神作認定した著作はたくさんあるんですが、今回ばかりは高評価の理由がわからないレベルで響かなかったので正直大変驚いています。
<この評価にした理由>
・キスなりフェなり本番なり、いきなりおっぱじめるにはなんか確固たる理由がないと萎えるタイプなんですが、過去の著作には
「うーん、唐突すぎるけど まぁ絵柄キレイだし全体のストーリーが良いからいっか!」
で無理やり自分を納得させて読み進める…というのがいくつかありましたが、今回はそれが過去最大の形で該当してしまいました。
病院連れて行こうかなってぐらい具合悪い人にディープなやつかまして「ホントに効いてるのか?」はマジで意味分からんかったです。
キスに体を癒す効果があるって話してたっけ?!とページめくって確認しに行ってしまいましたよ…なるほど、「キスしないとタヒぬから」ってセリフがちゃんとあるんですね。って ぇ、それだけで?!w
それでもフェと本番はやっぱちょっとザ・BL展開過ぎて萎えました。
お礼方法なら他になんぼでもあったやろ、と。
受けが実は攻めに片想い中でフェしたかったのかな?ととりあえずは雑に我が脳を納得させましたけども。
それでも本番、もっと言うとピロートークもやっぱり意味わからんかったです。
「二人ともBLの住人だなぁ…」と。
・やっぱり横顔に近い斜め顔のパースが時々…なりますね…今回は特に気になりました。
<注意点>
・モブが数名 事故などでタヒぬので苦手な人は注意
・攻めに彼女います
・受けが素っ裸で攻め以外の人に後ろから密着されてるシーンあり
<良かった点>
・オカルト的なお話としては面白いと思います
・ちゃんと彼女に電話で言うところ
・髪を下した受けのビジュは好みドストライク、程よい筋肉もあって100点満点です
・魚がかわよ…
以上、本作は唐突な展開が苦手な方には不向きかもしれません。
読解力のなさと好みの問題から今回この評価となりましたが、上記が気にならない方は本レビューは無視して本作をお楽しみください。
絵柄が可愛い野田さんの描く子育てBLにすごく興味があり、読破。
本作は以前からずっと気にはなってたんですが、どうも試し読みの時点でリアリティに欠ける展開・設定が多かったので、かなり長い間なかなか踏み切れずにいたんです。
でも「やっぱお前赤ん坊じゃねぇよ」でまず「ふっ」となり、
→でも攻め(パパ)があまりにも天然すぎない?こんなんありえんぞ?とモヤモヤしつつも、
→「まぁいいんじゃないですか?という顔」であえなく陥落(負けた
「シンパパx売りセンボーイ」ですが、子供の父親は攻めではない可能性があるぐらいの設定ですので、潔癖の方でも比較的安心してお読みいただけるかと思います。
男性が簡単に泣くBLがあまり好きではないのですが、作中で受けが3回泣きます。
うーん、今回は許容ギリラインかなぁ。
攻めがノンケかと思ったら、ゲイセッに関する知識もちゃんとあるようで、これは明らかにヘテロフレキシブル(=ヘテロ寄りのバイ)だなぁと安心できましたし、とにかく赤ん坊があらゆる意味で100点満点でしたw
彼に全部持っていかれたw
受け攻めそれぞれの友人も良い味出してます(オチも良い!)
