高校教師(20代後半)桂 高校生(15歳)志緒の物語
志緒の目線で物語が進んでいくので読んでる私も不器用で尖がりまくっていた高校生にタイムスリップした気分で(実際はとっても大人なんですが…)読み進めていきました。
リアル大人な私からしたら先生も志緒も青春だなと、互いに不器用で弱さを隠しているつもりででも隠しきれてなくて…自分の気持ちを胡麻化すことすら出来なくて…。
でも真面目に障害物にぶつかりながらも一生懸命生きてる。この物語に出てくる「りかちゃん」も「ようこさん」も真面目に一生懸命生きてる。
一穂先生の作品にはいつも一生懸命生きようよって言われてる気持ちになるんですよね。その人間臭さが『一穂節』とでもいうのかな。
こちらは先生処女作ということですが主人公の青さと先生初々しい感性が相まって結果名作の爆誕でした☆
一穂先生、ずーーーーっと大好きです。