しいのは怖い」。この言葉に全ての気持ちが込められていました。
その幸せすらすぐには信じられず、くっついては突き放し、これ以上傷つかないように、慎重に、自分の心がまた傷つくことがないように、苦しい松岡の気持ちがもうリアルすぎて、切なかったーーーー。でもよかった。
切なかったばかり書いてしまいましたが、でも、こんな風に読者の心を揺さぶり、
鷲掴みにしてくれる作品に出会えて、嬉しかったです。
ありがとうございました。
BL作品を読む時に、楽しい読後感の作品を多く読む傾向にあり、木原先生の作品は読みたいけど、自分の気持ちが保てる状態にしてからと思い、なかなか読めずにいました。
初の先生の作品、とても良かったです。
序盤は寛末の人となりを理解する大事なパート。切なさと、若干の苦しさと、ヒリヒリ感がリアルで、人物の掘り下げが見事で、圧倒されました。
人の気持ちは誰にも予想できなくて、少しずつ惹かれていく気持ちが苦しくて、距離が縮まっていく様が切ない。
でも男同士の恋愛、しかもストレート同士の恋愛の現実を叩きつけられたようで、苦しかった。
今までそこは避けてきたわけではないけど、でもこうして目の当たりにして、とにかくずっと苦しかった。
後半、追われる立場から追う立場に逆転した松岡。
焦燥感、不安感、迷い、悲しみ、負の感情ばかりが溢れる松岡の気持ちが手に取るようにわかる。
最後の松岡の言葉がとても良かった。
続きがあるようなので、幸せな2人も読みたいと思います。
本編がとても素敵な作品で、こちらも楽しみにしておりました。
個人的に藤井が好きです。
強いけど自分の弱い部分をちゃんと自覚していて、現実的で、甲斐くんの前ではバブだけど、いつもはシゴデキなイケメンリーマン。
甲斐くんと出会うことによって、パズルのピースがピッタリはまるように、お互い補完し合える関係がとても良いです。
甲斐くんのおうちは比較的厳格なイメージでしたが、藤井家は正反対で、とてもオープンマインドで、明るい家庭。
とても素敵な家族で、甲斐くんも歓迎されて、本当に良かったです。
ムキムキを想像していた義兄の亮さんの「ヨロシク☆」が、もう星がついてしまっていて、嬉しさが滲み出てました 笑
ヤキモチを隠しもせず、全力で甲斐くんを攻める藤井さん、最高でした。
カバーなど、色の加減がなんとも素敵で、美しい絵にも魅せられました。
前巻を読み、そのキラキラとした世界に魅せられ、続きを楽しみに待っていました。
胸がいっぱい。泣いた。1巻ももう一度読み直して、泣いた。
大好きすぎて、感無量。
***
一緒にいられるわずかな時間を目一杯楽しみたくて、愛をぶつけ合い、じゃれ合う一颯と凪沙がかわいくて、愛おしかった。揺るがない愛がしっかりとあった。
何気ない瞬間も、「楽しかね」って、伝えるところに一緒に過ごせる喜びが溢れていた。
こんな場面だけでも、泣ける。
このCPは2人とも好き。
好き過ぎる故に、感情移入しすぎてしまって、涙がでます。
一颯は、素直で優しくて、純粋なところが好き。
今時の若者ではなくて、ちょっとはずれて我が道を行くところもイイ。
一颯は凪沙のことを甘やかしているって言われるけど、一颯は凪沙の意見をとても尊重している。
言うことを聞くのではなく、尊重している。
凪沙もそれがよくわかるから、一颯の意見を尊重するし、愛している。
凪沙は面倒見が良くて、強くて弱くて、でも素直でツンでかわいい。
色々な気持ちが入り乱れて、雨の中で泣く凪沙。凪沙が焦る気持ちに共感してしまって。
出発する一颯も寂しいけど、個人的には陸で待っている凪沙の気持ちにこちらも揺さぶられました。
くるくる変わる凪沙の表情も目が離せなかった。
2人のママたちも登場。
ママたちも男前な性格で、実に清々しい。
一颯も凪沙も、それぞれの親とか家族の影を感じることができる。
好きでお互い少しも離れていたくないのに、好きだからこそ、相手が楽しいこと、喜ぶことは優先させてあげたい。
自分が我慢してでも、相手の幸せを優先したいと思わせる関係。
一颯と凪沙の絆の強さを感じることができました。
軽快なテンポで笑ってしまうところや、ウルウル涙が出た場面もあり、読後感は爽快で、2人をもっと応援したくなりました。
