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「推し」=好きピに色々バレちゃう!陽キャ×健気腐男子レイヤー

「推しが尊い✨」という気持ちに共感〜!

コラボカフェで推し(=好きピ)が推し(ゲームキャラ)のアクスタを持っているー
という”W推し”状態に興奮し、カシャカシャ連写しまくる姿、わかりみが深かったです(*´艸`)


rug先生、初読み作家様でした。
「推し=好きピ」の元陰キャ受け・旭が、健気に密かに恋する相手は、同級生の荒木(攻)。

ある日旭は、BLエロゲーの中に荒木激似の攻キャラを発見!
そのゲームの受キャラのコスプレをすることで自分の秘めた恋心を昇華していたけれど、
置きっぱなしにしたスマホ画面から、活動が荒木にバレてしまってー

と続きます。


活動がバレる→「俺にも見せろよそれ」からの、体を重ねてしまい…という展開は
「はやっ!」という感じはするのですが;

まさかの、荒木の方も実は…
という攻め視点のお話に、思いがけずキュン❤︎
初対面時のこともちゃんと覚えててくれてて、キュンが重なってゆく〜!

ゲームの中の”推し”に似ているから、旭が自分のことを好きなんだ…と勘違いして
落ち込み、対抗意識を燃やす様子も萌えツボを押されました。
旭が終盤言うように、まさに「荒木って可愛い…」//

始まりが強引な感じだっただけに、健気な荒木の一面、そのギャップが刺さります。
「旭がどんな格好してても好きだよ」と告げてくれる、終盤のえちでの
優しい言葉にもグッときました。

欲を言えば、荒木はおそらくノンケ…という設定だと思うので、
そんな荒木が恋愛対象として旭を意識していく過程、
もっともっとましまし×じっくり見てみたかった気も。

当て馬のカメラマンも、突然現れて荒木に撃退されあっさり消えていき、
ちょっと拍子抜け感もありましたが;
でもでも、その撃退劇のおかげでさらに旭の目が♡になってたから、
”終わりよければ…”なのかな( ̄∀ ̄)

好きな人のために一生懸命イメチェンして、陽キャのふりして話しかけて、
友人ポジをキープして…と頑張る受け・旭は終始一貫可愛くて、
そんな彼の恋を応援したくなるお話でした☺︎


★修正:tn白抜き(ほぼ真っ白なシーンもあり)電子シーモア

据え膳食っちゃう、送り狼攻め

小丸オイコ先生、J庭の同人誌を初めて拝読して
絵柄やストーリーが素敵だなと思い、ちょこちょこ既刊を購入して拝読しています☺︎

今回の新刊は、据え膳食っちゃう送り狼攻めとの、体から始まるラブストーリー。
実はネチっこそう&陰キャそうなところが、癖に刺さる攻めでした(。-∀-)笑

中学生の弟を溺愛するブラコンのリーマン・真司(受)。
密かに片想いしていた上司の結婚式に出席し、恋破れた帰り道、
行きつけのバーで酔っ払ってしまいます。

そして気付けばバーで出会った謎めいたイケメンに、
ラブホで介抱されていてー

と、体から始まる送り狼ラブコメ(?)です。


この謎めいたイケメンの正体は読者には早々に分かるのですが、
それが真司にいつバレるか!? なんと、溺愛弟との三角関係なのか!?
といったところがドキドキポイント。

20歳の大学生で、27歳の真司よりも年上に見えるー
って、あるのかな!? つつけば、すぐバレそうだけど…
なんて、ちょっと思いつつも(そこはファンタジーだから!)。

「年下はちょっと」「年上が好き」と言う真司に合わせて
大人のふりをして振る舞う京(けい)、いじらしくて可愛かったです。

エッチの時になると、何もかも初めての真司をトロトロにして
翻弄するのもいい…!!(*´艸`)


