わぎもこ先生、デビュー作の『聞いて、俺の恥ずかしい音』で衝撃を受け、
それ以来ずっと追いかけている大好きな先生です
こちら単話でも追っていたのですが、
やはりまとまった一冊の形で拝読すると
より世界観に没入できる気がする…!
逞しくも艶めかしい男達の肉体美、
そしてストーリーの奥行き&エロスに心奪われ、ひたすら物語世界に没頭する読書時間でした
永遠に失われてしまった人への恋慕、
その喪失感さえも自分だけの愛おしいものだー
と執着する頑なな受けの心が悲しい( ; ; )
そんな唯真(いさな・受け)の心をゆっくりじっくりと開いてゆく攻め・田鍋の一途さ明るさが、
仄暗く物悲しい物語に明るさと暖かさを加えてくれていたように思います。
受けの想い人だった亡き刑事の後輩×僧侶という
異色のカップリングの今作。
響いたところが多すぎて、ちょっと書ききれないくらいなのですが…!
以下3点に絞り、書き記してみます
(※受けにセフレのような状態の女性がおり、
致す場面(未遂ですが)も出てきますので
苦手な方、ご注意ください)
1.表紙とタイトル
もーーーまずここ!
こちらを見つめ涙を流す受け・唯真に目を奪われます
目の下の泣きぼくろ、唇の下のほくろ、
エロスだなあ…と思っていたら。
本編で攻めの口から明かされる、
あんな所やこんな所のほくろの数々に、もう!
ひゃあーー…!とひとり大興奮でした//
そして特徴的かつ、やや難解にも思えるタイトル。
「拈華(ねんげ)」とは何ぞや…という疑問には、作中答えが示されます
自分の理解したところをまとめると、
「拈華」=文字どおり花をひねること。
仏教の逸話の中で、釈迦の説法時、釈迦が花をひねって見せたところ、
その意味をただ一人の弟子だけが即座に理解できたことから
言葉を使わずに心と心を通じ合わせる「以心伝心」の精神を表す言葉ー
だとのことです。
で、この言葉が作中で出てきた時、
ああー…!とその意味が腑に落ちると共に、しみじみと感動してしまいました
唯真にとっての「拈華」の相手、そんな相手に出会え心開き、
愛することができたー
という喜びが全部、このタイトルに込められている気がする泣
これ以上ないほど二人の関係性をよく表していて、
沁みる言葉、沁みるタイトルだと思いました
2. 年下ワンコ×意地っ張り受け、2人の関係性の変化(+受けの片思い相手への萌え)
攻め受け二人の関係性、心の揺らぎや思いの変化、
これが丁寧に丁寧に描かれていて、たまらなく沁みました
意地っ張りだけど、人一倍寂しがり屋な唯真。
そんな唯真からのベタな誘い・挑発に乗った田鍋となし崩しに始まった二人の関係ですが、
誠実な田鍋に向き合ううち、次第に恋心が募ってゆく唯真の気持ちがダイレクトに伝わってきます
あんなにつれない姿を見せていたのに、
にこっと心から微笑む唯真の顔が可愛くて可愛くて//
ギャップ萌え、ここに極まれり…!でした( *´艸`)
攻めの田鍋の健気で情熱的な思いにもまた、
心打たれる…!
「自分に対しても、(亡くなった)先輩に向けたのと同じような笑顔を
向けてほしいと思っていた」という一言に
心を撃ち抜かれてしまいました
年上スパダリ属性に最高に萌える自分ですが、
こんなふうに一途に追い求められ包み込まれたら陥落です。
唯真の中から決して消えることのない”先輩”という存在が
あったからこそ、結びつくことのできた2人の心、魂なんですよね。
唯真の心からの笑顔に喜ぶ田鍋と共に、
私も喜びを噛み締めました。
3. 濃厚な濡れ場描写!!
わぎもこ先生ならでは!の濃厚な濡れ場、
体位の数々に歓喜・:*+.
特に心通じ合ってからの2人の絡みは、
読んでいてグッとこみ上げてくるものがありました。
田鍋が唯真の体のあんな所やこんな所に見つかるほくろ、
それを指摘する様が最高オブ最高にえちえち…(何回も言ってしまう)
1人で「……!!」と言葉もなく萌え転がりました
終盤の田鍋の身に起こること、その結末は
なんとなく想像できるところかもしれません。
ただそれでも、2人の心の重なる過程に
想像以上の萌えと切なさと甘さを感じることができた、濃厚で読み応えある一冊。
何ひとつ文句なし!の、「神」一択です✨
★修正: tn白抜き(電子シーモア)
紙本は今日お迎えする予定なので、確認でき次第情報追記します☺︎
はああーーー面白すぎて爆笑不可避!!!
