比谷先生の可愛らしい絵が大好きで作者買いしましたが、キュッッと胸が苦しくなるシーンや大学生らしい触れ合いにニコニコしてしまうシーン、さらにキュンキュンドキドキするシーンと1冊で色んな感情が生まれて大好きな作品になりました!!
大学生になったばかりの狼獣人と人のミックス昴と、同級生で人間の恭弥のお話です。
匂いに敏感な昴は人混みが苦手で気分が悪くなっていましたが、恭弥に助けて貰います。今まで嗅いだことのない匂いに、彼が物語に出てきた『運命の人』だと確信ますが…。
恭弥のことを好きだという気持ちを抑えながら感情の昂りで出てしまう狼の耳を隠して、本当の事を言えずにあくまで人間として恭弥とセフレとして付き合っていこうとする昴がとっても見ていて切なかったです。
恭弥自身の小さい頃のトラウマもけっして軽いものではなく、獣人を嫌ってしまう気持ちもわかるなぁと思いました泣
友達としての楽しい時間がじっくり描かれていたので余計拗れてしまってからの2人が切なく見えました。
恭弥が昴を理解しようと一歩乗り出してくれたところがとてもかっこよかったです。
獣人姿で隠しごとなしにする2人のえっち可愛いすぎました♡
コミコミさんリーフレット、有償小冊子共にえち可愛い感じでした♡
紙白塗り
YESかNOか半分か番外編、アナウンサー竜起とADの新キャラ、深(なっちゃん)のお話です。
バラエティ番組「ゴーゴー」のADである深には陶酔している憧れのプロデューサー栄さんがいます。全てワンマン、人遣いも荒い栄さんで周りの不満もヘイトも集まっている中、深だけは常にその後ろを追いかけ彼が望む事を読み取り応えようとしています。栄の横顔さえ見れれば、この人の隣で彼を支えるADとして「ゴーゴー」を作って行けたら。
そんな深に、夜のニュース番組のフロアとして働く打診が出ます。自分にやれる事はなんでもやるというスタンスの深は、そこでアナウンサー竜起と出会い…。
番外編も読めば読むほどジワジワジワジワ良さが広がっていきました!
底抜けにまっすぐで真正面から懐に潜り込んで来ようとする竜起と、栄への憧れと過去のトラウマを持ちながら今まで栄の後ばかり追っていた深が竜起に感化されて自分の道を進んでいく姿。
正直、途中栄さんに呼び出されてセフレ??とばったり(だけど慣れてる深)といったシチュエーションには深が栄さんに憧れ以上のものを抱いているように私も思っていたので不憫すぎるだろ〜!と可哀想になってしまいましたが…。
地雷な人もいるんじゃないでしょうか。
今までどんなことにも自信に満ち溢れていて、たくさんの人に囲まれて何でも手に入ってきた人生イージーモード竜起が、栄の方ばかり見る深では我慢できず全部の眼差しを自分に向けて欲しいと願ってしまう辺りから、もー良すぎて良すぎて!!
竜起のプレゼントもまさかのサプライズで、さらに告白の言葉もにやけが止まりませんでした!!あ〜本当ににやけちゃう!!
完結おめでとうございます!
そして番外編決定おめでとうございます!!
まず表紙のクロとルカの満面の笑顔が素晴らしい。この笑顔が全てを物語っているといってもいい、読んでいて何度も心が震えてくる作品でした。紙本は200pを超える分厚さでとても読み応えのある内容です。
物語は大きく2つにわかれています。
ノアの過去編、ルカの出産編。
どちらも心揺さぶられました泣
もし今から読まれるのであれば、1巻2巻を読んでから読んで欲しいです。
自分が産まれた事自体が間違いだと思っていたノア。彼の過去も壮絶で一言では語れない物語がありました。全てが解る存在だったが故に味わう寂しさ、寂しさを埋める目的だったウェレの創造、初めての恋、大切な人の喪失。ウェレが居なくなってしまった事実は変わらないけれど、今たくさんの人々が笑って暮らしているのは全てノアとウェレがいたからで…。それに気づかせてくれたルカの言葉一つ一つが胸に沁みて涙が流れました。痛みは神も人も同じように感じると言えて、自分自身も同じように「正解」であろうとしたルカだからこそわかってあげられるノアの寂しさ、苦しみ、悲しみだったと思います。ノアとウェレから始まった人の連鎖が温かい光をと笑顔をうみだしている事が、ノア自身にもようやく伝わって良かったです泣
また、ルカの出産はとてもリアリティがあって…。人を産むという事は決して簡単な事ではなく、命懸けの大仕事で、そしてたくさんの人に支えられて行われる事なんだなと思いました。クロはもちろん、ノア、トト、ケイ、ユナ…神と人が手を取り合い次の新しい命へ繋げていく事の素晴らしさを感じました。
ルカを支えるクロが、ハルが産まれる前からちゃんと父親の顔でとてもかっこよかったです!
