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”運命の人”を探し求める、童貞ピュアっっピュア攻め

なんだこの二人のリーマンは!やたら可愛いぞ〜!(*´艸`)

松吉アコ先生、初読み作家様でした。

子供の頃からの憧れ、「運命の人」を探し求めて28年…の
童貞ワンコ年下”先輩”×エロかわメガネ年上先輩、というカプ。

「たった一人の”運命の人”に、全てを捧げたい…!」と夢見る
イケメン・広瀬くんはファンタジーの香りむんむんだけど笑、
そのピュアっピュアなところがなんとも微笑ましくて、
「頑張れ〜」と応援したくなるキャラでした◎

まず笑ったのが、そんな広瀬(攻)が年上後輩・三谷(受)に
運命を感じる瞬間です。

喫煙室での「そんなこと、ある〜!?」なまさかの
股間への顔タッチ(?)に、思わず吹き出しましたꉂ(๑˃▽˂๑)
びっくりし過ぎてぴゃっ、と飛び上がってるところが可愛いw


一方の三谷。
年下先輩・広瀬に対しても敬語を崩さず、
どこか抜けたところがありながらも
健気に頑張るリーマンー

と、そんな三谷の印象が一変するお仕事でのキリッとした姿と
バーでの一幕、自分から”お誘い”をかける三谷の豹変ぶり、
そのギャップにおおっ、とびっくり。

最初こそ、”体だけの付き合いを楽しむ遊び人”に見えた三谷ですが、、

のちに判明する彼の過去の恋のトラウマ、その心の奥底にある思い。
そこにまさか、まさかの広瀬のようなピュアさがあり、
キュンとしました(*´˘`*)

”運命の人”を求める者同士、お似合いの二人。

適当に遊んで性欲を発散していれば傷つくこともないけれど、
満たされることもないー

自分の心のうちを見つめ、そんな独白をする三谷の姿が印象的。
適当に性欲を発散することで満足しつつも、
心のどこかでは、寂しさや愛し愛されることを望んでいたんだなあ…
元カレと付き合っていた時に健気一途だった分、
裏切られたことのショックとその反動が大きかったんだろうな、、と
ちょっと切なくなるシーンでした。


紆余曲折を経て心はしっかり繋がった二人だけど、
なにせ何もかも初めて、な童貞攻め・広瀬なので、
体が繋がるまでが、焦れ焦れのもったもたです!w

お誘いすらスマートにできないところが、なんだかリアル( ̄∀ ̄)

そんな広瀬にイラつくこともなく、ちゃんと待ってあげた三谷もえらい。

終始一貫して”夢見る童貞”の攻めと、
いろんな姿を見せてくれる、根っこはピュピュア、な年上受け。

童貞営業マンくんの奮闘ぶりがおかしくて楽しくてクスッと笑える、
可愛いリーマンラブコメでした◎

★修正:tn形の分かる白抜き(電子シーモア)

登場人物、勢揃いの第19弾!”好きだから”こそのすれ違いの結末は

なんとシリーズ第19弾、10年目に突入したとのこと!
ただただ、すごい。おめでとうございます✨

今回は主役二人の後輩・伊勢崎×舞桜カプの愛ゆえのすれ違いと、
それに巻き込まれる賢吾×佐知…などなどのカプ(カップル勢揃い)の
様子が描かれるドタバタコメディ。

今回珍しく、佐知・賢吾、視点が交互に描かれていて新鮮でした。
賢吾視点のお話、すごく良かった。。
佐知みたいに意地を張ったりせず、自分の気持ちに正直に生きる男・賢吾、
分かりやすくてすごく好き。笑


ただ。なんというか、こう…
ほのぼの楽しく、癒されるハートフルな物語なんですが、
正直なところ、毎回お決まりのパターンには
ちょっと食傷気味に感じられる部分もあって。。評価に迷いました;

佐知が全方位に無自覚にモテすぎるところなど、
”お約束”の内容は安心感もあり、ふふふと微笑ましく思えたりもするのですが。

ホストクラブで微笑むだけで、他のお客さんをメロメロに…
っていうのも、なんだかなあ。
もうさすがにそこまで、佐知の魔性エピソードがなくても
いいかなあ、、と。

特に今回、一番「うーん…」となってしまったのが、
物語終盤のある場面です。

伊勢崎×舞桜のすれ違い解決のため、佐知たち4人が賢吾ら4人を
呼び出して”戦い”を挑むー

というシーン。

呼び出した4人は真剣にやってるんだろうけど、
ちょっと自分にはファンタジー過ぎて、、

伊勢崎×舞桜のすれ違い、その根本にあるものがシリアスで
恋愛の難しさの真髄に触れるものでもあるだけに、
コミカル全振りの解決方法に、乗り切れない部分がありました;

大好きだから、愛してるから、何をおいても相手を守りたいー
(たとえ隠し事をすることになったとしても)