大っっ好きな南国ばなな先生の新刊、単話で拝読していたので
内容は知ってましたが、何度読んでも笑いが込み上げてきてひいひい言ってしまいます笑
単話版にもレビューを残しているので、
かぶってしまう部分も多いですが…;
この感動と感謝の気持ちを、先生にお伝えしたい!!! そして布教したいっ!!という気持ちでこちらの方にもレビューします☺︎
とにかく明るく楽しく笑い転げられる(もちろん、キュン萌えも♡)一冊、
星100個ぐらいの気持ちの個人的「神」作品です✨
拗らせ童貞マイスター(笑)証券マン×新人ホスト、幼馴染同士の再会もの。
(受けが女性と致している描写がありますので、苦手な方、
ご注意ください)
自分を女手ひとつで育ててくれた亡きばあちゃんに
200万のお墓を用意するため、
新人ホストとして働き始めた優人(受け)。
しかし女の子を和ませるつもりで言った
「おばあちゃんみたい」の一言で太客が激怒、(そりゃそうだ)、
ボコボコにされてホストクラブを追い出されてしまったところ、
偶然元同級生・伊鶴(いづる・攻め)に再会し、思わぬ契約を持ちかけられてー
と始まるラブコメです。
レビュータイトルにも書きましたが、
こんなにも陽の方向に”様子のおかしい”攻めは初めてかも!w
優人にちゅっとキスされて跳び上がり(文字どおり跳ねてる)、
それを再現しようとクッションにちゅっ、
タオルにちゅっ、鳥(インコ♡)ぬいにちゅっ…
「どれもこれも全然違う」と、ついにゆで卵を茹で始め、
出来上がった卵を一口も食べずにキスしまくるという…!!ꉂ(๑˃▽˂๑)
もー可笑しすぎてリアルに「ブフッ」と声を出して笑いました笑
ばなな先生ご自身もXで「笑いながら描きました」とおっしゃっていてなんだか嬉しい♪
先生も楽しんで描かれたんですね^^
そんな拗らせ度20,000%な伊鶴と優人の
奇妙な同居生活。
2人のコミカルなやり取りの中に、
ちょこちょこと幼少期の思い出が挟まれる構成が本当に素晴らしかった…!!
ちみっこの2人、特に伊鶴がとっっても可愛らしいのですよ…//
幼い頃からずっとずーっと、ゆうちゃん(優人)大好きだった伊鶴。
いつでも優人にリードされていた伊鶴だけれど、
思いがけず胸を突かれ、じーん…と感動してしまったのが
じゃんけんのエピソードです。
いつでもパーを出す、分かりやすーい伊鶴の癖が
優人視点でコミカルに描かれているのですが、
最終話でまさかまさかの…!
なんっっって健気でいじらしくて可愛い、
愛情表現なの…
単話版レビューと被りますが、
受け視点と攻め視点をこれでもか!と効果的に使った演出にやられました。
グッと感動を噛み締める、素敵なシーンだったな…✨
そのほか子ども時代のかくれんぼエピソードも、
ほんわか・なごなご和み系のお話…からの
25歳エリート証券マンの「まーだだよ」で
(単和で既読なので)2回目ながらやっぱり
ブー!とコーヒー吹き出しそうになりましたw
拗らせ童貞・伊鶴にも、陽キャヤリチンの優人にも
それぞれその背景となる心の傷やトラウマがあることが丁寧に描かれており、
さりげなくも自然に読者の共感を誘ってくれます。
特に自分はいわゆる”ヤリチン”受けが苦手なのですが、
優人の事情ー
ばあちゃんにしか縋ることができず、
寂しさを女の子と体を重ねることで埋めていたー
には不思議と全然嫌だなという気持ちは起こらず、
切ない気持ちになりました
そんな背景を抱えた2人の、脱童貞を巡る攻防。
大袈裟ではなく本当にお腹抱えて笑い転げましたが、
思わぬウルっとシーンに胸がきゅーーーっとしたり…
絆された優人がするする〜っと伊鶴のことを
受け入れるのかと思いきや、
そこからまた一悶着ある焦れ焦れ展開もまた、
気持ちをぐわっ!と盛り上げてくれました◎
そうだよね、優人にしてみればそれは
“童貞フィルター”(そんなものあるのか…?笑)に思えてしまうよね。。
そこで優人を手に入れるため伊鶴が行った秘策は、
幼い頃優人自身が伊鶴に教えた方法だったー
そんなオチまでほんっっと愛おしい( *´艸`)♡
見事に恋は実ったけれど、優人に告白の言葉をもらっただけで
ビュルルっ…!と発射してしまってた伊鶴の伊鶴が心配です笑
大爆笑と、胸がキュっとなる少しの切なさと、
一途な思いに対する萌と、そしてやっぱり大爆笑と。w
いろんな気持ちが大爆笑の中に挟み込まれ、
噛めば噛むほど味わい深くなるー
そんな最っっ高の幼馴染ラブコメでした✨
もちろんえち描写の方も、
濃厚かつ糖度と可笑しみ度高め!!!笑
「優人のanlは俺のだ」「いや俺のだよ!」と
コントみたいなやりとりに爆笑しながら萌え萌えしましたw
これから届く紙コミックスも、今から楽しみでなりません♡
(修正の方も…!)
電子でも紙でも、何度も読み返して噛み締めて味わいたい、
大好きすぎるラブコメでした(*´∀`*)
お話とお話の合間に描かれた
チェリーを被った2人のデフォルメキャラ、
カバー下の幼き頃の2人のお話も可愛らしさ大爆発です◎
ぜひぜひ、お見逃しなく…!
