Vita版も発売しているのにPSP版をプレイしました。
お手頃価格になった頃に購入したまま年単位で積んでいたからですが…終わらせてみて、もっと早くプレイすればよかったと思うばかりです。
また、友人が以前「数年ぶりにBLゲームにはまっちゃって、PSP版ではものたりずPC版に手をつけてしまった」と言っていたのがわかります。PC版がどうなっていて、どうPSP版に刈り取られたのか気になる程に良い出来のゲームです。
スチルが綺麗、音が良い、それぞれ曲が変わって良い、祝詞がまたいい感じに味がある、各ルートに行ってもエンディングも違和感がない(エンディングに関してはLOVEエンドじゃない方が好みなのもあったくらい)、操作も苦痛なし。
PSP版でもここまでできるのねぇと思ったので(まぁ色々きわどい)差?をもとめてVita版も手をつけてみようと思います。
おすすめ!
原作は未読ですが、シナリオがしっかりとしていて読んでいなくともストーリーが分かりる、とても丁寧な作りをしています。
聞き進めている内に自然と涙があふれてきて、涙が流れるまま静かに聞き入っていました。映画を一本観ているような気持ちだった。
いろいろと印象に残っているシーンはありますが、一番心に残っているのは、京都に引っ越した先生の元へ追っかけてきたちいさんが玄関先で言う「ただいま」です。千歳の決意と想いが分かる一言だと思うのですが、先生にはあめちゃんではないと拒否をされてしまう言葉です。
挨拶が挨拶にならない切なさはとても辛く、紆余曲折を経てふたりはお互いの居場所に帰ってきたので、今後はたくさんの「おかえり」と「ただいま」を繰り返して欲しいと思いました。
幸せになってほしい。
小冊子は物語の間の小さな日常を描いています。
すごいなーと思うのは、この小冊子でまず文字で楽しめます。そして期間限定ですがストリーミング配信で音声でも楽しめるんです。すごい太っ腹。幸せなころのあめちゃんと先生のストーリーを、ドラマCDを聞いた後に読んで聞くと、こんなにも幸せだったのに!とまた涙が…ぜひドラマCDとあわせて読んで(または聞いて)もらいたいです。
最初の入りから最後まで月村節を楽しめました。
タイトルを見たときから、そんなにドロドロすることなく表紙に女の子が居るあたりほんわかしたお話なんだろうなぁと思いつつ、途中攻めの井上さんの言動に「あ、そっち」と予想?と違うところがあったりと、いい意味で外れずでした。
攻めの井上さんが職権乱用するくらい開き直った行動力とか、意外と好きじゃない人の前だと物事言える草野くんとかが面白かったです。…職権乱用といえば、山岸先生と会えず仕舞になった訳ですが、大丈夫だったんでしょうかねぇ…
あと、書き下ろし「だいすき」の最後の一文がすきです。それだけじゃどうしようもないこともあるだろうけど、前向きな感じがいい。月村作品は「永遠じゃないけど少し先の未来は明るい」と読了後に思わせてくれるところが好きです。
収録は、タイトルの2011年「腐男子物語」プラス書き下ろし20ページ、2006年「青春プレイヤーズ」プラス書き下ろし6ページ、2004年「あなたを想いたい」プラス書き下ろし6ページです。
えみうとしては、2004年他誌に掲載していた「あなたを想いたい」が収録されたのが、とてもとても(二回も書いちゃう)うれしいです。しかもバージョンアップして書き下ろし後日談付きで帰ってきた!「もしかしたらコミック収録はないのかも…」と、ずっと薪割りを取ってあったので(薪割りを捨てられるのも)うれしいです。
さて、この「腐男子物語」のえみう的見所は3つ。
ひとつ目は、三本の共通コンセプトの「ノーマルが落ちる」。
言葉をあわせるなら
「腐男子物語」は「落とされた」。
「青春プレイヤーズ」は「落ちてくる」。
「あなたを想いたい」は「落ちてきた」。
…でしょうか。
同じコンセプトでも違う内容なところも、またひとつ見所です。
ふたつめは、表紙。
今までのコミックスやら同人誌の表紙がバックにあります。
Libreのコミックスが3冊目のため、同人誌の表紙もあるんですね。
分かるとちょこっと楽しい、かも。
みっつめは、初回特典は限定ペーパー。
両面刷りのペラもの4コマで、一方は土手の上の「腐男子物語」のふたり、もう一方は土手の「アオイコイ」(来月2月発売の新刊)のふたりの会話が楽しめます。
しかも「アオイコイ」には、このペーパーの続きが初回特典でつくそうです…さりげなく買ってね広告。
買いますよ(笑)
感想からずれますが、まず、この「落花流水」は大型の通販サイトで買いました。
届いてびっくり。まったく買った記憶のない作者の本が届いたのです。どうやら、購入する本を間違えて申し込みをしたようで、返品する場合は個人の理由になるので送料は自腹となります。
送料も安くはないし、こんな機会でもなければ手に取ることのない題材と作家なので、せっかくの機会ということで読みました。
感想としては、簡単に書くと『本人たちにとってキレイな思い出が根の深いものなら、5年くらいじゃ気持ちに蓋もしまってないだろうから、これはこれで良し』です。
中途半端なものほどたちが悪いものはありません。