という攻めメンバー。

それに対し、

守られるだけじゃなく、自分も守りたい。対等でありたい。
好きだから、一緒に悩んで考えたい。
隠し事をされるなんて、子供扱いのように感じて傷つくー

という舞桜たち受けメンバーの意見。

どちらの主張も納得できる部分があり、
平行線の意見がどう落としどころを見つけるのか、楽しみだった…がゆえの、
コミカル路線に「あれ?」という感じだったのかなあと思います。


と、佐知の行動にはいまいち共感・ハマりきれなかったのですが、
舞桜に会いに行った賢吾の語る言葉はストレートで、
じん…と胸打たれました。

子供扱いとか、対等に扱ってないとか、そういうことじゃない。
ただただ、好きなのだ…ということ。

直球すぎる言葉が、トスッと刺さる。

そして、”好き”という気持ちも、関係性の変化と共に成長する”と語った
佐知の言葉。
この言葉、深いなあ…と読みながら色々考えてしまいました。

最初は”ただそばにいたい”としか思っていなかった気持ちが、
”役に立ちたい”、”助けたい”、”守りたい”…
そうやってもっともっと、深く大きくなっていく。

今思い返しながら書いていても、
やっぱり深いなあ。。としみじみ感じます。

ということで、
ああ素敵だなあ、と思える点と、ちょっと…?と思える点とが
混在していたこの19巻。(うるさいこと言ってすみません;)

でもでもやっぱり、賢吾×佐知カプ、そして可愛い史のファミリー
大好きです。
収まるどころか加速するばかりの賢吾の溺愛と執着が、たまらないから( ̄∀ ̄)

史が成人し、二人がグレーヘアになるまで、そしてそれ以降も
ずっとこのファミリーを追っかけ、見守っていきたいです☺︎

右肩上がりに面白くなっていく。最高のSFサスペンスファンタジー

小中大豆先生の新刊、ドキドキ楽しみに待っていました…!
二駒レイム先生のイラストが麗しいです✨

半分ぐらい(電子で47%ぐらい)のところまで
切ないすれ違いが続く展開に辛く重い気持ちになり、
実は途中まで100%のめり込めていなかったのですが。。

中盤以降の盛り上がり、盛り返しの素晴らしさよ〜〜!!

互いの誤解が解かれ、愛を確かめ合い、
これでもか!と溺愛一筋で攻めてくる攻め(笑)に、
ニヤニヤ止まらず。

そして主役二人を殺害しようとした黒幕は誰なのか、
その動機は何なのかー

サスペンス好きとしては、そんな事件の解明からも目が離せない
一冊でした。くうう〜!最高に面白かったです。
そして攻めが愛しまくってくる様子、冷淡なすれ違い生活との豹変ぶりに
たまらなく萌えました。//


以下、簡単なあらすじと感想を..


とある惑星が舞台の近未来的な世界観。
SF要素に主役二人が殺害されるというサスペンス、
さらに”タイムリープ”の要素が加わったお話です。

中学時代に知り合い、お互い”両片思い”状態だったエイデン(攻)と
スバル(受)は、黒幕の画策によって互いの気持ちを誤解したまま夫夫に。

冷え切った結婚生活を送ること3年目のある日、
エイデンが交通事故死。

悲しみに暮れるスバルは、遺品を整理していて
エイデンの遺した愛のメッセージカードと指輪を見つけます。

自分たちのすれ違いと、エイデンの本心を彼が死んでから
初めて知ったスバルですが、その後ワインを飲んだ直後に倒れてしまいます。

薄れゆく意識の中、次に気がついた時には
3年前の結婚式の場面になぜかタイムリープしていて、
そこから”やり直し”の結婚生活が始まりー

と続きます。


先述したように、もう序盤〜中盤までの”すれ違い”は、
切なさいっぱい。
「まだ誤解解けないの!!?」と思いながら読んでいました;

結婚式の際に、嫌がるようにふっと軽い口づけのみで
顔を背けられ、傷つくスバル。

それでも初夜こそは…とドキドキしていたのに、
別の女性のもとへ行く、と告げられ体に触れられもせず。。

中学時代にエイデンに助けられてから、
一途に彼のことを想い続けてなんとかこじつけた結婚だった、と
スバルの健気な想いを知っているだけに、
エイデンの冷たい仕打ちがたまらなく悲しかったです( ; ; )

で、そこから一転、最っっっ高に萌えて「きゃああああああ」と
叫びそうになり、グッと拳を握ったのが、”やり直し”が始まる後半。

まず、スバルにとって2度目となる結婚式での場面から
吹き出しました。

まさかこれがタイムリープだとは思っていないスバル、
夢だと思って「そんなキスしかできねーのかよ。チッ(※イメージです)」
的なことを言ってのける。

集まった招待客たちもびっくり目が点、という描写に笑ってしまいましたꉂ(๑˃▽˂๑)

で、そんなふうに言われてただでは済まさない攻め・エイデンが
最高に良いーーーーー!!!!!

