瀬尾と名取の仲はもう盤石ですね^ ^
もう6巻になるわけなんですけど、これまでの2人の歴史がちゃんと1巻1巻に乗っかっていて、多少何があろうとも揺るがない結びつきが素晴らしい。安心して見ていられます。
ラブラブ度で言えば、あんまーーいです。
セックスシーンは言わずにもがなで、普段の日常からしてもトロッとした空気にこちらがムズムズしちゃいます(〃ω〃)
お互いを大事に思う気持ちは間違いがありませんが、今巻2人を襲うヤバ案件が勃発。勘違いのイタイ系ファンが振り回してくれやがるので、シリアス展開にハラハラさせられました。
瀬尾の人気商売というのも大変だなあ……と思いつつも、こういうデカい事件を乗り越えた先にある2人はまた1つ恋人スキル値が上がった気がして、読後感がハチャメチャに良いんですよね^ ^
ストーカー化したファンのせいでプチ別居をしていたわけなので、ふたたび同棲開始となったときのアツアツの盛り上がりは更に糖度増し増しです。瀬尾に甘えてくる名取がどんどん可愛くなってて困ったもんじゃわ……(笑)
6巻になっても可愛さや糖度の伸び代は衰え知らずです。読むたびに楽しい世界を見せてくれる2人が最高でした^ ^
今巻は、名取のロリータファッションコスが拝めるので、いつもと違う名取の可愛さにも注目して下さいね♪
わーお!
こんな世界があったのですね。実に興味深く読ませてもらいました。
元々SMのイロハ自体何も分からない私にとって、ドミちゃん(ドミナント)やサブちゃんの(サブミッシング)の存在自体を知ったのは初めてです。SMとの違いやその概念や定義を知って、なるほどなと。勉強になりました^ ^
SMとドムサブの間みたいだなというのが第一印象です。セーブワードが必要と聞いたからかな、面白いと思いましたた。
SMは現実世界のものですが、ドムサブはファンタジー。ドミナントサブミッシングも現実の世界にあるものですが、ドムサブの陰が少しチラつくことで、ドムサブが一気に身近な世界に感じられもして不思議な気持ちになりました。
主人公の六郷は自分のマゾっ気ある性癖の本質を探ろうとし、それの手助けをする同じシェアハウスの住人・朝三(サミ)。
いやーーーー…
普段は優男のサミの、Sっ気ヤバい。顔が…興奮状態で完全にイッちゃってますやん!!((((;゚Д゚)))))))
プレイのときのサミのフフフ…( ̄∀ ̄)みたいな表情もなかなかのアブノーマル系です。目だけ笑ってないみたいな表情や漂うオーラは少し怖い、けど、彼の中のドミナント欲がそうさせていると思うと、この性癖は結構奥が深いなと感じるところでもあります。
六郷はプレイ中は完全にもう支配されてますし、この2人が今後どうなっていくのか見ものです。
ルームシェアというのもミソだと思います。他のシェアメンバーとの絡みがあるのかないのかも気になるとこ。そして、お互いに芽生えている恋心との向き合い方も、プレイとは別にところで大きな関心事です。
にしても、妙に心がくすぐられる不思議な魅力のある作品でした。
何やらイケナイものを覗き見してるような気持ちになってしまう、ふたりだけの独特の世界にどっぷり…(〃ω〃)
2巻以降も楽しみです!
ひゃーー!なんていう振り幅なんでしょ!( ´∀`)
ゲイかどうか分からないからと、とりあえずお試しでお付き合いして、でもエッチなことしようとすると拒否られて、ギクシャクした恋人関係の時間だけが過ぎていく。そんなすれ違いのカップルのお話です。
もう別れよう……と伝えたその時…からの、恋人のまさかの行動にご注目です!
エッチに消極的な理由が、なんと。恥ずかしいから。
いやいや、可愛いすぎんか、福澤さんん゛…!!
クールな表情の裏でそんなこと考えてたのかよ、と。
石橋に幻滅されるのが嫌でと赤面で言う福澤に、ハートをトスッとされちゃう石橋が激しく抱き潰したのは言うまでもなくです^ ^
2人の恋人関係はここからが本当のスタートなのかも知れませんね。
彼らのその後がいつか見れたら良いなと思います。
これまで読んだ吸血鬼ものの作品の中でナンバーワンかもしれない…
なにこれなにこれ、超面白いんですけどーーー!!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ありきたりなストーリーじゃないワクワク感。
惹きつけられる美麗な絵。
ガン見しちゃう濃厚なベッドシーン。
可愛いと可愛いがぶつかり合うBL展開。
どれもこれもが最高峰!めちゃくちゃに楽しいストーリーでした!( ´∀`)
アレルギー持ちの吸血鬼と不遇なイケメン狼男とのウィンウィンな吸血BL。
すごい……こんな楽しいストーリーを思いつくなんて。作者さん、天才!
