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一等美しく輝く、真珠のような君

真珠のように輝き、まっすぐ明るく進んでいく主人公、
その成長が眩しい一冊でした✨

筋骨隆々の海賊王×泳げない海軍士官、
敵対関係にある二人(受けは途中までその事実を知らない)が
ひょんなことから同居を始め、互いに絆され合って
愛し合うようになる物語です。

途中、海軍と海賊との癒着問題、
それにまつわる陰謀なども明らかになり、
謎の解明と追及、王城でのバトルなどシリアス展開も。

まず何より良かったのが、主人公・ライハの頑張り。
人の助けを借りたとしても、自分の頭と力で
現状打破しようと頑張るところが男前◎

美人で華奢な体なのに、実は体術バッチリできます!
というギャップに惚れます//

攻めに常に救われるヒロイン的な立ち位置の
お話も嫌いじゃなけれど、やっぱり受けにも
カッコよく困難に立ち向かって欲しい!

このライハ、抱えるトラウマや海軍内での立ち位置・扱われ方が
なかなかに不憫なのです。

物心つく前、溺れた自分を助けようとして母親が亡くなり、
さらに海軍に入ってから上官に襲われかけたこと。

そんな二重のトラウマに苦しみ、海軍士官なのに
船に乗ることも泳ぐこともできない。
そしてそれ故に役立たずとみなされ、ど田舎の村へと左遷されてしまう。

”目撃情報のあった海賊船の情報を探る”という名目で
体よく追いやられたライハですが、
そこで出会った熊のように体の大きい厳つい男・レオに
溺れかけたところを救われ、流れで居候することになりー

と始まる、敵対関係ファンタジー。

レオの正体が初めからガッツリ予想がつくのは
お約束ですが、この無愛想レオの豹変ぶりが、
大きな見どころの一つでした(*´∀`*)

つっけんどんな言い方はするけど、不器用な優しさを
見せていたレオ。

そんな彼が、なんでも一生懸命に頑張り、
明るく素直なライハに「おや?」と印象を覆され、
絆され、”好きだ”という感情を抱くようになっていくー

後半〜終盤にかけてのレオは、前半部分のレオとは
比べものにならないほど、あまーーーーーーい!!!

タイトルどおり「君は真珠」といったことを
遠慮なく囁きますし、美形の副船長に見惚れるライハを見て
嫉妬しちゃうし、またライハの涙にめっぽう弱く、
少しでも「痛い」と泣かれると
突っ込みたい気持ちをぐーーーーっと我慢する。w

熊さんのように大きな体で「待て」をするワンコな姿が
いじらしくて、キュンと萌えるー...

伊達きよ先生があとがきで書かれているように、
”過去と向き合い、乗り越えていく”主人公の成長譚の今作。

泳げず、船にも乗れない(吐いて気絶してしまうレベルのトラウマ…!)
ライハが、何をきっかけにどうトラウマを克服していくのか。
ここ、ドキドキハラハラしながら見守りました。

ヤナ婆さんの大切なものを守るため、
決死の覚悟で海へと足を踏み入れるライハ。
胸がぐっと熱くなる瞬間でした…!

自分の弱さをレオの前でさらけ出し、
レオの言葉に励まされて自分の弱さと向き合うことができたライハ。

けれどその関係は決して一方的なものではなく、
攻めのレオにもまた、過去に抱えているものがあるのですね。

交流が深まる中で互いの弱い部分をさらけ出し、
信頼と愛を深めていく二人の甘やかな時間に、
幸福感を味わいました(*´˘`*)

そして海軍と海賊との癒着問題と陰謀。

この王城での作戦と戦闘、そして解決に至るまでは、
ちょーーっと早急、急ぎ足に感じられたかな。。

敵方にもレオ&ライハ側にも、
何かもう少し捻りのある作戦があるのかな?と思いきや
意外とあっさり解決した感はあったかもです;

とはいえ。

ページが進むごとに甘やかになる二人の関係と、
過去に向き合う強さを得ていく主人公の姿ー

そういったものに心を打たれ、
読後は幸せな気持ちに包まれます。

360P超えのボリュームを楽しめる、
海が舞台のファンタジーでした・:*+.