そこから見せる、ディーーーーーーーーーーーープなキスに
読んでるだけで腰が砕けました。。ありがとう…

長年の誤解が解けた後、照れくささ・恥ずかしさから
可愛い様子を見せるスバルにエイデンが向ける眼差し、
かける言葉、言動。

全てが最高レベルにあまーーーーーーくて、胸いっぱいです。✨

で、黒幕とタイムリープの謎が解けぬまま
電子では”残り20%”と表示され、
これ一体どうやって終わりに向かうの!?
とハラハラしたところでの、美しすぎる着地。
もう何も言えず、ただただ拍手を送るばかり。。


自分が予想していた犯人とは、全く違う犯人で。
タイムリープの謎に、”それ”がそんなふうに絡んできてたのか!と膝を打ち、、

黒幕Sを見事な手段で”ぎゃふん”と言わせるラストに
溜飲が下がり、興奮とドキドキで読み終えた後も
心臓がしばらくバクバクいっていました。

惑星が舞台、”エレメンツ”と呼ばれる特権階級的な存在と
その外側にいる者(”郊外”)との格差・身分差。

エレメンツは基本的に同性同士でしか結婚せず、
異性との結婚は”平民”がするものとして馬鹿にされているー

などなど、ともすればかなりゴチャついてしまいそうな特殊設定が多いのに、
ここまで混乱させずに一気に物語世界に引き込んでくださる
小中先生、本当に本当にすっごいなあ…!(語彙力...)と
ため息が出てしまう、最高に胸高鳴るSFファンタジーでした。

ギスギスから始まった二人の、ラストの姿。
二駒レイム先生による”ラブしかない!”イラストに
じーんと胸いっぱいに感動が広がりました。

すれ違いが長かった(本当に長かった…!)だけに、それを克服した
喜びもひとしお。

小中先生、最高のSFサスペンスファンタジーと萌えを
ありがとうございますヾ(*´∀`*)ノ

ヘタレリーマンに直球アプローチ。「押せ押せ!」とスパダリ受けを全力応援

仕事で体力をすっかり削られ、とぼとぼと帰りに寄った本屋で、
手に取ったこちら。

表紙から伝わる二人の関係性が良い…!(*´∀`*)
杉浦くんの上目遣いと、映らぬ攻めの顔から流れる汗。

裏表紙のイラストも可愛いんです。
バス停の陰からひょこっと嬉しそうに
攻めを見つめる杉浦くん。

そんな一冊に癒されたくて購入、
早速拝読しました。

まず。

私が一番好きなのは、脇キャラの杉浦弟・宏樹(ひろき)だわー…!

あんな完璧なお兄ちゃんがいたらかなり捻くれちゃったりしそうなのに、
口では憎まれ口もたたきつつ、ちゃんと兄の実力やら何やらを認めていて、
その些細な変化にも気づくし、心配もしてるんですよね。

ここぞ!という時に登場して、がっつり存在感を残していく姿に
惚れました//


そしてメインの、ヘタレリーマン攻め・辻さん×スパダリ高校生・杉浦くんの恋。

本当に”あっ”という間に本気の恋に落ち、
計算してスムーズに告白するつもりがぽろっと言葉が滑り落ち、
何もかもいつものように”完璧”にはいかず、
あれ?あれ?となってる杉浦くんが愛おしかったです・:*+.

攻め・辻さんは登場・出会い時のバスの中のエピソードが
頂点で、それ以降は割とずーーーーっと”カッコ悪い”!笑

最初から最後まで一貫してカッコいい杉浦くんとは
対照的なんですが、
”大人”としてのブレーキがかかるのも、
そりゃ立場上そうなるよなあ…、と共感できるし、
そんな実直さ、誠実さが辻さんの魅力でもあるんですよね。

なんだかいつも格好つかない、
カッコ悪い辻さんのカッコ悪さ、愛おしかったです(*´艸`)

一山乗り越え、思いを伝え合った二人の交際は始まったばかり。

これからも色んな障害はあるだろうけど、
日和る辻さんを杉浦くんが叱咤激励しながら(笑)、
たくさん幸せな思い出を積み重ねていってほしいです☺︎

欲を言えば。

二人の初夜、見たかったなあーー…!
その後の二人のお付き合いの様子、もっともっと見てみたいです…!(切望)

疲れた体と心に、優しく楽しく沁みる素敵な一冊でした✨

★修正:なし(描写なし)紙本

英田サキ先生追悼特集号。読み応えたっっっぷり、満足度MAXの一冊

BL小説雑誌、最後の生き残りであるキャラさん。
少しでも応援したくて、毎号買ってます…!

今号は英田サキ先生追悼特集。

実はまだ漫画でしか(しかも途中まで)ディック&ユウトの物語を知らない自分、、

サキ先生のその他のシリーズについても、各作品のイラストレーターさんが
コメントを寄せていらして、”読みたい!!!”欲がむくむくと…
元教え子×教師の「恋ひめやも」がとても気になったのでDEAD LOCKと共に購入しました。
(キャラ紹介、ストーリー紹介、ありがたいです…!)

