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切なくて甘くて胸キュン

今作は前作の『監禁メタモルフォーゼ』の受の和人を監禁したマーセルが攻になったお話。また、和人にちょっかいだしに来たマーセルがたまたま和人に横恋慕しに来ていた陽介の匂いに惹きつけられて無理矢理襲ったことから始まる。
なんやかんやあってマーセルに気に入られる陽介。マーセルと別荘の行ってエッチした夜、マーセルが狼になった姿を目撃してしまう。正体を知られたマーセルは陽介を突き放す。狼人間には正体を知られたら、殺さなくてはならないという掟があり陽介を殺したくないマーセルは気付かないふりして陽介を突き放したのだ。突き放されて、マーセルを好きだと自覚する陽介。同時に失恋した事も自覚する。
マーセルを忘れたくて勉強に打ち込んでいた陽介の元にある時、和人からマーセルがうちにきてるという電話がかかってくる。マーセルから和人を守るために急いで和人の元に駆けつける陽介。
だが、マーセルに目にした瞬間、たまらなくなった陽介は泣き叫びながら盛大な愛の告白をするのだった。そのままマーセルのマンションにお持ち帰りされる陽介。掟には例外もあり正体を知った相手が永遠の愛を誓ってくれるなら、殺さなくてもいい。二人は永遠の愛を誓ってラブラブハッピーエンド。

もう、16年前の小説だけど琴線に触れたらしく今でもお気に入り。
受の陽介がめっちゃ可愛いくて超好き。攻めのマーセルも色気ムンムンで素敵な攻だった。王道なんだけどそこが良い。昔の作品だから今は王道じゃないかもだけど…。
水島忍先生が書く可愛い受けとカッコいい攻め様が今でも大好き。番外編も水島先生のHPで読めるんだけど甘々で面白かった。また、この二人に会いたいな。

智祐の逆ハーレムエンド

公務員の仕事が上手くいかなかった智祐がホストクラブのオーナーとして大成出来て良かった。ホスト達にめちゃめちゃにされて固い自分から解放された結果、智祐は一皮剥ける事ができたのかな。方法が荒療治だけど…。爽やかなラストも印象的だった。
三人の男達を手玉に取った智祐はこれからラブラブハッピーな日常が続きそう。でも、三人ともホストだから昔の恋人とか出てきて一波乱あったりして(笑)キャラとして隆弥が好きだけど、指名するなら貴宮だな。てか、タイトル小っ恥ずかしいな。西野先生初読だけど面白くて大満足。他の西野先生の作品も読みたくなった。