★修正:がっつり白抜き(電子シーモア
)
紙コミックスの方はお迎え次第確認&追記します☺︎
300P超とボリュームある一冊でしたが、とても面白かった…!☺︎
スパダリ攻めの包容力+主人公の成長譚、そして王宮サスペンスとがいい塩梅で混ざり合い、
読み応えがありました◎
まず、みずかねりょう先生の表紙が本当に美麗ー…!✨
口絵も、ロマンチックなキスシーンで眺めるだけでうっとりです。
物語への入口から、期待感高まるドキドキが味わえる幸せ(◍•ᴗ•◍)
主人公は、天才によって村ごと魔女たちが滅びてしまった場所で、
残された魔女の宝を守りながらひっそりと暮らすルカ(受け)。
男の魔女(?)には魔法を教えないしきたりのある村で、
魔法について教えてもらえず19歳まで育った彼は、
ごくごく簡単な魔法しか使うことができません。
周囲に住む人間たちの体を揉みほぐしたり、
腰痛をとったりして過ごしていたある日、
森で怪我した異国の第一王子・レイモンド(攻め)を発見。
歩けぬ彼を手当・保護し、一時的にルカの家で共に過ごすことになりー
と続きます。
前半部は、互いに心惹かれてゆく2人の交流、
恋の始まりがメイン。
初めての感情に、ドキドキと胸の高鳴りを覚える
ウブなルカの様子が可愛い…!
そして個人的大好き属性・「年上溺愛スパダリ」のレイモンドが
完璧なスパダリみを演出してくれているのにも、胸高鳴ってしまいます//
好きだったのは、転びかけたルカを咄嗟にレイモンドが支え、
2人が見つめ合うシーン。
離れなきゃ、と思うのにレイモンドから目が離せず
あせあせするルカ、可愛いなあ…(ˊᗜˋ*)
二人が心通わせ合ってゆく過程が丁寧に描かれる中、
交流の中でルカに生じた”外の世界を見てみたい”という気持ち、踏み出す一歩が見えるのもまた心地よいです◎
人との出会いが、思いもよらなかった考えや勇気をくれること、
あるよね…!と、健気なルカに共感しながら応援する気持ちで読み進めました。
そして。
物語にグッと深みが増し、ミステリー要素も相まって
さらに面白くなってくるのは後半から…!
レイモンドの弟・ジョシュアの病の原因、
天災で滅んだと思われていた魔女の村が実はー
という真実。
そして明らかになった敵に対抗するため、
魔女たちの森で、魔法で頑丈に守られている蔵を開けようとする二人ー
物語のところどころで示されていたパーツがカチッとはまり、
一つのパズルが出来上がっていく様子、そして魔法を使ったバトル。
ミステリーと、手に汗握る戦い大好きな自分はもう、後半怒涛の展開にワクワクしきりでした・:*+
魔法が使えないことで、劣等感を抱いていたルカ。
そんな彼が魔法を使えるようになったことで、
あらためて自らの頭で考え、正しく使おうと決意する。
また蔵を開けるための“信頼”そして“愛”は、レイモンドと出会わなければ
決して得られなかったもの。
偶然の出会いから恋を知り愛を知り、
大きな飛躍を遂げる主人公の成長物語ー
胸ときめく素敵な魔法ファンタジーの世界でした✨
2人の濡れ場は少なめだけれど、みずかね先生の美麗イラスト&レイモンドのスパダリ包容力によって、
うっとりするような甘さを堪能できます。
今まで何作か読んだ真宮先生の作品の中でも、
特にお気に入りとなった一作です☺︎
健気無邪気なワンコ高校生>>>>>「受けを監禁する執着攻め」への変貌に
ゾクゾク…!!!
楢崎ねねこ先生の新刊は、
年の差(10歳)オメガバ×運命の番("抗う受け"…!)という
自分の萌えツボを突いた設定。
仄暗さ漂う執着攻めオメガバースがお好きな方に、
特に刺さるのではないかと(。-∀-)
こちら表紙のインパクトと、帯の言葉に惹かれて
メイトさんで表紙買いしました。
(電子は29日〜配信だそうです☺︎)
後ろから海(かい・受け)の首元にぐるりと手を回し、
角度を固定し横目でこちらを見ながら
今にも「噛み付くよ?」と言わんばかりの攻め・隆臣の表情が良いーーー...!!!
開始数ページで偶然出会い、その瞬間
「運命の番だ!」と互いにピンとくるというスピード展開。
正直ちょっと(ちょっとだけ...!)
「早すぎ、あっという間に納得しすぎー!」と
困惑もしたのですが;
その後の二人の、
心通わせるほのぼの交流・交際→隆臣の婚約者候補の発覚、海の決意
→一方的な別れ..からの再会、監禁(!!!割とかなり好き...)
という荒波襲う怒涛の展開に、いつのまにか
のめり込んで一冊読み終えていました。
一周目を読んでいる時、実は受け・海の勝手さに
「む...」と思ったところがあったのです。
一人で勝手に決めて勝手にいなくなり
隆臣を置き去りにするばかりか、
最新のフェロモン遮断薬を利用し自分自身だけでなく、
隆臣にも甚大な影響を与えているー
「隆臣のためだ」と言いながら相談することもなく、
全部一人で決断するその姿になかなか共感は覚えず、
うーん…と思っていました;
が!