今号の自分のお目当ては、大好きな釘宮つかさ先生の読み切りと、
松岡なつき先生の『FLESH &BLOOD』番外編、そして
海野幸先生の新刊番外編。
どれも最高に良かったーーーー✨

あっ。以前読んだ西野花先生『天上界を追放されても』のワンシーン、
コミカライズされていたものもすごく良くて、本編を読み返したくなりました◎

以下、目当てだったもの、印象に残ったものの感想を。
==============

◆おしのび王子の政略婚までの7日間(釘宮つかさ先生)

巻頭カラーは、大好きな釘宮先生の読み切りファンタジー。
ロマンチックで甘いお話にうっとりでした(*´˘`*)♡

獣人第二王子フィル×隣国の第17王子・ルシュカ。
世間知らずではあるけれど、懸命に苗のことを研究する健気な末王子、
長髪のルシュカが可愛かったー…!

フィルがルシュカに惚れ込んでいく様、紡がれる甘い愛の言葉にも
たまらなく萌えるお話でした✨

◆天才詩人は21世紀の夢を見る(『FLESH &BLOOD』番外篇)(松岡なつき先生)

ナイジェルに恋する、キット視点の番外編〜!カイトと一緒に屋敷の掃除をしながら、
「まったく別の世界」に迷い込むとはどんな気分なのか、
今いる世界とカイトが来た世界は何がどう違っているのか、
好奇心旺盛なキットがカイトから話を聞くー

というお話。

重要なのは「どこに辿り着くか」ではなく、「誰と共に生きるか」。

全てを捨てて(カズヤ…!涙)ジェフリーと共に生きることを選んだ
カイトのその言葉の重み、噛み締めました。

もう、6月27日発売の25巻(すごい巻数ですよね…!)が
今から待ちきれません。読みたい…!!

◆New chapter(DEADLOCK番外編)※漫画です

ディックが買い集めているバイク雑誌が日に日に増え、
彼がバイクを欲しがっていることを知ったユウト。
愛する恋人の願いを叶えたい、とこっそりキースに相談すると…というお話。

新たな家で始まる”第三章”、小説を読んでいない自分でも
ドキドキ胸高鳴ります。

あとユウティが可愛い!!!!
犬好きとしては、犬が出てくるならば絶対読まなきゃ!ということで
DEADLOCK1巻、電子で購入しました。読むぞーーー…!

◆みんなで市場調査(「社長、新人教育してください!」発売記念SP番外編)海野幸先生

つい先日、シリーズ第三弾が発売された上司(社長)×部下お仕事BLの番外編!
読む前からわくわくでした✨
「新人教育〜」に登場し、なかなかに社内を引っ掻き回してくれた(笑)
中途入社の社員・難波もちゃんと登場しています。
難波と共に、日々市場調査のためコワーキングスペースに繰り出す重治。
そんな重治の様子を見て、「俺とは一緒に帰ってもくれないのに」といじける
若き社長(24歳!)、久瀬がかっわいいー…!可愛すぎて悶絶でした(*´∀`*)

この番外編を読み、またもう一度新刊を読み返したくなりました。

◆東京ディストピア(犬飼のの先生)

うわあああ〜…!面白くて大興奮しました。
のの先生のこちらは、学園×近未来もの。
ハードボイルドなシーン、一部グロ系シーンもあり。

遺伝子操作されて生まれた”アーティフィシャル”と、
自然な妊娠出産を経て誕生した人間”ナチュラル”とが共存し、
アーティフィシャルが圧倒的多数のナチュラルを支配する世界。

アーティフィシャル3世×ナチュラル、
褐色肌でどこか天然、溺愛っぷりを見せる攻めが最高に魅力的だった…

当初は受けのことを女性だと思い込んでいて、告白時、ごく自然に「愛人に」なんて
言っちゃうところも含めて「どうなんだ…?この攻め」と思っていたのですが。
1話読み切ってみれば(続きものですよね…!?)、天然気味なところも含めて
憎めない、なんとも惹きつけられるキャラ。

そしてタダでは転ばない男前美人、マオ(受け)もカッコいい!
これから物語がどう展開していくのか、楽しみすぎます◎

interlude 同人 コミック

麻生ミツ晃 

二人のバイクデート、SAでの光のひととき

麻生ミツ晃先生「世界でいちばん遠い恋」2冊目の番外編同人誌となる
こちら。
春庭(J庭57)頒布のものですが、現地でお迎えできず、
やっとやっと通販で届いたものを読むことができました…!

グッズ大好きなので別売の二人のミニキャラ、
”バイクデート”アクスタも購入したのですが。
可愛すぎてもう、ダンボールを開けた時から興奮冷めやりません。。
こちらの同人誌の内容ともリンクしていて最高です✨
いっぱい色んなところに連れて行って、一緒にお出かけしたいヾ(*´∀`*)ノ

こちらの同人誌、本編2巻の幕間のお話となっています。
二人の海へのバイクデート。途中で寄ったSAでのひととき、その様子が
描かれています。

序盤、五十鈴のヘルメットを取ってあげながら、
「疲れてないか?」と声をかける十嘉の、さりげない優しさからもう
どきっ..

