1巻時点で面白いとは思っていましたが、2巻でものすごく揺さぶられました!
ありがとうございます先生
どうか、どうかこのまま、白鳥くんを幸せにさせてください…
真琴の鷲介への想いはひっくり返せそうにないのは分かってる。
でも、それでも真琴が好きだから。真琴を勝たせてやりたいから。
負け戦を覚悟しながらもまっすぐに真琴を愛し続ける白鳥くんの男気には脱帽です。
だいたいBLでは結局幼馴染が勝つんかいENDが多いですが、どうか白鳥くんが報われる世界であってください…。
ただ鷲介にもつらい過去があり、鷲介にとっても真琴の存在があまりにも大きいのはとてもわかりました。チームのため、真琴のため、白鳥のために、身をひいた鷲介にも泣けました。
これ、受の真琴くんが優柔不断なナヨっとした子だったらきっと私はイライラしちゃってたんですが、むしろ意志が強くて切り替えが早くて真っ直ぐなところが良かったです。
ほんとにほんとに辛いけど暖かくて、どんな辛いことがある人たちもみんなこうなれたらいいのにねって思いました。
ここからは超超ネタバレなんですが、、、
自分は今のところ四肢満足で大きな怪我もしたことがないですが、時々死を考えます。
ハルトのようになった場合、同じことを考えるだろうなと思いました。
どれだけ好きな人がいて、好きな人が自分のことを考えてくれても重荷にはなりたくない。早く自分から解放されてほしいと願ってしまいます。
尊厳死の書類がお守りなのはとても納得。
最後にハルトが認知症を自覚した状態でエッセイ完結も諦めたことを明言してスイスに行った描写があったのは、尊厳ある死を選びに行った(お別れする)という描写なのでしょうか。
晃も一緒に死ぬのか。または看取る約束をしたのか。
2人の別れが確定した演出はとても辛いですが、あの年まで2人が幸せに添い遂げられたのは嬉しかったです。2人の一生を見せてくれてありがとうございました。