一番グッときて萌えツボを押されたのは、終盤、攻め視点で
真司を追いかける京の執念が明かされるところです。
あの”失恋の日”の初めての出会いも、偶然じゃなかったのね!とニヤリ。

簡単に絆されまくり、流されまくりの真司には
「しっかりしろー!!」と言いたくなったりもするんですが笑、
”破れ鍋に綴じ蓋”でちょうどいい二人なのかも( ̄∀ ̄)

京の正体がバレた時のすれ違いは、割とすんなり&アッサリ解決していた感じかな。
個人的には、そこからの泥沼三角関係…的なもの、
”好きな人”と”大事な弟”との間で激しく揺れる…!どっちをとるか!?と
決断を迫られるようなシリアス・ハラハラ展開もちょっと見てみたかった気がします。

そしてタイトルの「ハッピーエンドでお願い」、なんと弟・希望くんのセリフだったとは!
いいこと言ってくれる弟くんだなあ✨

年上だけどちょっと(だいぶ?)鈍い真司、これからは
ねちっこくてストーカー気質な年下送り狼彼氏(笑)の愛にぐるぐる巻きにされて、
幸せになってほしい!

そんなことを思う、(色々あったけど最後は)ハッピー・:*+.な歳の差ラブのお話でした♡

★修正: tn白抜き(数箇所、全体真っ白の部分も…)電子シーモア

穏やかな日常の一幕から一変、闇深い小冊子

七海(受)にとっては、それすらも快感・喜びなのか、、
と思う、痛そうなセッ・闇深ーい内容の「6と7」メイトさん小冊子でした。

始まりはコミカルでどこか穏やか。
足を攣って転び、横たわる禄斗(攻)。
「ダサいよね」「俺のこと嫌いになった?」と聞いてくる彼に「なるわけないだろ」と笑って答えた後ー

場面変わって、二人のセックスシーン。
七海を突きながら口に思い切り指数本を突っ込み、
涙目でごふごふっとむせている七海に、「…あーえずくの可愛いな」と呟く禄斗。

そのまま「なんか俺 好きな子には意地悪したくなっちゃうのかも…」と
七海の首に手をかけてグッと力を込めると、七海は失神してしまいー

目を開けた七海に、涙ながらに謝る禄斗。
「ごめんね痛かった? 酷いことしてごめんね…」と謝り倒す姿が
なんだか映画やドラマの中で見るDV夫のようで、背筋がゾクゾクッとします。

「禄斗に殺されるなら本望だよ」と答えながらの、
「最期に俺を終わらせるのは 禄斗であって欲しい」という独白…

本編同様、互いに抱える深い闇の見える小冊子。
本編の結末を知っているからこそ、なんとも言えない気持ちが胸に広がりました( ; ; )

仁の転職先を考えよう!「警察官」編

「食べたくなっちゃった もっと」のコミコミさん特典小冊子です。

各書店さん特典が「仁の転職先を考えよう!」になっているのですが、
コミコミ特典は”警察官”編です。制服…好き…♡

警察官の制服に身を包んだ仁を想像し、「似合う!!」と興奮する秋貴。

仁は「(警察官には)ならねえよ 試験とか学校とかあるんだろ」と
冷静に返しますが、「そういう現実的なことはいいの」とスルーする秋貴ꉂ(๑˃▽˂๑)


そのまま「たとえば仁が街の交番に配属されたとして…」と妄想は続き、
”迷子の子供の保護” ”おばあちゃんの荷物を持つ”などの例を挙げる秋貴。

そんな秋貴に仁が「警察官じゃなくてもそれはできる」とツッコミを入れると、
「犯罪者とか危ないから出会ってほしくない…」と!愛だなあ。

「じゃあ警察官無理だろ」と即座に&的確にツッコむ仁との掛け合いが
微笑ましいです(*´艸`)

