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女性井戸みずさん

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ファンタジーとサスペンスと!

10年以上前の作品ですが、特別古さを感じることなく楽しく拝読しました!
とある事情で、壊れ気味だった聖明が、異世界から来た狼族の青年グレンを匿い、狼姿になった青年をもふったり異文化交流(?)したりで心の傷がゆっくり癒されていく。
近いうちに元の世界へ戻ってしまうグレンに抱いてしまった聖明の想いに切なさを感じつつ、要所要所にサスペンスなシーンがはさまれ、ふたりのやりとりに萌えたり切なくなったり、サスペンス部分にハラハラしたり誰もかもが犯人に見えたりで忙しかったです!が、面白かった…!読み応えありました!!

イカ!食べさせてあげてよぉ!

イクマさんとの約束は絶対忘れないマンのセルデアさんとイクマさん、念願のイカ食い倒れデートだー!かわいいデート、見せてくださいよ!と、わっくわくしながら読んでたというのに……あ、あんなことになるなんて思わないじゃないですかぁ!

本文と番外編、今作もすっごく面白かったです!舞台を隣国へ移し、前作では「どうしようもねぇな!」と思ってしまった残念な化身2名の見せ場もしっかりあって、好感度回復しました。ちゃんと、やればできる男たちでした。
前作では、セルデアさんの一途すぎる重い愛に涙涙でしたが、今作はイクマさんの、セルデアさんに対する愛に涙涙でした…。
今作も高山先生の美麗な挿絵があるのですが、こ、ここに挿絵を持ってこられるのですかー!と、再現度の高すぎるイラストにわたしの涙腺も崩壊です。彼の涙は、美しすぎました…。

セルデアさんとイクマさんの、お互いの愛の深さに咽び泣き、予想できない怒涛の展開に「そ、そうくるー!?」と夢中で読み進め、元神様の置き土産に抱く思いが物語中盤と終盤でガラリと変わり(守って、くれてたんですよね…!)、元神様とその恋人の微笑ましい過去のワンシーンに和みつつ、彼らが歩む未来を思って胸が苦しくなったり、今作ラスボスの真意に(やはり憎みきれない…)となったり、自分の眷属にでも嫉妬しちゃうセルデアさんかわいい!ミニ白蛇さんプリティ!元側付き神官さん、安定の泣き虫っぷりだけどかっこいい!演技上手なパーラちゃんに主演女優賞あげたい…。ユヅくんそうだったの!?いやでもわかる、惚れるよね…などなど、泣いたり笑ったり、たくさん楽しませていただきました…!
大満足です!続きは出ないんでしょうか!自国へ帰る前に、イクマさんはセルデアさんとイカ食べられたんですか!?リベンジデートを楽しんでから自国へ戻ったと信じてます…!

めちゃくちゃ面白かった……!!

初めましての先生です。タイトルからライトな物語なのかなと読み始めたのですが…め、めっっっっちゃくっっちゃ面白かった…です…!

過去に召喚され現代に戻った、歴代一位の力を持つ神子様が十数年後に再召喚されてから物語スタート。この先代神子のイクマさんが大変男前でした…。
現代に戻る理由の一つになった、神子時代にめちゃくちゃ自分を嫌っていた公爵の真実や、彼の孤独、そして深くて重すぎる一途な愛。
「こうなるのかな?」と予想するも「そうくるのぉ!?」と予想外の展開が怒涛のように繰り広げられるので、夢中で読み続けてしまいました。
ハッピーエンドでよかった……。攻め様の涙はたいへん美しく……まさかまさかの挿絵ありだったので、何度も涙ぐんでしまいました……!

サブキャラも魅力的でした!他の化身はメルディさん以外「どうしようもねえな!(笑顔)」なので、そんなに絡んでこなかったの嬉しかったです。メルディさん、静かに怒ってるのか排除してくれてましたね。素敵。すきです。
元孤児の、世話役の女の子がすごく好き。かっわいいです!元側付き神官さんも、出番は少なかったけれども印象に残るいい味だしてました!

