「ハッピープリズンキングダム」の表紙を拝見して その美しさに惹かれ、まずはこちらを読破。
↑の試し読みもしてたので、なんとなく作風(ぶっ飛んだ世界観+ギャグ)は理解したつもりでした。
もともとギャグBL大好き民なんですが、本作は以下の理由から 受け入れるのがかなり難しかったです。
・BLアイドルが大流行りした日本、という架空の設定はまだ受け入れられました。
でもその細部がいろいろと人権、コンプラ等々ガン無視の内容で無理でした。
仕事でコンビを組ませてセッさせる作品として某有名BL漫画を連想したんですけど、あちらはある程度納得できたのになぜだ…
・↑にも関連するんですが、2023年発売なのにセクハラ&アルハラが業界全体で許容されている世界
本人がガチで嫌がってるのがいたたまれなかったです…
・こじつけ&ご都合展開が多すぎる気がした
一番モヤったのは「知らない間にポリネシアンセックスの流れになってた」という箇所。
P.S.の5日間でやる内容は作中と全然違います…「視聴者にそう勘違いさせた」という意味合いでもなさそうだし…
「エロい車」というワードチョイスもなんですが、作者さんが絶対入れたい描写&単語、という目的に向かってキャラが無理やり動かされてる感じがしました。
・「男の子の日」で笑えなかったり、全体的にギャグBLとして微妙だった
(これは完全に私個人の好みの問題です)
<良かった点>
・最初のセッもお風呂えいちも、2人の感情が伝わってきてすごく良かった
・受けの気持ちが変化する様子が丁寧に描かれていた
・攻めの残念キャラ、「拙者」、肩に乗る秘書など、特に元ネタが分かる箇所はわりと楽しめた
作者さんの持つ独特のセンスも(一部は)好きになれました。
<注意点>
ギャグBLに "ある程度の" リアリティを求める方には完全に不向きです
「キスしていいか」x2回も意思表示キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
しかも旺介が沙弥さんに恋愛相談してて、沙弥さんめっちゃダメージ受けててオモロイw
ハニーさんにも聞いてもらっとるw
(でもこの衣装、いったいどっからどこまでが肌露出部分なんでしょう?)
悩んでる表情とかの描き分けが素晴らしいと思います。
絵がほんっとーーーに美しいです。
橋姫の登場でまさか横恋慕?と思ったけど、彼女のおかげで嫉妬心にも気づき、さらにとうとう告白もきましたね!
やっと納得のいく展開になってきました。
…って思っとったら両想いキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ここまで見守ってきて本当に良かった…感無量です。
私みたいに「1巻そこまでハマらなかったけど続きが気になる!」って方はとりあえず5巻まで頑張ってみてほしいです。
てゆーかシフォンケーキとか作っちゃう人なんだ?店長さん…(すき
<モヤった点>
・「人間が残した意思が怪異に育つにはそれなりの時間がかかる」
オカルト好きとしては、初めて聞いた説なので「ホンマかー?」とはなりました。
幽霊・生霊の霊障・怪異は時間差ゼロでいくらでも起こるので…おそらく妖怪・化け物に関してのみの記述なのでしょう。
土地神が蝶を生きたまま食べてたシーンも、同様の違和感がありました。
・前も書いたけど、旺介と兄の区別が時々つかなくなるw
なぜ全く同じ髪型・髪色にしたんですかw
因習村の氏神問題を解決していく際に、鷹雅と天の過去がほん~の少しだけ描かれます。
やっぱこちらも幼少期なのね。気になる!
てゆーか鷹雅、幼稚園の先生なの?w
あのバーみたいな場所は実家?w それともバーテンとの兼任だったらすごい…
今回良かった点は二つ:
①店長のポテンシャルを匂わせる描写。
そして店長のシャツがクラゲ柄w
公園のベンチでネコにまみれとるw そのシャツ、マタタビ成分でも含有しとるん?w
②座敷童の話がハートフルで良かった。
これに尽きます。可愛い。癒し。
てか、ラストキスするのかこれはー!?それとも角度でそう見えるだけ?!
仕事だから仕方ないとはいえ、このシリーズ中 今までで一番続きが気になるー!
本作は1~3巻よりも比較的スラスラと読めました。
まさか過去に会ってたとは!