またまた登場!変な推し活グッズ

『オフステージラブサイドRe』アニメイト特典ペーパーのこちらは、
トモヤが作ったケイさん推し活グッズについてのお話。

本編最終話、ケイさんが俺シャツ(トモヤのシャツ)を着て
窓際に立ち、夜明けのコーヒーを飲んでいたシーンと
繋がって(関係して)います。

この↑時、しっかりちゃっかりケイさんの姿を
写真に収めていたトモヤ。

それを使って作った謎のアクリルグッズを
ケイに発見され「なんだこれ…」と指摘されます。

「記念として絶対額に収めておかなきゃ!」
とパキった目で俄然主張するトモヤと、
そんなトモヤにツッコミを入れるケイさんとの
掛け合いが面白すぎるꉂ(๑˃▽˂๑)

と、ひとしきり笑ったところで

「そんなに着て欲しいなら いくらでも着るけど?」
「これも脱げよ」
と、不意打ちでトモヤのシャツを脱がそうとするケイさーーーーーーん!!(歓喜)

Sっ気ケイさんのいたずら(?)に
ニヤニヤが止まらない、面白可愛いおまけ漫画でした♡

ケイさんは◯◯が苦手…!?

『オフステージラブサイドRe』アニメイト有償8P小冊子、
漫画7Pです

ホラーが苦手なのに強がるケイさん&
強引にエッチに持ち込み”うまく誤魔化せた”と思ってるけど
全く誤魔化せてないケイさん、可愛すぎーーー!!
悶絶です(*´∀`*)

「たまには映画でも見るか」
「お前の好きなのでいいよ」
とトモヤに振ったところ、「じゃあ心霊ホラーで!」
と返され固まるケイさん。

なんとか誤魔化し(顔が誤魔化しきれてない笑)
一緒に見始めるも…

ソファに座り、膝にトモヤを乗っけて
きつーーーーーくバックハグ!

そのまましばらく鑑賞した後、唐突にテレビを消すトモヤ。

「やっぱりホラー苦手なんじゃないですか!」と指摘され、
「違うって」「(トモヤを抱きしめてるのは)スキンシップだ」
と頑なに否定するケイさん、
もーーー素直じゃないんだから…(大好きです❤︎)

そしてへへ〜と笑うトモヤの両足をガバッと持ち上げ、
「緊張してんのは こうする事考えてたからだよ」

の一言から始まる、濃密な時間・:*+.
(ケイさん誤魔化し方下手くそすぎて愛おしいです(。-∀-))

うなじにキスしながら、乳首をいじりながら、
奥まで突いてくれるケイさんがただただ、最高でした✨

トモヤがびゅるるっと発射してしまった後も、
まだまだ元気なケイさん。

「バテんなよ?」「まだこれからなんだから」
と、絶倫っぷりにもまた身悶えしてしまう..

そして事後。

”うまく誤魔化せたか”と思いホッとするケイさんの横で、
”お化け屋敷で怖がるところとかみたーーーい!”と
ドキドキしてるトモヤꉂ(๑˃▽˂๑)

全っっ然誤魔化せてないケイさんの”ホラー嫌い”と
濃厚えちに、こちらのハートもドキドキ忙しい〜!
そんな最高に萌える特典小冊子でした(*´◒`*)

★修正:tn細白短冊(紙小冊子)
短冊の数はMAX9本ぐらい…とやや多め;
ですが形や質感はちゃんと分かる修正でした( ̄∀ ̄)

恋人同士のイチャあま…だけじゃない!”逆推し活”カップル、最高の続編

アイドルものはなんとなくハマりきれないなあ…なんて
思っていた自分が見事沼落ちした、1巻。

待望の2巻、読む前から興奮していましたが
読後の今も興奮冷めやりません…!
一言でシンプルに、最っっ高!の続編だったーーー・:*+.

屈強寡黙クールな年上ボディガード×今をときめく若手アイドル、
ボディガードが、まさかのアイドルの”長年の推し”だったー
という斬新設定に萌え転がった1巻ですが、
続くこの2巻は恋人同士となった二人のイチャあまからスタート!

トモヤに膝枕されながら、つつつ…と意味ありげに
その体に触れて攻めフ◯ラ…
という序盤、ご褒美すぎます。天国です…✨

紙本は本数多めですが白短冊で、tn全体の形、袋、
我慢できずに垂れる液体などなど、余す所なく
眺めることができるのもまた最高に良き。目が潤う...

クールな顔して、攻めフェにanl舐めに…
と奉仕するケイさんが好きすぎる。

奉仕しながら「嫌じゃねえくせに…」ってオラつく
ケイさんもまた最高オブ最高でした。

で!