どっちも健気で、すごく魅力的なキャラクターです。
血を与え、血を吸う関係にしかない2人の間に徐々に芽生える恋愛関係に、エロキュンズッキュンでした。
満月の夜に発情モードに陥るかのんの戦闘モードが最高にイイ…!!ザ・狼男って感じの凄みに圧倒されましたし、これまでどの吸血鬼にも靡かなかった彼が、ネイロには迷うことなく盛ってしまうことにフォッフォッフォッでした(〃∀〃)
ちうちう首元に吸い付く食いしん坊なネイロの煽りも最高の画面映えでございまして、…甘い…吸血行為自体がすんごい甘いぃぃ……
不可抗力とはいえ、ビジネス関係にあるとは思えぬ甘い雰囲気にまみれた2人のイチャイチャが、モーレツエロくて大興奮必至の眺めでした。
そういう意味ではタイトルの「君をおいしくいただきます」は、どっちにも言えるナイスなネーミングセンスだと思います。
ネイロはかのんの血を吸い、かのんはネイロの身体を貪る……どちらも美味しく頂かれてしまう相愛関係にグズグズに酔いしれました!
基本的に悪い人も出てきませんし、皆が2人を見守ってる温かい視線により多幸感を感じる素敵ストーリーです。かのんのきょうだいたちも可愛いくて、藍嶋ファミリーに馴染むアイロもちんまい姿だとフツーに溶け込んでて可愛い^ ^
エロいのにホッコリもさせちゃう、大変に美味なお話でした。
作者さんがあとがきで"楽しんで描いた"というのが納得のお話でした!
それなりの苦労もおありだったようですが、作者さんがこうして色々と悩まれながら生み出した作品を手にし、読みながら作品に込められた思いを共有できたことがとても嬉しく思っています。
最高の絶品作に出会えて感無量です^ ^
こーゆうの、こーゆうの!!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ああもう最高に好きなストーリーです。
小中大豆先生のストーリーセンスがバチバチにキマッた転生ファンタジーは、ワクワクとドキドキでいっぱい。めちゃくちゃ面白かったです!!
素行不良の悪役令息に転生したタヌキの妖怪が、人生のやり直しをしていく改革譚。最悪で始まった政略結婚を、お互いに想い合う恋愛結婚ライフに変えていく愛と感動の物語に興奮しきりでした!( ´▽`)
この作品の面白いところは、アシュリーとジルの夫婦生活を変えていくことだけじゃなく、環境改革…つまり、家内改革や領地改革に着手していくところにあり。元タヌキのジローが身につけていた経営能力を、転生後の世界で遺憾無く発揮していく手腕がお見事でした。
悪評高き愚鈍な令息が、あれよあれよと有能な経営者に…そして慎ましやかな聡明な奥方に変貌を遂げるのですから、夫であるアシュリーや使用人たちはビックリ。それまでの冷たい態度がどんどん軟化し、いつしかジルに惹かれていくアシュリーの気持ちの変化には、ヨッシャァァーーー!と年甲斐もなく、ガッツポーズでした。
ふぅ……思わず興奮しちゃいましたが、そうなるのは読めば分かると思います^ ^
借金があったがための政略結婚。ジルが嫁いできたことにスピア侯爵家の面々はウヘェ…となってたわけです。夫婦関係はカタチだけで、"君のことを愛するつもりは全くない"などとも言われるようなものでした。
元タヌキのジローことジルは、転生前のジルの悪評を知っていたので、アシュリーに不利にならない条件の下で離婚を提案。3年後の円満離婚を条件に、領地内の様々な経営改革に着手していくことになります。
タヌキに変身できる神通力もあったので、たまにジローに変化しては家内の情報収集。ちょこまか動き回るついでにダイエットも成功してスリムな美人にも変貌です。
こうなってくるともうワクワクしかない……!!
性格よし、見た目よし、話が通じて経営の知識がある…ジルはパーフェクトな妻になりました。最初、ジルを侮っていたアシュリーがジルの力を認めていくところは実にスカッとしました!
