官能小説家と少女漫画家という最高のカップル、いやらしくて可愛くて絶好調にたぎりました……!!
衿先はとじ先生のコミカルエッセンス、癒される絵柄…最後まで私の萌えゴコロをギュンギュンに刺激しまくりでした(笑)
いやらしくなるのを良しととるか悪ととるか?
答えは簡単、良いに決まってます( ̄∀ ̄)
拓海の別れたい理由が愛しくてかわいくて、ああ…少女漫画家のピュアマインドがなんと尊いことか。
恋人の瑞樹といると脳がエロくなるから…つまりは自分の少女漫画作品に影響が出て困るから別れたいと言う恋人を易々と手放す男がいるはずがありません。だって、瑞樹とスるのがヨすぎてエッチなことしか考えられないって言ってるんですよ?
恥じらいながらそんなことを言う拓海が果てしなくかわいかったです。
恋人の瑞樹の官能脳に引きずられて少女漫画の方向性を見失ってしまう拓海の苦悩と、恋人との性事情の満足度が完全に比例関係にあることが微笑ましくて堪りません!拓海の悩みを解消すべく2人で色んなことを試していくそのやりとりだけでご飯三杯イケちゃうくらい幸福感でお腹いっぱいでした♪
拓海も瑞樹のことが好きだけど、瑞樹も大概拓海のことが大好きで、高校生の同級生からの付き合いなのに、ずーっとラブラブ調和なのが見てるだけで癒されます。
拓海は感受性が良いんでしょうね、すぐに影響受けちゃうしすぐにスイッチ入っちゃうのは。
デートでインスピレーションもらったり、BLに走ったりと、少女漫画スランプを脱していくコミカルラブリーな物語が最高オブ最高でした。
恋人の存在が創作欲に繋がっていくなんて、クリエイターな2人だからこそできることですよね。エロとピュアという対極にある作風を生業にしている彼らだけど、ベッド上での欲望は結局のところ同じである共通性にもフォッフォッフォッでした(〃∀〃)
完結に相応しい見事なフィナーレでした!(*´∀`*)
ここまで2人が歩んできた道のりは決して楽なものではなかったと思います。彼ら自身で乗り越えてきた頑張りの集大成の景色を見ることがようやく叶って感無量の思いです。
色んな人と関わりながら、なりたい自分ややりたいことに向けて少しずつ前進してきた孝宏と奏多の2人の軌跡の物語は、これ以上とない最高のステージでした。特に先輩の井波は、2人にとっての成長と飛躍の大きなサポート役に随分となってくれました。チャラいけど後輩想いのいいやつですね。本当に有り難い。
井波は態度こそあんなんだけど、2人にとって何が最善かを分かってくれた良き理解者な側面が推せました(笑)
やっぱ文化祭っていいですね!
思いっきりパフォーマンスできる最高の舞台で派手にやってくれました!とことん魅せてくれました!!
多くの友人たちの目の前で披露してくれた圧巻のパフォーマンスは、その場にいた人全員の語り草となること間違いなしでしょう^ ^
それに。ステージのパフォーマンスにも負けず、BLの部分もイチャイチャが大盛り上がりでした。
さすが完結巻、危なげない恋人たちのラブラブドリームにすっかりトロかされてしまいました(笑)
結局、2人が付き合ってることを友人たちは知らない感じで終わっちゃいましたが、滝はおそらく知ってる風でしたので、滝から見た孝宏と奏多の仲良しっぷりをいつか実況解説してくれたら嬉しいなと思います。
想いも声もたっぷり注いで、注がれた2人のラストステージに酔いしれた最高のファイナルでした。
またいつかどこかで孝宏と奏多のステージを拝見できたらいいなと願っています^ ^
普通は運命の番に出会ってゴールですが、このストーリーはそこからがスタート。運命の番に出会ったところから始まるストーリーに終始ワクワクでした!( ´∀`)
しかも転生ものとのコラボ付き。
元いた世界でバレエダンサーだったセシリオが、この世界の人たちをそのダンススキルで魅了していく存在っていうのも、なおオモシロ楽しいです♪
運命の番といえば、番カップルの中でも超レアケースという、まさに運命の名に相応しいカップルなのはご存知の通りです。お互いに惹かれ合い、求め合い、本能のままに身体と心を重ね合わせてうなじをガブリ。そうすることで番契約が成立するオメガバースの中でも最強最高の唯一無二な存在です。
しかし、です。
この物語では、第二王子のαのアンドレスの傲慢で身勝手な思惑で、その運命の番を政争と王位継承に利用しようとするから、ドラマチックな話ではないんですよね。最初は、ですが。
恋愛に全く興味のないアンドレスに番になれと強引に迫られ、その言葉に怒りを覚えたセシリオとの惚れさせバトルのゴングが鳴り響いてからが、この物語は爆発的に面白くなっていきます。