その後に続く、トモヤ新作(?)の”ケイさんグッズ”
を見つけた後の、ケイの顔!

怒りながらも、めっっっちゃくちゃ喜んでますよね!?
かああ、と頬を染めての”俺も大概やべーな…”のシーン、
食い入るように見つめて味わいました。

と、絶賛あまあま状態から始まる今作。

ただ、それだけではなく、そこからの
展開、盛り上がりとドキドキ&ときめきが
半端なかった…!

配信に写り込んだケイがファンに見つかり、
”かっこいい!”とSNSを中心に騒がれます。
その結果、ケイはINCITEの護衛担当から外れることにー

そんな事態になり、たまらなくキュン..としたのが
寂しさを感じながらも、何よりもケイさんの身を案じる
トモヤの健気さ。

そしてそれ以上にハートを撃ち抜かれたのが、
ケイさんの嫉妬ターンでした…!最高すぎんか。

内勤となり、トモヤのそばにいることは叶わず
メンバーのホテルからの配信を見つめるケイ。
仲良くはしゃぐ様子に嫉妬心を覚えてしまう
ケイさんの影のある顔、ゾクっときたーー...

そんな顔もできるケイさんが、LINEで送ってくるのが
仔鹿スタンプというギャップ!!
(しかもプルプル震えてるのが可愛すぎ(*´∀`*))

これも最高すぎてただただ「最高...」という言葉しか出てきません
語彙力喪失。。

トモヤがしてくれたフ◯ラが思いがけず
上手だったことから、ケイさんの嫉妬がMAX!!!になる
オラオラえち、すんごかったです。素晴らしかったです。

なんでそんなに、トモヤがテクニシャンだったのかー
というその理由を知り、またまたトモヤのいじらしさにキュン(*´艸`)

見えない場所にケイさんがつけたキスマーク、
ケイ→→→→→トモヤへの執着と愛が見えて
叫び出したくなりました

その後に続くケイのこれまでの恋愛の振り返り、
ここもすごく、良かったなあー…

二人のドライブデートの終盤、
今まで自分をフってきた男達の抱えていた”怖さ”に
ハッと気付くシーン、とても印象的でした

トモヤと出会い、交際したことで
確実にケイさんの中、その気持ちに
変化が生まれているんだなあ。

そして一方のトモヤもまた、
自身の中にあった独占欲を意識していくんですよね。

お互いの、なんというかこう、双方向の矢印→←
が強くて強くて強すぎるのが、たまらなく良いっ!!
激しく萌えます!!

そんなトモヤの独占欲が思わずコンサートでも
現れてしまった、あの行動!!
私もただただ、紙面ファンと共に「ぎゃああああ!!」
と叫ばせていただきました..(心の中で)

自分の中の、意識していなかった”独占欲”。
それをこれでもか!とぶつけ合う二人に
ただただ、萌えたぎるのみ。。

描き下ろしの、じゃれ合いからの
あまーい空気、そして濃厚えっちまで、
全部が全部ただただ眩しく、”神”一択です。

”ふにゃふにゃ”に蕩けあう二人に、
最っっ高の幸福感をお裾分けしてもらえましたよーー!
心の中で、ペンラを振って夢中になって二人を
応援していました(*´∀`*)

まだまだ、この大好きな二人の大好きなラブラブ生活を
見続けていたいです。

3巻も出ないかな。出てくれないかな。
楽しみに楽しみに、待っていますー!


★修正:tn白短冊(紙本)

爆笑必至!”メスお兄さん”を乗り越えるための性癖矯正メソッド

藤峰式先生の新刊、最っっ高に楽しくて
声を出して笑いました〜!

そもそも、”メスお兄さん”って何!?
(作中で受けも最初混乱してます笑)

そして、”メスお兄さん”を”乗り越える”って、
どうすれば乗り越えたことになるの!?