そうなってくるとですね、アシュリーの中に芽生えるわけです、ジルへの恋心が。
だけど、3年後の離婚が条件の仮初めの婚姻関係。ジルは離婚する気満々です。
ジルを引き止めたいアシュリーは、ジルが離婚を考え直してくれるように頑張っちゃったりと、あんなに冷たかったアシュリーがまさかの追う側に……もう展開がハチャメチャに楽しくて仕方ありません……!!
アシュリーに愛されることはないと思っているジル。
ジルとこの先も共にいたいと思うアシュリー。
お互いの気持ちがすれ違ってるところが何ともやるせなかったです。
家族を作りたいと願うジルの願いをアシュリーは叶えてあげられるのか。
期間限定の婚姻関係の行方はどうなるのか。
離婚を目標にしていたジローの中に芽生え始めるアシュリーへの恋心にも注目です。
ゼロどころかマイナスから始まったこの結婚生活に、感情にも環境にもどんどん彩りが増していく景色は最高でした!ヽ(´▽`)/
ワクワク感冷めやらぬ素晴らしい物語の余韻に未だ包まれています。
わぁ〜……( ̄▽ ̄)
タイトルはポップな感じだけど、中身は全然ポップじゃないギャップ(笑)
一応、溺愛ものです。
一応、執着ものです。
一応、ヤンデレものです。
"花嫁"であるケリーのことを相当に愛してはいますが、一方通行の愛情であり、相愛ではありません。それ故に、ハッピーエンドかと聞かれるとさてどうでしょうか…。
攻めのラドネイドと受けのケリーとではとる立場が違うので、一概にハピエンストーリーかどうかを当てはめるのは無理がありそう。だって、ラドネイドからすると、最高にハピエンの物語なんですもん^ ^
分かりやすい攻めの溺愛と、その愛を一身に迎え入れる受け。双方の想いが通じ合ったラブラブエンドを期待している読者さんからすると、思っていたのと違うと感じる方もいるかも知れません。
そういう意味では、読む人を選ぶストーリーだと思います。
ラブラブなシーンはなく、グチャグチャなシーンはあります。
セックスシーンはありますが、ふむ……果たして2人の接合シーンが、私たちが普段目にしているセックスシーンと言えるのかは疑問です。内臓まで喰らい尽くしちゃうような激しい欲情を抱いていますので、ほんのちょっと力加減を間違うだけで、あられもない状況になってしまうので。
溺愛と執着も限度を過ぎれば、こんな風な愛情を向けられるものなのね。と、闇神の激重な愛を理解するには十分な描写でした。
かなり攻めた内容に最初驚きましたが、読み終わっても驚いています(笑)
甘々な話に定評のあるアルファポリスさんの話っぽくなく、どちらかというとキワモノ系?のストーリーでしたが、これはこれで面白かったです。
ケリーの気持ちに寄ると可哀想さが増すので一旦置いとくとして、ラドネイドの一途さは結構健気でいじらしいですよ。ケリーへのアプローチの仕方を念入りに考える姿は、可愛いとこあんじゃんって思ったりもしましたし。
このストーリーをストレートに受け取っちゃうと、見ようによってはホラーにも受け取れますが、角度を変えると映る景色が変わり楽しく読み入りました。
何言ってもヘコたれないラドネイドのマインドに何度も笑いましたし、返しがウィット効いていて上手い!^ ^ 会話のやりとりがクセになる面白さでした。
闇神の寵愛が規格外すぎて、久しぶりに興奮した一冊です(笑)
いきなり3巻から読み始めたら、あれ?2巻ってどんな終わりだっけ?ってなって、2巻読んでいたら、そーいや1巻ってどんな感じだっけ?ってなって、結局1巻から通して読み直すことになりました^ ^
でも1巻から読み直して結果良かった。
今巻ではウェレのことについて詳しく追っているので、1巻に出てきたクロとウェレとの関係性とも照らし合わせながら読むと、より3巻のストーリーがスッと入ってくると思います。
ウェレはこの作品で結構重要なキーパーソンです。彼を知るはこの世界の幸せを知ることに繋がります。ウェレとノアとの繋がりは深く、ミステリアスなノアのバックボーンも露わになる今巻は、めっちゃくちゃ内容が濃いぃぃです!
基本的にはこの3巻はルカの妊娠から出産、子育てのお話ですが、そんなことも忘れてしまうほど、ノアのエピソードの読み応えはすごかった。アダムとイブのような神話的な趣きも含んだ世界観の演出が非常に独創的で、ノアの話だけで別立ての作品が一本できるのでは?と思うくらい面白かったです。
そんなノアのサイドストーリー的な話に惹き込まれながらも、やっぱりメインはルカの赤ちゃんのことでしょう。さすが完結巻って感じで、全部の不安要素がうまく回収されていくことの安心感はハンパなかったです( ´∀`)
ひと言で言うと、ザ・大円団!!
