皇帝×宦官(海燕)、皇帝の息子×宦官(麗琳)の2組。
内容については他のレビュアー様が書かれてますので、私が読む前に知りたかったな。と思う情報をいくつか。
まず、受けである宦官二人(海燕と麗琳)の絡みが、メインカプのエロシーンと同じくらいあります。麗琳→海燕の片想いなので、絡みは無理矢理な感じです。
サブカプは、海燕を奪おうとした麗琳を、皇帝の始末しろという命令から守るために、皇帝の息子が麗琳を奴隷犬の身分に落として匿うという展開。
皇帝の息子には、既に犬奴隷の宦官が3人いるんですが、理由は不明なまま。その犬同士の絡みもあります。
宦官というテーマは斬新で、なかなか好評の様ですが、作者の趣味全開で置いてきぼりにされた気分になりました。エロシーンは、無理矢理っぽいのや主人×犬奴隷的なものが多く、読む人を選ぶ作品かなと思います。
一穴一棒至上主義の私にはつらかったかな…
あらすじは他のレビュアー様が書かれていますので省略します。
表紙の絵が好みで購入しましたが、中身の絵はうーん。かなりイメージが違いますね。なんか
ストーリーは、所々のエピソードは悪くないんですよ。ありきたりだけど、受攻でもめる。とか、実家でエッチしてうっかり親バレして、何故かナチュラルに祝福ムード。とか、メインカプよりキャラ立ちしてる脇カップルとか。でもつなぎが悪い。というか下手なんですよね。ギャグ?コメディ?恋愛もの?時々シリアス?
うまくミックスされてるなら全然いいんですが、どこにも振り切れてない感じ。作者の、笑わせたい、萌えさせたい、感動させたい、その気持ちはよく伝わってきましたが、わざとらしくて逆に冷めてしまい残念。一冊全てが同じカップルの話なので、全部がそんな感じの印象。一冊の作品として世に出すレベルにはないかもしれませんね。
ただ、気楽に読める感じではあるので、かるーく息抜きに読むにはいいかもしれません。