お話全体にウェレを感じる思い出や1巻、2巻でクロがルカに対して感じていた歯がゆさがあちらこちらに散りばめられていて、そのどれもが無駄じゃなく今の彼らを象っていて……。個人的にはルカが大きなパンを選ぶ事ができた所グッときました。
彼らのお話はここで終わりですが、遠い遠い昔、神さまと人間が一緒に暮らしていた頃にもしかしたらこんな2人がいて脈々と命が受け継がれて今があるのかも……と思いを馳せたくなる、そんな作品でした。
全3巻を通して『命』『愛』を伝えてくれる壮大な物語でした!!
最初っから甘々モードです!孝宏も奏多も喧嘩とかするのかな??って思うぐらい相手の事を大好きなCPですよね……!はぁ〜尊
今回は先輩井波さんのライブに駆り出される事になった奏多。井波さんと奏多が似ている波長で1人寂しく思う孝宏ですが、開催されたライブで自分がこれから奏多とどうしていきたいのか、彼の中で確かな気持ちが生まれてきます。音楽パート、キラッキラ勢いもあってかっこよかったです!
そして、全そそひゃく読者民が待っていただろうテスト明けの『初エッチ』!!!
もう、あのあの。語彙力無くなる尊さがいっぱいで。。。二人の興奮と恥ずかしさと、相手を思いやり労りながらの、初めて……。
奏多は可愛いし、孝宏も必死な顔が可愛いし。
最高でした……泣
宮田先生にDKの初めてを描かせたら右に出るものは居ないんじゃないでしょうか!?こんなにキラキラ眩しい時間があるんだ…って多幸感でいっぱいになるシーンでした!!
その後の奏多嫉妬回もまたまた堪らなく胸がきゅーん!!!と甘酸っぱすぎて頭抱えました。孝宏が満面の笑みで笑うコマがあるのですが、この笑顔作ってるの奏多だよぉぉぉぉ!!君がいるからこの笑顔があるんだよぉぉ!!!と壁(私)は必死に叫んでおりました。
尊さMAXの3巻です。最高でした!!!(語彙力消失)
アンソロジーが大好き、ファンタジーも大好きなので飛びついたこちらの作品。
はじめましての作家先生ばかりでしたが、原作が短編の小説からのコミカライズ版のようでストーリーもしっかりしていてどの作品も面白かったです!
どの作品も基本的には転生して新しい人生(たまに人外笑笑)を送っていますが、みんな可愛い受けくんに転生してくれてます(いいね!!)
特に面白かったのは、もちた先生の
『犬に転生したけど今日も元気です』です笑笑
タイトルからラノベ調なのですが、文字通り犬に転生したカントくんが人間だった時の知恵を駆使して王子様に取り入ろうと頑張るお話で可愛くて癒されました♡
どの作品もが短いながらもハピエンで終わるラストでとても可愛いです!
2024年末に発売されたこちら!
表紙の黒……からも伝わるように闇闇闇!!
とってもダークで救いのない話でした。
読む人によってはもしかしたら解釈が変わるのかもしれませんが、タイトルに唸る作品です。
全寮制の中学の同級生だったKと坂滝。
こんな事はおかしいと最初は思っていた坂滝ですが、オナニー管理から始まり、射精管理、排泄管理……と生きる上での全ての事をKに管理される生活を送るようになります。
そこで起きた『Kの自殺』
坂滝はあくまでKは自殺であり、自分は何もしていないと否定しますが……。
次第に明かされていくKと坂滝の関係には、尋常ではない2人の関係性とお互いへの強い執着を感じました。人によってはメリバ、バッドエンド、はたまたハピエン……と感じる方もいるかもしれません。
タイトルにある『支配者』とは果たして誰を指すのか。読者に判断を委ねるエンドで、嫌いじゃないな〜と思いました!
血や拘束具、貞操帯などがしっかり描かれているので苦手な方は注意が必要です。
電子白塗り
『青と碧』のスピンオフ、高校時代の同級生吉田くんと大学時代の友達飯田くんのお話です。(青くんと碧くんも登場しますし、前作を読んでいる方が吉田くん、飯田くんの性格や人となりがよく分かると思います)
吉田くんも飯田くんも、相手の気持ちには機敏だけど自分の事は分からない、好意を向けられると面倒くさくて切り捨てたくなる(向き合いたくない)という過去の経験から抱えたトラウマを隠しながら表面では作り笑いをして、目を逸らして生きています。タイプの違うようでどこか似ている二人は不思議と馬があいますが、顔を合わせると腹の探り合いをしあいます。
お互いにそこに居るのが違和感なく、相手の本当の心のうちを知りたい、動くはずがないと思っていた感情が相手によって動かされていたと気づいた時…。
吉田くんも、飯田くんも特殊な家庭環境の中で必死に自分を守ろうとした結果が現在のそれぞれの姿なのかな、と思うと二人とも不器用だけど愛おしいと思えました泣
二人の関係はきっと本人たちもこれからもあえて言葉としては決めつけないと思います。けれど、『何それ……』と言ってしまいたくなる素敵な関係だなと心がポカポカ温かくなるお話でした。
キスのみ描写ありでとてもライトなBL作品です。
冒頭から潮のもの悲しいプロローグから始まる3巻。その、何かを予感させるモヤッとした霧がかかった状態でのいつもの様子の潮と計のやり取り。そんなありふれた日常に突然出てきた計の選挙出馬話。出馬など有り得ないと完全否定する計ですが、実は計達の知りえぬ裏で秘密裏に動く人達がいて…!?