旺介6歳&虹生9歳のビジュが可愛い。
しかもやっとBLらしい感情&描写がお目にかかれた記念すべき巻ではあるんですが、やっぱちょっとあのキスの唐突感は否めなかったな…
でも佐久間くん&ハニーさん&虹生のやり取りがオモロかったのでこの評価としました。
今後の展開も気になります。
<その他 良かった点>
・鷹雅がバーテンなのは意外!
やっぱりもっと脇CPの過去が知りたいですね。
・佐久間一郎くん可愛いw 名前がキラキラしてなくてよろしい(なぜに上から
・「ええやん」でわろた
・鏡を引き取った相手があのメリーさんを受け入れたマダムなの「分かってらっしゃる!」と嬉しくなりました。
呪物収集家なのかな。
<モヤった点>
・弟を心身ともに縛り付けようとする兄と姉、いくら弟を怪異から守るためでも、ちゃんと働いて自立してるのに呼び戻すのはやりすぎかなぁと。
一生そうやって3人で暮らしていくつもり?と思ってしまいました。それは果たして愛と呼べるのかな?と。
・作画、やっぱりところどころ肩幅や頭身が…(特に10話、横向きの時)
兄と旺介の髪型&髪色も全く同じです…なぜだ…
・ガキを「餓鬼」と表記してしまっては全く別の意味になります…事前に意味は調べてほしかった。
ここは間違えてほしくなかったな…オカルト好きとしては受け入れられないです。
・土地神が虹生に執着する理由も、怒った理由もさっぱり分からない
・旺介が泣いた瞬間「あ~…BLあるあるキタ…まじ要らん」と思ってしまいました。
男性が女性みたいに簡単に泣いてしまう描写があまり好きではないので。
BLっぽいところは出てきました!
お互いがやっと意識し始めた感じしますね。
虹生のとびっきりの笑顔まで見れたのでヨシとします(何様?
メリーさんも結果 幸せそうで良かったし、ここだけはオカルト好きとして大いに納得の展開でした。
キツネも可愛い!
カーチェイス的なコミカルなシーンもホッコリ(?)できて良かった。
「土地神」というキーワードが気になるので3巻も読むかもです。
<モヤった点>
・アップの時は特に、虹生と天の区別がつかない。
なんであんなそっくりな顔つき&髪型にしちゃったんですか…せめて髪色変えるとか…
同様に旺介と鷹雅の髪型と髪色もほぼ同じです。違うのは目の大きさとメガネ・傷の有無だけ。
・小説家の霊が不動産屋の顧客になって店長が「儲かる」と喜んでいる点
1巻のレビューにも書きましたが、物件を紹介したとして、霊体に紹介料は払えませんよね…?
なぜ喜ぶのか?
・作画に関しては1巻にも書きましたが、今回新たに「ところどころ肩幅や体格がおかしい」が加わりました。
(8話)
<その他 好きな点>
・「なんか嫌」でわろた
・やるときゃやってくれる店長が好き。チェリー柄のシャツも好き。
・虹生の上半身マッパ&タトゥーが拝めます(拝んだ
<注意点>
・1巻で触れられた、ストーカー女が虹生にガンガンきます
・脇カプ出てきます。
苦手な人はいるでしょうが、私としてはこちらの過去の方がメインCPより気になるー!
1巻が8/20まで無料なので読破。
これ「月刊少年シリウス」という少年漫画ではあるけど、一応電書サイトでもBLジャンル扱いなんですね。
絵柄から勝手に少女漫画かと思ってました。
「いつも不機嫌で寡黙・無表情なヤンキー(風)&オドオドした黒髪(高校卒業直後)」で掛け算前後不明。
主人公たちに見えるのは幽霊ではなく(あ、トイレの花子さんと座敷童は幽霊か)、俗に言う「化け物」とか「妖怪」。
ピーの鬼太郎に出てきそうな雪女とか、河童とかそーゆーの。
<モヤった点>
・作中で何度も「怪異」と読んでたけど、このワードチョイスもモヤる…微妙に日本語が合ってない。
確かに化け物の意味も含まれるけど、もともとは「現象そのもの」を指す言葉なので。
・「彼らと人が共存する世界(でも人間の大半は気付いてない)」なのはいいんですが、それ以外がオカルト好きとしてはツッコミどころ満載で。
それらも含めて「そういうファンタジーなんだ」と無理やり理解すればいいんでしょうが、私は変に知識が邪魔をして無理でした。
転居先を紹介すると言っても、家賃収入は全く見込めないわけですよね?