最高の2巻でした。素敵な作品をありがとうございました。
試し読みして、雰囲気が好きで購入したら、とてもかわいくて、あったかいお話でした。
登場人物がみんないい人で、じんわりと温かい優しい世界に惹き込まれ、安心して読むことができました。
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攻めの有川くんが不器用すぎて、目が離せませんでした。
照れ屋の男子はとても好きです。本作の有川くんもそうです。
照れ屋で、無愛想。大好きな槙野さんとは、ろくに目を合わせることすらできないヘタレぶりがかわいくて、かなり好きな攻めでした。
槙野さんが、自分は有川くんに嫌われていると勘違いしてしまうほどのそっけなさ。
ツンかと思いきや、蓋を開けてみたら、実は溺愛ワンコだったという。
しかも、そんな有川くんが家で、インコのリップを可愛がってるなんて萌える❤︎
さらに家でリップが記憶してしまうくらい「槙野さんが好き」と言っているという、なんともほのぼのエピソードにノックアウトでした。
泥棒を追う場面、将来のスパダリを予感させてくれました。良き良き。
一方の槙野くん。こちらもまた良かった。
バイトの先輩として、いつも有川くんのことを心配しつつも指導する、本当に尊敬できる先輩でした。
無愛想で思ってることが伝わりにくい有川くんに対して、決して諦めたり、突き放したりすることなく、心から心配したり、励ましたりする槙野さん、まさに天使でした。
どんな場面でも、有川くんの良いところを見つけようとしてるところなんて、ほんと優しい。
有川くんの悲しい時、悩んでることも、嬉しかったこともマルっと受け止めたいという槙野さん、有川くんのこと好きなんだなあと思いますね。
こんなイイ人はなかなかいません。
有川くんが槙野さんを好きになるのも、とても共感できる。
こんな優しい世界、ずっと浸っていたいと思わせる作品でした。
とてもよかったです❤︎
高評価で気になっていました。分冊版で4巻、そして番外編のような卒業旅行編まで、一気に読み終わりましたが、ストーリーも登場人物たちもとても良かったです〜。
攻めのキヨの一目惚れから始まるストーリー。流れが自然で、困難にぶつかりながら2人や仲間と乗り越えていく様子が、青春そのもので、キラキラしてて、楽しかったです。
キヨが、律の家族関係の問題に一緒に立ち向かう時、律の母を倒すのではなく、きちんと平和的に解決に導いていくその様子が頼もしくて、とても良かったです。
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個人的にキヨがとにかく好きでした。
ここから、キヨを大絶賛する内容が続きます!!
明るくて、単純、素直なワンコで、裏表なく、ヤンチャなところもあり、情に深く優しい。そして、ビジュもいい。当然のように、男女問わず、コンスタントにモテます。
コミュ力もとても高いので、大人にも太刀打ちできる。
律の言葉に一喜一憂して、隠しきれない心の言葉がダダ漏れな様子も正直で素直で、思わず笑ってしまいました。
邪なことを考えていても、すぐバレる!
恥ずかしがりの律に、堂々と丸腰で笑顔で攻め込むキヨは、高校生男子の鏡。
律と母の複雑な関係を心配するだけでなく、律の家に乗り込み、自分の目で見て、話して、作戦を練るなんて、もうスパダリとしか言いようがない。
そして、誰もが不幸にならない解決に導くなんて、素晴らしい。
高校生なのに、その冷静さがすごい。
もう一つ感動したのが、問題が起きると、一緒に考えて助けるのですが、必ず律の意思を尊重するところ。カッコいいのです、キヨが。
元カレのあらたと、律と、キヨの3人のやり取りとか、もうわちゃわちゃ、かわいいの一言。
もう1人の推しはカンちゃんです。
幼馴染であるキヨとの絶妙な距離感と、信頼、そしてそれゆえの漫才のような安定したやり取りが小気味良い。キヨを助けてくれる大切な友人。
2人の関係も良かったです。
卒業旅行編では、ふたの信頼関係の深まりを感じ、また律がキヨに甘えたり、さらに笑顔が増えて、かわいくなってとても楽しく読みました。
読後感爽やかで、楽しい素敵な作品でした!!
