レビューはまとめてこちらに。
孤島の男子校に入学した神木は、入居予定の部屋が使えなくなった事から憧れの玉木先輩と一緒の部屋に。まさかの玉木先輩の告白を信じられない神木と、裏で蠢く何やら不穏な島の秘密…。
1巻は序章な感じで、玉木先輩?鬼??と謎が深まったまま終わってしまう〜。
いつもシュールで切なさもある重い実先生の作品。神木のズボンを握って倒れてるバケモノ…可愛いじゃないか〜。
2巻ではバケモノとの激しいセッが!次第に明かされていく島と先輩の抱える真実⋯。
3巻では大好きな玉木先輩が完全にまさかのバケモノに。
喋れず何もわからないようなのに食べ物を運んできたり庇ってくれたり、神木には優しいのが泣ける。
そして先輩にちゃんと好きって言えなかった、神木の後悔がまた切なくて⋯。もう会えないのか?って胸が締めつけられた。
玉木先輩と神木に託された大きな使命、2人が体を張って守ってくれたおかげで世界はぶっ壊れずに済んだ。そして玉木様は第3形態へと進化し、神木様と千年の時を共に生きるのです。
めちゃめちゃ壮大なファンタジーラブロマンスじゃないか〜!
個人誌の電子書籍版という事でページ数の割にお値段が高いのだけれど、配信で読めたという事がまず嬉しいし、重い実先生ほんと大好きです!!
白抜きすごいので(ライトセーバー撲滅委員会活動中w)同人版も読んでみたい〜。
高校生の要は数学教師の名取が気になり、遠くから彼を見つめて視線の先を辿っているうちに名取がゲイだと気づいてしまう。ゲイ同士という秘密を共有し距離が縮まる2人。
どんどん名取を好きになるけど、でも生徒は対象外だからと釘を刺されてしまう要。それでも切なくても先生を好きなのは変わらなくて。
タイトルそのものの想いは要だけでなく名取も同じで、2人がお互いを想うピュアで真っ直ぐな気持ちがすごく素敵。
要を守るためちゃんと卒業まで待つ名取ちゃんのカッコ良さよ。誠実で可愛くてほっこりする、めちゃめちゃ応援したくなる2人だった。
卒業後にやっとエチできた時には、お母さん泣きながら拍手だったよ〜。
ちょっと投げやりで乱れた日々を過ごしてた高校生の早川が、秘密の居場所の屋上で出会った紺野。
カメラが好きな紺ちゃんの被写体に向ける視線は真っ直ぐだ。好きだった音楽を手放した苦しさを抱えている早川には、その揺らぎのなさが眩しくて⋯。
怖くて一方的に離れてしまった早川だけど、3年後にバンドマンとカメラマンとして再会してしまうのは運命なのかな。
無理やり蓋をした想いがまた溢れ出して、今度は逃げずに正面からぶつかる2人。3年越しの告白やり直しと想いの成就がたまらない〜!
動じないイケメン紺ちゃんと、ヤル気いっぱいな早川くんがもう可愛くて。学生の頃の思春期真っ只中の悩みから、少し大人になった2人の本当の自分を見せ合って一緒に過ごしていく関係がとても良き!!
1つ年上の幼馴染環の事がずっと大切な存在の志井。小、中、高卒業しても環を追いかけて傍にいたくて。好きって気持ちに違いはあるの?ぎゅーとちゅーは特別なの?環の涙を見た日から少しずつ変わっていく二人の仲⋯。
心も体も近くて遠い、なかなか触れる事のできない距離のもどかしさ。でもお互いにとても特別な存在で。
環の潔癖なまでの頑なさの理由が切なかったし、強引にでも本音に触れていく志井がきっとこれからを変えてくれるはず。
環の母が生理的に受け付けられなくてまず子供のいるところで男とヤッてるのが信じられないし、成長した息子を男として見るのとか気持ち悪すぎる。母より女が前面に出ててゾッとする。
早くこの呪縛から逃れて環にはもっと楽に生きて欲しい。志井と幸せになって貰いたいけど、この先どうなるのか⋯あぁなぜ途中で止まったままなのでしょう?続きを読める日は来るのでしょうか??
深刻な電気不足の近未来。感情を電力に還元できるフィラメントとフィラメントのエネルギーを管理調整できるアンカー。新たな設定の電子バースが斬新!
フィラメントカグヤのエネルギー源はセッの快楽という事で先生や同級生とヤリまくりなのだけど、クソビッチでエロ可愛くて最高!
アンカーの資質があり電気係としてカグヤのお世話をする事になるサネヨシの、一途で誠実なところと巨根絶倫のポテンシャルもたまらない〜。
街を救うため体を張ってセッに励む訳だけど、体だけじゃなく気持ちでも惹かれ合って、やってる事はすごいのにめっちゃピュア!
カグヤの素直になれないとこも、直球ストレートのサネヨシの忠犬ぶりもとても可愛くていじらしい。煌めいてます。眩しいです!!
私は電子で読んだけど同人の方で連載中だそうなので、商業で続きを読めるのはいつかなぁ。(3巻出たばかりだし)波乱の予感な終わり方でめっちゃ気になります!
⋯と呟いていたら次第先生から次回の秋庭で4巻が出るので、商業もその頃には次の発売予定がわかるかも⋯と、お返事をいただいた。ありがとうございます(泣)
紙のご本はとても美しいそうなので、商業待たずにお庭で4巻ゲットしたいと思います!!
ある日突然獣人たちの異世界に入ってしまった人間の善。そこではDomとSubの二次性も存在し、助けて貰ったDomのアルとの出会いで善は初めてSubとして目覚めてしまい⋯。
グレアが強すぎて仮面で眼差しを隠しているアルが、孤独で美しくてミステリアスな魅力。
相手を脅かしてしまうので人との関わりを避けてきたけど、善だけはアルの強すぎるグレアにも臆せず傍にいられて。
DomとSubという関係以上に本質で惹かれ合っていく二人が愛おしい〜!明るく素直な善と溺愛スパダリなアルが、とにかく可愛くて甘々でたまらん。
最近読んだDom/Subものの中でもダントツに良かった!
「頭ち◯こになる」は上半期の名言大賞をあげたい!!
ヤクザの下っ端まがいの仕事をしている柏木は、ある日幹部のタツミにニューハーフバーに連れて行かれる。ステージにいたタツミのお気に入りメイは、柏木が高校時代にいじめていた鯉川だった!
クスリの売り上げをピンハネしていたのを密告され半殺しになった柏木は、鯉川の奴隷として従う事になり⋯。
作中にも出てくる、ホモフォビアが実は同性愛者っていうのはありがちな事。
鯉川は昔酷い扱いを受けていたのに、それでも柏木への忘れられない想いがあって。
柏木もやっと自分の本当の気持ちに気づいて自然に寄り添っていく二人の関係が、長い間縺れて絡み合っていた糸がスルスルと解けていくようで心地良かった。
遠回りした末に辿り着いた二人の居場所が、とても幸せな世界で嬉しくなった。