俺に惚れたら番になってもらう。
そんな条件の下、表向きは運命の番同士として仲良さげに振る舞う2人が、いつしか恋を覚えていくストーリーは、簡単なようで簡単にはいかないもどかしさが、ああ…なんと焦れったいことか。運命に中身がないなら中身を作ればいい、俺に惚れさせてやると息巻くアンドレスの自信家なところは嫌いじゃないけど、自己都合でセシリオを振り回そうとするノンデリ発言はイエローカードです。
しかし。セシリオを惚れさせるため、セシリオの元へせっせと通う姿からは、彼が表向きだけの運命の番としてセシリオを扱っているようには見えないから困ったもんでした( ̄▽ ̄)
"ミイラ取りがミイラになった"…って感じかな。恋愛的な意味で(笑)
運命の番を求めていただけのアンドレスが、"運命の番"ではなく、セシリオ自身を求めていくのは時間の問題です。というか、アンドレスの態度はめちゃくちゃ分かりやすいので、深く考えずとも答えは簡単でした。
運命なら誰でも良いわけじゃないってところに辿り着いていくアンドレスの気持ちと、アンドレスの気持ちを今ひとつ推し量れない恋愛臆病者のセシリオとの間に生じる切ないすれ違いは、両想いなのになんでこんなにシンドイのって思いでいっぱいですが、"運命の番"という関係に理由と根拠をつけていく過程では、そのすれ違いもまた大事なエッセンスなんですよね。
そもそも最初があんな感じでしたからね、リカバリーが大変…。
他の登場人物たちにもちょっかいを出されながらも紆余曲折いろいろありありでしたが、彼らが少しずつ心と心で繋がり合っていく関係を築いていく姿は、運命のカタチそのものでした。
最初こそアンドレスの態度は、は?って感じでしたが、どんどんカッコ良さが増していくのでそこの変化に注目しながら読んで下さいね。セシリオの華麗なダンスシーンも挿絵と共にお楽しみ下さい♪
中身のない運命に翻弄されながら、互いの想いに触れて本物の運命を掴み取っていく2人が素敵でした。運命を超えた運命以上の彼らの愛に、盛大な拍手を送りたいと思いますヽ(´▽`)/
自分の中にある青砥への気持ちに気が付いて、このまま告白行きそうだぞーって盛り上がったときに、なんと奇跡的に青砥に出くわして、2人とも感情が昂ってきたよーってなってきたときに、良い感じで雨が降ってきて、そんで鈴の家に連れて行くと、これまた奇跡的に家には誰もいなくて、よっしゃこのまま両想いのムーブメントを心と肌でみっちり感じ合ってくれ〜〜〜(*´∇`*)
……と思ったら、まさかまさかの、超超超いいところでトラウマ発動がくるとは……!。゚(゚´Д`゚)゚。
こんな超絶良い瞬間にこんなことってあります?(泣)
完全に気持ち入り込んでましたよね。
気持ち的にはもうゴールポストは目の前でしたが、見事にズラされてしまって何となく盛り上がりの気持ちが萎えてしまいました。
トラウマになったプレイワードってそれだったんだという驚きもあるけど、青砥への好意を自覚した後なんだから、あんな風に拒否反応しちゃうと青砥的に切ないなぁって感じでした。
想いを自覚する前のただのプレイ中でのワンシーンだったらまだ理解できますけどね。好きな人からのコマンドであんな風になるのキツいなぁと思いました。
それなのに、再会後の同じコマンドでは急にトラウマ克服してるの何でなんだろうでした。
青砥からの好きって言葉と両想い達成がトラウマ払拭のトリガーだったってことなのかな。過去のときだって想いは一緒なのに、なぜ?でした。
あと、あれだけのサブドロップを引き起こすほどのトラウマを経験したイギリスに再度渡ることにしたのもよく分からんでした。
多少都合良く話が展開しているなと感じたところや、最後はなんだかアッサリと終わっちゃったなと思うところもあったけど、ずっとトラウマだったワードが好きな人の発するコマンドで上書き克服できたのはめちゃくちゃ感動でした^ ^
不測の事態で番になってしまった2人の愛と苦悩の物語……ってところでしょうか。
そのときαの方は小学生、Ωの方は中学生。運命の番を見つけて衝動的にうなじを噛んでしまったαの懺悔と献身が健気で痛々しく、これまで読んだことのなかったα側の苦しみについて描かれたストーリーが斬新でした。
この作品の中で一番の核となるのは、α側は番になった後でも負担はほぼないけど番にさせられたΩは身体の負担が大きいといった不公平性が認識されている部分。ここの理解がこの物語の中心軸となり、話が進みます。
確かにオメガバースを読んでるとそういう話をよく目にします。番を失ったΩは衰弱して死に至る…とかそういうの。しかもαは別のΩの番が複数人持てるとかね。