その後、逆に秋貴の警察官姿を想像して「似合う」と即答する仁ですが、
その後ハッとして
「(もしかして)コスプレプレイ願望でもあんの?」と聞いてみる。

この時の聞き方が、「あ あんの?」とドキドキ感が伝わってきて
個人的萌えポイントです✨

そして ながーーい沈黙の後の、「あるかも」の返事。
その返事にびっくりして、「はあ!!?」と大声が出ちゃう仁ー

という内容。

いつか二人のコスプレプレイが見られる日が来るのかなあ( ̄∀ ̄)
その場合はどんなコスプレがいいだろう…と妄想膨らみニヤけてしまう、
ほのぼの小冊子でした。

絶対的な信頼関係がベースのDom/Sub。受けにかしずくDom攻めの溺愛

電子で購入したまま、積読→年を越させてしまっていた、こちら…;

もっと早く読んでおけば良かったです;
カラー(首輪)とか、プレイ(命令)がSMを彷彿とさせて
ちょっと苦手意識のある、Dom/Sub。

そんな固定観念がひっくり返るような、受けの思いを汲み取りかしずくタイプの
攻めに、心を全て持っていかれました…

実はヴィル(攻)はクリス(受)の初恋の人で、二度目の恋に落ちるんですよね。
なんてロマンチック…!!

クリスの欲望を優しく引き出し、心地よく導くことを最上の喜びとする
ヴィルの姿が理想の攻めすぎて、心震えました。

美人受けクリスも、体格は劣ってもヴィルに負けない剣技を持ち、
大立ち回りで魔物を退治していく姿がとにかくカッコいい。

たいていの場合、どんなに強い受けでも攻めには敵わず、その実力を認めざるを得ないー

みたいなパターンが多いと思うんですが、
こちらは全くの対等。剣技も引き分け。もちろんプレイも。(むしろヴィルの甲斐甲斐しい奉仕が印象的)

なんというかこう、「ああ理想だなあ…」と憧れてしまう、
ちょっと新しいタイプのDom/Subのお話だった気がします。

個人的にバディものも大好きなので、二人がバディを組んで戦う様子にも
興奮しました。
戦闘シーンも臨場感があり、手に汗握って、映画のように流れる脳内シーンを堪能✨

「犬猿の仲」と言われ続けていたけど、実はお互いずっとずっと意識していた
(むしろヴィルの方が熱烈に!!)っていうのも、たまらなく萌えてしまうなあ。。

「契約関係でプレイしよう」と(下心おおいにありながら)誘ったのは
ヴィルの方なのに、いざクリスが部屋を訪れると焦ってる姿、
耳を赤くする姿とか、なんだか可愛くてしかたなかったです。
愛すべき攻めがここに…!

何度も読み返して、この世界に浸りたいなあ…と思える、
最高に素敵なDom/Subファンタジーでした・:*+.

溺愛辺境伯×落ちこぼれ王子、ドラゴン調伏への道

ナツ之えだまめ先生の新刊!
「落ちこぼれ王子」そして「溺愛」の文字に惹かれ、拝読しました。

落ちこぼれで本当は甘えん坊の第五王子・ノア(受)。
そんな彼が「星の君」と自分を呼ぶ美男・フィン(攻)と出会い、
民を救うため”竜の生贄”となる決意をして旅立つー

