物語は遂に最終章。高校生の竜之介と志摩がモラトリアムを経て、しっかりと未来に向けて歩き出します。寂しさに押し潰されそうになりながらも、手を取り合って。お互いの存在を強さに変えて。
硬派で一本気で不器用な男、竜之介の愛らしさが限界突破している本作。志摩もまたグッと男らしさを上げてきました。
焦らしに焦らされて、遂に見られた竜之介の笑顔、この展開は神でした。自分があたかも志摩になったように萌心が焼き尽くされましたもの…それから志摩でより敏感に感じちゃう竜之介にも萌え転がりました。
あまりに見事な大団円に寂しくも温かな気持ちで二人の門出を祝い、この先の幸せを願って止みません。ゆくえ先生、素晴らしい作品をありがとうございました!