笑顔で頷き、「(疲れてないけど)でも興奮っていうか 胸がドキドキしてる」
とスマホに打ち込む五十鈴、わくわくしている様子が可愛くて//

SAオリジナルのパンを見つけた五十鈴がそれを
十嘉に教えると、十嘉は

「なんか食う?半分こしたら色々食えるんじゃねぇ」と提案。

五十鈴が「こういう所って 全部おいしそうに見えるよね」と返すと、

「や 五十鈴楽しそうだから」と言いながら、ちょっと目線上から
優しく微笑む十嘉...(尊すぎて私、昇天)

その後、セリフのないコマ、ページが5Pほど続くのですが、
この5Pがもう最高に良くて…!!!!

パンを半分こして食べ、一つのソフトクリームをシェアし
(ぺろっと舌を出してる十嘉、可愛すぎる)

”あっち行こ”と言うように十嘉の服の裾を引っ張る五十鈴、
二人目を合わせてにっこり、からのはしゃぎ笑い...

音の表現も何も描き込まれていないのですが、
SAデートを心から楽しむ二人の笑い声や周囲の音、ざわめきなどが
頭の中にぶわあっ…!と再生される感じ。

セリフはなくとも、熟読してしまいます。

スマホに「ここで一日デートできるのも分かr」と
入力しながら歩いていた五十鈴。
と、そこへ横から、クラクションを鳴らした車がー…!

すんでのところで、十嘉がぐっと五十鈴の腕をつかみ、
引き戻して自分の方へと抱き寄せます。

ここも無音なんですが、映画のワンシーンのように鮮やかに
そのシーンが浮かび上がる...

"ありがとう ごめんねぼーっとして”
と打ち込んだ五十鈴に十嘉が返した

「ん?ん オレこそ…悪い 車多い場所なのに気づかなかった」

という言葉。

優しい言葉に頬を赤く染め、
”十嘉くんの 強引な優しさはいつものことで”
”フワフワしてワクワクして””足が地面から少し浮いてるみたいに”感じる五十鈴。

胸が弾んで止まらない五十鈴のときめきが、
これでもか!と伝わってくる、光の内容に歓喜、歓喜でした・:*+.


そして巻末にもう一編。
こちらは『いち恋2』のアニメイト有償特典小冊子で描かれた
漫画の続き、とのこと。

イチャイチャした後、一緒にお風呂に入りたい、と十嘉が
わがままを言い(小冊子内容)、その湯上がり後のお話です。

五十鈴の肩をちょんちょんとつつき、
「浴衣もいっかい」と着付けを頼み、甘える十嘉。

そして着付けてくれる五十鈴を見つめ、
その頭に「ちぅ」とキスを…(!!!!!)

びっくりして顔を赤く染め、十嘉を見上げる五十鈴に
「や…だってそりゃ…」と言いながら自分もぽうっと赤くなる十嘉、
可愛すぎんか。大好きだー...!

奥付ページには、浴衣姿の二人、
座る五十鈴の髪をドライヤーで乾かしてあげる十嘉のイラストが。
二人が仲良しで嬉しい...(*´˘`*)♡

音やセリフのないコマからも、二人の喜びやわくわく、ドキドキ、
そんな気持ちが伝わってくる、素敵な素敵な番外編でした✨

★修正:なし(描写なし)紙同人誌

Sentinel Loverse 下 コミック

やん 

過去の傷ごと包み込んで…受けの包容力と強さに感涙の、センチネルバース完結巻

”風の街”シカゴが舞台のセンチネルバース、下巻も最高でした...・:*+.

アルバのトラウマを丸ごと受け止める受け・イツキの包容力が素晴らしかった。。
(攻めではなく、受けの包容力です!)

上巻は最高に興奮し、どきどきワクワクしながら拝読しましたが
こちらの下巻は、興奮というより胸打たれる描写が多く、
手に汗握って展開を見守りました。

センチネルバース、年上オヤジ(ガイド)×不憫受け(センチネル)、
絆され同士でバディもの。

センチネルを癒す「ガイド」は性行為で行われるのが一般的ですが、
特別なガイドである攻め・アルバは触れるだけでガイディングが行えるー

という設定の物語です。

上巻ラストにチラリと出てきた、アルバの心の傷、
トラウマとなっている過去の出来事。
顔から体にかけての大きな火傷の原因でもある
”炎のセンチネル戦士”とのストーリーは切なくて悲しくて、
読んでいて呼吸が速くなってしまうような、”ぐっ”と喉が詰まるような、
そんな思いでした...( ; ; )

”戦士”として国に管理され、利用されていることを十分分かっていた、
名前の出てこない”彼”。

アルバが今でも悔いている言動、
”自分の人生は自分で決められる”という言葉は
確かに「夢物語」ではあったかもしれないけれど、
悲しい結末になってしまったけれど、
その言葉は確かに”彼”の心を動かし、行動を変える力になっていたのだと思います。

イツキのことも”彼”同様に傷つけてしまうのではないかー

そう怯えるアルバをその傷ごと抱きしめ、
自分のバディになってくれ、と頼むイツキ。
上巻序盤の頃とは本当に別人のような彼の精神面の成長に(肉体も!)、
ただただ感無量でした。

二人でバディを組んで行った、大統領警護の仕事。
端っこで監視をするだけの任務だったはずが、
ピンチに陥る展開には「ああっ!!」と思わず声が出てしまった...