というお話。


全体的にポップでコミカル、ラブ面は攻めの甘い甘い愛が感じられて
読後は温かく幸せな気持ちに(*´˘`*)♡

馬のように地を駆ける地竜、ドラゴン、魔法も出てくるファンタジー、
ノアの盛大な勘違いや溺愛執着攻めにニヤニヤしながら楽しめる一冊でした☺︎

…実は中盤、ちょっと間延びした感もあったのですが;、
終盤、そんな気持ちも覆すまさかの…!というビックリ&楽しい展開が!!✨

そこで初めて明らかになる、”落ちこぼれ王子”と思われていた(し、自分でも
そう思っていた)ノアの「王才」と呼ばれる、王族の持つ特殊能力。

「なるほど〜!」と唸り、その後の”ドラゴンとの街中での追いかけっこ”を
ワクワクしながら読みました。

欲を言えば、攻めのフィンがノアに惹かれていく過程、そしてノアの魅力を
もう少しじっくりゆっくり、深く知りたかったかなあ、と。

フィンはノアに初めて出会った時から一目惚れ、その後はもう
”溺愛と甘やかしビーム!!!”って感じのあまあま展開で嬉しいのですが、
フィンが骨抜き状態になるほどのノアの内面の魅力が、いまいちピンとこなくて。。;

”健気でいじらしい落ちこぼれ王子”の姿は可愛いし、
道中、まずくて食べられず避けていた携帯食をなんとか必死に食べてみたりと、
行動が変化する様子も良かったんですが、
もう少し男前なところ、逞しいところがある受けの方が自分の好みなのかなあ、
なんて思ったりしました;


…とかなんとか、色々言いつつも。

物語途中の”虫歯治療”エピソード(不思議なお面と治療の舞、見てみたい〜!)や
「生贄になるんだ」と勘違いしてるノアとフィンとのちぐはぐなやりとりなど
クスっと笑える部分、とても楽しかったです◎

”鞭で調伏”なんてドラゴンが可哀想だなあ。。とちょっと思っていたので、
思いがけないドラゴン調伏方法となったのも嬉しかった✨

そして二人の初夜、ベッドに散らされた花のエピソードが
エロティック&ロマンチックでした〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
翌日の二人のベッドに散る花々の様子、想像してムフフ❤︎となりました。

甘えん坊末っ子王子が、溺愛辺境伯に「これでもか!」というほどの愛を注がれながら
民を救うために立ち上がるー

地竜やドラゴン、魔法の国の甘くハッピーなファンタジー、堪能しました☺︎・:*+.

切羽詰まった翔の表情、言葉に天を仰いだ小冊子

「瞳の中の僕を知らない 1」アニメイト有償小冊子のこちら、
すごく、すごくすごく良かった…!!

年下執着&一途攻め・翔の表情と言葉が刺さりすぎて、天を仰ぎました。
はー…痺れる…//


翔(攻)視点、怜(受)の家にお泊まりしたある日のお話です。

たまたまやってたホラー映画をなんとなく見始めた二人。
怖がる怜は「そろそろお風呂入ってこよっかな 翔はまだ観てていいよ」と言って
逃げ出そうとするのですが、部屋を出る直前に振り返って

「…翔も一緒に入らない?」と一言。
(ここで「いいっすよ」と淡々と答えておきながら、実は心の中で
「よっしゃ!!」とガッツポーズしてる翔、可愛すぎて悶えた)


場面変わって、お風呂にて。

「ああいう映画を見ると 肉体がなくなっても(魂が)存在し続けるなんて
どれだけ強烈な想い抱えてたんだろうとか…(中略)想像つかなくて」と語る怜。

それを聞いた翔は、後ろからがばっと怜を抱きしめながら
「あんたは もしたった今死んだとしても アッサリ消えたっていいと思ってるんですか?」
と熱烈なキスを…

そして怜の反応した部分を触りながら、
「俺は今あんたのせいで死んでも死にきれないんですが どうしてくれるんですか」
と切なく想いをぶつけます。

その後、そのままお風呂で…(詳しいえち描写はなし)

という内容。


ちょっと目を離したら、そのままアッサリ消えていなくなってしまいそうな怜に、
消えない楔を打ち込みたいー

そんな翔の仄暗い執着心に、たまらなくゾクゾクしてしまう。。

本編でもまだ明らかにされていない、記憶を失う前の二人の関係。
本当に本当に、2巻が待ち遠しいです。

甘くて濃ゆいお風呂えちの後、ベッドで語り合う二人のオチ?が可愛かった(๑˃̵ᴗ˂̵)
「エロいことしてたら霊って寄ってこないらしいですよ 良かったすねー」って。笑