それもあってか、この作品も番にさせられたΩの可哀想な部分が誇張された話なのかなと思っていましたが、OH……全然違うやんけ。
逆なんですよ、逆。
番を失ったαがどうなるのか。Ωの苦悩ばかりがフォーカスされてきた一方で、αは本当にノーダメージなのかどうか……加害者であるαが受ける身体的・心理的な苦しみにアプローチしていく物語展開によって、αもまた別の意味では被害者なのだと感じるストーリーには軽く衝撃でした。
傷モノにされたΩが保護されて当然とされている世界のため、番にしてしまったαはヒール側なんですよね。主人公の灯莉にはかなりの保証と保護が約束されたのはそのためです。
そこまでやるのかーって感じですが、これは噛んだα(αの親かな)がマトモな思考で、灯莉にいかに誠意ある謝罪の意を示しているのかということの判断材料の1つにもなっているので、これから先2人が再会したときに、成長したα青年の人柄や印象と結びつけて考えると物語により入り込めると思います。
因みにですが、2人は一応番ですが年齢が幼くて番契約がちゃんと成立していないため、灯莉は普通のβのような生活を送っています。
だからかこの状況をある意味ラッキーだと思っている節もありますし、αの方が自分より恵まれた生活を送っているだろうという思い込みもあって、自分の"番"に対する扱いが雑な部分が見受けられます。
灯莉は特に身体的にも問題なく、また彼女も複数人いたらしいので、人生をそれなりに楽しんできたことが伺えますが、さて。対して相手はどうだろう…。
自分を噛んだのが人気俳優の如月透麻だと知り、さぞかし相手も良い人生を送ってきたに違いないはずだと。色んなΩを選び放題だろうし、自分なんかに執着する意味が分からないといった態度で、再会を願う透麻を突き放します。
だけど透麻からすると番を失った意味は大きく、大きな代償を抱えながらこの15年もの間、灯莉が送った"15年後に考えてあげてもいい"のメッセージを拠り所にしてどうにか頑張ってきた彼の背景は悲痛でした。
透麻のどこまでも灯莉の気持ちに配慮した健気な態度、ひたむきな好意がめちゃくちゃ切ない…。透麻の事情を知らない灯莉の方が非情に見えなくもなかったです。
灯莉と少しでも繋がりを持てた透麻が可愛くて、あの事故がなければと思うところもあるけど、あの事故がなかったら一生出会っていなかった2人なのかもと思うところもあります。
何が良いのか悪いのか分かりませんが、あのときの透麻はΩをモノ扱いするクズガキだったし、多くの大人たちの力や介在があって生かされ続けた2人の関係だったことは間違いないでしょう。
運命の強制力の強さは、心身ともに透麻に苦痛をもたらし、またΩとして意識せざるを得なくなった灯莉の葛藤にも触れていて、複雑に話が入り組んだ見せ場の多いストーリーに仕上がっていたと思います。
番にしたαと番にされてしまったΩが辿る真逆な運命のストーリーに終始引き込まれた作品でした。
オメガバースってまだまだ底が知れませんね^ ^
オメガバースの新しい世界を楽しみたい方はぜひぜひ。
お風呂を後回しにしたい欲求、わかりますわかります( ´∀`)
私も和葉みたいな感じの生活に陥っちゃいがちで、気付いたらもうこんな時間?!みたいになって、風呂めんどくせーってなって、風呂入らなきゃなと思っているうちに寝落ちしてるなんてこと、よくやらかします( ̄▽ ̄;)
一瞬私のことかと思ったくらいに共感しまくりでした。
そして、そんな人たちの界隈ムーブメントが起きていることにも驚きでした(笑)
この作品は単話で1話だけ読んでいて、すごく面白かったので単行本化したら買おうと決めていました。
スボラな和葉がミカに絆されていく話かなとそのときは思っていたのですが、ストーリーはそんな単純な話ではなかった。和葉がミカに抱く気持ちや、ミカの意味深な言動、和葉の元カレの存在などなど、想像していた以上に複雑な恋愛模様にドキドキハラハラでした。
ミカの家事能力の高さにホクホクしながら、ミカとの同居で好意を意識していく和葉の恋がどう転ぶかっていうのがこのストーリーの読みどころでしょう。
ミカの真意が分かりにくいのが悪いのか、ミカに気がありながらも他の男の存在を匂わせる和葉に隙があるのが悪いのか分からないけど、2人がすれ違ってしまったシーンはめちゃくちゃ心臓が痛かったです。
今日は早く帰ってきてと言ったのも忘れて残業して、そんで元カレに誘われたからと飲みに行って案の定やらかして、あーもう何やってんだか。でも和葉に気があるそぶりをしながら女子のいる合コンに行くミカも紛らわしすぎだし、どっちもどっちだなと思いました。