本編が大好きで、こちらの番外編も読んでみました。
こちらは西郷と柊月が出会ったころのストーリーがかかれています。
ちなみに、西郷は良い印象がなかったけど、本編で柊月が自分が弱った時に頼っていたことが印象に残っていました。
やはり、西郷なくては、今の柊月は語れないので、読むことができて良かったです。
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番外編は西郷の視点で語られています。
生い立ち、好きなもの、そばに置いておきたいものには傷をつける。
憎まれたり、恨まれることで、自分自身の存在意義を感じていた。
一方で、柊月は以前からゲイであることをカミングアウトしていた。
西郷は想像通り不器用で、荒っぽくて、クズですが、でも西郷なりに柊月のことを好きで、大事にしようとしていたのだとわかる。
本編で柊月が西郷を頼ったところを見ると、多分柊月にも、それは伝わっていたのかもしれない。
柊月が神戸に行くと告げる時も、本音を隠して引き留めることもできない切なさ。
柊月が神戸に行った後のやり取りは本編にありますが、柊月は既に東のことが好きなので、切なかったです。
不器用な西郷にも幸あれ。
本編3巻も楽しみにしております。
初読みの先生の作品でした。奇想天外のストーリーからのキュンキュンで、幸せな気持ちになりました。
地獄にいる2人、楽と学。
学生時代に、窮地を救ってくれた楽に恋した学。地獄に行った後、ずっと地獄で楽を待っていた学。どんなに冷たくされても、楽に付きまとうワンコな学。
朝一番に楽に挨拶する学。かっこいいとこ見せようとジャンプしたり、楽を喜ばせることばかり考えている学が、かわいくて、健気。溺愛。
閻魔様が楽に「自分の願望に向き合え。学ちゃんを悲しませないように」
学を悲しませたことも罪になってる。正直に生きてこなかった。
楽を全力で守ろうとする学。
そして面白いのが、学と一緒のベッドで寝なくてはならないとか、一緒にお風呂に入らないとお湯が出ないとか、悲しませるとタライが落ちてくるとか、シバリがかわいくて、面白い。
身体の反応に、気持ちが追いつかないというか、気持ちを隠そうとしている楽が、自覚していく。
少し遅いけど、自分の思いに気がつき、学を追う楽。
よかった〜。意地っ張りだけど、自覚してからは素直でかわいかった。
学の一途な愛の粘り勝ちでした❤︎
bonus trackも最高でした‼️
お付き合いスタートした大和と、智章のその後を楽しめる一冊。
一気に読みました!
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遠恋中の2人。
2人ともかわいいのですが、大和がとても好き。
両思いになってからは、智章に対して何があってもぶれず、彼氏溺愛ワンコぶりがかわいくて最高でした。
何よりも、智章のことをとても大事にしてるのが良き。
隠し撮りの内田コレクションがあったり、好きが溢れすぎて、どうしたらいいのかわからないような熱情、愛情、ほんといいな。
大事に、大事に、少しずつ距離を近づけていく感じから、もう智章のことどれだけ愛しているか伝わってくる。
そんな大和に愛され、次第にその愛情を信じることができるようになる。
大和元カノの話で、ストレートの大和を心配する場面もあったけど智章の大和を独占したい気持ち、それを大事にする大和、2人の絆は固かった。
読んでいて、こちらも幸せな気持ちになりました。
幸せで、温かい素敵な作品でした。
先生、ありがとうございました。
久しぶりにこんなキラキラしていて、透明感ある作品を読みました。
絵もとっても素敵で、爽やかでキュンキュンしました。とっても好きな作品が増えて嬉しいです❤︎
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月城大和
内田智章
青春真っ只中、高校の同級生の2人。
お互いを意識してから、結ばれるまでのモダモダがアオハルって感じで、とても好きでした。
一軍男子の大和が、ずっと一途なところもイイ。
喘息持ちで、自分に自信がなく一歩引いているような印象の内田。
そこに、大和のいとこの圭介、内田とそっくりの光。など、周囲を彩る人物たちもみんなイイ。
大和が内田を好きになり、でもその時は大和の片想いで、しかも大和はストレートで、、、それでも、内田を好きな気持ちは終始ぶれず、見守りながら、やっと手に入れた。
大和のことは応援したくなるほどカッコいい。
内田が大和の想いを受け入れるのに時間がかかるのも、わかる気がする。
大和の粘り勝ちです。
ドロドロとした執着や駆け引きも大好きですが、本作はとにかくレモンソーダのように爽やかで、ほろ苦く、一生懸命で一途、そして美しい、とても読後感の良い魅力的な作品でした。
その後の2人を描いた、大切な人も続けて読みたいと思います。