目覚めたアルバに縋りつき、泣きじゃくるイツキの姿に自分も涙( ; ; )
(首を撃たれて無事、なんてことあるの!?と驚きながらも、
とにかく無事でよかったよー…!)

生死を彷徨い意識を失っている間にアルバが再会した、”彼”。
その差し出された手を取らなかったことを、
”彼”は「それでいい」と言ってくれている気がします。

上巻では半ば無理やり、気持ちの伴わない形で
”ガイディング”として体を重ねた二人。

その二人が、下巻では心から互いを求め、
愛に溢れるセックスをしていることに感無量...

「ガイディングも、それとは関係ないセックスも大好きだ」と
思いを吐露しながら腰を揺らめかせるアルバ、
かっっっこ良かったーー…!!!

イツキの成長、アルバの辛い過去、
すれ違いを経て重なり合った二人の心。

全てのピースがダイレクトに心に響く、
読み応えのあるセンチネルバースで
これからまた折に触れて読み返したいな、と思う一冊でした✨

★修正:白抜き(真っ白です;)(電子シーモア)

事件とロマンスに満ちた第三弾!恋が変えた雨音の姿に感無量

神香うらら先生のこちらのシリーズも、第三弾!
同日発売の海野先生のお仕事ものも第三弾で、
同じ日に2冊の”第三弾”ものが楽しめるなんんて、嬉しい限りです☺︎

LAPD(ロサンゼルス警察)殺人課刑事、タフガイのワイアット×
女装癖あり&潔癖症、人嫌いのロマンス小説家・雨音というカプ。

二人のお付き合いも約一年半となり、
この恋が雨音に与えている影響と、雨音の変化を感じる
胸熱の一冊でした✨

なんといっても、あの接触恐怖症&潔癖症だった雨音が!!!
インフルエンザに感染してしまった愛しい恋人・ワイアットの
体の汗を拭き(❤︎)、看病を…!

そして、今回は女装もなし。
(2巻ではありましたっけ..?ちょっと記憶が曖昧;でも1巻では女装していた)

で、さらにさらに!
同居トライアルまで…!!! 歓喜です。

ワイアットとの安定した恋(ときめきは大)によって、
雨音がどんどんその世界を広げ、変わってゆく姿が頼もしく、
キラキラして見えました(*´˘`*)

恋のパワーって、すごい。
シンプルに、そう思います。

今回、恋愛面でさらにグッときたのが、
二人が初めて出会った時のことをワイアットが振り返り、
雨音に語るシーンです。

そんなふうに、一目で恋に落ちてたのね…!
と、きゅんが止まらず//
2度目に会ってしまった時に「運命だと思った」なんて、
熱いセリフに読みながら一人心の中で、「くーーーーっ!」と叫んでました。


そんなあまあま成分に癒されるのと同時に、
今回は雨音の作家としての新たな挑戦と、
ビバリーヒルズの富豪宅で起こる強盗傷害事件捜査というミステリ面、
この2つの面でも興奮、わくわくしきりでした。

作中、雨音が書き進めるミステリ小説が挟まるところ、
きっと神香先生、考えるの本当に大変だったと思うのですが、
面白かった〜!!

先生の「あとがき」の後に、その雨音のミステリ本の番外同人誌編が
ついてます( ̄∀ ̄)

シリーズ3冊目にして、”同居トライアル”にまで関係の進んだ二人。

もうこれは、”本格同棲編”シリーズ4作目に期待するしかない!!ヾ(*´∀`*)ノ
まだまだ続いてほしい大好きシリーズ、
続編も楽しみに楽しみに待っています!♡

胸熱、圧巻、快哉を叫んで力一杯拍手を送りたい…!そんなお仕事BL第三弾

海野先生の、大っっ好きなお仕事BLシリーズ第三弾!!

本当に、この発売日を楽しみに今月生きてきました。
期待の遥か上をゆく、圧巻の内容。最高オブ最高オブ最高です。

2巻が出た時、「これ以上ないぐらい最高!」と興奮しきりだったのですが、
今回それをひょいっと超えてくる素晴らしさでした・・

以下、興奮のままにレビューを書くため少々荒ぶります..