これ以上のハッピーエンドはないのでは、というくらいの幸せエッセンスがたっぷりです。ルカが安心して出産と子育てができることを最優先に考えた定住の選択は正直なところ意外でしたが(1巻の最後ではそんな風に見えなかったので)、人間と神が共存しているコミュニティって何だか面白い。ていうか馴染みすぎてて笑っちゃう^ ^
しかも神が3人も(笑)
たくさん家族が増えて、随分と賑やかになりました。
出産シーンは凄かった……クロの涙にもらい泣きしちゃったよー
血は繋がらずとも皆ファミリーで、和気藹々と仲良く馴染んでいる姿にホッコリ。親になっても相変わらずラブラブなクロとルカにもいっぱい癒されました♪
ラブのモードのとき、クロが途端にコメディアンになるのが最高ですね!
子どもを産んでからの久しぶりエッチは濃厚で、キャーでした(〃∀〃)
描き下ろしの精通エピソードのブッ込み方も最高!
完結巻に相応しい素晴らしいエンディングに読後感の余韻がいつまでも消えません。
クロとルカたちのその後の短編集が制作中とのニュースを聞いて、楽しみがまた1つ増えました^ ^
最高に面白くて、最高にハラハラして、最高に切なくて、と。色んな意味で感情がヤバかったです。
甘さに浸りたい…けど、そうはさせてくれない。かと思ったらまた甘いシーンがきて、かと思った矢先にまた切ないシーンがきてと、アメとムチがエグい(笑)ですが、このアップダウンがこの作品を楽しむ醍醐味で、読者の心を激しく揺さぶるストーリー展開が素晴らしかったです。
チキンハートな私は、そんな展開にいちいち反応し、ウガーッとなったりデヘヘとなったりと顔面が忙しかったですが、主人公のエルフィーが腹黒弟に嫌味をネチネチ言われてるときは、タブレット(電子書籍です)の画面にビビが入るんじゃないかと思うくらい、強い力が入ってしまいました。物語の世界に入り込んで読み入ってしまう悪いクセをどうにかしたいといつも思いますが、いやはや…無意識なもので(^^;;
そうなっちゃうくらい、作者さんの綴るこの世界にどっぷりでした。
つがいがゴールじゃなく、つがいがスタートというワケアリ感が非常に面白い入りです。
一夜の過ちによってマチガイの相手とつがい関係になったやらかしから始まるホンモノの恋のストーリーで、穏やかな感情ではいられないハラハラとドキドキの展開に、途中息切れ起こしそうでしたが何とか踏ん張りました。もーんのっすごい読み応えです。
エルフィーが当初思い描いていた幸せのビジョンがどんどん崩れ、事故つがいで夫となったクラウスへ恋心を自覚していく想いの変化が何と言っても見どころでしょう。
エルフィーはクラウスに良い印象を持っていませんでしたが、クラウスはずっとエルフィーのことが大好きだったというまさかの事実。つがいとなってからはそりゃあもうエルフィーを溺愛しまくります。クラウス的には"ラッキー"なつがい事故で、嬉しさ爆発のクラウスが健気で可愛かったです^ ^
攻めの溺愛に絆されて好きになっていく。ざっくり言うとそんなストーリーではありますが、話がそう簡単にいかないのは、エルフィーの双子の弟と片想いの相手・フェリクスの存在があるからです。
ハッキリ言うと、弟とフェリクスはヤバいヤツ。
どんなヤバさかは実際に読んで実感してもらうとして、私がタブレットの画面をバキバキにしたい衝動に駆られたのはコイツらのせい。とだけは言っておきましょう(笑)
弟の企みやフェリクスに隠された真実に迫りつつ、エルフィーのクラウスへの想いはどんどん増していきます。クラウスは元々弟の想い人で、エルフィーがつがいになったことで弟の気持ちを踏みにじってしまった負い目が問題を二重にも三重にもややこしくしちゃってるんですよね。ある意味、エルフィーの自業自得的なところもあるのですが、つがいになったからこそ隠されていた真実が明らかになった部分は否定できません。
シリアスな展開から、隠されていた真実の暴露に至るまで片時も目が離せませんでした。
この夫婦関係は、つがい関係は、そして兄弟の関係はどうなるのか。
複雑な様相を極めるストーリー展開は、ハードモードにシンドいときもありましたが、乗り越えた先の景色は素晴らしい眺めで間違いないです。
