親の再婚で兄弟となった天才ヒットメーカーのツトムと、リーマンの孝。
孝は、Ωと結ばれたい願望があり、幼き頃のツトムと番つもりだったが、やがてツトムがαだと知ると、手のひらを返したように離れていってしまった。
そんな孝の恋人をいつもNTRしていたツトム。
渋々、NTRの結果を受けいれてきた孝。
けれどある日、ふたりの関係に変化が。
ツトムの魂の番が現れてしまい、、、
ちなみにその魂の番は、すでにΩの恋人がいて、Ω×Ωであり、子どものことなどの事情もあり、4人で話し合うことになり、、
ツトムの本心とは、、??
また、孝の本心とは、、、?!!
帯の後ろにある、「ただ1人のΩと結ばれたい。」
これは、孝の言葉でしょう。
常に、NTRてきた孝にとってツトムは足枷でありました。
しかし、最終的にはツトムは孝のことをずっと大好きで、大切だったということに気付き、、、
ツンデレすぎるツトムの孝へのBIGLOVE。
また、再婚前まで不遇だった孝の幼い頃の記憶。
切なすぎる四者の恋模様に、ソフトタッチな画とともにグッと惹き込まれた新感覚オメガバースでした。
NTR系や、女性が関わってくるのが苦手な方はご注意ください!!
強烈なお表紙のカラー。
おどろおどろしい帯の人形のイラスト。
オメガバースもので、β×Ω。
オカルトライターのΩ視点で、Ωの失踪事件を集めて1冊にまとめていくお話です。
その失踪事件がとにかくホラー。
というのも、共通して「トツナギ」という双頭の日本人形が登場するからです。
ビジュアルが怖すぎ問題の、不気味な人形(帯の画)が苦手な方は、まずここで回れ右したほうがよきと思われます。
なぜなら終盤に向けて、ホラーというよりもスプラッタな場面が多くなっていきますゆえ、、、
そして、主人公のΩの恋人、βの家系もそのトツナギに関係があることが判明し、戦慄する結果となります。
これ以上はネタバレになってしまうので、ここではお伝えできないのですが、
まさかの伏線回収時に戦慄したので、暑い夏に背筋凍る思いがしたい方には、ぜひオススメの一冊です!!(稲〇淳士の声で)
ゲイでバリタチの喫茶店店員である、陽キャの市井。
彼は、常連客の深月がガチで好みで、ぐっちゃぐちゃにひたいと密かに思っている。
また、同じくらい大好きな声優の初谷みきとにもハマっている。
ちなみに、みきとは、妹が貸してくれたBLCDで受け役をしていてハマった口だ。
そんなある日、店の常連客である深月と、みきとが同一人物だと市井は知る。
そして、バリタチだった市井は、深月を押し倒そうとして、押し倒されるなど、まさかの受け側になってしまうが、、、?!!
という、展開です。
みきとの同僚声優が当て馬? っぽく出てきたり(しかも市井とも、とあることで実は面識あり)、その同僚声優が市井との関係を取り引きに出し配信コラボする流れになり、カメラの調子が悪すぎ問題で素顔が映っちゃって顔バレしたり、深月のリアコの女子が深月のことを盗撮したSNSアカウントを作り、ストー〇ーしてしまい、それによって市井が深月との盗撮を控えるために距離を置いたり、、、
などなど、その後も終盤までハプニング続出ストーリーでした。
が!!
このハプニングのなかで明かされる、イケボで市井へ迫る深月のクソデカ感情の秘密。
バリタチを攻める深月の攻め力と、時折見せる馴れてなさ具合の正体も判明。
イケボでカッコイイのに、またカワイイ面も見せる深月のギャップの魅力に、市井同様ヤられてしまったまりあげはでした♡
イケボ攻めのギャップに溺れたい方には、オススメの一冊です!
また一作。
サノアサヒ先生が、とんでもない救済作品を発表しましたね。
今回の受けは、攻めにイカ焼きと間違えられるズタズタの腕を持つ就職浪人してフリーターのメイク男子の人見。
人見は、自分の容姿にコンプレックスを持っているため、化粧してないと会話どころか外出すらできない。
そんな人見が遡ること二年前。
オープンキャンパスに来ていたDKの茅ヶ崎に一目惚れ。
けれど、目が合った瞬間に怖がられてしまい、失恋してしまう。
卒業したというのに、茅ヶ崎が入学しているだろう年にその茅ヶ崎が参加した映研の新歓に参加。
酔った茅ヶ崎にボロボロの傷跡の腕を見られ、イカ焼きと間違われたリ〇カの痕に食いつかれ、、、
という冒頭。
茅ヶ崎には憧れの人がいて、最終的にそれが誰だったかと判明するオチは、なんとなく流れで想像できるのですが、そこへ至るまでの過程と言いますか。
どうしてイケメンな茅ヶ崎が素朴な格好しているだとか、段々とパズルのピースがはまっていくように明かされていく事実や、性癖。
また、人見にとっての茅ヶ崎という存在に一目惚れしたことにより、その瞬間から今まで、人見が救済されたエピソードなど、
どこか狂気を孕みつつ、人の弱い部分をタブーとしないで丁寧に切り込んで描き、きちんとキャラ全員を救っていくサノ先生の救済技法? は、さすがだなあと思いました。
そして、このテーマで描ききれたのも、さすがレーベルがマーブルさんだからこそだろうなあと、勝手に憶測し、一方的に拍手したいお気持ちとなったすげぇ一冊でした。(上から目線すみません!切腹!!)