じっくり読んだ2周目、海の行動はやっぱり
自分本意で勝手だなとは思うものの、
ちょっと見方が変わった…!
というのも、海には元カレαとの間の、
忘れられない記憶・トラウマがあるのですね。
自分から「ヒートの海が見たい」と言っておきながら、
いざセッした後に”淫乱” ”あさましい”なんて言葉を投げかけるなんて。
許せん...!(怒)
あの時と同じ冷たい目、言葉を隆臣から投げかけられたら…と
怖気づく海の気持ちが2周目でグッと強く伝わってきて、
海というキャラの解像度と共感度が上がった瞬間でした
そんな”Ωの本性”を見せることへの怯えに加え、
10歳という年齢差や
本当に隆臣自身に対して好意を抱いているのか、
それとも「運命の番」という強制力に引っ張られているだけなのかー
と悩み迷い、葛藤する過程もまた読み応えあり。
きっかけは”運命”だったけれどー
と語られる隆臣の言葉が、真理!と思えて
うんうん頷いてしまいました。
海の一方的するぎる別れの仕方も問題アリなら、
再会してからの隆臣の囲い込み方もかなり強引だったけど...
そこは執着年下αの粘り勝ち(。-∀-)و✧
海を攫い、傷つけようとした元婚約者への
3年越し?の復讐も恐ろしかったー...!(描き下ろし)
事件直後ではなく、数年後にドカンと制裁を下すところが
また怖いのです。。
ラスト、α用避妊薬をゴミ箱に放り込む描写なんかも
ゾクゾク度MAX。
可愛い可愛い愛の結晶が生まれ、
「これで俺の元から離れられなくなったね...」と
怪しく微笑む隆臣の姿が見えます。
(でも絶対、「海さんにとっての一番は俺!」と思ってるだろうな)
カバー下、両家のほのぼのコメディが
シリアスな本編の後、ほっこりさせてくれるお話で微笑ましかった❤︎
両手両足見えない鎖でがっちりホールド、全ての服にはGPS。
愛するΩを囲い込む攻めの姿に、仄暗い萌えを感じ
ニヤニヤ止まらぬ、オメガバース物語でした...!
★修正:tn白抜き(紙本)
アニメイト特典ペーパーは、10歳差を気にする隆臣が
「せめて10年前に出会えてたら」と零すお話。
8歳×18歳かあ…ショタ隆臣の執着もすごそうです(*´艸`)
園瀬もち先生の新刊、Xでカウントダウンも拝見し
楽しみにしていました(*´◒`*)
こちら、園瀬先生初のキャラコミックスですね!
おめでとうございます☺︎✨
包容力MAXのイギリスから来たスパダリ紳士×
亡き姉の忘れ形見を一人で育てる、健気ウブな図書館司書。
ドカン!とくるパンチ・インパクトのあるタイプのお話ではなく、
ただただ、じんわり沁みる愛と優しさ(途中切なさも...)に包まれる作品です。
ワンオペで二葉を育てる中、ふと
”いつかまた一人になってしまうのでは...”と、
姉に先立たれたトラウマから不安になる楓(かえで・受け)。
職場の図書館で出会ったグレン(攻め)が偶然(!)お隣さんと分かり、
交流が深まるにつれ密かに想いを寄せるようになってー
と続く、”隣のあしながおじさん”的な優しく温かいお話☺︎
グレンの正体が謎めいており、まさか...!?とミスリードを誘う
展開(?)のようなものもあり途中ハラハラさせられますが...
The・スパダリ!!な誠意あるグレンの態度に、
読んでるこちらは「信じてるからねー…!」と
祈るような気持ちで読み進めました。笑
優しく優しく包み込みながらも、どこか影を感じさせる
グレンの目線、表情にどきどき。
ちるちるさんでの、園瀬先生のインタビューも拝読しましたが
”楓が二葉を思うのと同じ、それ以上にグレンも楓&二葉のことを
大切に思っているー”
その思い、特に後半のグレンの言葉から
しっかり伝わってきました
「何をおいても、二人を守り抜く!」というグレンの覚悟が良い・:*+
三人で一緒に遊園地へ出かけるシーンが、
とても好きでした(*´˘`*)(まだ序盤ですが)
グレンが楓と二葉をまとめてぎゅっ、とハグするシーンです。
終盤、二葉の言葉の中で
”ふたばがかえくんをぎゅってしたら
かえくんをグレンさんがぎゅってするの
そしたらふたば とってもあったかくなるの”
この言葉とも前半の遊園地でのハグが思い出され、
うるっとしてしまった。。
優しい気持ちで満たされたい時、包容力攻めに癒されたい時、
そっと開いて噛み締めたい一冊。
キュンがMAXになったのは、カバー下漫画です。
おもちゃ売り場で”くましゃん”のぬいぐるみが欲しくて、
泣き出してしまった二葉。
値札を見て、「お誕生日にまた来よう?」「ごめんね」と
なんとか二葉をなだめすかしながら帰ろうとしたところ、
店員さんに呼び止められてー
というもの。
グレンーーー...!なんって粋なことを...!✨
私の中では、すっかり”見えるあしながおじさん”のグレン(*´∀`*)
これからは陰から見守るのではなく、堂々と隣に立って
ぎゅーっと楓のことをハグして離さないでいてくれるよね✧
暑さで心もダウンしかけていましたが、
甘さと優しさに心がふわっと浮上する、素敵なお話でした。
★修正:tn白抜き(紙本)
本編中に受けを手◯キする描写一回、
濡れ場は描き下ろしに一回(見えない描写です)。
アニメイト特典リーフレットは、浴衣を着て夏祭りに出かける三人のお話。
浴衣の似合うグレンが素敵すぎるし、
二人がぎゅっと手を繋いでる姿にも頬が緩みました(ˊ˘ˋ* )
またお一人、激推し作家様が爆誕…!!・:*+.