紆余曲折を経てくっついた、年下上司(社長)の久瀬×年上営業・重治、
10歳差カプの二人。
ついに同居生活を始めた二人、濡れ場自体は少ないながらも
そんな二人のあまーい生活が覗き見できる幸せ、溢れてました(*´˘`*)

今回は、事業拡大のため新規採用をかけた彼らの会社に、
なんとあの久瀬商事の元社員が応募してきて…

というところからお話が始まります。

優秀なエンジニアである彼、難波を引き入れることにとより、
社内メンバー全体の実力底上げを期待する久瀬ですが、
なにやら雲行きは怪しく…

周りの意見など意に介さずスタンドプレーしまくりな黒瀬に
周囲も手を焼き、社内全体の士気が目に見えて下がってきてしまう。
さらに久瀬が奮闘する新規事業の営業もうまくいかず、
八方塞がりの状態となった時、重治がある決意と共に動き出すー

と、ざっくりそんな展開のお話。


まず、ラブ面について少し。
こちらのシリーズ、本格お仕事ものとあって
情事描写等は最小限に抑えられていると思うのですが…

同居生活の中で、仕事に疲れ互いに弱みを見せる二人。
うまく他人に甘えられない重治にお手本を示すように
甘えてくれる久瀬の姿。

そして、難波の世話を焼く重治に難波が横恋慕するのではないかー
と嫉妬心を覗かせる久瀬…と、
たまらなく甘い気持ちにさせてくれる要素、しっかりきっかり、
ありましたー…!

なんとなく自分の中で久瀬は
”大型寡黙ハスキー犬”的立ち位置なのですが、
そんな彼が重治の前でだけお腹を見せてゴロゴロ…する(かのような)描写に
萌え転がりました。

10歳の歳の差をどこか気にしている重治だけれど、
実はその歳の差を気にしていたのは重治だけではなくて。

そりゃそうだよね、年上の恋人の前で、(自分は社長でもあるし)
カッコつけたくないわけがない!!

同居することで初めて見えた、互いの”隙”とでも言うべき
弱っている姿。
それすらも愛おしく、見せてくれたことに喜びを感じる二人の描写が胸熱でした...✨


そして、骨太なお仕事面。

今回のお話の中心となる中途社員・難波くん、
これがもう”圧倒的癖者”。
ただ、個人的には憎めなくて可愛くて仕方なかった…!(特にラストが)

この難波くん、最初はもう、本当にひどい態度で。

何を言ってもほぼ「はあ…」としか答えないし、
「電話をとってくださいね」と言えば
「絶対嫌です。俺はエンジニアとして採用されたんで」なんて返してくるし、

何もかも一人で勝手に進め、それを咎められると
「俺が一人でやった方が早いんで」と、対話も拒んで一人会議室にこもって作業。

人から何かを聞かれたり、教えを乞われれば
「ネットで調べれば載ってるじゃないですか」と冷淡な一言。


…いや、思い出しながら書き出してみましたけど、最悪だね!と
笑っちゃうw

そして周囲もほとほと手を焼き、困り果て、悩みに悩み抜いた末に
重治がひねり出した力技。

この手段については先に知るより本編を読んだ方が「くーーーーっ!」と
興奮&スッキリすること確実なため、詳しく書くことは控えますが…

その荒療治(?)の際、重治が難波に告げる
「わからないことがあったらネットで調べればいいじゃないですか。
マニュアルなんて探せば沢山ありますよ」

この、”これぞまさにブーメラン!”な返しには、思わずニヤリ(。-∀-)


で、そこから難波が気付かされる、いくつもの”仕事”の真髄。
物語終盤、重治に頭を下げながら(この変化、胸熱すぎる)
気付いたことを語る難波の姿に、自分も重治と共に快哉を叫びたくなりました。

マニュアルは確かに存在するけれど、そこから自分に必要な情報を探し
たどり着くのには膨大な時間がかかること。
(それが、難波の嫌う”非効率”に繋がるという皮肉)

そんな時、頼りになる人に相談することによって
5分で解決することがある。

今まで、質問してくる人に対し難波が冷淡に接したことによって、
相手にそういった”非効率で膨大な時間”を使わせてしまっていたことー

そしてまた、「人と相談する」なんて無駄!仕事は一人で進められる、と
豪語していた彼が、”チームで取り組む”ことの意義に気付き、言葉にする姿も
感動的でした。

他人と話し合い、相談し合い、意見を出し合うのは
時間もかかり、一見”無駄”で”非効率”に思えるかもしれないけれど、
決してそうではない。

自分が一週間かけても思い付かないようなアイデアを
対話の中から得ることができるー

荒療治で無茶振りとも思えるような仕事を振られた難波ですが、
嫌々ながらもきちんと取り組もうとし実際取り組んだそのガッツ、
素晴らしかったなあ。。

自分の過ちを認識して素直に謝ったり、態度をあらためたり
できるところも。

そして何より胸熱だったのが、重治の一貫した
「決して見捨てない」「世話を焼いて焼いて、焼きまくる」態度です。

久瀬兄・智也のように難波を「いらないパーツ」として
体よく放り出すのではなく、なんとか社に馴染ませ、
互いに心地よく働けるようにしようと文字通りお世話しまくる重治。