そして、えちです。
茅ヶ崎が巨tn…です。
紙コミックスのtn…の修正は、ぐじゃぐじゃの白消しです。
ふたりの子どもで、長男の伊織が誕生し、ルイがお姉ちゃんに♡
カワイイお世話焼きさんが、なにかと伊織の面倒をみてくれ、良きお姉さんぶりを発揮しています。
それゆえ物語の後半では、伊織の初めての発語が、渉(あーむ)で、なかなか自分のことを喋ってくれないことにショックを受けるエピソードが。
また、伊織とルイに関しては、保育園でちょっとした事件が、、、
β地区で、バース性のある人間はめずらしいこともあり、その認識の違いに起きてしまったことで、、、
それから、ストレスにより匂いがなくなってしまった渉。
月イチ、子どもたちを預け、恋人日を設けた甘々デートなふたりや、海のエピソードなど、ほわほわゆるふわ展開には変わらず心温まりましたが、
まさかの立て続けに上記に起こったバース事件はさすがにびっくりしました。
けれど、家族みんなでフォローし合うスタイルが、本当に良きファミリーとなったなあ!と感慨深くもあったし、シオンと悟の関係ももっと読みたかった最終巻でした。
このファミリーよ、永遠に幸せであれ♡!!と読後に強く願った一冊です!
兄の発掘調査を手伝う農家の青年、ハルチカ。
ある日、発掘調査をしていると、古びた箱を発見。
なかから、人が出てきて、自らを戦神の阿修羅だと名乗り、、、?!!
という冒頭。
田舎のスローライフで、阿修羅(ハルチカから、シュラと名付けられる)はすり減っていた自我をハルチカとの同居で取り戻していく、心温まるハートウォームBLなのですが、
戦神は孤独だという立場により、家族に憧れる元々の人格を戦神となったときに無理やり封印してしまい、今回の覚醒とともに二重人格的に登場。
戦神の面と、ちょっぴりえちで甘えたなプリティ人格のプリシュラ、どちらも魅力的でキュン♡としましたし、この人格が後に問題を起こし、シュラ本人が苦悩してハルチカが受け止め、救済するシーンは本当によかったねえ!涙涙
と、ハンカチで目元を拭いた次第でございます。
そして、ハルチカのtnがパンツ越しにも巨tn…と分かって、お主……なかなか、やるなあ(◜ᴗ◝ )/////!
のお気持ちでした✧(どんな気持ちだよ?!!)
ラストでは、ハルチカ兄のスピンオフもありそうな予感があり、まだまだ楽しみが隠れている? あったかい人外BLに、心洗われました♡
付き合いたてのDKカップル、海と陸。
冒頭から、初えちを決行することに燃えている真面目なふたりに、どこかクスッと笑みが溢れつつ、応援したくもなります。
運命的? な一年前の出逢いを描きつつ、どちらが上になるか論争も決着をつけ、今度はどこで初えちをするか問題が勃発し、邪魔者だらけでなかなか到せなくて、
一難去ってまた一難、、
的な展開にすれ違いつつ、ふたりで愛を確かめ合いながら、少しずつ、少ォーーしずつ、ふたりのペースで前へ進んでいく展開が、おバカなふたりっぽくてほっこりいたしました。
終盤では、まさかのドラマっぽい展開にびっくりしますし、まさかの初えちの成功タイミングにもびっくりしますので(え?! ってなります笑)、びっくり展開に要注意でございます!!
個人的には、森羅万象ブラザーズネタや、ヌードモデルエピソードにクスッとさせられました。
どなたでも楽しめる、ちょっぴりおバカで、だいぶカワイイDKBLです!