ついでにいうと、元カレの大河も回収し忘れた古着の催促をしょっちゅう和葉にするのも、絶対会う口実のダシに使ってますよね。ヤリモクで元カレにアプローチしてくるなんて、あんな別れ方をしたくせに図々しいというか面の皮が厚いというか…。
三者それぞれの間で上手い具合に隙が生じて、誤解させる余地があって、好意が錯綜して…と、状況が悪い方へと導かれていくのはやるせなかったです。
これ、大河を戦犯に仕立て上げるのは簡単な思考だけど、何を考えてるか分からないミカがハッキリした行動をとるだけで良かった話なんですよね、結局。
和葉に童貞喪失を捧げるくらい好きだったなんて、そんな重い感情があったなら早々に行動を起こせたのでは?いや、あれでしていたのか……でも彼女欲しいかと聞かれて、そういう相手が欲しいとは言っていたな、確か。彼女とは明言してないけど、その流れで合コンにも行くと言われたら、そりゃ恋愛対象にないと誤解しちゃうよ。
勘違いや誤解は切ないけど、それによって話が好転していくのもこの作品の面白さなので、酸いも甘いもしっかりと堪能しました^ ^
尽くし系オカン後輩とズボラーな先輩との再会同居ラブ、風呂キャン界隈の住人であってもなくてもオススメです♪
かっっっっわいいなぁ〜(*´∀`*)♪
幼い頃に出会った"ちーちゃん"と結婚するために家事スキルを磨いて、やっと出会うことが叶ったと思ったら、そのコは立派な青年に成長していて……っていう、まぁBLでは割と王道な展開で始まる物語です。
お嫁さんにするぞと意気込んで都会に出てきたら、まさかまさか自分がお嫁さんになろうとは(笑)
"ちーちゃん"こと千紘の変貌率は著しく、男前で柔和な雰囲気のする青年となってナリの前に現れて即座にナリに求婚。結婚する約束を覚えていたのは千紘も同じで、ナリよりも執着が重いステキな?(笑)溺愛っぷりに翻弄されていくナリがとっても可愛いかったです。
表紙からも分かるように、ナリは耳がたまにピョコンと飛び出す人間と妖狐のハーフ。千紘はナリが半妖であることを知っているため、千紘の前では無意識に耳が飛び出したとしても隠す必要がありません。
そうした安心感や千紘の優しい人柄に惹かれ、千紘に徐々に想いを傾けていくナリの気持ちの変化にぜひ注目して見守って下さいね。
千紘の嫁にはならないとキッパリ拒否っていたのに、その態度が軟化していくナリの姿を見てニヤリとしたのは私だけではないはず(笑)ナリは田舎で暮らしてきたからか根が素直で純粋です。千紘の優しさや包容力、好意にしっかりと絆されてくれて有り難い限りでした^ ^
子どもの頃の大人になったら結婚しようの言葉を胸に頑張ってきたナリもナリだけど、いつかの結婚のときのためにイロイロと下準備をしてきた千紘も大概の健気さです。2人とも未来の嫁(夫)のために操を立ててる生真面目さよ……どこまでも可愛すぎな2人でした。
ほんのちょっとだけ勘違いの切ないシーンがありますが、ほとんどはほのぼのとした同居生活の充実感に占められていますので、読むだけでホッコリと癒されっぱなしのストーリーでした。
結果的に嫁をもらうとはいかなかったけど(自分が嫁になった 笑)、ナリが思い描いていた以上の幸せいっぱいの夫夫生活になっていくと思います。
甘々いっぱいの第6話は新婚さんらしいイチャイチャが拝めて、ムッフフフ……( ̄∀ ̄) ほわほわトロトロで可愛いさをたっぷりと堪能しました♪
自分たちの交際が、周りの反応に左右されるというのはとても心苦しいことだけど、良い友人たちに2人は恵まれましたね^ ^
「超お似合いじゃん!!」と明るく祝福してくれる言葉に、2人がどれだけ救われたことか。
バレないように気を張って過ごしていた日々から解き放たれた2人のホッとした表情、皆に恋人だと堂々と言える安心感、龍司が思わず男泣きしたように私もつられて泣いちゃいました〜。゚(゚´Д`゚)゚。
龍司的に、自分が良かったと感じるよりも、天の笑顔が見ることができて良かったと感じる部分の方が大きかったと思う。あんなに皆んなの前で泣いちゃってさ、龍司がいかに天を大切に思っていたかがあのワンシーンからはそれがすごく伝わりました。
みんなに知れ渡って気恥ずかしかった、と言えることはとても幸せなこと。
それまでの心配や不安が、なーんだ。で済まされてしまう、あっけない交際バレでしたが、2人のそれまでの悩みや不安を知っているだけに、同級生たちの温かい反応のプレゼントは胸に沁みる思いでした。
2人だけの年越し、ラブラブな一夜、あまあまいっぱいでサイッッッコウです!