年下執着溺愛男子の無尽蔵の体力に、怜にはぜひぜひこれからも
頑張って付き合ってあげて欲しい!(*´艸`)

そんなことを思いながら2巻に思いを馳せてしまう、
最高の小冊子でした✨

どんなにダルくても…!!最凶兄弟の”更生”の秘密

「俺たちはケモノじゃない」特約店ペーパーのこちら。

「更生」というタイトルの3コマ漫画、どんなにダルくても
決して学校をサボらない雷太&風太、その理由について描かれています。

朝起きて、それぞれ「だる…サボろうかな」と思う二人。
しかしそこで、「でも俺が今日サボったら、風太/雷太と一紗が
ふたりきりで登校を…!?とハッとします。

その後、急いで家を出る支度をしたと思われる二人は
なんとか一紗に合流しー

というお話。

はぁはぁと肩で息をしている二人の様子にクスッとしてしまいます(*´艸`)

なーーんにも知らずに「お前ら最近無遅刻無欠席だな!すっかり真面目になって…」と、
”更生”した二人を前にほろりとしている一紗、君のおかげだよ〜〜!笑


恋のパワーは、ダラけそうになる心をシャキッとさせるー
最凶兄弟のコミカルな”更生の秘密”のお話でした◎

雷太と風太、二人のケンカの原因はいつも…

らくたしょうこ先生新刊「俺たちはケモノじゃない」のとらのあな特典のこちら。

表面が口絵カラーイラスト、裏面が4コマ漫画(モノクロ)となっています。
漫画タイトルは「原因はいつも」、雷太と風太のいつもの日常、
ケンカの様子とその原因についてのお話です( ̄∀ ̄)

教室で、雷太の髪を結って遊ぶ一紗。
そんな二人の姿を窓の外から見ていた風太は、自宅で「俺も髪のばそうかな…」と
呟きます。
するとそれを聞いた雷太が「やめとけよ 似合わねーし」と余計な一言を言ってきてー

そしてその後は予想どおり(笑)。
登校途中、一紗の後ろで二人ポカスカし合っているところ、
振り返った一紗に「なんで朝っぱらからケンカしてんだ!!」と怒鳴られて…

という内容です。


髪の毛で遊ばれて「うーん…」という顔をしながらも、
大人しくされるがままになってる雷太が可愛い❤︎
最凶兄弟の”凶”の部分も引っ込んで、おとなしーーくなってる姿がちょっと笑えます。

自分が原因でいつもケンカが勃発してるって知ったら、
一紗はどんな反応するんだろう?と想像してニヤリとしてしまう、
クスッと笑えるほのぼのおまけ漫画でした(*´艸`)

「離婚して家族作るぞー!」…奮闘もふもふ転生タヌキの、お仕事(?)ラブコメ♡

いや〜〜〜小中先生の新作、まさかのタヌBL、楽しかった〜〜〜!!✨

先生はあとがきで「頭空っぽにして楽しんでください」なんて書かれてますが、
途中思いがけずホロリときて涙ぐんでしまうシーンもあって、
笑って萌えて幸せいっぱい、きゅーんとしてたまらないお話でした。

なんていうのかな、胸を刺す切なさのあるシリーズをこのところずっと
読んできたので、こういう楽しくて、可愛くて、とことんハッピー!!なお話が読めたのがとても嬉しいです◎


四◯元ポケットを持ち、化けタヌキからBL世界の人間へと転生したジル(受)。
もーー序盤でこの設定を読んでる時から声を出して笑ってましたꉂ(๑˃▽˂๑)

