幼き頃から水を操ることができる原(ばる)は、男の人の夢をよく見た。
ある日、バーで水戸という夢のなかに出てきた男性とよく似た男と出逢い、致してしまう。
そこで自分が、古代インド神話における水の神ヴァルナの生まれ変わりであることと、水戸が過去自分の伴侶で、ミトラという名であることを思い出す。
けれど、水戸には一切ミトラの記憶がなく、、、
という転生モノのお話です。
上巻では原のなかでヴァルナとミトラとの記憶が優先され、
目の前にいる水戸をつい蔑ろにしてしまう原でしたが、次第に水戸からの好意を少しずつ受け入れるようになったことで、
水戸がミトラの記憶を取り戻すためには、水戸の心を消さないといけないと判明し、複雑な想いを抱くようになるくらい、
原の気持ちは水戸にも惹かれていきます。
どの世でも一緒に転生してきて、仲睦まじかったふたり。
個人的に、馬と人だったときの転生エピソードも読みたいなあと回想シーンの背景に興味を持ちつつ、
ミトラの記憶を取り戻しつつある水戸が、
本気で原へ恋し、誰にも渡したくない執着ぶり(今はまだソフトだけど)を見せ、ズブズブに嵌っていく様子が、攻め厨なのでとてもよかったです!
ですので、水戸の自我が下巻でどうなってしまうのか、とても気になるところです。
また、ふたりとも身体に墨が入っているのですが、とくに水戸の身体には本格的な墨が入っており、墨フェチの方や、受けも攻めも長髪なのでそういうビジュがお好きな方、そしてもちろん転生モノがお好きな方にはオススメな一冊です。
注意: 原の前世時、ミトラという最愛の神がいましたが妻もおり、現世で転生前の記憶を持つ同士の相談仲間として登場します。
そこまで色恋に関わってくるわけではありませんが、女性が登場するBLが苦手な方はご注意ください!
三世紀末の世界各地が舞台の身分差BLです。
ふたりとも褐色肌です。
で、かつて母が女王だったが叛逆したことで〇され、傾国の氷商人(受け)となったバーゼノビアと、その従者ナミル(攻め)とが濃密えちえちしながら、砂漠を渡り歩くお話です。
一話ごとが短く、ふたり以外の登場人物視点で描かれるふたりのお話や、幼き頃に出逢ったふたりのエピソードなども描かれた(おそらくこのエピソードはまだ下巻でも続き…ますよね?!!)軌跡のようなストーリーがとても興味深かったです。
とくに、幼き頃に奴隷のなかからナミルを選んだバーゼノビアでしたが、
誰にも跪かないナミルが(ここがまず、攻めの一途主従愛激萌えポイント♡)、自主的にバーゼノビアに跪き、そこからふたりのストーリーが始まったところが個人的に萌えしたといいますか、、
あなたの猫になりたいって、まだ幼子のナミルが宣言して、
その後ずーーっと成長して離れ離れになっても、主君を慕う気持ちに従順で、冒頭のふたりだけで行商するようになるまでタイミングを見計らってたのだと察すると、ブレない一途な主君愛に感動すら覚えます。
そして、とにかくえちえちなのと、フェロモン大放出の筋肉隆々な攻めのボディラインで眼福となりますので、お表紙の攻めの腹筋バキバキぶりを見て大好物だと思った方は、ぜひご一読をオススメしたいと思います♡!
誰にでも優しいDK三年の雪野が、彼女からフラレるシーンから始まります。
好きという気持ちがよく分からない雪野は、女子と付き合ってもいつもフラレてしまいます。
そんなある日、同中だった珠央とすれ違い、告白されて、、、
という冒頭。
今までにない、あがた先生作品のピュアピュアぶりにびっくり!
あとがきを拝見したら、納得の解説が。
けれど、年下攻めの珠央が雪野大好きマンだけど、DTじゃないところや逆に雪野のピュアぶりとかがなんとなく、あがた先生節炸裂しているなあ♡とニンマリしました///!!
個人的に、珠央が好きな相手にしか優しくしない、スン…ってなっているところや、
雪野にモテたいからだとか、雪野のことを好きだからと口に出して言えちゃう溺愛一途攻めっぷりが最高で、
ふああああ! やっぱり、あがた先生作品の攻め最高すぎるッッ♡ と、身悶えました。
また、知らぬ間に珠央が雪野のライフスタイルに組み込まれていて、珠央いる前提であれこれ話している事実に無自覚となっている雪野もかわいかったです///!!
(もうそれが恋なのでは、、というツッコミはあえてしないでおきます笑)
史上最もピュアな初恋作品ということで、1巻でのえちはありません。
が、珠央の押し強めな恋模様が最高すぎますので、ぜひ年下攻め好きさんは必読あれです!
そして、次巻での長尺初えち、めーーーーちゃ楽しみにしています///!!