天の叔父が、ちょいとばかしすれ違い方面での刺激剤になってしまったことだけが厄介でしたが、それを除けば恋人同士のイイトコロをたくさん拝めて大満足な6巻でしたヽ(´▽`)/
えーこれ、一体何巻まで続くんだろ?!
まだ1巻だけだけなのに、早くも視界は2巻にロックオン。キュンときてキュンとしてキュンとなる、タイプ違いの2人の恋の行方から目が離せませんでした( ´∀`)
ジレッとしてモジッとする図書館発ラブコメディは、本好きの2人が奏でる推し作品トークも軽やかで、恋する気持ちだけではなく、読書愛のアツさもこの作品の見どころです。
蓮見との距離をガンガン縮めていくインテリお兄さん・白井の素顔が、実は陽キャグループのモテモテ男というギャップの尊さも相まってか、話がどんどん盛り上がっていくストーリー展開は可愛いと楽しいが大渋滞でした。
一途に想う白井の脳内ボイスは蓮見への愛で満たされまくっており、蓮見の言葉や行動のいちいちに反応する姿には思わずニンマリしちゃう萌えどころでした^ ^
恋する方も、恋されている方も、それを見守る方も、皆が自分のポジションで良い仕事をしてることの面白さは格別でした。
2人の感じからして、たぶんゆっくり進む系のお話だと思うので、焦らずゆっくりとこの恋の終着点まで見守っていきたいなと思います。
正直、攻め側の正親には魅力をあまり感じなかったですが、受けの千翔星の反応がいい感じに正親の足りない部分を補っていて、結果的に素敵なカップルになったと思います^ ^
正親の態度や行動が、どうにも自分1人で突っ走ってる感じがして、あまり周りを見ないっていうか、視野が狭いっていうか、自分本位っていうか、考えが回らないっていうか……もうちょい千翔星のことを考えてくれたら、すれ違うのもすれ違わなくて済んだのに、あーあ……なんて不器用で鈍感な男なんでしょうか。
正親が頭の中で思い描いていることは、実は単純で愛くるしかったりします。千翔星とエッチできるとウキウキしてニヤついたり、急に溺愛甘めの態度にシフトチェンジしたり、意外と可愛いとこあんじゃんって感じです(笑)それに、結構リアリストなところがあるので、しっかりとした考え方も持ってますし、堅実派な一面は頼もしく思える一面も。
だけど、これを自分の中で消化しないで、恋人の千翔星にはせめて報告連絡相談はして欲しいですよねぇ。決定事項かもしれないけど、今後こうしたいとかこう考えてるとか、ひとこと言えっつーの。同室だし言えるチャンスあっただろうに、肝心なところはダンマリなのは頂けませんでした。
2人の未来についても「分からない」で済ます説明力の足らなさよ。千翔星が不安になるのも納得だし、大切な恋人なら不安にさせないで欲しいものです。
本心は千翔星への溺愛ダダ漏れなんですけどね、そんな不器用さにちょっと焦れてしまうところがある男ですが、良くも悪くも正直なヤツなのかもですね。千翔星視点が多いというのもあり、千翔星の思いに寄り添いがちになってしまうと切ないシーンもたくさんありますが、基本的にはラブコメなので、軽快に読めるテンポ感は楽しいのひとことでした^ ^
一人エッチが繋いだ恋物語は、なかなか刺激的でしたがラッキースケベな棚ボタ感に思いっきり笑っちゃいました!
学生寮の閉塞的な環境や2人の間で交わされた制約的なルールを背景に、彼らが愛を育んでいく恋愛模様をたっぷりと堪能しました♪