まだまだ続くのかと思っていた百瀬先生のケーキバース。
今巻で完結です!
そんな最終巻は、治験に参加するふたりのお話でした。
また、ふたりを取り巻く友人にもバース性のことを打ち明ける展開に。
なんとも社会的意味合いの色が強く(個人的な見解なので、解釈違いかもしれませんが、、)、個人的には意外な感じがしたのですが、けれどそのおかげでケーキだとかフォークだとかじゃなくて、達成は稔世のしたいことを。
稔世は、達成のしたいことを、、
お互いに、お互いを尊重する、ただの恋人同士の尊い睦み合いになっていたのが胸にじーんときました。
あと、友人にもふたりがなにやらこそこそしていると、勘づかれていたことからのバース性がバレてしまった流れについて。
こちらも世情を恐れるが故に、周囲を信用できず、隠していたとくに達成でしたが、それもまた自分たちが周囲に壁を作っていただけかもしれない、、
という認識の発覚に、
もしかしたら世界は明るいかもしれない、、
と、閉じていたふたりの世界を明るくさせる気付きであり、
大袈裟かもしれませんが、こちらにもなんだか目尻にじわっと熱いモノが込み上げたような気がしました。
まだまだこちらの作品が単話で連載開始したとき、ケーキバース作品は少なくて、、
冒頭を単話で読んでいたときはえっちぃなあ、、///♡などと、ドキドキしながら読んでいた記憶がありましたが、
まさかこのような社会派要素ありつつ、えちでキュンなLoveケーキバースで終わるとは思ってもみなくて、
なんだか百瀬先生のネタ引き出しの広さを垣間見たような気がして、スゴッ! と、ただただ恐れ戦いた(超絶褒め言葉)次第でございます。
あと、最後のふたりの少し物足りなさというか、これからもまだふたりの人生は、ふたりで支え合って生きてくよ!
と、言わんばかりのあの余韻が、とても堪らなく良かったです!!
ステキな作品をありがとうございました!!
いや~!
色々読んでびっくりな一冊でした。
でも、面白くて早く下巻読みたいです!!
そんなこちらのお話は、、、
タイトル通り、妻を亡くし、昭和の価値観で生きてきた佐条利人の父が主役。(まずそこにびっくり!)
そして利人父のお相手は、職場の若手。
トイレなどでよく会う、夏目寿一。
ゲイだ。
ゾーニングする利人の父に対して、苦言を呈する寿一に、だからそうやって分ける自分はどうなのかと返す父。
この辺のやり取りが深く、ちゃんと触れて描いてるところが明日美子先生だなあと、思ってみたり、、、
次第に、心の距離が縮まっていくふたり。
とくになんとなくゲイに対して、嫌ァな空気を醸し出していた父も、寿一と出逢ったことで難化していく様は、読んでいて大変興味深かったです。
そしてとうとう上巻の終盤では、寿一の性〇処理を手伝う父。
個人的には、寿一は冒頭でタチだったので、なんとなく父受けかと思っていたら、本命相手では受けになるとの情報あって、
なんだかびっくりしつつ、恋するとカワイイ面のある年下受けなんだなあと、、
夜中に読み始めて、最後までノンストップで読み耽り、その面白さの余韻からなかなか抜け出せなかった上巻でした。
早く下巻、読みたいです!!(二度目)
不器用ながらも分かろうとした今作の父、いい味出してる!!