ちなみに、メイトの有償特典小冊子は、メイド服な雪野と変なところ律儀な珠央のお話でした♡
同人誌を拝見しておりました、ぽぽたぱぽた先生の商業が発売されるとお聞きし、
特典ペーパーなど欲しさにコミコミさんで購入させていただきました♡!
スパダリ社長×限界社畜のドムサブとのことで、
めっちゃ楽しみにしていたところ、、、
とにかくメガネ受けの高梨のテンションがめっちゃ高く、表情豊かでそれだけで楽しませていただきました!
それから攻めのスパダリ社長の大月が、受けに尽くしたい系で、
性格も身体もなにもかもがスパダリすぎる風格で、こんなにもジェントルなド執着攻め様だと知って、大好物すぎて狂喜乱舞!!
自身の会社へ受けを強引に出向させちゃうのとか、平成BLっぽくて、大好きすぎてニヤニヤしてしまいました♪
展開としては、大月と高梨との相性がベストすぎるのですが、どうやらどこかでふたりは会っていた模様。
けれど、高梨はその出来事を忘れているようで、、、
という流れ。
高梨の勘違いや、決死のパートナー提案などが大きくすれ違い、一巻ではふたりの関係が大きく進展するというよりは、
ようやく高梨が大月への恋心に気付いたところで終わっています。
(めっちゃ気になるし、あの当て馬で大月の親族っぽい虎雅はいったい、、、?!!)
過去、ふたりの間にどんなことがあったのか。
大月のお家騒動も含め、すべてが明らかになるのがとても楽しみですし、大月のスパダリDomぶりを拝むのもとても楽しみです♡!
描き下ろし? の、抑制剤飲もうとしていた高梨にショックを受けるSSも好きでした♡!
リーマンの千宙は、モテる上に仕事もできる同期の来栖をいけ好かなく思っていた。
そんなある日、失恋のやけ酒で酔った千宙はなぜかSFっぽい来栖のお持ち帰りされ、「俺のタマゴを産んでほしい」などと言われたり、触手まで出てくるなど、、、?!!
という、攻めが触手を操る宇宙人という人外ラブコメディ♡
数少ない商業で読める触手BLということで、
初めて単話でこちらの作品を発見したときには、かなり衝撃的だった記憶でした。
そして、読んでみると意外や意外。
触手を背中から伸ばして、えちえちなことをする来栖が、めっっちゃ千宙に一途で。
というのも、実は自分のtn…で致すのは、終盤までないという事実。
それから実は、なぜ来栖が千宙に一途かというと、ただ同期だからというわけではなく、
実は、、、///♡?!!
これは物語の最大ネタバレになってしまうので、どうぞご自身の目でご確認くださいませ✧
UMAだろうが、なんだろうが、攻めの受けへの積年のBIGLOVEは最高ですし、受けはたっぷり溺愛されててほしいマンなので、
終始ギュンギュン(←キュンの最上級的言い方)で読了しました。
序盤から、触手によるえちえち場面がありますので、電子書籍でも背後注意なのですが、
えちだけに特化しない、
一途愛もそこに語られますので、触手好きさんはもちろんですが、触手とかちょっと苦手だけど純愛は好き♡という方にも読みやすい一冊です♪
母親に捨てられ、パパ活をしていたDKの影は、引っ掛けた相手が悪く、極道である間宮に報復されてしまう。
間宮の手によって男娼の手解きを受け、やがて水揚げされるはずが、
すっかり身も心も間宮でしか勃たなくなってしまい、、、
というお話。
序盤から、受けの泣き顔+お〇ら〇があったり、がっつりおもちゃ責めだったり、拘束具だったり、
好きな人は大好き展開が散りばめられた作品だと思いました♡
というか、美しい画だったこともあり、
それらの場面がより淫靡で、眼福でした///!!
そしてなにより、攻めの間宮の影への独占欲の強さが最高すぎて、
俺の犬と称してえちえちな可愛がりをし、
一度手放したかと思ったら、実は違っていて、一生飼い犬宣言的な展開となったのは最強に萌えました♡!
また影も威勢がいいわりに、えち方面に初々しく、間宮の言及通り魅力ある愛らしい受けで、二巻へ向けての謎行動力(おそらく問題が起きますよね、、あの展開、、、)が楽しみすぎる逸材でした。
えちシーンがとにかく多いのですが、えちだけではなく、ふたりの過去の生い立ちなども絡んでくるシリアスなエピソードもじっくり読ませてくれますので、スト重えち重(重視)の方にとくにオススメな一冊です!
ちなみに、攻めフェ…で受けのtnを皮〇きするニッチなシーンもありました///!