攻めの蕩け顔が拝めるのは技術点高いですね…体の描き方も相変わらずキレイですし、トータルで大満足です。
試し読み増量中で、1話で方言に関する考え方が自分と一緒だったのがすごく嬉しかったので読むことに決定。
3年DK同士で「不思議系わんこxキレイ系ヤンキー」、なおかつ「Z世代の博多っ子」がなにげにキーワード。
受けの見た目や考え方(明確に言わなくても察してよ系)がちょっと女っぽいのがうーん、だったけど、ちゃんと肩・腕・胸にわりとしっかり目に筋肉あったし、男女では成立しない話だし、なにより「言いたいことはっきり言わんお前」ってちゃんと言ってくれたので逆に良かったです。
キスが意外と早い段階で出てきたのでビックリ!これはこれで良いですねぇ。
<モヤった点>
今どき短ランなんておるんか…?と思ったところ、ネットでは2010年のページで「田舎ではいまだに見かける」とのこと。
最近の目撃情報は見つけられませんでした。
<注意点>
・キス止まりなのでそれ以上を求める方には不向きです
・かなりの不思議ちゃんなので「ふつーはそうはならんやろ…」的な展開(卒業間近なのに中退)がムリな人はいるかも
・他の著作よりかはわりかし王道かな?って感じなので、ベリ子さん特有の唯一無二感を求める方には不完全燃焼もありえるかも。
(私にはじゅうぶん "ベリ子さんらしさ" は感じられたのでこの満足度です)
以上、いろんなBLを見まくってきてて今さらピュアっピュアDK同士のBLにハマれるかどうか不安はありましたが、全くの無問題でした!
5話の扉絵がすごく好きです。じーんとなりました。
浴衣を着て祭りに出かけるメインCPの二人。澄人に気があるクラスメートが彼らを目撃して…という内容で、すっごい良かったです。
なにより烏姿のニビが!かわよい!もうこれだけで100点満点!
ちゃんと浴衣えいちもありますよ。
キャラの初期案や未公開扉ラフなどが収録されていますが、当初のキャラデザはだいぶ印象が違いますね。
B.Pilz 5周年記念イラストが!また烏バージョンのニビが!かわよい!(うるさい
同じく6周年記念イラストは二人でバニーボーイの恰好をしてるんですが(ベストスーツ+耳)、これまた二人ともカッコいい!
計27ページなのであっという間でしたが、たったの220円なので買わない手はないです。
本編履修済みの方はぜひに。
スピンオフ元の2作品が大好きなのに、なかなか本作に手が出せなかった理由を上巻のレビューで書きましたが、この下巻を読んでみて読む前の不安は全てふっとびました。
それぐらい素晴らしかったですし、上巻よりもスイスイ読めました。
芥さんの著作の中には合わないものもありましたが、個人的にはこの下巻では何も違和感はなかったですし、とにかく構成力がパないです。
全体としてのまとまりや、キャラたちが遭遇する出来事、今後を大きく左右する決断、それらに突き動かされる彼らの感情に圧倒され、最後まで完全にその世界に没入して読み終わることができました。
それにしても快晴ー!車内やってくれたな!ありがとう!!好き!
ヨヒラも、雨情も…みんな良い方向に変わっていくのがすんんんnごく良いです。
そしてご安心ください、ハピエンです。
私のBL人生において確実にしっかりと心に残る、唯一無二の壮大なオメガバ作品でした。
本音では一人でも多くの人に読んでもらいたいところですが、地雷やモヤモヤ要素は多いと思うので、不安な方はぜひ他のネタバレしてくださってる方々のレビューでご確認ください。
特にスピンオフ元の2作がお好きな方で私のように躊躇している方にはぜひ読んでいただきたいです。
私にとっては名作です。
本シリーズを生み出してくださって本当にありがとうございます。
いろんなレビューを読んでキツい内容だと知っていたので、なかなか読む勇気が出なかった本作ですが、とあるレビュワーさんのおかげで偶然読むキッカケができました(感謝)。
スピンオフ元の「シークレットノート」「ハイドランジア ケージ」はどちらも大好きなんですが、それ以外の著作でもその2著作でもリアリティに疑問が残る描写がちょいちょいありました。