ちなみにもちろん、利人たちふたりも脇役で登場します。
お表紙からも、なにやら危険な痛さを孕む一冊。
裏稼業の掃除屋として働く彗は、ある日事務所でボコボコにされている男を目にする。
ああいうのには、関わらないほうがいいと言われた彗だったが、その帰り道に金がいるから三万で買ってほしいと声を掛けられてしまう。
彗はその男を連れて帰り、面倒を見始めるが、、、
という冒頭。
連れて帰った男の名は、柊。
借金返済のために、ゲイビのキワモノなどに出演していた過去が。
そして、その借金をすべて肩代わりした彗。
ちなみにその彗とは、幼少期のとある事件により喋れないため、アプリを使って柊と会話する日々で、、、
柊という存在を手に入れた彗の心情が、とにかく怖い。
いや、怖いというあまりにも簡単な言葉でくくってはいけない感情がそこにある。
それはあまりにも過酷な環境で育ったが故のもので、、、
ですがやはり、柊には途中までその彗の生い立ちを知らないものだから、底知れぬ優しさに怖さを覚えるわけで、、、
残虐で血みどろのシーンがあるので、苦手な方はご注意を。
それでもその先に見つけた、遠回りしたふたりだけの愛のカタチを見届けたい方は、ぜひにページをめくってみてください。
愛とは、難しいものですね、、
メガネ理系男子×今ひとつヒットに恵まれない俳優の、同級生再会BLも3作目です。
今巻では、ようやく主役を射止められたと思って、大前にプロポーズもするぞ! と意気込んでいた暁でしたが、決意したその日に、主役の話が白紙になりかなり落ち込む物騒な展開で幕を開けました。
一方、大前は仕事ですごい集まりがあってテレビにも出演。
アレコレ考えてしまう暁でしたが、、、
新キャラとして、暁のドラマ主役が決まっていた作品の原作者、神楽坂先生が登場。
無精髭の飾らない妙な雰囲気の男で、同郷の女性を好きで、フラレて、引きずっている方でした。
一瞬、この神楽坂先生が当て馬かと思うほど、暁とのエピソードが多く、また好きだった女子とのエピソードが完全に終わってしまったあとで、その区切りを付けるのに背を押したのが暁で、、
それから、自信を失くし、迷走状態だった暁の背を押したのも神楽坂先生で、、、
けれど、先生のあとがきで、神楽坂という存在は、そういう当て馬じゃないっぽいどころか友達的ポジションとあって、
それしにてはドキドキしてしまうほど距離が近いし、神楽坂のなかになにか芽生えたモノがあったのでは??
と、ドラマ化が暁主役でおkサインを出したこともあって、ひたすら勘ぐってしまった終盤でした。
が!
ホントに大前との関係も終盤で修復し、あれ、、、違ったんだとホッと安堵。
結果、丸々一冊ほぼ暁の葛藤やなにやらでメンタルが不安定でしたが、次巻に向けてはかなり前向き漂着のラストでした!
それからもし、暁が神楽坂とは同士になったら、それはそれは頼もしい存在だと確信しました。
次巻は、いよいよ暁の主演ドラマ撮影が開始するのでしょうか。
大前⇒暁への愛の深さはずっと読み手に伝わっているので安心? ですが、まだ油断できない面もある(疑り深いまりあげはなので、解釈違ったら本当にすみません!汗)
次巻を全力で待とうと思いました!
メイトで陳列されているのを目にして、
んん、、、?!! こ、これはッッ!!
と、衝撃走り手に取った肌色多しなお表紙の一冊です。
女王…蜂?!!
さんぴー?!!
攻めが893と警察官?!!
しかも、淫紋?!!
孕ませるド執着系BL?!!
と、大興奮♡
そんなお話とは、、、
絶対にαを産むことができるΩという身体を武器に、勢力を拡大していった蜂楽組の組長の智慧。
側近の黄虎は、えちをしてくれなかったが、
ある日、出先で抑制剤をなくしてしまいヒートになってしまったところ、可愛がっていた警察官の緋芽と致してしまう。
それを知った黄虎が、智慧に自分の子を孕んでほしいと迫ってきて、、、
という、まるで女王蜂のような、美人で高位(893の組長だけど)のΩ受けさんぴー展開の幕開けでした。
ちなみに、紙コミックスは超絶修正甘々でして、ほぼ見えてます。
(ナニガとは言いませんが、、///)
そして、お表紙からも察する通り、とにかく組長がどちゃクソえ〇い!!
けれど、え〇いだけでなく、893のお仕事系の内容も充実していたり、また智慧は不妊の診断を受けていたりと、なかなかセンシティブな話題も、、、
ですが、最後には3Pと言えば!! の、期待のはっぴー執着溺愛二輪刺しもあり、無事に…♡
というラストでした。
ほぼほぼ、肌色露出多めですので、
どえ〇大好き!
さんぴー大好き!!
巨tn…の二輪刺しをこの目に焼き付けたい!!
とにかく攻めが、受けをめっっっっちゃ大好き設定が好き!!!!
という方には、オススメです♡
けれど、一点注意事項が、、、
主人公の受けが、メインcpであるαふたり以外から複数人に致されそうになるシーンがあります。
苦手な方はご注意を!!