予約してずっとずっと楽しみに待っていた
サワガニBLです。 ミ(・・)ミ(←カニ...のつもり)
デビュー作とは思えない奇想天外っぷり
(ほ、褒めてます...!いしだ先生おめでとうございます✨)、
笑いあり涙あり…の目が離せぬ怒涛の展開に、一気読みでした。
笠井先生のイラストも、チャロ(受け)が可愛くカニカニしてて、
攻めの龍治は男前で美麗。目が潤う✨
帯を外すと、5センチのサワガニ、チャロが現れる仕様も良き。
まず、なんといってもタイトルがよい!!!!
インパクトがすごい。
「蟹だから後ずさりしない」
ーそうだよね、蟹だから横歩きしかできないものね...
って物理的なこともあるけど笑、言葉そのまま、
どこまでもまっすぐに攻めを好きで好きで愛する
健気一本気なチャロに、こんなに涙を誘われるなんて..( ; ; )
内容については、ちょっと注意事項が。
そこまで詳細ではありませんが、
一部カニバリズム描写(カニだけに..)…というか、共喰い(etc)、あります。
また体の一部が傷つく描写もあります。
苦手な方、ご注意ください。
主人公はサワガニのチャロ。
川にやってくる人間が幸せそうに”アオカン”(!)する姿を羨む彼の夢は、
”人間になってアオカ...すること”。
そんなチャロはある日、残された”人間の◯液”を飲むことで
人間に変身!
ゴミ袋に入れられ捨てられていたところを、
通りすがりのSM風俗店店長・龍治(攻め)に助けられてー
と始まる、絆され攻め×天真爛漫カニ受けの恋愛譚です。
夢の人間に変身するため、人間たちの残留物…
精◯入りコンドームをせっせと集めている序盤部分から大爆笑!!
で、tn...から出てくるのがまさかの、蟹ミソ!! ꉂ(๑˃▽˂๑)
変身後も、その手がシザーハンズだったりと
カニっぽさが抜けず、完璧な人間になるため龍治とのセッを望み
「エロガニ」なんて言われる始末で、
二人の奇妙な同居生活に笑い転げました。
特に好きだったのが、龍治の職場でのエピソード。
チャロは名を”蟹江”と名乗ることになり、
名札を自分で書こうとするのですが...
なぜか「蟹」は書けて「江」は書けず、「蟹汁」に!!w
ここで初めて、いつも眉間に皺を寄せていた龍治が爆笑するのですよ〜!
このシーンのイラストが、最高オブ最高。
可愛くて楽しくて、癒されまくりでした☺︎
そんな楽しい前半部とは打って変わり、、
中盤以降はシリアスかつ、切ないお話へと急展開。
二人の抱える心の傷が明らかにされ、
チャロの体調に変化が生じたことから、雰囲気が一変します。
チャロの姿が見えなくなると、尋常ではない必死さで探していた龍治。
「目に見えないものは信じない」と
愛だの恋だのを否定していたのには、そんな背景が...と、心痛む過去でした。
で!!
それ以上に衝撃的だったのが、チャロの抱えていた家族の秘密です。
先述したように、カニバ...が関わってくる真実。
思わず「サワガニ 共喰い」でネット検索してしまった...
脱皮直後の無防備な状態の時、食べられてしまいやすい、らしいです。
そうなんだ、、
読んた時、正直ううっ…となったけれど、
それが自然界で起こり得る現実なんだな、、とも。
そしてその話を聞き、すかさず
これ以上ないよね!という慰めの言葉をかけられる龍治、
とんでもなくカッコいい。
人間(もどき)にはなれたものの、生物的な”寿命の差”は埋められず、
少しずつ弱っていくチャロ。
それを決して龍治には悟られまいとする健気な姿、
後半〜終盤はグッと胸に迫る切なさに鼻を啜りながら読みました
チャロのハサミ(=腕)が…!という衝撃的な事件についても、
龍治を心配させないため、結局語ることはないままなんですよね。
天真爛漫で、人間になることを夢見て
エッチなことしか考えていないようでいて、
実は何よりも誰よりも龍治のことを一番に考えているチャロ。
もう、泣けてしまうよー...
脈打つ自分の心臓の動きを、少しでも遅らせようとするチャロの
願いをどうにか叶えてあげたくて、祈るような気持ちで読み進めました。
そして最後に二人が川を訪れ、愛を交わす場面。
龍治の口から出た言葉と、チャロの願いにやられました。( ; ; )
怒涛のラスト、「五センチのきみが教えてくれたこと」で描かれる
結末は、もしかすると好みが分かれるところかも。
私の中にも、ちょっと複雑な気持ちもあって…
というのも、自分の中ではやはり
カニの面影を残した赤髪、シザーハンズのチャロこそが
唯一無二の”チャロ”なんだー
という思いが強かったので、、
(読んでいるうちに勝手に思い入れが;)
でも。でも!