第2警備団団長だったルイスは、訓練中に倒れてしまい、目が覚めると妊娠四ヵ月だと医師に告げられて、、、
という冒頭。
男性同士でも、皇室の血筋のものと致せば、男でも子が孕めるという設定です。
ルイスはその四ヵ月前、仮面舞踏会に呼ばれ参加。
その帰り、記憶を失くしてしまい、誰と致したのか覚えていない。
翌朝目覚めると、情事の痕跡とともに、明日連絡をくれとメモが。
どうせ一夜の相手だろうし、とそのメモを捨ててしまったルイス。
けれど、四ヵ月後。
その相手の子を孕んでいたルイス。
果たして、
そのお腹の子どもの相手は誰なのか、、
アカデミーの頃から憧れだった第一団長を務める殿下か、はたまた周囲から勧められる大人な公爵か。
また、そこへ絡んでくる〇人事件。
お腹の子どもに関係するどちらかが、その事件の犯人ではないかという結論に至ったルイス。
なにかとルイスは身重なのに、傷だらけになって大丈夫なの?!! と、心配になる展開ばかりですが、そこはファンタジーです。
頭から血を流そうが、蹴られようが、無事にルイスのお子は誕生しますのでご安心あれです(◜ᴗ◝ )
殿下の溺愛ぶりと独占欲つよつよな反面、ルイスが鈍すぎて、これはたしかに殿下へ功労賞を差し上げたいストーリーだなあ、、
と、その苦労と激重愛にスタオベしたくなったタテヨミでした♡
あと、殿下の瞳の色アメジストがキレイで、印象深かったです!
「お前とはッ…絶交だッ!!」
そんな衝撃的な冒頭から始まる今作。
大晴と千冬という、幼なじみでDKのふたりが主役のお話です。
とにかく、めっっっちゃギュッ♡ としたくなるほどかわいくて、ピュアラブでした。
(ホント言うと、るぅ1mm先生の作品は、柔らかい画に反して、なかなかシャープでダークな展開のイメージだったので、いつかどこかのタイミングで読者は奈落の底へ突き落とされるんじゃないかと、某テーマパークのアトラクションのカ〇ブの海賊の冒頭突き落とされるアレさながら、密かに奥歯をそっと噛み締めてその瞬間を待っていたまりあげは)←心の声が長すぎ問題すみません!!汗
では、冒頭の絶交とは?!!
というと、、、
小さい頃に大晴が千冬に言ってくれた、結婚の約束を大晴自身が忘れていて、モテる千冬が誰からの告白も断り、付き合ってくれないことを不思議がるどころか誰かと付き合ってみたらなどと親切心で言ってしまったが故に、勃発してしまったのです。
そこからは一転。
大晴が、千冬へ好きを「何千回も伝える」覚悟で、体当たりでLoveを伝えていくという、
なんとも健気で尊いエピソードでした。
あと、こちらのレビュータイトルにも書きましたが、幼き頃のふたりが遠足に行ったけれど、千冬がお弁当忘れて、大晴がエビフライ分けっこしよう→千冬にとってエビフライが大好きになった過去エピソード(ふたりとも、笑顔が尊いんだァ…///)からの現在視点に戻り、巨大エビフライのぬいぐるみ? が大晴から千冬へプレゼントされたエピソードが最高すぎて、
全まりあげはが泣きました涙涙
こんなにも尊いお話を読まないで、なにを読むっっていうんだ?!!
そして、
背表紙にナンバリングされていたので、まだまだこれ以上に尊いお話が拝めるなんて、ありがたき!!(五体投地)
と、思わされた一冊でした。
あ~~
尊い(しつこい)!!
かわいい(ウザイ、まりあげは)!!!
恋愛をしない主義の広報課の王子様(受け)の椎葉と、その番犬と呼ばれる後輩(攻め)で、恋人と一度付き合い始めると別れを切り出されるまで長く付き合う瀬良との、セ〇レから始まるお話です。
一年前、社運を賭けたプロジェクトの激務中、眠気よりも〇欲のほうが溜まっていた椎葉。
お互い極限状態だった残業中に、瀬良と致してしまう。
男と付き合ったことのない瀬良だったが、椎葉と致して、男も全然アリとなり、その後利害の一致によって関係を続けることになったが、
ある日、瀬良から「本気で好きになったから付き合って」と告白されて、、、
というリーマンラブ♡
好きになったら一途な瀬良ですが、恋愛しない主義の椎葉は、過去の恋愛トラウマが引っかかって頑なに瀬良を拒否します。
が、気づけば瀬良に近寄る女性に大嫉妬の連続。
押して引いての加減がなかなかうまくいかず、椎葉から瀬良を避けたり、また無自覚に過去の男の名を口にしていた椎葉を目の当たりにし、瀬良が椎葉にセ〇レ解消を切り出したり、、、
リーラブな切な展開と、肌色が大好物の腐の民のハートをキュン討ちする一冊でした♡!
攻めのボディラインがやや細身ですので、そういったフォルムがお好きな方にもオススメです!
紙コミックスの修正は、白抜きです。