重ね重ねになりますが、ホントに修正甘々なのでその点だけでもとにかく必見です✧
毎朝通学電車で、目障りな視線とシャッター音攻撃に嫌な思いをさせられる超絶イケメンの駿。
今日も例に漏れず、、、
と思っていたら、青色の髪した巨大な男の子が助けてくれました。
もう会うことはないだろうと思っていた、そのスーパーコミュ強な男の子は、なんと駿のクラスにやって来た転校生の宙でした。
しかも、よりによって前の席になり、、、
宙は、島からやってきた超田舎者。
駿の事情などお構いなく、ワンワンニャーニャーうるさく駿に懐きます。
その姿が、キラキラな瞳などのビジュも含めてホントに大型ワンコで、とても愛らしくてキュン…♡とします。
最初は苦手意識を持っていた駿ですが、やがて意識が変わっていき、、、
けれど、宙が自分と外出しているときに、偶然出くわしたセンパイたちも巻き込んでプリクラを撮ろうと提案したところ、
駿は宙に酷い言葉を放ってしまい、、、
という、ホントにホントDKたちがピュアすぎるカワイイお話です。
ということで、えちしーんはございません。
抱きつくくらいです。
でも、これがまたいいのです。
(あ、でもコミコミさんの有償特典小冊子は、ちょっぴりえち? っぽいネタありです///?!!)
あと、駿が校内で女性ストー〇ーに狙われ、保健室で襲われかけたところ、カーテンの下からヒュっ! と這い出てきた宙のシーンは、この作品のもっともハイライトではないかと感じました。
密かにそのシーンで、将来の執着溺愛攻めの要素を感じて萌えました。(すみません、深掘り妄想してしまいました。切腹!)
こちらのお話、背表紙に数字はありませんでしたが、実はまだまだ続くようです。
巻末にそのお知らせがあって、だからこそのこのまだまだ発展途上のところで、ふたりの関係が終わったのかと納得!!
また、モノクロの広瀬先生のマンガを読むのがなんだか新鮮で、また全ページフルカラーとは違った趣きがあったのも良きでした。(個人的には、キラッキラした宙の瞳や、泣き顔シーンがモノクロ映えしてて好きでした!)
ということで、BL初心者さんにぜひ送りたい!!
そんなカワイイ大型ワンコ攻め×美形ツン受け(今のところ、デレはない)な一冊でした♪
発情期関係なくフェロモンダダ漏れのΩの凪は、その体質のせいでクソなαに絡まれやすい。
自身を「欠陥品」と呼ぶほど、生きずらさを感じて27歳まで生きてきた凪に、街でクソαに絡まれていたところ、研究者だというαの都田から研究に協力してほしいと名刺を渡される。
よく分からないけれど、都田の押しの強さに了承した凪。
わざとフェロモンを撒き散らして都田の前に出たが、むしろ都田は凪のフェロモンを褒めちぎり、、、?!!
という冒頭。
凪はこの特異体質、都田は家庭環境による生い立ちによる、それぞれ自分自身を欠陥品と思ってここまで生きてきました。
けれど、出逢ってしまったことでそのエラーの要素が、凪にとっても都田にとっても自己肯定感爆アゲ要素となっていきます。
というか、とくに都田がノンデリのクセにめちゃくちゃいい人で、凪のエラーだと思っていた部分を機転利かせて、ポジティブ要素に持っていく頭の回転の良さよ!!
凪同様、まりあげはもたしかに頭のいい人って言い換え上手だよなあ、、
と、感嘆した所存でございます。
が、しかし、、、
やはり当て馬的存在は出てくるわけで、、、
エリートΩで、ドクターの成島が登場。
エリートαな都田には、同じくエリートΩがお似合いだと思った凪は、身を引こうとします。
ですが、ノンデリだからこその真っ直ぐな都田の求愛が功を奏すわけで、、、
読んでいて、こういう男が幸せにしてくれるし、一生に幸せになれるんだよね、、、///!!
と、ラストの迎えに? 行くシーンでスタオベしました。
ということで、こちらのレビュータイトルでは、相愛というか、ふたりにとってはそれぞれオンリーワン(英語不慣れですみません…使い方違うかもですが、ニュアンスで伝わっていたら幸いでございます!)の存在だという意味で綴らせいただきました。
唯一無二なオメガバ、ノンデリだけど受けに対しての愛は実直すぎるほどクソデカ感情を持つ攻めがお好きな方に、オススメの作品です!!
少し前に完結した某医療ドラマの女医を彷彿させるようなセリフ、
「僕 完璧なので」と発言する三白眼(? 糸目っぽくもあるけれど)執事と、
その部下とのワンナイトから始まる、
攻め視点でのお話です!