やっぱり”黄昏色”で終わって欲しくはなかった物語。
最後の最後、長い時を経ての夜明けの展開に、
心から「良かったね…!」と思えました。
渋みの増したアラフォー龍治はますますカッコよくなっていたし、
20年前、まさかの”手枷”をリングだと思い込んでた(笑)チャロの夢が
現実のものとなって…!
(笠井先生のイラストが、このシーンを最高潮⤴︎に盛り上げてくれてます)
笑いあり、涙あり、の夜明けのサワガニBL。
あとがきを読み、”サワガニBL”爆誕の秘密にそんなギャグみたいな
連想ゲームが!?と驚きでした
(自分には絶対に思いつかない…!いしだ先生凄すぎます)
すっかり二人に感情移入し、圧倒され時間を忘れて
貪り読んだ一冊。
これから海や川などで出会うカニを見る目が、
変わってしまいそうです。
「チャロや…」と心の中で呟いて、勝手に切なくなってしまうー!
最高の読書体験となった、サワガニBLでした・:*
あっ、濡れ場について。
複数回ありますが、エロエロ感はそれほどなく。
自分のハサミで龍治を傷つけてはいけない!と頑張るチャロが
健気でいじらしくて愛おしかったです
(でも、龍治の背中にはしっかり...//)
★笠井先生がSunoで作ったという激エモサワガニ曲がXに…!ぜひ♡
先生の新刊『社畜はあまく愛されたい』が年上スパダリ好きの自分に
刺さって刺さって仕方なく、評価の高かったこちらも購入!
シーモアさんだと(他社さんもかな?)9/4まで半額値下げ中で
337P、それにクーポン使用でかなりお得に読めてしまいました…
大感謝です。
先生のあとがきに、「黒髪・眼鏡・ツンデレ」という先生の好みを
入れ込んだ、と書いてありましたが
自分のヘキである「年上・スパダリ・包容力&溺愛」も
バッチリしっかり入っていましたー…!
心の傷持ち受けの救済、あまあまテイストがお好きな方(自分...)
にはたまらないのでは。
自分は「くうぅーーーっ」と変な声を出しながら萌えて悶えて
一冊読み終えました
表題作ほか、攻め視点の美容師×モデル(こちらの年上攻め♡)のお話一編も
収録。
どちらも年上攻めの甘やかし(♡)が見られて最高でしたが、
やっぱり表題作の攻め・眞銅(しんどう)さんの包み込みっぷりが
群を抜いていたー…!(*´◒`*)
大好きだった元彼にも、母親にも、友人にも
「何考えてるか分からない」と言われて来た凌(しのぐ)の
微々たる表情の変化を見逃さない。
「可愛い」と言うその言葉にはバカにしたり
下に見たりする意図は一切なくて、その視線から態度から
”愛おしさ”が溢れ出てるんですよね…・理想的スパダリすぎる:*+.
そんな眞銅にいつのまにか絆され惹かれ、
「一度きり」と自分に言い聞かせながらも
いつものバーへと足を向けてしまうツンデレ受け・凌(しのぐ)の
言葉とは裏腹の行動がまた、可愛すぎたー...
タイトルも素敵。なるほどね、と読んで意味がわかり、
ニヤニヤ止まりません。
心から愛し、またそれ以上の愛を誠実さと共に返してくれる人。
もう、ずーーーーっと眞銅さんの腕の中で
すやすや可愛い寝顔を見せていて欲しいー!
描き下ろし、眠りながら無意識に顔を擦り寄せる凌が
可愛すぎて(その理由も、髪を撫でてもらいたいから!)
萌え転がってしまった(*´∀`*)
そんな凌に、”髪撫で”ではなくキス攻撃を仕掛ける眞銅さん、
グッドです最高です✨
何度も読み返し、反芻して浸りたい(むしろもう溺れたい)
最高に甘くて甘い一冊でした✧*。
★修正:tnライトセーバー+白短冊...紙本、お迎えしようと思います。
(anlも発光)
濡れ場は最高に多くて甘くて濃厚で文句なし!!!!
「好きかって? 誰でも好きだ 美人はよ」(本編より拝借)
この↑武闘派ヤクザ攻め、心の俳句に大笑いしましたꉂ(๑˃▽˂๑)
いやーーーー最っっ高に面白かった…!!!
なんだかポップなタイトルだし、表紙もピンクだし、
あまり得意ではないヤクザもので、異世界転移かあ…
なんて当初思っていたのですが(本当、すみません....!!)
読もう!と決めてお迎えしてみて本当に良かった。
『ランチボックスに恋を詰めよう』で初めて拝読した綺月陣先生。
なんと、今作は先生の記念すべき80冊目の紙本とのこと…!
おめでとうございます٩(ˊᗜˋ*)و・:*+.
