前作が好きで繰り返しもう何度も読んでいて、続編が出ると知ったときは本当に嬉しかったものです。
まとめて読みたくて、単話は追わずに特装版がでるのをじっと待っていました…!
予約して発売日にすぐさま読みました!
……が、途中から「なんじゃこりゃ!?」感があって、何を読ませられているのかワケがわからなくなりました……!
いくら心配だからって、布団まで買ってゲイの男の家に泊まる??
布団まで買うあたりがちょっと気持ち悪くて…
佳乃にちゃんと報告したからって不安にならないわけがないじゃない。
ニコにたいする距離感がもうおかしい。
「フリーだったら全然アリだよ」ってニコに対して言ったあたりで、ガッカリしてしまいました……。なにこれ。冗談でも言って欲しくなかった。
それよりなによりニコとロウの場面が多すぎて、佳乃どこ??ってなりました。
ロウの社会人としてもスタンスもちょっと怖い。学生の延長みたいで。
社会人になって少し落ち着いて大人になったロウになっているかと思ったが全然だった。それに関しては今の時代で出版社はこんなにフランクなのかもしれないと自分を納得させましたが……微妙。
仕事とか頑張ってる風景でもあれば応援したくもなりましたが……
途中からすっかりロウが苦手キャラになってしまいました。
もともと、佳乃が好きで、佳乃の恋を応援したせいか、ロウが全く理解できなくなってしまい読んでて苦しかったです。
前作でもロウの恋愛の駆け引きの仕方が好きではなかったんですが、最後に想いを認めたところで二人を応援しようという気持ちになっていたのですが…
今回は佳乃がかわいそうすぎる。
続編ではイチャイチャした幸せな二人に会えると思ってました。
ラストのとってつけたかのような同棲展開でもロウへのモヤモヤが晴れずしらけた気持ちに。
佳乃は本当に幸せになれるんだろうか…ちょいちょい不安な気持ちにさせられるんじゃないだろうか…
そして、作者様のあとがきを読んでさらに残念な気持ちになり、特装版の小冊子を読んでも楽しめませんでした。
結局スピンオフが描きたいがためにニコをこんなにだしてきたんですかね?
「読者の応援次第で…」の文章でさらに悲しくさえなりました。
たんなるスピンオフ執筆のための布石だったんですかね?
この続編を読み返すことはなさそうです。
大好きだった一作目も当分は読めなさそうです。
そのくらいショックでした。
作者様が描くものを応援したい気持ちはありますが、私には応援の気持ちだけで神評価をつけることはできませんでした。
ファンだったら作者が描きたいものを応援するべきだって読者さんもいると思いますが、今回の続編に対する正直な気持ちです。
このさき同棲編やスピンオフでるかもしれませんが、もうこんな思いをするのはごめんだと言った気持ちが強いです。
この悲しい気持ちをどうにかしたくて普段は読むだけのレビューを書きました。
不快になった方がいたらごめんなさい。
一読者の意見ですのでご容赦ください。