そんな部屋を「どうぞどうぞ」と明け渡してくれる家主がいるのかな?
それともお化けと一緒に住んでもいいよ、という住人を見つける、という意味なのかな?
・仕事としてのキスも唐突で、それで赤い部屋が退去?できたのも説明がない。
なぜ血を口移ししただけでアレが退治できたんだ…?
BLでも非BLでもいいけど、やっぱりオカルトのことを少しでも理解してる作家さんの作品が読みたいです。
・絵柄はすごくキレイなんですが、横顔に近い角度の斜め顔のパースがしょっちゅう…れます。
・一番モヤったのは、いっちばん最初にちゃんとタイトル:「noisy roommate=厄介な同居人」である説明がされてないとこ。
比喩的な意味の方しか書かれてない。そこ(直訳の意味)が一番重要じゃないですか。
以上、絵柄や二人の関係性はすごく好きなのでこの評価としました。
今後ちゃんとBLになるのなら、続きも読むかもしれません。
でも座敷童が可愛いのが良かった~ 癒される…
映画部シリーズは全部神評価してきましたが、本作は読み手を選ぶ作品と聞いてたので、なかなか読む気にはなれませんでした。
でも試し読みしてみたら、あら?結構最近の絵柄だ!
しかも結構コミカルな内容だ!読めるかも?とポチリ。
読みだしたら止まらなかったです。さすがだ…コミカルとシリアスのバランスが良い。
しかも各話読み終わるたびに「えっ?もう○話終わりまで読んだん私?」ってなるのホントすごい。
最初から最後までスルッスル読めます。
お互い絵の道を目指すDK同士~>社会人「平凡x美人」。
「言った方は忘れてる」これが本作のキーワードです。
そうか、片方の話じゃないんだ…
コマ割り・構図・モノローグ、etc. さすがとしか言いようがないです。
やっぱりじゃのめさんだ。大満足です。
<モヤった点>
そもそもBLあるあるではあるんですが、そんなリスク犯してまで学校でヤるか…?と。
せめて鍵ぐらいは確認して…いつ誰が入って来るか分からないんだから…
これが「抱き合ってキス」ぐらいだったら納得できたのにな…
<注意点>
・攻めがイケメンじゃなくてガッカリするかも?
(表紙や試し読み部分、カラー扉絵の浴衣姿の美しさを期待してると特に…)
特に髪型が猛烈にダサいです。容赦なく。
・受けはずっとじゃないけど、女装します
・イジメ描写が想像よりはるかにキッツイ
・受けの裏切りも結構ひどい
・お互い「好き」と明確に意思表示してほしい層はモヤるかも?
でもラストー!漱石ー!
でもその後は納得のいく展開でハピエンでした。
私のように映画部シリーズは大好きだけど、本作はなかなか手が出せないでいる方へ:ぜひ試し読みしてみてほしいです。
髪くくった攻めが誰かに似てると思ったら、男子めしの晶!
あとデッサン教室の先生がシルバーイケオジー!(拝む
「おまえと恋なんか絶対ない」で著者を知り、他にも読みたくてこちらにたどり着きました。
「溺愛スリーピングボイス」がビックリするぐらいハマらなかったので不安もありましたが、好きな関係性なのでポチリ。
DK同士で幼馴染同士の「陽キャx陰キャ」。
どう見ても両片思いなのに、想いを伝える前になぜかセフレから始まっちゃう…というやつ。
攻めの艶ぼくろが色っぽい!どよんとした目つきがイイ!
すごく良かったんですが、以下が気になりました:
・受けが平凡設定の割には、かなり可愛い顔をしているので説得力がなかった
茶髪だからってのもあるかもしれない(たとえ地毛でも、やっぱり陰キャに茶髪というイメージがない)
・受けが気絶してる間に攻めがお風呂に入れてあげるという、リアリティのなさ
介護職でも2名以上で入浴介助を行うのが基本なのに…
・ナマでヤるのは受けだけでなく攻めにも感染症などのリスクがあるので、本当に相手を愛してるのか?と思った
・多分これが低評価の一番の原因でしょうね…元カノ?の存在
女の方は元カノと思ってるけど、攻め的にはセフレだった。
キスは受けに見せつけて焦らせるためなのかな?そのおかげでやっと受けは攻めへの恋心に気付けた!と理解すればセーフなんですが…
かなりヤる描写が赤裸々なので萎えたというか。
正直、このモヤモヤさえなければ☆5にしてましたが、全体的には本当に良かったです。大満足。
あと、彼らの友人2人がかなり好きです!