もーーーーそりゃ、「この会社には鳴沢さんがいるから」って
言われるわ!私だって好きになっちゃう!(久瀬さんごめんなさい)

”対・人”だからこそ難しく、
多くの人が嫌がるだろうし諦めるだろうことを
やり遂げてみせるしなやかさ、強さ。

そんな重治の足元にも及ばない自分だけれど、
彼の一貫した態度、考え方はお手本として自分の”核”にしたいー

そんな憧れを抱いてしまうような、胸熱すぎるシリーズ第三弾でしら。
第四弾も、正座して待ってます…!

Sentinel Loverse 上 コミック

やん 

舞台はシカゴ、ハードボイルドセンチネルバース開幕

いやーーーーーこれ、アメリカサスペンスドラマ、
ハードボイルド好きな方にはたまらないんじゃないでしょうか…!✨

自分は最初から最後までわくわくしっぱなし、
心揺さぶられっぱなしでした。
まるでアメリカドラマを観ているような高揚感…!

上巻→下巻まで読み、すごい!と興奮してまた上巻に戻って
2周してからの感想となります。

かなり昔ですが、夢中になって見ていた
アメリカドラマの”HEROES(ヒーローズ)”を思い出し、
胸が熱くなるお話でした。

センチネルバースで、バディもの(上巻ではまだバディになってません)。
そして、下巻で明かされる攻めのトラウマが
二人の関係性に大きく影響してきます。(上巻では触りのみ)

主人公はマフィアの下っ端役・イツキ(受)、19歳の青年。
彼は発達した五感と”風”を操る異能力を持っており、
その力を使って仲間達の逃走を手助けする係だった。

そんなある日、FBIの一斉摘発によって組織が壊滅し、
謎の男・アルバ(攻)に捕らわれてしまいます。

連れて行かれた政府組織で保護され、自分が”センチネル”という存在であると
教えられるイツキ。
そして五感が発達しすぎたセンチネルを癒すのが、”ガイド”である
アルバ達なのだと告げられます。

突然連れて来られたことに反発しながらも、
少しずつ距離を縮めていく二人はー

と物語が展開していきます。


この世界観では、センチネルを癒す方法は基本的に性行為のみ。
しかしアルバは”特別なガイド”で、触れるだけでセンチネルを癒すことができるー
という設定です。

「嫌だ」と言いながらも、アルバに体に触れられ、
扱かれて指を入れられて感じ、思考が蕩けていくイツキの姿、
官能的で可愛いー...!

あと、アクション好きとしてはイツキが”風”の力を使い
暴れるシーンにも大興奮。
ドラマや映画のワンシーンを見ているかのような、迫力ある描かれ方です。

そんなふうにエッチな描写もアクションシーンも最高に良いのですが、
何がいいって、イツキが施設に保護された自分の状況と
アルバを次第に受け入れ、心を開いていくその過程…!

これがすごく丁寧に描かれていて、
特に施設でイツキが初めてサンドイッチにむしゃぶりつき、
その美味しさに笑顔になる大コマは感動的だった…!!✨

五感が発達しすぎているため嗅覚も鋭く、
”臭い”と感じて今までろくなものを食べてこられなかったイツキ。

そんな彼が、アルバから差し出されたサンドイッチを
”臭くない”と感じ、空腹に耐えかねてそろそろ…と手を出し、
がぶっ。→→→”!!!!!”の表情が!!

イツキの興奮が手に取るように伝わってくるシーンでした。


逆に切なく、涙しそうになったのは、
偶然テレビで見かけた母親にどうしても一目会いたくなり会いに行くも…
というシーン。

自分は捨てられたのだーとあらためて認識し、
沈んでゆくイツキの姿に思わず涙が出ました( ; ; )


で!!

そこで終わらず、この時のアルバの態度がまた、
泣かせてくれるというか、二人の心が重なる瞬間にグッとくるというか…!

「泣くな」とイツキに囁き、彼を抱くアルバ。
そんなアルバも実は、過去の大きな大きなトラウマ・
喪失感を抱えて生きていてー

と、そのトラウマの内容がいよいよ明かされる…

というところで、下巻へと続きます。

身も心もアルバに預け、ワンコのように懐くイツキと、
突然態度を硬化させてしまったアルバ。
アルバの顔と体に大きく残る火傷の跡、その真実とは。

すでに下巻は一度読んでいますが、これからもう一度読み込むぞ!と
気合が入るし、結末まで知っていてもドキドキわくわくします。

”特殊能力持ち”のセンチネルと、特別なガイド。
そんな二人がの、躍動感あるハードボイルドな世界、
下巻ももう一度思いっきり楽しんでこようと思います…!・:*+.


★修正:白抜き(けっこう、真っ白です)(電子シーモア)