モデルと訳あり元天才デザイナーのCPで、絵に惹かれて読み始めました。
まさにゴール◯ン・レトリーバーのような攻めヒョウォンがだんだん可愛くなってきて、途中から本当にワンコにしか見えなくなって……(笑)
ソヒョンは『元天才』と呼ばれるだけあり、ちょっと性格的にも神経質かつ扱いが難しい感じ。冷徹ではないけど、この業界にいるためにバリアを張ってどうにか耐え忍んでる感じ。
そのバリアを最初は面白半分で、いつしか真剣に解いていこうとするヒョウォンと、トラウマから抜け出せずにもがきながらも、ヒョウォンや社長、友人の助けの中でじょじょにトラウマに向き合っていくソヒョン。
ソヒョン、流されやすすぎよ!もう少しよく考えて!!って思いながら読んでました。社長がヒョウォンを警戒する気持ちがよくわかります。
すぐ寝ちゃうソヒョン面白い(笑)
エッチ多めで楽しかったです!!!
ハードボイルド系で暴力多め、よく人が死んだりします。
主人公もびっくりするくらいしょっちゅう顔面ボコボコされるので気をつけてください。容赦がないです。
足が不自由になってしまった主人公、秀をめぐっていろんな男がやきもきします。
少し内向的な面はあるも優しく明るい性格の秀は環境もあってか上手に生きられず、ボクシングで足りない何かを埋めようとします。しかしそこでも動く足と居場所、そして尊敬する男性とのすれ違いを自覚し、失意の中でとってもでかい男、不破と出会います。みんな驚くほど手が出るのがはやいです。殴る方でです。挨拶じゃないんだぞ。
この代表こと不破さん、どんどんでっかく隆々になっていきます。なにその胸板何センチだ?ワイシャツがぱっつぱつやぞ……?
出てくる男性ほぼ筋肉ついててガタイが良いので好きな方オススメです。
秀くんもなかなかの胸を持っています。つまり……^^
決してめぐまれた環境ではない中でも、やがて自分らしさを取り戻していく秀に、頼られたい、自分を見て欲しい、様々な感情を燻ぶらせていく攻めの男たち。
でもそれは彼らの欲望であり、秀は秀らしく強気に怒ったりときめいたりしていきます。秀くんが案外ときめいちゃうのでストーリー的に流され男感を感じるところもありますが、秀くんは誰かのほんのわずかな優しさにも気がつく男です。やはりもともとの性格が優しい部類なので、何かを完全に切り捨てることができないのだろうと思います。秀くんなりに彼らと向き合おうとするころとに攻めの男たちも目が離せなくなるのでしょう。
そんな感じでえっちは結構多いかと思います。私的には見ていると「秀くんがんばれ~~~」って気持ちになります。なんといっても代表の代表もすごい。ペットボトルかな???
そういう打算のない秀の部分に転がされ抜け出せなくなっていく男たちが願う、誰かのための幸せへと向かっていく身も心も痛くもえっちで切ないお話です。
海紘は可愛い。