題名からSMものかと思いきや、結構なあまあま系。エッチシーンは三回。どれもSMではなく、雄次(攻)がSで軽い言葉攻めがあり、来駆(受)がずるずる快感に溺れると言った感じ。
雄次は最初から愛がだだ漏れ。だが、来駆はお馬鹿で気付かない。焦れったい!けど可愛い。
来駆の心情の描写が細かく、どんどん可愛さを増していく。全体的に読みやすく、二時間もかからず読むことができた。
内容は濃くもなく、詰まってもいないというのが正直なところ。同じことをループしている感もある。
お馬鹿で鈍い受が猛烈に可愛い。熱が出て饒舌気味になる攻のギャップにも萌える。二人のあまあまなエッチを楽しめる。
攻がSのあまあまを求めている方、重たい作品を読んだ後の気分転換、小説がちょっと苦手という方におすすめ。
独特のタッチ。独特の世界観。独特の物語展開。好きな方は大好きだが、苦手な方も出るだろうなと感じた。
全体的に題材が重たい。あまあまほのぼの系あたりが好きな方は理解に苦しむやも。ハッピーエンドと言い切れない作品も有。
ダメ男が多く、恋心に悩む不器用な男たちを楽しめる。苦しむ姿が大好物の私は、どの話も満足できた。汗や唾液にエロスを感じた。
擬音語や吹き出しが少なく、絵だけでぱたぱた進んでいくコマもある。そこに登場人物の心情や心情の変化などを、大いに妄想してしまった。妄想がお好きな方は、そういった楽しみ方もできる。
ちょっぴり胸にちくちくくる話がお好きな方や、あまったるい話には飽きたが、ガッツリなシリアスはちょっと……という方におすすめ。