と、出てくるパンチのあるワードに爆笑しながら
読み進めました。

幼い頃近所に住んでいた乳首チラ見えお兄さんに
衝撃を受けて以来、西壁が歪んでしまった…ことに、
大学の友人達と語り合う中で気づいてしまった篤巳(受け)。

友人達からその元凶となったお兄さんは
「メスお兄さん」だ、と指摘され、
歪められた性癖を矯正するため、12年ぶりに
その”メスお兄さん”に会いに行くことにしてー

と始まるラブコメです。

いや、ほんと、作中でも一応説明?はされているけど
結局”メスお兄さん”ってなにーーーー!!!w
定義が知りたい..笑

「メスお兄さんを乗り越えたいんです!」と言って
突然現れた元小学生を見て、夢二さん(受け)も
ビックリだっただろうなあ…ꉂ(๑˃▽˂๑)

そんな二人の再会シーン、夢二が篤巳を家に招き入れるシーンから
爆笑ものでした。

「はいどーぞ 粗茶寄りの水道水でーーーす」
「お変わりし放題だから遠慮なく」

この夢二のセリフで吹き出したw

そして、「メスお兄さんを乗り越える」ために
”チラ見え乳首やら何やらが見えても動揺しなくなる”
ことを目指し、再会後の不思議な交流がスタート。

初っ端から全然乗り越えられずに
オ◯ニーした上顔射してしまってる篤巳...
乗り越えられる予感がしない!笑

と笑い転げながら読んでいたのですが、
夢二の過去の恋のトラウマが明かされていく
後半になるにつれ、切なさが漂い始めます。

夢二の元カレ・広樹への嫉妬に苦しむ篤巳だけど、
そんな嫉妬は無意味で略奪がしたいわけでもなくて、

ただただ今目の前にいる夢二さんを大事にしたいー

そう決心した時の篤巳の顔つき。
たまらなくグッときて、そのコマを
じーーーっと見つめてしまいました。

”メスお兄さん”という性癖に引っ張られて…
ではなく、
「夢二さんが好きで、夢二さんに恋をしているから」
ドキドキする。

そんな自覚をし、広樹のことを引きずる夢二を
過去ごと愛する、と宣言する篤巳、男前だよーーーーー...!!!(*´◒`*)

で。
一方の夢二さんが、トラウマを抱えつつも
次第に篤巳に絆され、惹かれていくようになる過程もまた良くて!

最低な元カレ・広樹が女性と結婚してしまい、
決して自分のところへは戻ってこないー
と分かってはいても諦めきれなかった夢二。

けれど篤巳との約束は決して破られず、
もう”ずっと待っていなくてもいいんだ”と気付いたんですね。
その時の、夢二が篤巳を見つめる表情の可愛さたるや…!・:*+.

再会当初こそ、胸を両手で寄せて見せつけたりして
篤巳をからかっていた夢二ですが、
後半〜終盤にかけては、いじらしい姿がいくつも見られ
”メスお兄さん”的側面とのギャップにノックアクトでしたー…!//

藤峰先生節が炸裂していた今作。

お付き合いを始めてその後、ラブラブな二人の
番外編がぜひとも見たいーーー!
夢二が篤巳に許された唯一のバイトのお話(描き下ろし)、
笑っちゃいました(*´艸`)
その後他のバイトは出来たのだろうか...きっとダメでしょうねw

カバー下には先生がびっしり書いてくださった
あとがきと、漫画が。

すっかりバカップル化してる二人に、
最後までおおいに笑わせてもらいましたヾ(*´∀`*)ノ


★修正:tn白抜き/一部トーン(紙本)

恐ろしくて悪魔で常識の通じないサイコパス攻め

やーーーー……これぞ夜光花先生!という、
かなりのぶっっっ飛んだサイコ攻めでした。
(以下、サイコっぷりについてのネタバレ含みますので
未読の方、ご注意ください)



かなり人を選ぶ作品かと思いますが、夜光先生の
『愛されたくない』なんかの執着攻めがお好きな方に、
特に刺さるのではないかと…!(自分はかなり好きでした( ̄∀ ̄))


とにかく、サイコっぷりが半端ない攻めです。

受けを守るどころか刺して殺そうとするわ、
受けを盾にして自分の身を守っちゃうわ、
媚薬を使って陵辱強姦、そして遊び感覚で魔物を操り、
学園や都を恐怖に陥れるー

いや、受けを刺し殺す攻めなんてBLで聞いたことないぞ…!?

