がっつりネタバレです。
知りたくない方はご注意を!
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待ちに待った2巻です!前巻ではすでに、左右田くん、組長、若頭とモテまくりの花井さんでしたが、今回はさらにその魅力にとらわれたオッサンが登場します。
花井さんのモテ指数、限界突破してます。
組織に花井さんがいると、もれなく惚れる男が出てくるので要警戒レベル笑
本人が色気の塊だからしょうがないのか?!
花井さんにセクハラまがいの絡みをしてくるオッサン、松永は警察側の人間。
まあ花井さんの上司っぽい人なのですが、ただよう嫌エリート臭といい、じっとり冷たい変態感といい、左右田氏と素敵な対比になってます。
しかも松永、花井さんと昔から知り合いのようで…?お兄ちゃんって呼ばれてたらしく…?呼び方がなんかいやらしくね?
というわけで、松永×花井の過去妄想が非常にはかどります。
若頭とかはお笑い要員感もあったのですが、オッサンの花井さんへのガチ執着はマジレベチ。根深いものが絶対ある。
左右田くんもたしかに執着してるんだけど、風通しの良さとか、花井さんへのリスペクトが違うんだよな…
やはり左右田は良い男だ!
ということで、オッサンの登場により、ピュアな主人公をより応援したくなりました。
(でも松永と花井さんの過去絡みも見たいオッサンスキー)
全体的に薄いです。昭和のお話なのでエチも不足しています。軽く読めるのはいいですが、死オチですし、攻めの彼女とのエロシーンもあり、ちょっと地雷でした。
この時代はこれが限界だったと思うしかなく…
攻めのハーフ設定や家庭環境など、設定もあんまり活かされていない感じ。
うわべを流れていき、個々のエピソードに共感できないです。
行き当たりばったりに設定をぶち込んでるためでしょうか…
私的に最も地雷だったのが攻めの彼女でした。作品によっては彼女がいてもOKなのですが、これはNG。
攻めは受けと関係を持ってもズルズル彼女とエッチしてるし、なにより彼氏がいながら別の男との恋愛を推奨しているのが理解不能。攻めも彼女も、やれさえすればそれでいいのかっ!
誰にも感情移入せぬまま、受けが唐突に亡くなってENDでした。
普段、マンガのレビューはあまりしないのですが、スティグマタは神すぎたので書かずにはいられませんでした。
神ポイントは、何と言ってもストーリー、萌え共に無駄がないところでしょうか。
キャラの練り具合が完璧なので、すっと入り込めます。こういう刑事モノ、むかし見たような?という謎の安心感。
この静かな安心感が、ずっと続きます。
大人しいトーンの話は盛り上がりに欠けることもありますが、高橋先生に関しては心配ご無用!
エチがありすぎず、なさすぎずのバランスからして、もう神です(紙の下巻では朝子くんのtnk大映しですが.....!)
攻めの黒岩さんがとにかく寡黙紳士で優しいので、疲れた心に沁みます。
受けの朝子くんも、気弱ながら信念を持って仕事してるし、性格が良いから素直に応援したくなる!
そして涼感のある独特の絵のタッチ。もはや画集です。
ストーリー重視や個性的なBLを求めている方は、ぜひ!