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女性もちベーグルさん

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No Title

療養中の後輩スプリンター×全てを捨てて変わりたかったBA

すごく不器用でずっと囚われていてでも互いを大切に思って行動できる2人が切なくて愛しい。

高校生の時に自分が陸上に引き入れた中学生の後輩に対して欲を抱いて誰にも言えないでネットで知り合った他人に縋るしかなかったの一体どれだけの葛藤と苦しみがあったのかを思うとなんかもうたまらなかった…
メイクと出会うことで変われてよかったとすら思う。
それでもやっぱり漣太郎への恋愛以上に大切に思う気持ちがあって、漣太郎のケガとかを誰よりも心配して行動できるのとても愛だよ。ちゃんと応援してる気持ちがあるのが伝わってきました。

気持ちをちゃんと伝え合えて過去の自分を受け入れてきっとこれからは幸せになれるだろう2人。とても良い作品でした。切ない空気の中にクスッと笑える要素がたくさんあったのもとても読みやすくて面白かったです。

表情とセリフに心が震えさせられる。

同人活動の作品から大好きだった先生の作品、キャラの魅力はもちろんのことやはりストーリー構成が本当に刺さりました。

大学内で便利屋を営む快活で人好きのする先輩東×性的マイノリティ故に自虐的なイケメン大学生柊月

1巻は柊月メインのストーリーでした。
中学でゲイであることに負い目を感じる出来事を経験し、高校でゲイであるがゆえに自分を蔑ろにしてしまう経験をした柊月。
自分のことは諦めているのに他人に対しては思いやりのある言動ができる柊月のもともとは明るくて人好きというプロフィールをみて納得したし切なくなりました。
そんな柊月に対して自分も自分の気持ちも大事にしろと熱意をもって説いた東の気持ちを受けてからの柊月と先輩の対峙シーン。
柊月の渾身の叫びがめちゃめちゃ沁みました。
それを受けたからこそ先輩も本当に失恋を悟り、気持ちをこぼしたんだろうな…なかなかのクズな一面もありますが、先輩は先輩で本当に柊月が好きだったのを感じて切なかった…

現状3巻までは続きたい、とのこと!
まだ東の過去も家族もひと悶着ありそうですし、何よりラストでようやく恋が動き出そうとしているので今後の展開も楽しみです!!

拗らせまくった初恋が可愛すぎる。

素でキレイ目お姉さんのビジュアルをもつ攻め(序盤に女装あり)×恋愛偏差値小学生のちょろかわ受けのめちゃめちゃ可愛いBL

何よりとにかく受けの宮内くんが可愛すぎる。
初恋を引きずりまくっていて攻めの楓にだいぶひどいことをされながら可愛い顔をされたら簡単にほだされちゃうし、優しくされたらすぐに喜んじゃうし、恋の駆け引きとか絶対不可能の超チョロくて単純な姿があまりにも可愛い。
回想シーンもしかり、こんなに好きが駄々洩れできゃんきゃんかまってくる相手に落ちない方が難しい…と思っていたら楓もすっかり落ちていました。笑

初恋相手との再会BL、終始ニヤニヤが止まらず可愛い!!とツッコミをいれてしまう1冊でした。

控えめに言っても最高だった…

ついに完結してしまった、、寂しい!!
正直3巻のラストでもう気持ちが通じ合ったんじゃないかと思ってたんです、きみだけって言い合ってたし。
しかしそこから想像以上に拗らせていたのがまた2人らしいと言いますか。

クソデカ感情を巧妙に隠せてしまう筋間さんと正直な気持ちを打ち明けたあとに逃げられることを恐れてのらりくらりとしてしまう陽介。
最終的には筋間さんの作戦勝ちな気もしますが、筋間さんがそこまでやるほど陽介を手放したくなかったのかと思うとクるものがありすぎます。

寂しがりで甘え上手で身軽な愛されキャラの陽介になんだかんだ振り回されつつ絶対手放さないし飼い慣らす筋間さんという構図が目に浮かぶ気がします。本当に最高の2人でした…!