全体的には、小説原作ものを2時間ドラマにしたような感じで、本来ならあるはずの枝葉がばっさりなく、一本の道だけを辿った感じですが、その分、簡素化されるので主人公たち側のことは分かりますし、主人公たちが関わった母親や姉妹のその後などは未回収で気にはなりますが、与り知らぬところを中途半端に書かれるより「今しか見えていない二人」という感が強くなっていいのかなとも思いました。
巻末のSSで葉書が送られてきたことにより、本編の「完」は「続」になってしまいましたが、主人公たちの本来の目的は雑誌の切り抜きを送ることで、この同封物がなければ連絡をすること自体が夢物語なのだということを分かっての本編の最後の台詞なんだと思うと、本編の最後が違った景色で見えました。
悪くなかったです。
2本がまるで違うお話なので、どちらもさらっと聴けます。
原作は未読なので、原作を読むとさらに違う感じになるのかな、という印象でした。
今回は(も?)下野くんと鳥海さんが聴きたくて買いましたが、
別録りの下野くんがかなり頑張ってました。
聴いたことがないハイトーン。凄く高い。
なのにさらっと下野くんより更にハイトーンの「やったもの勝ち」下和田さんは、
一体どこまで出るのか気になります。
あと印象に残っているのは、丸山役の吉野さん。かなり良い味出てました。
フリートークは、メンバーの色が出ていて面白かったです。
本編よりもフリートークを聞いて、別録りって大変なんだなぁと思いました。
むちゃ振りがすごい。
内容はまぁうん。好き嫌いは別れますね。笑ってなんぼです。
2枚組なので長いことは長いのですが、キャストも流れもいい感じだったので聴いていて長さに辛さは感じませんでしたが、ただ情景が分かりにくい。
これはドラマCDとしてネックかと思います。
どこでだれが何をしているかが、正直なところ分からないところがありました。
これ、何している音?というのがちらほらと…
登場人物や説明事項が多い作品なので仕方ないと思うところはありつつも、
原作が手元にあったほうがより楽しめると思います
(聴いていてたまに確認がしたくなりましたよ…)。
とてもよかったのは雷蔵と祖母との回想シーン。素晴らしかった。
回想シーンを経る度に雷蔵の想いが紺くんへじょじょに浸透していく…という、
ドラマの核となる部分が、全体的に大切に表現されていて、
えみうとしてはとても満足しています。ちょっとうるっときた。
雷蔵役の鳥海さんはとってもお上手です。さすがだなーと。
さらに満足を満たしてくれたのが、
すでに何年も関係を築いている彰伊・阿沙利のやりとり。
言霊様と紙様の間柄を補強してくれる内容は、悲しいところも多くありますが、
雷蔵と紺くんの初々しさをさらに補強してくれていると思います。
(ふたりはどうなるの!?という次回の購買にも繋がってますね。うまい)
あと、ツボだったのが櫻花さま。
原作を読んだ時はさほど気にしなかった櫻花・紅緒組ですが、
ドラマCDになったらキテレツっぷりが楽しかった。
全体的には定価が惜しくない、2枚組が納得の作品でした。
まずタイトルと表紙のバランスに惹かれました。
ある種ジャケ買いにちかいかも…。
背中を見つめる人と、見つめられていることが当り前と思っている人、そして少しだけ見える肩の人。そしてなんといっても空の夕日。青空でも夜空でもなく夕日。読了後に改めて表紙を見ると話の全てが詰まっていたんだな、という気がしました。
2編収録されている前半部分は雑誌掲載されたもので、後半部分は前半部分と同等量の書き下しとなっていますが、前半部分は長い起承転結の起の部分と承になったあたりで終わり、承転結は後半部分にぐっと詰まっています。
一編でも読めるけど、一冊通しで読む方がいい分、全体的に少々強引で軸がちょっとブレてしまっている感が拭えないところはありますが、それでも上手い具合にことを持っていっていて、最後には泣けます。
不器用で頑固で悲しい初恋ーそんな物語でした。
たまのジャケ買い。自分にとって当たりが出ると嬉しいですね。
「名作だから聞いて」ということで聞きました。
3枚で一本のお話になる分、無理なく丁寧で厚みがあるドラマCDでした。
原作は未読ですが読んでいなくともちゃんと内容も心情も分かるのは素晴らしいことだと思います。
えみうが素敵だ!と思ったところは、由利さんが激高するところです。あのテンションの声で、秘めたやりどころのない怒りをぶつけるシーンは感動しました。もどかしい気持ちと悲しみに胸が痛かった。
ラストシーンはきっと絵にしたら光が射し込んでいて、外野の音が遠くに響くくらい、心が触れ合っているのでは…と。過去から未来に繋がるとても長くて短い瞬間だったのだろうと思います。その後、彼らがどんな形であれ幸せに繋がる道であって欲しい、そう思うラストでした。
楢崎壮太 「Go for it!!」の続きのために購入。
とうとうやってきましたこの瞬間が! 6話目にして余目と伊勢谷の仲も…。ただ、きっと伊勢谷の試合前は前回同様しばらく色々なことが「禁」になるんでしょうから、振り回されているのは伊勢谷ではなく余目なんだと思います。頑張れ余目。
続きが9月発売の「Chara Selection」に掲載するようなので楽しみです。
全然関係ありませんが、表3の川●達也氏のミラクルクッキングのキャッチコピーが笑えました。きっと女性誌向けのキャッチコピーだろうに、BLにも多分にマッチしています。隅の隅まで楽しんでしまいました。