と、該当シーンでは文字通り目が点になりました。

前世では大学生で、BLゲームの世界の
紅蓮高校1年生として転生した守(受け)。

なんとそこは、童貞だけが使える刀で魔物と戦い、
男と恋に落ちることで秘密の特殊能力が生まれるー

という大正風のとんでもない世界。

幼馴染や学園のイケメン三人組など、
自身に迫ってくるメンズからの誘惑を回避しながら
ゲームのラスボスである2年生の先輩・椿(攻め)を
倒そうと画策する守。

しかしある日、学園内の第一の殺人を防いだ守は
椿に嵌められ、刺されてしまう。
しかしなぜかそこで、彼に恋していないのに
特殊能力が開花してー

と続く、学園ミステリーものです。

刺されて死ぬはずだったところを、
特殊能力開花のおかげでなんとか助かる守。

ここからどうやって恋愛に発展するの!?と思うような
ビックリ展開なんですが、そこはさすが夜光先生。

物語の展開は早め…というかテンポが良く、
自分を殺そうとした男に陵辱されるも
快感を覚え、心も(身体も)絆されていくー

という過程が、ごくごく自然に描かれてます。
はー、先生すごい...感嘆のため息。。

いや、それにしたって守、チョロすぎるよね!?
と読みながら時折我に帰ってハッとするんですが…笑
それでも違和感なく読ませてくれる面白さ、
先を知りたくてたまらないゾクゾクわくわく感に、
ページをめくる手が止まりませんでした。

第一の殺人(未遂)に続いて起こる、
第二・第三の殺人(未遂)事件。

そんな事件を守は防ぐことができるのか、
第三の事件に関しては真犯人は誰なのか、
その動機は?

と、ミステリー好きの自分にとって
最高に昂る展開が続き、目が離せず。

そして何よりもゾクゾクさせられるのが、
ヤンデレ…というより完璧にサイコパスな攻め・椿の
執着!

”刺されたのに死ななかった”ことで
「いいオモチャ、みーつけた」と守に興味を持ち、
恋心、ましてや愛なんてカケラもなかったよね?

という彼が、物語が進むにつれて
激重執着っぷりを拗らせていきます。

読みながら、自分の中で
「あれ…?愛ってなんだったっけ...?」
と、愛の概念がバグるという感覚を味わいましたw

とんでもなくサイコな攻めと、完全なる絆され受け。

そんな二人が織りなす学園転生物語(×体格差も♡)、
面白すぎて一気読みの、ダークめ執着ラブストーリーでした。

二人の今後が心配…いや、すっごく気になります笑
守、がんばれ...!

奈良千春先生のイラストも、最高に妖しくて美麗で
物語にぴったりでした・:*+.

上田アキ先生、画業10周年おめでとうございます✨

星10、それ以上をつけたいほど、最高に最高の
漫画作品集でした…!

特に叫びたいのが、「30歳の孝史さんも、アラフィフの孝史さんも
最っっっっっっ高ーーーーー!!!!」ということ。
(すみません、好き過ぎて&興奮しすぎて少々荒ぶります。。
レビューも長くなると思います;)

そう!!
描き下ろし漫画で、30歳の頃の孝史さんが
見られるのです…!

めっっっっっちゃイケメン、男前の大人の男性が
そこにいました。
(でも今が一番好き//)

もう、この孝史さんが見られただけで
御本をお迎えした意味がある…!と思えるほど
興奮いたしました。。

そしてレビュータイトルを繰り返す形になりますが、
上田アキ先生、画業10周年おめでとうございます・:*+.
萌え溢れる素晴らしい作品を送り出してくださり、
本当にありがとうございます。

自分の中の”イケオジ”と言えば不動の一位、
孝史さん。
年上オジ萌えのヘキの道を開いてくれた、大っっ好きな
スパダリ攻めです。

そんな孝史(菱本)さん×佑樹くんのカプをメインに、
『恋も過ぎれば』のカプ(蘇芳×セイ)のお話も
クロスオーバーしながら紡がれる番外編集、
切なさなし、MAX甘くて最っっ高に萌えたぎる一冊です。

まず、手に取った時のボリューム、厚みがすごい。
あとがきまでで278P。(圧倒的感謝)

序盤はイラストギャラリー、その後「恋が満ちたら」の番外編、
「恋がぷにたら」でミニぷにキャラになった皆のお話
(↑グランピング編描き下ろし漫画あり♡)。

その後上田先生へのインタビュー記事、
「恋が〜」シリーズ既存の特典漫画詰め合わせ、
さらに最後に描き下ろし漫画が2編入っています。
(孝史さんの30歳&38歳頃の写真のお話は
この描き下ろしにあります)