心優しい2人にとても温まるお話

過去を悔いて人を遠ざけるようになった陶芸家×幼馴染にお金を貸して逃げられた大学生ハウスキーパーのお話。

朝ドラとかで放送されそうなくらいしっかりとした人間ドラマとBLがすごく良く融合していて読後の多幸感が沁みました。

驚くほどのお人好しな陽人くん。幼馴染にお金を借り逃げされたというただの設定で終わらず、幼馴染の解像度を深掘りし、失いそうな友情に泣く姿に人をとても大事にする子なんだろうなぁとじんわりしました。近づき難く見える倉田さんともお話したいと思ってる姿に、もちろん倉田さんに惹かれる何かがあるというのもあるとは思いますが、それ以上に寂しかったんじゃないかと思い切なくなりました。それでいてとても真面目で働き者で、相手の本質を丁寧に見ようとしていて、本当に心の底からいい子だとしみじみ。幸せになって欲しい。

そして過去に悔やんでも悔やみ切れない負目を背負った倉田さん。倉田さんが悪いわけじゃないよ!とは言い切れない絶妙な過去の出来事、うまいなぁと思いました。そんなことがあった陶芸から離れてしまうのではなく、むしろ人との繋がりを絶って、陶芸にはひたすら真摯に孤独に向き合うというのがまた痺れた。そんな彼が陽人に見せる不器用な優しさがたまりませんでした。彼も彼で間違いなく良い人。幸せになって欲しい!!

また漫画の中で陶芸のあれこれが細かく描かれていたり、炊事掃除洗濯といった生きていることを実感する描写がかなり描かれているのもすごく生を感じて良いなぁと思いました。

抱えていた色々と一旦前向きに折り合いがついた2人の今後の暮らしが穏やかなものでありますように。この2人がお互いを大切にして幸せに過ごす姿が目に浮かびます。お幸せに!

失いそうになって初めて自覚する気持ちが尊い。

ずっと一緒に生きてきた幼馴染の2人のお話です。

小さい頃から海の近くの田舎で共に育ち、大学生になるにあたり同じ大学に通い、上京先でもルームシェアをする。本当にとことん一緒にいることが当たり前になっている2人。相手にとっての1番は自分という意識があるからこそ中々恋愛に発展しなさそうな前半から、もしかしたら1番じゃなくなるかも?という危機感を抱いてからは気持ちの変化があっという間でした。
このいいところを見つけて好きになるんじゃなくて失いたくないという無自覚執着からの恋の自覚ってザ幼馴染という感じがしてとても好きです。
そこからは自分の好きと相手の好きの違いにひたすらきぃくんが悩むという点も幼馴染ものとしては王道なのですが、この作品、春のつかみどころがないのが中々にポイントだなぁと思ってました。

春にとってのきぃくんが、大切なのは間違いないけど優先順位はどこにあるのかずっと曖昧ならまま話が進んでいてこちらもモヤモヤ…なので春の気持ちが初めて言葉になった時、うわーーーと大盛り上がりでした!

最終的にはきっとこの2人なら大丈夫だなというラストにまで辿り着き、大満足のハピエンでした!!
やっぱ拗らせた幼馴染BL、とても好き。

タイトルコール、受けバージョン!!!

最高でした。
元々余裕綽綽な雰囲気であくまでひかるんより慣れている男であったニンニンの嫉妬やらモヤモヤを拝めるターンがやってくるとは……感慨深いです。

そして新キャラ、キング。
キャラとしては癖強でめちゃくちゃ面白くていい男なんですが(見た目も中身も)、なにせ邪魔すぎる笑
頼むから余計なことしないでくれ〜と思いつつ、本気のニンニンを引き出してくれてありがとうという気持ちでもいっぱいです。

キングには全力の親しみを、そしてニンニンに対しては変わらずずっと好きをぶつけているひかるんは3巻でもブレずに可愛かったですが、嫉妬してモヤってるニンニンをからかいつつ受け止めるひかるん、よかった。

本当にどこまでも面白くてきゅんが止まらないそん抱き!ずっと続いて欲しい!!