昭和ヒトケタ代生まれ、フトシ君という人間のもとで共に過ごすうち、
いつの間にか化け狸となって令和の時代まで90年生きていたジロー(=転生後のジル)。

しかし事故に遭い死んでしまったところ、色々あって
飼い主・フトシ君の孫・キリコちゃんが描いていたBL漫画の世界観を持つ世界へ転生ーー

…あ、書いててまた笑えてきちゃいました笑


その転生がちょっと完璧にはいかず、複数人の魂が入れ替わり入り、
わがままし放題で育ったオネエな悪役令息(=ジル)の器に入り込むことに。

気づけば美貌の侯爵家投手・アシュリー(攻)との結婚式当日の場面で、
「君を愛することはない」と冷たく言い放たれー

と続きます。


もうここまででも設定モリモリなんですが、
これが読めば読むほど面白くて!!
盛りすぎ感など全く感じさせず、グイグイ物語世界に引き込まれました。


全く自分のせいではないのに、悪役令息として
アシュリーから冷たい態度をとられるジル。

それでも仕方ないか、と割り切って”本物の家族”を作ろうと、
3年後の円満離婚を目指し侯爵家の中から少しずつ改革を始めて頑張るモフたぬき…
かわっ…!!

ジルは転生後も神通力を持ち、葉っぱを頭に乗せてタヌキに変身することができます。

アシュリーの、”妻(=人間)”としてのジルに対する冷たい態度と、
タヌキ姿のジルに対する態度の違い、その対比もまた面白可愛い!!
執務室でタヌキをモフってる長髪金髪侯爵に、激しく萌えました...(๑˃̵ᴗ˂̵)笑

転生して結婚式を挙げた直後のいわゆる”(意図しない)兵糧攻め事件”から
めちゃくちゃ笑ってしまったのですが、
その後もトントン進んでいくストーリー、出てくるエピソードが予想外でいちいち面白い〜!


二人が次第に心通わせていく様子も、読んでいるこちらに
手に取るように伝わってきてドキドキ、ときめいちゃいました。

前世での90年に及ぶ人生経験を生かし、なんとも頼もしく「お仕事改革」を
進めていくジルなんですが、恋した姿もとびきり可愛い!!!!

…いやなんかもう、「可愛い」しか言ってないですが;
本当に可愛くて。。

アシュリーのことをなんとも思っていなかった時は
普通に目を合わせて会話できていたのに、
二人の間に甘い雰囲気が漂うようになってからは無意識で「好き避け」しちゃう。

そんなジルの姿に「嫌がることをしているのではないか…?」とやきもきし
不安になるアシュリーの様子にも、も、萌え〜〜…!!!

結婚当初は氷のように冷たかったアシュリーの態度、
その振り幅もまたグッとくるんですよね。

氷の冷たさ→溺愛スパダリへの変貌。(大好き)

で、てっきりこのまま「ほのぼの、ほわわん」と進んでいくのかなと
思いきや。


アシュリーの元婚約者が土砂崩れに巻き込まれ、災害場所へと救いに行くことにー

とお話が急転し、ハラハラドキドキ。

そこで、”あの”機能が役立つのか〜!!!! と感心しきり、
正体がバレてしまったジルとアシュリーとのやりとりに胸打たれてときめいて、
なんか涙が出そうになり…と、ひとり脳内ドタバタでした笑

二人の間の誤解やわだかまりが解け 心通わせていく様子、
モフりタヌキの愛らしさ、侯爵家の面々とのエピソードなど、

萌えツボがぎゅぎゅーーーーーっと押されるポイント盛りだくさんで、
読み終えた今、とんでもなくハッピーな気分です(*´艸`)

アシュリーとジル、二人の気持ちと関係性の変化が、こう、
むずむずとくすぐったいんですが甘くて心地よくて幸せで・:*+.

電子で拝読しましたが、限定SSではアシュリー視点のお話が読め、
”この世界ならでは”の独特な子供の授かり方が知れて面白かった〜!


バリバリ働いちゃうモフたぬきの奮闘と、反発から一転して…という恋模様、
幸せいっぱいな気持ちになれる物語でした(*´˘`*)♡