攻めも受けも難儀な性格をしている。
主人公である教授、ハスキンスは女性と結婚して娘を授かりつつも、
不特定多数の男と関係を持つ隠れゲイ。
ジョナサンの頑なさを前にどう落とすのだろう、と思っていたのだけど
こういうラストを迎えるとは…ちょっと私がBL脳過ぎて読み終わった
あと呆然としてしまいました。とても悲しいけれど理解はできる。
ハスキンス教授は家庭を壊すつもりはないし、ジョナサンは自らの
体験から破壊者になる気は全くない…。はああ、せつない(´;д; `)
それにしてもあの別れ方、おしゃれ過ぎる(笑)
汁気のないあっさりした絵柄も、ストーリーにとても合っていました。
ジョナサンが教授くらいの年齢になった時、若かりし教授とダニエルの回想のように
誰かを愛しながらこの事を思い出すのかなぁ、それともこの後何か、進展が。
そう考えながら余韻に浸る。面白かった。