可愛すぎるライトSMBL

黒田くろた先生の絵柄で描かれるライトなSMBL、初心者でピュアな2人があまりにも可愛くてニヤニヤが止まりませんでした…!!(プレイと見て最初ドムサブかと思ってました…)

何より翠がツボすぎました。
基本表情動かないし言葉数もさほど多くないけど、めちゃくちゃ思考回路が速いというかいろんなことを考えてるし、斗亜くんに対してきゅんきゅんしまくってるのがあまりにも可愛い。その上恋でも性癖でも斗亜くんのためならなんでも勉強熱心になっちゃうのとても推せる。いい子。

対する斗亜くんは陰キャっぽい設定かと思いきや友達にも愛され友達といると意外と世話焼き口うるさいポジだったのが意外だったし、逆に色々バレてる翠といるときはほわほわきゅんきゅんなかわいいお顔全開なギャップにやられました。翠視点だったので斗亜くんの気持ちの変化とかが詳細に描かれているわけではないですが、自分が何を見せても受け入れてくれてナチュラルに尊重してくれて嬉しそうにしてくれる翠に惚れない方が無理…

SMがテーマなのに本当にピュアで可愛くて、この2人が勉強と経験を重ねてハードプレイができるようになったらちょっと寂しい気もしますが見てみたい気もする…
えちとピュアがうまく混在しためちゃくちゃいい1冊でした!!

不器用な恋に悶え倒す

好きな子に意地悪してしまう大学生×男運ないゲイバレしてる大学生のお話。

小学生男子さながら好きな子、気になる子にすれ違うたびになんか絡みに行っちゃう、からかいたくなっちゃうという恋愛不器用な美澄くん。自覚があるのにやめられない、むしろ自覚がある分素直になれない自分にヤキモキしている姿がすごく可愛い。それでいて素直になれない自分が悪いからと如月くんに彼氏ができることを形だけでも祝福してあげるのもまたいじらしい…

対する如月くんも普段は明るくて素直で笑顔がキラキラな好青年なのですが、ダメ男を引きすぎたせいや嫌な噂が流れてるせいもあってか、恋愛に関してはちょっと鈍かったりためらいがちになってしまうのがもどかしすぎる。

そんなもどかしい2人だからこそ、全力で誤解されないように想いを伝えた告白シーンにはめちゃくちゃトキメキました。きゅんきゅん。

これからも素直になれない美澄くんと喧嘩したりすれ違ったりしながらもいちゃいちゃ仲良く幸せになる未来が眼に浮かぶラストで大満足でした。

2人の暮らしをただただ眺める、そんな続編が読みたくなる。

表紙から受ける印象通り比較的穏やかな日常が描かれつつもそれぞれが抱えた暗い感情がとてもリアルな作品でした。

矢野くんは最初感情があまり表にでないタイプかなぁという印象を受けましたが、冴木くんといると特にとっても朗らかに笑うし人懐っこいしいたずら好きみたいな部分がよく見えて、すごく可愛い子でした。きっとそれほど冴木くんに心許してるんだろうなぁと思ったので、唯一と思っていた陸上を失ったときみたいに冴木くんを失うことを恐れ、自分から諦めようとしてしまう姿が切ない。

逆に冴木くんはとても真っ直ぐで、高校時代から矢野くんに対して助けなきゃという意図で声をかけたわけではなくて、自分の感情のままに動いただけという感じがとてもよかったです。大学に入ってからも傷つけたと思ったら反省するし、嫉妬したら怒るし、キスしたいと思ったらしちゃうし、心配になったら追いかけちゃう、そんな真っ直ぐな冴木くんとても愛しい。

そんな2人が心に抱えたわだかまりを乗り越えて付き合ったあとはとても穏やかで可愛くて、ぜひぜひそんな2人をもっと見せて欲しいと思いました。ほっこり。