中盤まで、嫌〜〜〜〜な霧が晴れず。その霧が晴れ全てが明るみに出た瞬間、悪い予感ほど当たるんだよな…という気分になり、どん底まで落とされ目の前が真っ暗になりました。前半の二人のいつまでも続くと思っていた幸せな日常が書かれているからこその地獄みたいなしんどさ。お互いに好きなのに…好きだから……泣泣
そのまま闇に囚われてしまうのか…と一抹の不安を覚えましたが、『あぁぁ!やっぱり国江田計だな』と思わせてくれる気持ちの浮上。じっと耐えるんじゃなく、動いて聞いて、自分のアナウンサーという職業までをも利用して。
計が本当にかっこよかったです!!
最後は甘々で……幸せいっぱいになれる作品でした♡
「ザ・ニュース」の裏番組に出演するタレントの木崎が自分と同じ旭テレビのアナウンサー試験に落ちていた事を知り、直接恨み節を言われたわけでもないけれどモヤモヤ引っかかるものが生まれます。そんな中自分は「ザ・ニュース」から現場の仕事に回され、わけも分からず慣れない仕事をして……(だけどなんでもそつなくこなしてしまう計)。更には木崎が潮を取材する番組が撮られる、と知り計の中ではモヤモヤが募るばかり。
2巻は計にとって試練の巻だったのかもしれません。アナウンサーという職業につきたくてなったわけでもない計が、本当にその仕事をしたくて(好きで)やっている人達と触れ、自分に足りないものがなんなのか分からないままがむしゃらに仕事をこなしていくしかない様子が見ていて辛かったです。
その中で唯一の心の拠り所だったはずの潮にも本心からの言葉じゃない言葉を投げてしまい後悔するシーンもしんどかった。
気持ちが変わって来たのは長野まで追いかけた(ストーカー)旅行!笑笑
潮の前で今まで溜め込んでいたものを涙と一緒にぶちまけるシーンはやっと素の計が本音を吐けたようで安心しました。
山火事の中継シーンを通して新人くんだけでなく計自身も自分の中でひとつの事をやり遂げる自信と、やっぱりアナウンサーの仕事が好きなんだという事に気づくきっかけができたようでほっとする場面でした。
……と思いきや最後にとんでもない事件が笑笑
相変わらず内なる計は言葉が悪くてどこから言葉が出てくるんだ?というように天上天下唯我独尊な言葉が生まれてきて見ていてスッキリします笑笑
そして潮は相変わらずそんな計をぶっきらぼうながらも全部受け止めて待っていてくれる。最高の彼氏ですね!!
えろシーンもとっっってもエッっっちでした♡♡
初めてのコミックス化おめでとうございます!
SNSで話題になっていたので手に取りましたが冒頭、キャラから受けたイメージと読み進めていくうちに受けるイメージがどんどん変わってきて「たまら〜〜ん!!」と叫んでしまいました!えろもたっぷりあって…ちょっと最高なのでゆっくりレビューさせて下さい!
まずなんと言っても攻めの公希。ゲイである彼ですが最初はクールでイケメン、スカした感じの印象なんです。ですが、受けの広夢がゲイで先輩に片思いをしていてしかもセックスの練習相手を探している…とわかった辺りからいよいよ様子が変わって来ます!
思っていた以上に心の声が大きくて表情も豊かだし、お互い初めての性行為に緊張する様子や余裕のない所も見せてくれて、ぜ〜んぜんスカしたイケメンじゃないんです!!広夢への思いに気づいてしまってからは分かりやすく好意を行動に出してくれる子で、全部が好感しかもてない!!けれど広夢との行為は全て先輩との練習のため……「マナ」と名前を呼ぶ度に切なさが駆け巡ります。広夢を今気持ちよくさせてるのも、その表情を作っているのも全て自分ですもの。そりゃあ『(先輩に)わたすもんか』って言いたくなりますよ!いや、タイトルが素晴らしい。
そして受けの広夢。大好きな先輩を追っかけて同じ大学まで入学、更には先輩のために誰かと初体験も済ませて嫌われないようにしようとまで考える、ちょっと危なげ無鉄砲で一途でノー天気な子。その天然さ故に、分かりやすすぎる公希の好意にも気付かす結果すれ違い、傷つけてしまうのですが……。
二人とも涙を隠さない子達でとってもかわいかったです!そしてとってもえっち!!♡♡
改めて、初体験♡♡って素晴らしいな〜!と思える作品でした!!身体から始まる恋だけど、とっても一途でぴゅあな気持ちがいっぱいで切ないシーンにはグッとなり…幸せな読後感でした!