今回はそれが一か所に色濃く出てしまった気がしましたね…。
そもそも攻めのズボンまで下ろして「挿れろ」って誘ったのは受けの方なのに 一発当たり10万せびるのはちょっとどうなの、と…。
もちろん受けが全く誘ってなくて完全にレ○プだった場合はそんな少額では済まないのでしょうが、それでもモヤりました(昨今の時事ニュースのこともありますし)。
でも四葩(ヨヒラ)がこんなに重要な役割を果たしていた、と知れただけでも読んで良かったですし、樹くんのおばあちゃん登場で一気に心が温かくなりました。
全体的に表情が冷たいとの声もありましたが、私はそこまでは思わなかったですし、名前にまつわる話と展開との結び付け方にもグッときました。
スピンオフ元で事故にまつわるカラクリは知っていましたから、心の準備ができていた分、すんなりとあの展開は受け入れられました。
5話の車内でトトキが泣いた瞬間、私の目からも自然と涙が…。
前述の不満はあれど、スピンオフ元2作を何度も読んで愛した私にとってはこの評価以外ありえませんでした。
<注意点>
・スピンオフ元のキャラが結構出てきますし、ハイドランジアCPオンリーの短編も含むので、全作を読まれた方がより深く理解できます
・攻めが既婚者なのでガチ不倫です
・Ω全般の扱いは今まで見たオメガバ作品では最悪レベルに不憫でしたので、無理な人はいると思う
てかアジ太郎ww
快晴が相変わらず快晴で安心しましたw
それにしても、ググったら左右対称の特徴を持つ一卵性双生児って実際いるんですね。
知らんかった!勉強なりました!
2023年1月3日に読破。
新年一発目で大物当ててしもうたわ…と当時は大いに驚愕したものです。
しかも7月発売なのに1月ですでにちる点1000越えてた!スンゴw
まだまだ自分の知らない名作が この世にはあるのだなぁ。byみ◯を
My神作リストの中で例えるならば「憂鬱な朝」とか「艶めく闇と溺れる光」シリーズ、「辺獄のカレンデュラ」「ラブネスト(無印/2nd)」「繋いだ恋の叶え方」とか、それくらいのレベルのトータルバランス&満足度でした。
つまり絵のキレイさ(特に攻めが美麗ー!)・ストーリー&設定・キャラデザ&性格・えr 全部良い。
さらに色の意味・秘密明かし・伏線・タイトル回収、もうカンペキでした…。
これだけでもスゴイのに、巷に溢れるオメガバの設定に独自の解釈・要素を追加なさってるので 他の追随を許さない唯一無二の作品となり、それが朔ヒロさんの美麗な絵との相乗効果で さらにすごいことになっとる(語彙力
「BL AWARD 2023 ベストコミック部門19位」受賞作品なので、納得のクオリティでした。
クリスタルについては、オーラが見える人っているって言いますよね?ああいうものかと納得しました。
とにかくもう、どちゃくそオススメです。
タイトル通りです。
「年下ワンコx兄の親友(攻めの兄に片思い中)」で、攻め(つまり弟)の片想い状態からスタート。
ケンカップルとも言えます。
さらにややこしいんですが、兄はノンケ&重度のブラコンです。
ツーブロックの受けが美しい!
(著作の「その恋、成立なるか」がお好きな方、こちらもぜひお読みください!)
しかも、適度な美しい筋肉があって体格も攻めとほぼ同じなのサイコーかよ…(拝む
見た目も派手で、いっつも柄シャツ着てるのもツボです。
いつも偉そうにして嫌味ばかり言うのに、時折見せるしおらしさに 攻めと共にギュンとなりました。
ぜひネタバレなしでお楽しみください。
<モヤった点>
・なんでバイト先に普通に客として行ったぐらいであんなに怒るのか意味がわからなかった
・なんか時々顔がすごい縦長になるのが残念です(以前の絵柄の方が好き)
でも5話の扉絵はすっごいキレイ!
<注意点>
・受けは大学受験中に攻めにDTを奪われるので、青少年健全育成条例違反ぜつゆる勢は回れ右です
・4人女性が出てきますが、内3人がややウザめに感じる人はいるかも?