ほかの方もレビューで触れておりますが、「よくイけましたヤンキーくん」のスピンオフで、一臣とユイのお話です。
元々、高校時代同じ学校で友達同士だったふたりが、ユイの家が事業失敗してしまったことで雇用主と使用人の関係となり、
あまつさえ一臣のフェロモンがユイにも作用してしまったことで、
友達には後戻りできず、御奉仕する立場になってしまいます。
個人的に、ある日突然自分の力じゃ、どうにもできない身分差となり、強引に身体の関係は結んだけど、、、
と、受けも攻めも双方葛藤するお話が大好きマンなので、
終始ふたりの立場の違いによる嫉妬や、両片想いに切なく胸を焦がして涙がほろりと出たり、
攻めの大嫉妬と独占欲に激萌えたりして、
とても満足度の高い一冊でした。
(冒頭でえちすぎる女装ストーリーだと勘違いしてすみませんでした汗)
イジワル主人と、タイトルでは形容されていますが、イジワルどころか受けのことを大好きすぎるがゆえの行動なので、
密かに報われてほしいーー!
と、攻めの応援もしていたり。。。
(本当に受けのことを大好きすぎて、けれど途中まで報われなさすぎて、かえって切なかったのです、、)
メイド服でえちえちシーンもあるので、ぜひフェチな方はオススメです♡!
DK時代から同級生の陽に片想いをしている雪斗。
一緒にいられるために、この想いはずっと隠そうと決めていたが、
陽のとある事件をきっかけに、ふたりは付き合っていることに。
そのせいで、距離が縮みアレコレと緊張してしまい、誤解しそうになる雪斗でしたが、、、
という冒頭。
いや、ちょっと待って!!
これって両片想いでは?!!
と、興奮したのはまりあげはだけでしょうか。
あまりにも、陽の雪斗への行動がゼロ距離すぎるし、嫉妬も強強じゃない、、?!!
と思っていたら、やはり、、、でした♡
雪斗がグルグル悩んでいる間に、陽が嫉妬し、あれこれ行動しつつも、雪斗鈍感のせいで気付けず、
すれ違ってからの両想い展開がとても丁寧に描かれていて、
そういった恋愛の駆け引きを楽しみたい方にはオススメの一冊でした!
黒髪溺愛攻めの一途愛ときどき、嫉妬最高に推せました♡!
付き合い始めたふたりの続きの二巻も楽しみです♪
主役cpは大学生なので、「少年」ではないような気がします。
そんなお話は、、、
真知のもとに高校時代の同窓会のお知らせが届き、知人に促されるまま出席する。
が、まさかの同窓会は他のクラスと合同で、苦手で会いたくなかった菅原も出席していた。
できれば接触したくないと思っていたが、
菅原はトイレまで着いてきて、、、
という展開。
なぜ、真知が菅原のことを苦手かというと、学生時代教室で失禁してしまったときに、変なあだ名をつけられたからなのですが、
ネタバレしちゃうと、
嫌よ嫌よも好きのうちってことで、
大学生になってこうして再会したことで、歪んだ分かりずらい菅原の真知への好意が明かされるのです。
で、
こういう歪んだ? 愛とは、たいていの作品で激重感情や拗らせが絡んできますが、
この作品は短編ということもあり、
そこまで濃くなく、さらりとお〇らしBLを楽しめる一作となっております。
ちなみに、真知も絆され系受けでした。
ですので、小スカが苦手な方でも比較的読みやすいえちな作品かなあと感じました!
修正は、白抜きです。
冒頭、おじさん同士が言い争う場面から始まり、
なになに、どしたん?!! 話聞くよ?!!
ってなるくらい、この作品の受けとなるおじさん(兄が社長で、受けは弟で副社長でした。ちなみに、兄弟BLではありません←当たり前)の性格が悪すぎて、
いったいどんな攻めと恋に落ちるのだろうかと、若干不安に、、、
やがて攻めが登場、、する前に、
なんとこの副社長であり受けの直太朗は、既婚者でそれなりの年齢の子ども(青年)がひとりおりました。
が、結婚22年目にして、冒頭で直太朗の兄に指摘された通り、あまりにも人間性に問題ありすぎて三行半を突きつけられて、家を追い出されてしまいます。
そこで出逢ったのが、
直太朗の会社に勤務する見た目チャラいけれど、優秀なSEの上条でした。
料理もそつなくこなす今どき男子な上条と、妻がいないとなにもできないどころか、基本周囲をまったく見ていなかった勘違いヤロウな、直太朗。
常に断崖絶壁に立たされていた直太朗は、上条と出逢ったことで、
反発しながらも心に変化が訪れていきます。
また、上条もどうしてこんな傲慢なおっさんの直太朗がいいのかなあと思っていたら(実際にも、上条は現在の直太朗を見て失望していた瞬間もあった)、そこには家族の絆の救済と、今のキャリアに繋がるきっかけが。
こういうざまぁwwww 展開起きてほしいほど胸クソ悪く思えてしまう(失礼)直太朗は、幼い頃からの家庭環境などによりかなり性格が歪んでしまいましたが、
上条からの崇拝のような溺愛は本当に救いになったと思いますし、
直太朗が上条の愛に包まれてめちゃくちゃ可愛くなって改心し、
双方とも救われたハピエンに、まりあげはまでハッピーな気持ちになりました。
愛されると、オジは変わりますね///!!
良き、オジ受けでした♡!