「恋〜」シリーズ、ほぼコミコミさんからお迎えしたため
未読の特典類が色々あり、それがこういった形で
まとめて読めるなんて、喜びと感謝しかありません。。

アニメイト・コミコミ・TORICO(ホーリン)・とらのあな特典だけでなく、
ドラマCDや全サ、コラボカフェ商品特典、フェア特典リーフレットなど、
ぎゅぎゅっと詰まってます。
もう本当、夢のような詰め合わせにうっとり...(*´∀`*)

全てについてレビューを書くととても
制限字数内に収まらないため、
印象に残ったお話いくつかをピックアップして
書きます。

◆描き下ろし漫画「恋をしてから」
ー蘇芳くんと白川さんー

徹夜明けで疲れ、「先寝てていいぜ」と言われ
ベッドに倒れ込んだセイ。
ふわっと蘇芳の香りがし、安心してうとうとしているところに、
蘇芳が木に触れ作業をする音が聞こえます。

”僕も触られたいな”
そんなことを思いながら眠りに落ちたセイに、
作業を終えた蘇芳が覆い被さってきてー

頬をむにむにされ、目覚めたセイ。
寝ぼけたまま「もーっすおーーー
僕を置いてどこに行ってたんだよーー」

と呟いたところでハッとします。

寝ぼけたセイの呟きに、”ははっ!!”と嬉しそうに
破顔する蘇芳。
そしてそのまま甘く濃厚なエッチが始まり…

というお話、もうただただ一言、”最高ですありがとうございます!!”
普段クールな表情の年下攻め・蘇芳が”ははっ”と
声を上げて笑う姿、瞳に焼きついて離れないよーーーーー


ー菱本さんと伊勢くんー

荷物を整理していて出てきた、佑樹のアルバム。
(ちび佑樹くん可愛過ぎ)

そして棚から落ちてきた箱からひらりと
こぼれた、一枚の写真。
パーティーでシャンパングラスを手に微笑む、
スーツ姿・眼鏡なしの30歳の孝史さん身長186㎝ーーーーーーーー!!!!(興奮)

続いて出てきた10年前(38歳頃)の写真、
ビールジョッキを片手に顔を真っ赤にし、
石野と肩を並べて楽しそうな孝史さん!♡
この頃にはもう、眼鏡になっていたんですね〜

で!!!!!
その後の一枚が!!!!
タバコを吸う孝史さん!!!!
上田先生、なんっって色気のある描き方を
して下さるのか…!!
タバコ、決して好きではないのに、そこに漂う色気に
リアルに鼻血が出そうになりました。。
大好きです、孝史さん。

その後佑樹くんに迫る孝史さんのお顔ドアップ、
心臓がもちません。。。!!

そして最後の、佑樹くんの一言。
本当そのとおり、10年後も20年後も、30年後も!!
ずっとずっとずーーっと、キスして優しさを分け合う二人で
いてくれるよね。そんな未来が見えるよね…

素敵な言葉を返しながら、佑樹くんの手の甲に
キスを落とす孝史さんのお顔が、幸せに満ちています。

最高に心に刺さる、二人の優しい愛。
たまらない気持ちになりました。

◆こいがぷにたら
(第1話〜第16話+描き下ろし「グランピングのおまけ」)

ある晴れた日の昼下がり、ひょんなことから
二人と二人を取り巻く世界が”ぷに”の世界(ちび世界)
になってしまいー

というところから始まるミニキャラSのお話です。
もーーーーー上田先生の描かれるぷにキャラの
可愛さたるや!

アクスタ等も持ってますが、紙の上で動いて
喋ってるぷに孝史さん×佑樹くんの可愛さたるや。

初詣、クリスマス、お花見、グランピング…と
季節の行事を思いっきり楽しむぷにぷに2CPに、
ほのぼの心癒されました(*´∀`*)

4人で海で遊び、日焼けした姿(ぷに姿も!)での
いちゃつきは、メイトさん特典の4Pリーフレットで見られます◎

お風呂で佑樹くんを抱えながらの、
孝史さんの「誘ってる?」の一言の破壊力よ。

まるっと一冊通して、二人で共に過ごす日々の愛おしさ、
幸福感が(言葉はなくとも)孝史さんの表情から伝わってきます。


こんな幸せをお裾分けしてくれて、
上田先生、本当にありがとうございます…!
(私も、”攻めも受けも高身長”なカプ大好きです♡←先生のコメントに絡めて)