元凶である彼も、過去を覗き見た読者としては憎みきれません。どうか、安らかにおやすみなさい…と、祈ってます。
続編もあるんですよね!まだまだこのふたりのお話を読みたいのでありがたいです!

おおらかすぎる王子とわんこオメガ

大好きな作品です!何度も読み返し、そのたび「好きだ~!」となっちゃいます。大好きです!
シリアス場面もちらほらありますが、基本はラブコメ!オメガの泉生くんのわんこっぷりが凄まじくて可愛いですし、勃起不全(!)アルファ王子のおおらかさ寛容さがすごい、なんかとんでもねぇカップルのお話です。

両親は他界、連絡の取れる身内とも疎遠で更に勤め先は倒産……。そんな泉生くんが旅先の異国で予定外のヒートを起こし、王子に助けられます。ひと目でわかった、運命のつがいだと!けれど王子はアルファだけれどオメガの香りがわからず勃起不全。ヒートな泉生に性的な意味では無関心。でも往来でヒートを起こした外国人(泉生)を助けてくれる優しい王子です。
そんな王子に泉生くんは押して押して押しまくって愛情をぶつけまくります。まるでわんこのように愛情を向ける泉生くんに王子も絆されていく様子がたまりません。泉生→→→→→→→→王子だったのが、泉生くんのひととなりを知り、王子も惹かれていく。
シリアスなお国事情やオメガにまつわるあれこれに巻き込まれたりの場面ではハラハラし、泉生くんが王子に愛を投げつけてる場面では笑わせていただき、泉生くんの過去や王子への想いに涙し……。何度読んでも心に響く物語です。大好き……!

これぞ冒険物語

電子版で拝読しました。書籍を開いた時、そのボリュームに圧倒されましたがテンポよく進む物語で、中だるみすることなく楽しく読了。面白かったです!

百年に一度、瘴気に襲われる国に召喚された少年カイト。共に召喚された女性に「聖女様だ!」と周囲が注目してる隙にその場から逃亡します。己は「聖女召喚に巻き込まれたおまけだから冷遇される!」と思って。賢すぎ。
元の世界ではずっと入院してて、おそらく召喚と同時期に亡くなってしまったカイトくん。異世界では健康な体をゲットでき、はしゃぐ様子に涙目になっちゃいました。健康体なら当たり前にできることを全身で喜び、楽しんでいるのが伝わってきて。

その後、「綺麗なお兄さん」と出会い、ふたりで旅に出て冒険者となり、旅先でとんでもねぇことをさらっとこなし、周囲をあんぐりさせながら目的地へたどり着きます。冒険者暮らしを楽しみ、お互いを尊重し合うふたりに好感度は上がりまくり。めちゃくちゃかわいいカップルです。

カイトくんは「聖女のおまけ」ではなくとんでもねぇ魔力を持った「聖人」だというのはお約束ですが、このカイトくんが知識魔人なので魔力でチートしまくりです。またこれが気持ちいいくらいさくさくあっさりこなしてくれるので、周囲の方々は「待ってくれ!情報量が多い!」状態だろうなと笑ってしまいます。だがそれがいい。

瘴気が確認され、浄化の旅へ。
浄化が終わり、「聖女」と呼ばれていた召喚まきこまれ少女の処遇もきっちり決まり、後味の悪いことはなく綺麗にまとめられていました。

テンポよく進む冒険譚を楽しみ、何度か語られるカイトくんの過去話?に「健康になってよかったねえ……!」と涙し、浄化後の領地改造っぷりに笑い、とすっごく楽しませていただきました。
お色気シーンはあっさり控えめですが、ふたりがらっぶらぶなのはわかってますので不満はないです!これだけ冒険譚に重きを置かれてる物語なんですから、これくらいでちょうどいい!とわたくしめは思いました。
視点がころころ変わるし登場人物も多くて途中で「誰だっけ!」となることもありましたが、様々な人物の視点で描かれるので、物語の深みが増してすごく面白かったです!絶望的な状態で聖人様登場!の流れは痺れました。
読後感も最高によかった!です!

増えてお得!