心も身体もちゃんと"つがい"になった彼らの姿は何度見ても楽しくて、タガが外れたクラウスの溺愛は最高の糖度。タイトル通り、「夫が俺を離さない!」2人の甘さにたくさんに酔いしれましたヽ(´▽`)/
DomとSwitchのカップリング作品はそこそこありますが、Switch側がほぼSub化しちゃってるような作品が多い中、こちらの作品はSwitch性の中にあるSub性もDom性もまるごと受け止めてカップルになっているのがすごく良かったです♪( ´▽`)
Switch性を理解しつつお互いがWin-Winになるようなプレイがものすごく印象的で、コマンドの内容そのものより、声色や触る手つきといった部分でも身体が満たされていくプレイは、官能的かつ美しく描写されていてすごくドキドキしました。
Switchが故の苦悩にフューチャーしたストーリーは、これまで読んだことのない新しい視点でした。DomにもSubにもなれるのがSwitchで、どちらかというとどっちにもなれるオイシイ性かと勝手なイメージ持ってました。だけど、どっちにもなれるということは、どちらにもなりきれないということでもあるんですよね。
言い換えれば、自分の自我やアイデンティティの問題にも派生するわけで、これってなかなか深刻な問題だと思います。これまでSwitch性のことなんてDomやSubの脇の存在みたいにしか思ってなかったけど、結構奥が深い。ふう…色々と考えさせられました。
甘いシーンもあれば、苦しいシーンもあって、特にDomの西條の怒りを買ったときのプレイシーンはあまりにも東乃が健気でいじらしくて涙がドバドバでした。
作者さんの心情描写が巧みで、ものすごく惹きつけられるストーリーは圧巻。お互いに好きの気持ちに辿り着く過程も納得ですし、サブキャラのオーナーやさやちゃんも素敵な見守りをしてくれているのがとっても素敵でした(*´∀`*)
東乃のDom性もSub性もまるごと受け入れる西條とのプレイは幸せの塊です。しっかりと東乃のDom性に反応しつつもちゃんとプレイとして成立している甘やかなプレイが最高です!
DomSubの王道ストーリーではないけど、だからこその奥深さが垣間見えた絶品作。読後感も素晴らしく、ずっと余韻に浸っています。
これまでのか弱きΩ像をぶち壊す、新タイプのオメガバース!
Ωであることに誇りを持つ一紗と、一紗の舎弟の鬼塚ブラザーズとの"運命の番"ポジを巡る攻防戦が楽しいお話でしたヽ(´▽`)/
Ωの一紗がとにかくカッコいいです!
キリッとしていて真っ直ぐで、ブレない心意気がオトコマエ。助けた学生たちを次々とファンにさせていくカリスマ性もあるキャラクターで、やること成すことがイケメンです。
そんな一紗に惚れ込んだ鬼塚兄弟は、共に一紗の人助けや世直しのフォローに回る用心棒的存在です。3人でいる姿は、水戸黄門のようで、助さん格さんの如く、常にピタッと一紗の側についているαの兄弟です。
これだけ聞くと、Ωが強い世界観なのかしら。と思いますが、そんな感じではなく。Ωの立場は低めに扱われていて、作中で一紗は危ない目に遭ったりもしています。ですが、話としてはそんなに重苦しくないストーリーで、ベースはコミカル・ギャグ要素が強め。ワチャワチャとした学生生活の一面を覗き見ることができます。
実は鬼塚兄弟は一紗の運命の番で、ヒートのときには側にいてピンチ状態…などなど、スリリングな状況に遭遇しながらも、少しずつ気持ちを意識していく3人。
番えるのは、確かにαとΩの一対のカップルなんでしょうけど、なんだろ……このストーリーの感じが、3人仲良くがずっと続きそうなって雰囲気があったので、急に鬼塚兄弟のうちの1人とだけ良い雰囲気に…っていうのが、あまりしっくりこなかったです。ご都合主義的かも知れないけど、トリオでどうにかならなかったものか……
セックスのときも、いつもいる人間が1人欠けてる。なんだか違和感…と思うくらいに、一紗プラス鬼塚兄弟の水戸黄門トリオが馴染んでいたので、私の中ではちょいモヤなエンドでした。
そこだけですかね、引っ掛かったのは。その他のストーリーはめっちゃ面白くて爆笑の嵐でした^ ^
個人的には、一紗のお父さんがイラッと。どーにかギャフン展開ないかと思ってたけど無かったので、妄想で黄門さま的成敗を実行しときました(笑)