何度も何度も、うっとりと読み返したくなる
珠玉の番外編集。
読み応えも幸福感も萌えも天井をどどーん!と
突き抜けてしまう、最高・最高・最高の一冊でした…!✨

★修正:tn細白短冊(!!♡)(紙本)

あたためあう二人の、穏やかで尊い時間

スモブル最新7巻の、コミコミ特典8P小冊子です。
漫画は6P。

朔太郎視点で語られる、久慈宅での平和で、穏やかで、
あたたかな時間。
特別なことは何も起こらないけれど、何かたまらなく
胸にグッとくる、朔太郎の心情が描かれていました。

休みの前や出勤時間がゆっくり目な日の前日、
久慈の家に寄る朔太郎。

まだ仕事がある久慈が部屋にこもっている間に
遅めの夕食をとり、ひとりで飲んだりお風呂に入ったり。

たまに久慈の部屋から漏れ聞こえるキーボードの音に、
少し懐かしい気持ちになる朔太郎。
時には一緒にお風呂に入り、えっちなことをする時もあれば
ただあたたまる時も。

浴槽で向かい合い、何も言わぬ久慈の顔に
さらけ出された”言葉にできない何か”を感じとる朔太郎。

その後の朔太郎の行動が、温かくて愛に満ちていて、
グッときます。

向かい合った久慈の両耳を両手で塞ぎ、
「耳あっためてやる」
「耳まであったかいと 気持ちいいだろ?」と。

「うん きもちいいな」
と答えた久慈と見つめ合い、キスをしてー

お風呂上がり、久慈に「くじー、みずー氷もいれてー」
と甘える朔太郎も可愛ければ、目を細めて
「あまったれが」と言い、
コップで朔太郎の頭を小突く久慈も可愛い(*´艸`)

二人のじゃれ合い、ずーーーっと見ていられますね...

そんな二人の、温かな時間のお裾分け。
素敵な特典漫画でした(*´∀`*)



元社畜、ゲームの世界で「働き方改革」推進!

櫛野先生の新刊は、エルフ王×ゲームの世界に転生した30代社畜SEの
転生ファンタジー。

転生ものなんですが、ちょっと捻った部分があり、
楽しく拝読しました。

まず、笠井あゆみ先生の表紙イラストが麗しすぎて
じーーーーっと凝視...

帯が付いていて隠れている部分、帯を外して見える
レンドールのスラリとした足も魅力的です✨
個人的に”長髪攻め大好き”ということもあり、
ビジュ満点!の攻めでした◎

深夜残業中に過労で倒れ、そのまま自身がプレイしていた
ゲームの世界へと転生してしまった33歳の社畜SE・労(ロウ・受け)。

なんと自分がプレイしていたドワーフ側のキャラではなく、
敵方のエルフの中のモブエルフ(美♡)として転生し、
頭を抱えます。

しかしこのままではエルフ王・レンドール(攻め)が
闇落ちし、モブエルフとなった自身も滅ぼされてしまう。

そこでレンドールの闇落ちルートを変え、
未来を変えようとレンドールに対峙するのですが、
意見を言えば言うほどレンドールに興味を持たれ、
気に入られていきー

と続きます。


80%くらいの人が美貌のエルフ方としてプレイする中、
あえてドワーフ側を選んでプレイする…という
ちょっと捻くれた感のある主人公・労が好きです(。-∀-)

そして王であるレンドールにも怯まず、
堂々と社畜時代の経験を生かした「お仕事改革」アイデアを
述べる姿にスッキリ。

で、ドワーフ達を魔石の採掘で疲弊させているレンドール。

この攻めが一体、どんな傲慢でひどい奴なのか!?…と
思っていたら、ただただ事情を正しく把握していなかった&
妹の命を救うために躍起になっていただけなのですね。

生意気とも思える労の意見にも耳を傾ける
懐の広さ、寛大さがある。良いキャラ...

そんな攻め受け二人も男前でカッコいいのですが、
脇を固めるキャラもまた、魅力的でした。

特に自分が好きだったのは、
ヴァレリオとレンドールの妹・エミリア。

このヴァレリオ、お話の流れ的にてっきり悪役かと
思いきや…!の展開にびっくりです。

労が転生してきて色々頑張ることに伴い生まれた、
”ゲーム世界の歪み”。
物語中盤以降、その歪みの影響が明かされる過程で
「ヴァレリオー!!疑ってごめん...」という気持ちに;

転生世界の”修正力”によって意に沿わぬ行動を
取らされた後の狼狽えるヴァレリオが不憫で...( ; ; )
その後しっかり救われて、ほうっと一安心です。

笠井先生の描かれるヴァレリオのビジュも
素晴らしく麗しく、目と心を奪われました。

妹・エミリアもまた、儚げなのに
強く勇気を持ったキャラで、櫛野先生が「お気に入り」と
おっしゃるのが分かる!!

