絵の独特で素敵なタッチを見て読みました。
チャラそうな西野がキスだけでとろけてしまったりとにかく可愛くてエロいです、そりゃ東山も好きになっちゃうわな…笑
台詞回しも絶妙で、男子高校生特有のふざけた感じがリアルに出ているのでキャラ同士の会話が面白いです。
ただキャラ設定とストーリーが少し謎。
ヤリチンの東山が速攻で繋がってる女と縁を切るくらい一途な描写があるにもかかわらず、西野の前で女といちゃついたり、急に西野を突き放したりするので「本当に好きなのか?」と疑いたくなる。
西野も意識しているとはいえ、東山たちの会話にほとんど入っていなかったりと距離をとり過ぎな感じ。お互い“高2から仲良かった”のにストーリーを見ていると“事故キスから相手を知って意識し始めた”という印象。
ストーリーは、私の読解力の問題かもしれませんがわかりにくいと思います。
場面が急に家になったり、時系列がちょこちょこ変わったり…(キャラの台詞で時系列の変化を読み取らないといけないパターンが殆どです)。
ストーリー自体もキャラのバックグラウンドの完成度に対して雑さ・非現実感が目立つ。
受けが保健室で寝てる→事故キスしたし今舌入れてもいいだろ→付き合いたい、って流石に強引すぎるのでは?と思いました。
作者の絵のタッチが好きなので『萌』にします。
切ない系読んでみたいけどハッピーエンドじゃないと辛い…って人にぜひ読んでほしい!
攻め(亮介)だけに見せる小悪魔的な表情をする受け(悠)が可愛いです。
絵もとても細かく、今まで見た黒髪キャラの中で1番黒髪が似合うのではないかと思うほど髪の艶感やサラサラ感が繊細に描かれています。
ストーリーに関してですが、
1巻完結というのを考えると、
悠の過去〜現在、亮介に救われて両想い…という情報量を上手くまとめている良作だと思います。
普通は2〜3巻くらいのボリュームですよ、これ。笑
付き合った後の2人や悠/ 亮介が再会する前の生活も掘り下げてほしいなというのが正直なところ。
『神』にしようか悩みましたが、
続編を期待したいので『萌2』で!