80冊…想像つかぬほどすごすぎて、「すごい」としか言えない(語彙力)
そんな先生のこちらの一作、レビュータイトルどおりですが
骨太で読み応えあるファンタジーでした✨
全体に流れる雰囲気はコミカル。
攻め受け二人の掛け合いと、可愛すぎるちみっこ・チル(受けの弟)のおかげで
思わず吹き出してしまうシーンが多々あり、楽しく読み進められます。
けれどただ”笑える”というだけではなく。
攻め受け&脇キャラ達の魅力、心震える切なさ・やるせなさ、
血湧き肉躍る戦闘シーン…と、自分が求めるもの全てが
ぎゅぎゅっと凝縮され、心地よいバランスで配合されていました
主人公は波田組若頭補佐、ヤクザの竜谷 晏司(りゅうごく あんじ)。
異世界では「アンジ」と呼ばれます。
(※余談...帯や裏表紙のあらすじには「羽田組」と書いてあるのですが、
本編中では「波田組」となっています;(漢字違い))
親父と若頭を敵対組織に殺され、その報復にと
カチコミをかけ、いざ!刃で体を貫いたところ、
突然見知らぬ世界へ転移。
民が皆、属性ごとの魔力を持つドルゴラン王国で
第二王子トワと出会いー
と始まる、陽キャで図太い(だけど優しい)ヤクザ×
銀髪美人王子との恋物語です。
まず前半〜中盤で笑わせてくれるのが、
晏司とトワとの、異世界人同士の噛み合わない会話。
「明日早々に(敵国に)カチこもうぜ」
「カチコモーゼとは?」
「モーゼじゃねえよ!」
みたいな笑えるやりとりが
ちょくちょく出てきて、「ふはっ」と吹き出しながら読みましたw
そしてトワの弟・チルの舌足らずな話し方(「〜でつ」が可愛くて❤︎)と、
そのセリフ!これもまた笑いを誘う〜〜
3歳という幼い子ならではの(?)、お風呂場での遠慮のない発言、
「(晏司の)ちっこいドラゴルン おっきしたでつ」
には盛大に笑っちゃいましたww
その他、クスッとできる小ネタ満載。
王国で知り合う人々の名前が”覚えられないから”と
語呂合わせで記憶したりするのが可笑しい&楽しかったです(*´艸`)
と、そんな笑いも魅力の一つなのですが、
思いがけず シリアスな設定・展開も大きな見どころの一つでした。
トワの心の傷となっている、幼少期の魔力暴発事件。
昏睡状態にある父王と、その真の原因。
そして兄弟間に生まれてしまった、修復できぬほどの溝、
思いがけぬ人物の裏切り…
敬愛していた兄を……という衝撃的な展開(ややぼかしています)、
そこに至るまでの深掘りされた人間ドラマの描写に心抉られ、
切なさで胸いっぱいに( ; ; )
消えたわけではない兄への敬愛の気持ち、失望、
そしてケジメをつけることへの覚悟ー
そういったトワの心情がダイレクトに伝わってきて、
ドキドキハラハラ止まらず。
特に後半は一瞬たりとも目の離せない、手に汗握る展開でした。
で!
そこに、晏司×トワというケンカップルのラブ、
人間的成長や変化なんかも加わって、とにかく物語が最高に面白い...!!
体つきも大きくなく、第二王子であることの劣等感などから悩むトワを、
豪胆な晏司が本当にうまーーく、自然に
良い方面へとリードしてくれるんですね。
父や弟のチル、家臣たちみんなに慕われ愛されてることを
初めて知って実感することができて、本当に良かったね...・:*+
そうして頑なだった心がほぐされ、素直な気持ちを見せるようになった
トワの可愛いこと、この上なし。
クーデレ美人の”デレ”、たまんないよねー...!!!(*´◒`*)
晏司がみるみるうちに絆されていくのも納得です。
そして、異世界に転移なんてしちゃっても、
怖気付くことなく自身の能力を活かし
騎士たちのリーダー格になっちゃう晏司。
いやーーーカッコいいわー
ちびっこが苦手だった晏司が、チルと”紙飛行機を作ろう”と
約束なんてするまでになって。
成長・変化著しいトワについ目が向いてしまいますが、
晏司の方にも確実に変化が訪れているんですよね☺︎
で、色々あって異世界に残ることを決め、
ハピエン…からの、エピローグがまた良かったーー...
これ、元の世界の晏司の子分たち(in刑務所)のお話なんです。
みんなで飛ばした紙飛行機が、こんなふうに繋がったんだな。。と
じーーんとしちゃうラストでした。
濡れ場はラストに1回と、かなり控えめ。
でも、ウブなトワを優しく明るくリードする晏司の気遣いの
伝わってくる、ロマンチックな描写でした(*´∀`*)
以上、長くなりましたが;
ヤクザで異世界で、ポップな感じの物語?と思いきや。
骨のあるストーリーにグッと心掴まれ引き込まれる、
最高のファンタジーでした!
うーん、面白かった!✨
評価は「萌」にしたのですが、
萌え悶えたか…というとそうではありません;
設定自体はもう大好きなもの、
”攻めの葛藤”という点も他にない特徴で面白かった、
ただ...