敵方だったエルフ達の人柄や考え方に触れ、
それを受け入れ変わっていく労。

そして、異世界から来た労の意見やアドバイスを受け入れ、
世界を良き方向に変えていこうとするレンドール。

「バグ排除」が始まった世界の未来を変えるためにー

手を取り合う双方の柔軟な姿勢が読んでいて心地よい
物語でした✨

一方で、互いに認め合いながら、その感情が
恋愛感情へと変化していく過程は、
より一歩踏み込んで詳しく見たかったかな、という気もします。

そしてラスト!
魔王討伐へ、いざー

という興奮に満ちたラストが素敵なんですが、
もーーー本当に自分の欲を言えば、魔王を倒したぞ!!ってところまで
ちょっとやっぱり見たかったかもー...!!
(でも良いラストだと思ってます..!)

と、そんな欲張りな思いも抱きつつ、
それでもやっぱり櫛野先生安定の溺愛っぷり、
爽やかな甘さに浸れる一冊でした・:*+.

白銀スパダリ狼の溺愛に酔いしれ、両家の絆に胸熱くなる

櫛野ゆい先生の新刊と共にお迎えした、こちら。

溺愛獣人大正風浪漫「第二弾」とのことですが、
第一弾(虎獣人、今作の攻めの上司が攻め)未読の自分でも
問題なく読めました☺︎

安心安全!の、櫛野先生の獣人溺愛もの、
あまあまに浸りたい…!という今の気分にピッタリ、ドンピシャでした✨

櫛野先生があとがきで語られているように、
恭一郎(攻め)は本当にまるっと”理想の旦那様”。

そんな旦那様を、自身の能力を使い
幾度も助けることになる千春(受け)もまた
健気で一途で一生懸命(+不憫)で、
心から応援したくなるキャラでした。

小さな薬屋を営む千春。15の時に母を事故で失い、
商店街の人々に見守られながら暮らしています。

そんな彼はある日、銃に撃たれて傷ついた銀狼を
自身の持つ治癒能力で救い、短くも温かい交流を持ちます。

その後銀狼は森へ帰り、またひとりぼっちになってしまったー

と思っていたところ、なんと千春が華族の血を引くものだと
告げる人物が現れ、そのまま成り行きでなぜか
霊獣一族・狼谷(かみたに)一族当主・34歳の恭一郎のもとへ
嫁ぐようにと強制され…

と続く物語です。

治癒能力を人に対して使ってしまうと、
激しく疲弊し場合によっては自身の命も危うくなる千春。
そんな彼のトラウマとなっている、「母の命を救えなかった」過去。

終盤、千春を庇って大怪我を負った恭一郎を
目の前にし、過去のトラウマが蘇るシーンでは
思わず泣きそうに( ; ; )

絶対に恭一郎を救ってみせるー
と決意し、持てるだけの力を全て注ぎ込む千春の描写、
息を呑んで手をギュッと握って読みました。

銀狼がまさか恭一郎だとは思わず、
自分の悩み事をとつとつと語る千春の様子、
そしてそれを聞いた銀狼(恭一郎)が慰めるように
千春にスリスリする姿には、萌えしか広がらず。・:*+.

そして何よりじーん...と胸熱くなったのは、
引き裂かれた千春の父母の悲恋と、
その千春の父と恭一郎(&恭一郎父)との繋がりのお話。

恭一郎と千春との出会いは、まさに「運命」と
言えるものだったんだなあ…

諜報活動を見事にこなす、軍服姿の最高にカッコいい旦那様。
まさに自分の理想の年上スパダリです。

愛する番のため、安心できる場所に巣を作りたいー

と、千春が薬屋を続けられるよう、
自分の屋敷ごとお引っ越しさせちゃう
大胆さと懐の広さ、愛の深さにグッときました(๑•̀ㅂ•́)و✧

第一弾の虎獣人のお話もまた、溺愛あまあまとのこと。
そちらも追って拝読し、溺愛の海に浸りたいと思います୨୧