脇カプとかじゃなくて、この後も純粋に4人で、いや5人で友情を育むんだろうなぁ~とホッコリできたので、読後感もイイ!
<注意点>
・かなりイヤな女(複数)が攻めにガンガン来ます
・攻めとそのうちの一人との絡みシーンあり(キス&フェ&正常位)
・攻めがモブ女性たちにキャー2言われます
大好きな作家さんで、既読分の「兄貴の友達」も本作の1~3巻も ずーーーっと神評価にしてきました。
でもこの巻は以下の理由からムリでした…ゴメンナサイ。正直 自分でも驚いてます。
・この巻に限らないんですが、
①天城不安になる→②高良がその不安を解消してあげて溺愛→①に戻る
の繰り返しです。
3巻まではそれでもかなり楽しめたんですが、さすがにここまでずっと同じ展開が続くと食傷気味に。
完全に萎えて、熱が冷めてしまいました。
・特に前半はシーンがブツ切りで感情移入しにくい
キュン場面を無理やり不自然に集めた感じがします。
・進展もしないし、結局天城が「触る」を勘違いしたままという点
高2ですよね…?鈍感すぎるし、ちゃんと話し合ってほしいです。無理やり引き延ばした感が…
・一番モヤったのは、高良が女生徒と普通に絡んでて傍から見ると痴話ゲンカ。
高良にはぜひ、逆の立場になって天城の気持ちを考えてみてほしいです。2巻で
天「ベタベタさせんのやめたら?」→高「はい わかりました」って言ってたのは一体なんだったんだ…
・天城がだんだん女の子っぽくなり、以前よりもっとイジイジウジウジしてる気がします。
どうも「作られた感」が否めないというか、わざわざ駅まで来たのに帰るとか…
田中が口悪いけど正論すぎるし、あれで田中がもっと好きになりました。
香取が大好きなので、彼には本当に救われました。
香取&瀬川エピもイイけど、☆1にしなかったのは本当に彼のおかげです。
「評価だけでレビューはしない」という選択肢も考えましたが、いろんなサイトを見渡してみて「4巻から無理だった」という意見がなかったため、少しでも購入を迷ってる方の参考になればと思い、こうしてレビューを残すことにしました。
<注意点>
シリーズ全体に言えることですが、Pi○ivやキトラ公式ボイコミで無料でほぼ全部読める内容の割には価格がかなり高めなので、どうしても描き下ろし分が読みたい方、なおかつお布施の気持ちでドーンと買える方向けですね。
2023年8月に読破。
「ララの結婚」があまりにも有名な ためこうさん著作ですが、私には「ララ~」はあまり刺さらず、こちらの方が断然ガツンと来ました。
映画一本見終わったような満足感。
さすがBL AWARD 2017 BEST コミック 16位&1800点越え作品ですね。
「高2の弟×売りセンしてる兄」でヤンデレ・こじらせ・執着・闇 etc. の要素を含みます。
実兄弟は地雷な方が多いでしょうが、読後すぐにもう一度読み返したくなるようなラストでした…。
ここまで言えばもうネタバレに近いですが、残りわずか10ページでの大どんでん返しのオチが素晴らしい。
ほん~とゾクゾクした。
ありきたりと言えばありきたりかもなんだけど、それでもすごくおすすめです。
ヤンデレの鑑のような弟だなぁ。
書いてくださってる方いらっしゃいますが(感謝です)、「泥中の蓮」は「汚れた環境でも清らかさを保つ人」だそうです。
読後はその真の意味をじっくりと考えることになりました。
私のように「ララ~」が合わなかった方、こちらなら合うかもしれませんよ?
それにララは8巻まで出てて現在もなお続いてるので、1冊で済むこちらなら "お値段的には" 比較的気軽に読めます。
<注意点>
・モブx受けの本番アリ
・攻めx女性(受けの代わりに見立てて)の本番あり
(しかもそれでDT喪失)