・攻めが3回泣きます(本音を言えば、できれば1回ぐらいにしてほしかった)
<こんな方にオススメ>
・男らしい、ややガッチリな受けがお好みの方
・チャラそうなツーブロックが実は…に萌える方
「兄貴の友達」や「兄さんの友達」大好きだけど、これもいいなぁ~と思える作品でした。
てか馬のほねwww
結局にーちゃんに全部持ってかれた感あるw
超人気作品なのでずっと気になってました。
単話版の表紙で「この2人、絶賛両片想い中」とあり、えぇ いきなりネタバレ…と思ったけど、まぁそれはそれでって感じで受け入れました。
リーマン同士で「トラウマ持ちの黒髪ゲイxノンケわんこ」です。
<良かった点>
ちゃんとまず友情を深め合ってるのが良いし、大人気なのホントすっごい分かります。
かなり丁寧に内面描写や心の機微が描かれてるのは本当にひしひしと感じられたし、そこがすごく良かったのですが…
<モヤった点>
・2024年発売ですが キツめのツッコミで頭を殴る描写(しかも職場で&皆の前で)があり、萎えました。
もう令和なのでやめてほしいですこういうの…すごく不快でした。
・キャラが自然にその行動をしてるんじゃなくて、まず絶対に描きたいシーンがそこにあって、無理やりそれに向けてキャラを動かしているように見えてしまいました。
例えば父親のことは他人に言いたくないのに、他人の前で父親とお金の話を堂々としちゃうとこ。
「費用対効果」発言も作り過ぎ感あります。
金持ちの人の陰口を言う時にそんな言い方するかな?って思ってしまいました。
・「しっかり色々準備してんじゃん」
セフレを何度も家に呼んでたので、それはそうでしょう…と。
こういう細部のツメが甘いと「あぁそうだ、私今BLを読んでるんだ」と現実に引き戻されてしまいます。
・頻繁に横顔やそれに近い斜め顔のパースやバランスが…。
以上、たまたま私には合わなかっただけなので、上記が全く気にならない方は本レビューは完全にスルーして本作をお楽しみください。
特にリーマンBLの王道がお好きな方には合うと思います。
発売と当時にソッコー読破。
てゆーかずっとコミックス化するの待ってました。
かすみ楼シリーズ「明鳥夢恋唄」「羅城恋月夜」に次ぐ第3弾なんですが、帯の「シリーズ累計10万部突破」ってすごいですね。
表紙をご覧のとおり、「人間x龍と人間のハーフ」です。
シリーズの中では本作が一番好きなんですが、特にいろんなテイストの龍がいっぱい出てくるので龍好きにはご褒美でしかないです。
最初は攻めの目つきがあまり好みではないな…受けも見た目がちょっとだけ女の子っぽいな…と思ったんですが、読んでるうちにそんなことどぉーーーーでも良くなりました。
受けは見た目に反して意外と中身が男っぽく、しかも細マッチョなのがすごく良いです。
しかもマッパーカー!萌えー!和と洋の美しい融合ですよ皆さん…
「羅城~」でくっそイケメンの鬼さんにボクサーショーツを履かせてくださった時も、なんて心得てらっしゃる作家さんなんだ…神か…と思いましたが、今回も見事にやってくれました(拝む
(マッパーカーとはなんぞや?という方はぜひ、束原さきさんの「Powder Snow Melancholy」をご一読ください)
「ルビーレッドを噛み砕く」(BL AWARD 2023ベストコミック賞19位)の時も思いましたが、朔ヒロさんの描く世界観は非常に独創的で幻想的、なおかつ壮麗というか…もぉおとにかく美しいんですよね。
さらに家族愛も萌えも感じられるという、とんでもない高コスパ作品です。
唯一難点を挙げるとすれば、意外と早い段階でえrいことしちゃうぐらい。
(できればもうちょっと後にやってほしかった)
以上、本作も上記に挙げた作品もすべて、ものすごくオススメです。