受け側の葛藤、切なさが薄かったこと、
そして全体に漂う”コミカル感”に違和感を感じてしまったこと。
そうしたこと全部をひっくるめて、「★3つ」という意味での
「萌」です(萌えたかどうか、という点では中立に近いかもです、、)
こちら表紙とあらすじに惹かれ、
「切なさ”」「夜明け」を期待して購入しました。
(自分が勝手に期待しただけ;)
…が、予想以上に”コミカル”に寄った文体・内容に
ちょっと拍子抜けだったかも..?
切なさをほぼ感じることなく、淡々と読み切ってしまった。。
重すぎるお話はちょっと…という方、明るさ・光重視の方には
きっと響くお話だと思います。
ただ、自分の中では
”幼い頃の咬傷事件によって、15年間引き離された運命のつがい”
というあらすじから思い描いていたイメージとは
だいぶ違ったな。。という印象が強く残ってしまいました。
そしてまた、文章・文体にもなかなか慣れなかった、、
特に攻め受け一方のセリフに、もう一方が言葉を被せて発する際の書き方。
「」の中に『』が挟まる書き方が、分かりにくいと感じました;
(あくまでも、自分にとっては...!です。
問題なく理解できる方もいらっしゃると思います)
年下(小学生!)α、運命の番による咬傷・強姦事件。
それにより15年間引き離された二人、Ωの主人公は擬似βとして
なに不自由のない生活をしているのですが、逆にαの攻めは
数ヶ月に一度、自死する危険もあるほどの苦しみに襲われるー
という、襲った側のαが贖罪の意識と身体的苦痛に耐える、
というちょっと珍しい設定の本作。
長い長い離別と再会、という設定(夜明け…!)、
本来なら大好物なはずなんですが、、
この点がすごく面白いと思ったのですが、
自分が一番見たかったのは多分、
「襲われた側のオメガの葛藤と(攻めへの)許し」の過程だったんだな...と。
というのも、灯莉(あかり・受け)は”襲われた”という
事実は記憶しているものの、強姦の詳細というのは
全く覚えておらず、トラウマやフラッシュバックに襲われ囚われることもなく
平穏な日常を過ごしている人物なのですね。
自分が女性のように濡れて男を受け入れるようになる、
そんなことは想像もできないし嫌だー
とは思っているのですが、”葛藤”というより”拒否感を持っている”
感じなのかな?
攻めやα全般に対する恐怖、乗り越えねばならいほどのトラウマはなく
一途な年下ワンコαに絆されてゆくΩー
というある意味王道の印象でした。
”受け側に感情移入して読み進め、苦しみ抜いた末の許し&幸福”を
思いきり感じたい!”
と思っていた自分の想像とは、恋愛成就までのプロセスや
灯莉の心情の部分がちょっと違っていたなあ、、と思います
自分の萌えどころとはちょっとズレていて、
いまいち萌えきれず辛口ですみません...
あと細かい点なのですが、いまいち理解できないというか、
腑に落ちなかったのですが、、
灯莉の父が改造したスマホ。
透麻は「折り返し」と「返信」のみ可能になっているのに、
灯莉からの着信があった際、着信履歴からメッセージを
送れるかどうか確かめようとすると、警告文が出てくる場面があります。
これは着信履歴には(電話には)電話で返せ、ということ??
電話には電話で、メッセージにはメッセージで返さなければいけない、
というルールなのでしょうか。
電話履歴を見てメッセージを送ろうとするのは、
「姑息な行動」(←警告の文言)なの..(ㆆ ㆆ )?
何度も読み返してみたのですが、なんだかスッキリせず。
悲惨な事件からの15年の別離、
攻めの執念で己の存在を認知させ、口説き落とし、
番にして結婚さらに愛の結晶まで…
とストーリーだけを追えば自分の好みドンピシャ!の
”夜明け”の物語だっただけに、ハマりきれなかったことが残念です;
辛口ですみません。。
あくまでも、自分の好みとの一致がイマイチだった..ということなので、
年下執着ワンコ攻めがお好きな方、
切なさ要素がありながらも大筋は光...な物語がお好きな方には
また全然違った受け止め方になると思います。
『せきららな恋のハジまり』を購入するといただける
”甘いちゃデート♡描き下ろしリーフレット”です。
もーーーリーフレットの名前そのままに、甘くて可愛くて
どうしようーー!でした(*´艸`)
以下、内容と簡単な感想を。
放課後デートで、お店でスイーツを食べる二人。
あまりの美味しさに、美月が「星那くん(僕のも)食べる?」と
声をかけると、星那は「いただきます」と言って
そのまま顔を近づけてきて、美月のクレープをぱくり。
「うんっ美味いね」
と答える星那を見て、”ナチュラルに彼氏感!!”と内心
ドッキドキの美月が可愛い(*´◒`*)
そして「お返しに」と自分のパフェをひとさじすくい、
星那が美月の口に運んで食べさせます。
「美味しい?」
「うんっ」
この短いやりとりが、疲れた&乾いた心に染み渡る...✨
そして星那に顔を寄せ、こそっと
”こういうの恋人っぽくて嬉しいね
ちょっと照れるけど”
と告げる美月の可愛さに、ゴホッと咳き込む星那!(*´艸`)
可愛さと萌えが大爆発する、「甘いちゃデート」の一幕でした♡