鯛蛯の2人が大好きで、一巻発売時からずっと応援してきました。でも、ここにきて、ずっとこんな調子ならこの作品を読み続けるのは難しいかもしれないと感じるようになってしまいました。大好きな作品にこんな評価をつけるのは気が引けますが、今回あまりにも悲しい気持ちになったのでこの評価にさせていただきます。
まず、鯛蛯の2人はどこに行ってしまったのでしょうか。正直、3巻で差波さんが出てきてからかなり嫌な予感はしていました。明らかに推されてるし、Xにあげられるイラストもめーサムばかり。あれ...鯛蛯は...?と思っていましたが、本編でちゃんと2人が進展してくれるならまぁ良いか、と思い直しました。でも、一年待って出た4巻は鯛蛯の進展どころか蛯原くんがほぼ空気。一方でめーサムはホテルに行って色々してました。なんだこれ?私は今何を見せられてるんだ?と思わざるを得ません。Xを見る限り、先生はかなり瀬賀がお気に入りのようですが、逆に蛯原くんに対する愛を全然感じられないのは私だけでしょうか...。私は蛯原くんが大好きなので、4巻で全然出てこなかったのがかなり悲しかったです。
そもそも、瀬賀ってあんなキャラでしたっけ?瀬賀は蛯原くんの事が好きなんですよね...?あと彼はノンケですよね...?酔っているとは言え、何故あんなに積極的にガチガチの男である差波さんを誘ったのか理解できませんでした。口が悪くて周りと上手くやれない自分自身を良い奴だと言ってくれた蛯原くんに惹かれたんですよね。綾カスを自分と蛯原くんに重ねるくらい、寝言で名前を呼んでしまうくらい好きなんですよね...。瀬賀の蛯原くんへの思いが本物だからこそ、あの展開はかなり解せない部分が多かったです。モブ男にエロい目で見られる話もありましたし、瀬賀はエロ要員だったのでしょうか。だとしたら、あの唐突なエロ展開にも合点が行きます。私はエロい瀬賀じゃなくて、蛯原くんに最低だなって言われてショック過ぎて真っ白になって変なトーンを原稿に貼ってしまう残念イケメンな瀬賀が好きでした。きっと私の解釈が間違っていたんだと思います。
連載開始から7年も経っているので、色々変わってきてしまうのは仕方のない事なのかもしれません。でも、鯛代くんというタイトルにしているからには、少しでも良いから鯛蛯を進展させて欲しかったです。ここまでめーサム推しだと、鯛蛯を描くことに飽きたんだろうな、としか思えません。次巻では鯛蛯の2人をたくさん見れることを期待しています。