「増えて得」
作中で、そのようなことをとある方がおっしゃいます。そうね…増えて、お得だね…と、思わず笑ってしまいました。増えて、お得です。何が増えてお得なのかは是非本文を読んでいただきたいと思います!そう言われてみればそうね!お得ね!と、わたくしめは思いましたw

Web掲載作品の書籍化だそうですが、Web版は未読です。上下巻の上巻、ラスボスかな?と思われる人物が出てきて「続く」!残ページは番外編でした。
本編もですが、番外編も、愛溢れる物語ばかりで……。何度か涙ぐんでしまいました。ええ話や……。ナインくん、よかったね…ふたりでしあわせになっておくれ…!

悪の総統レインくんの育ての親である刹那さんがとある事情でレインくんから逃亡し、自分の体を失って新しい体へと生まれ変わり?ます。見た目も年齢も違う、新しい生。所属は悪の組織と敵対する正義の味方。
運命の悪戯なのか、新しい職場が悪の組織の本部で。レインから逃亡したというのに、そのレインくんに懐かれちゃってる状態で物語スタートです。

タイトルがタイトルなので、ずっと追いかけっこするのかな?と思っていたのですが、割と早い段階で正体を見破られ逃亡終了となりました。

ところどころコメディタッチで描かれてて、メインキャラだけでなくサブキャラも個性豊かで魅力的!物語を「これでもか!」と彩って楽しませてくださいます。
不死鳥ベスさんが、素晴らしく素敵な方で…!めちゃくちゃ好きです。産卵シーン眺めてたい。
上巻の本編ラストが、シリアス突入か…!?と思わせる内容ですので下巻を読むのがたのしみです!
刹那さんとレインさん、ベスさん一家と愉快な仲間たちが繰り広げる物語、続きを楽しんできます!

大型犬わんこ騎士が色んな意味ですごい

先生買いしてます。今作もすっっっっっごく!面白かったです!!!!
まだ発情期が来たことないオメガで娼館勤めのセノくんと、一途すぎるわんこ騎士の恋物語。
あらすじから察するメインキャラふたりの状況で、身分差だったりなんだりのシリアスなお話なのかなと思っていたのですが、コミカルでテンポのいい話運びで…!シリアスな中にくすくすと笑えるコメディタッチがたくさんあり、最後の一行まで楽しく拝読しました!!面白かった!!!騎士さまの察しの良さが凄まじくて……犬でした……。

メインキャラだけでなく、周囲の方々も個性豊かで読んでいて楽しかったです!筋骨隆々華道家オネエさまとか、セノくんと騎士様を引き合わせた恋のキューピッド的立場のチャラ男や父親ズ、娼館のボスなどなど。セノくんにおかしで買収されたのにあっさり騎士様にゲロってる警備兵たちもモブながらすごいキャラが立ってるな!と。主役だけでなく、登場人物みんな生き生きとしてました。

まだこのふたりの物語を読んでいたかったなぁ、と物足りない気持ちはありますが、この余韻がまた気持ちいい。面白かったです!!!

押せ押せの神様

主人公クラウスが生まれた時からずっと見守っていた戦神が、うっかり地上に堕ち肉体を得て愛しのクラウスくんに愛を殴りつけるように押して押して押して押しまくるお話でした!
神様の熱烈な求愛に、出会って数日で絆されちゃうクラウスくん、チョロいな~と思ったりもしますが、ここまで熱烈つよつよな求愛だと受け入れちゃっても仕方ないな、と納得しちゃう読後感でした。
面白かったんですが、クラウスくんの職業が冒険者で、仲間たちとパーティーを組みつつ旅をしているのに、ひとつの街のなかで物語が始まり終わってしまうので、ちょっと残念だったかな。パーティー内でしっかりと重要な働きをしているのにあまり認められてないのもちょっぴりモヤりました。なんであんなやつらと一緒に旅してるんだ。まあ物語開始時点で解消間近かなとかクラウスくんも考えてましたが。

メインCPの、追って追われて捕まって、な図は稲月先生作品でよく拝読しております。テンポよいコメディで楽しませていただいたのですが、ちょこちょこと気になるところがあって集中しきれなかったのが残念です。面白かったんですが!

神様の気分で天気が変わるので、ラストでは笑っちゃいました。街中花びらいっぱいのしあわせっぷり!
いわゆる、「俺たちの旅はこれからだー!」EDなのですが、神様って地元(?)から離れていいんだ…?とどうでもいいことが気になってしまいました。いいんだ…?いいんだろうな!

モブとして小説の世界へ

大好きなWeb小説のモブとなり、推しの死を回避する!
好き要素ばかりだったので、配信を楽しみにしておりました。電子版です!

推しの死ー。その展開に衝撃を受けていた受けのヒナタくん、Web小説のマスコットキャラ、くまのぬいぐるみであるリッキーに導かれ、モブとして小説の世界へ。
転移直前、リッキーにプロフィールを尋ねられ、言語専攻の大学院生であることなどを話したからか、小説内で彼は「東方の国出身、王立学術院の学生。時々宮廷で通訳」という立場のモブに。小説のメインキャラは王太子や公爵など、立場のある方々なので、通訳で宮廷パーティーに参加してるモブでも接触の機会がある。そんな手厚い状態で、ヒナタの異世界生活スタートです!

モブである自分の行動で、小説の展開が変わっていると気づき、これなら推しの死を回避できるのでは…?と希望を持つヒナタ。Web小説で先の展開を知っているという強みから、推しの死に繋がるかも?なフラグを次々と折っていきます。

読んでておもしろいなー!と思ったのが、ヒナタは現実世界と小説世界を行き来できるってことと、自分がいるより過去の出来事は、リッキーから与えられた本で読めても、未来が不確定になってるってことですね。ヒナタの行動で少しずつ小説と展開が変わります。
現実世界と小説世界では時の進みが違うので、現実世界に戻ってるあいだに小説世界の時間はどんどん進んでいって。
とある出来事をきっかけに、現実世界に戻ったヒナタくん。再び小説の世界に戻った時には推しの危機が近づいていて。
そして物語の真実が明かされます。

いやー、面白かったです!ヒナタくんが推しと出会った時にオタク特有の早口トークになるとこですとか、推しに口説かれ「解釈違いです!」となるところとか!
ヒナタくんの推しの公爵様が、初対面からヒナタくんに友好的なので(フフッ。一目惚れかしら!)と微笑ましく思ってたんですが、そんな簡単なお話ではありませんでした。あれがあれしてそんな流れと、公爵様の直感であの行動だったんだな、と!

マスコットのくまぬいリッキーもかわいくて。面白かったです!

そうくるか!と唸る解決策

辻褄合わせが天才的な王子とチート持ちの転生青年のラブコメ!ふたりのやりとりがテンポ良いし、前世がサラリーマンだった受けのツッコミに何度も笑わせていただきました!
ファンタジーな世界に転生して赤ちゃんスタートしたノアール。自分でも気づかなかったチート能力で死にかけ王子を助け、その能力を買われて王子の「愛人」として王城へ行くことに。
王子がぺらぺらと辻褄合わせの話を作り出すんですが、「あ、頭いい~!」と何度思ったことか。頭が良くてお仕事もできる第一王子のカールくん、推せます。もちろん顔もいいし剣の腕も王国一。
ノアールは現実主義というのでしょうか。発言も行動も割と男前で仕事熱心かつ真面目。
そんなふたりが契約愛人から恋人になる過程、とてもニヤニヤさせていただきました…!

第一王子と第二王子は……これ無理じゃない?この関係を修復するのは不可能じゃない?死しかないのでは???と終盤はヒヤヒヤしながら読んだのですが、まさかまさかの解決策で!めちゃくちゃ笑ってしまいました。こうくるとは思わなかった!お見事です!
第二王子にお咎めなしはちょっと…とノアールと同じくわたしも思ったのですが、カールくんは無自覚ブラコンですし、第二王子の彼には利用価値もありますから、まあ良しかなと!なんせ彼はもう裏切りませんし。
ハピエンでよかった!面白かったです!