28年の人生で、今まで頑張ってもなにひとついいことがなかった桃山。
二年前、初めて入社した会社でも社長を信じて一生懸命頑張ってやってきたら、まさかの社長の不祥事の責任を負わされて、気付けば解雇されてしまった。
そして、仕事を転々としていたところ、声をかけてくれたのが財閥の社長だった。
人生楽に生きよう。
そう決めて、社長のもとで働くことに決めた桃山は無職生活の終わりを少し憂い、家の近くのバーで一杯やるつもりが、
まさかの口説き口説かれワンナイト展開に、、、♡
翌日、まさかの執事職の上司と部下として再会。
けれど、無情にも再会した上司の柏木は、昨日の出来後を忘れてほしいと言い出され、、、
という冒頭。
レビューの最初でも触れましたが、柏木は「僕が完璧な存在だからです」
などと言えちゃうほど、本当にひとりで何でもできてしまい、その補佐をお願いされている桃山は立つ瀬がないのですが、
それでもふとした瞬間に、完璧は完璧なのですが柏木の弱いところというか、
たとえば、社長の孫娘であるエマ様の対応などちょっとした隙間に、桃山がスッ…と自然に入り込んでいて仕事も心もフォローする、まさに年下補佐として、控えめだけどいざというときの有能ぶり(緩さもあるけれど笑)を遺憾無く発揮していた令和な攻めポジションが良きでした。
また、柏木のルーツは、実は過去の桃山の苦い経験とも関係があって、お互いスカッとジャ〇ン(古いネタ)的に成敗でき、ハピエンへと繋がった展開は読んでいて爽快感がありました。
あと、個人的に執事服って、、、
いいですよね(◜ᴗ◝ )ニマニマ♡
執事服大好きマンの方や、ワンナイトからまさかの職場の上司部下として再会しちゃったよ~汗!的なドキドキ展開がお好きな方、受けの黒髪三白眼がお好きな方には、とくにオススメの一冊です♡!
もう七巻です。
びっくりです。
そして、もっとびっくりなのが、読めば読むほどにエモが深まっていった今巻。
その今巻は、吾妻の甥っ子環に、久慈との関係をカミングアウトしたことがハイライトのひとつなのでしょうが、
個人的には、柿沼さんとのエピソードがエモく、また致すときの老いの変化を感じつつも、それもすべて愛おしく感じるエピソード、また吾妻の伯父のエピソードなどに、とても胸震えました。
毎回思うのですが、等身大の飾らない男たちの日々や心情をここまでリアルに描くかもめ先生って、いったいどんな方なのでしょうか。
スゴすぎる!!(前も言ってるかも)
柿沼さんとのエピソードは、本当にエモが過ぎて。。。
柿沼さんにとって今回の結末は挫折とは違いますが、愛する家族を選んで、結果的にまた夢から一時離脱するわけで。
けれど、かつて社会人を選択したときよりは前向きのような別れの選択に、
こうやって人はタヒに向かって(大袈裟な言い方だけど、四十過ぎたら人生折り返し地点と言いますし)日々優先順位を取捨選択し、後悔と悦びを重ねつつ、迷いながら未来を切り開いていくのだと。
読み手側の身に染み、またその渦中に巻き込まれているだろう世代の心には突き刺さりまくるリアルさよ、、、、、
握手して別れるあのシーンは、本当になんとも言い難い感情が沸き起こりましたし、
また再会できそうな余韻を含みつつも、あれが今生の別れのようにも思えたし、、、
また、お話全部を通してすべての表現がすべてどこかに繋がっているような心情描写なのもジワります。
とくにラストの桜の花びら~のモノローグは、次巻もしくはその先のどこかにつながる描写になるのではとか、はたまたここだけの感情描写なのかとか、アレコレ勘ぐって読んでしまいました。
ただ七巻を読了後、言えることは、
あれもこれもと欲張っていたギラギラした若い頃と比べ、
歳を重ねると大切なものがひとつあれば、それが自らを支える光となるんだなあと。
常に岐路に立たされているふたり。
次巻の展開もとても楽しみです。
あと追伸、、
気のせいでなければ、僅かにふたりの目の下のシワが深くなってきているようなあ??!
交番勤務だった強面のカタブツ警察官の鷹埜と、その後輩で一緒の部屋だったイケメンの相馬のお話、その後です。
2ということもあり、ふたりの関係は大幅に変わります♡!
そう、鷹埜が相馬からプロポーズされちゃいます///!!
で、す、が、、、
(ここでブレス)
鷹埜から、相馬の目標が達成されるまで延期となり、お預けになってしまいます。泣
と、今巻のハイライトを先に述べてしまいましたが、それまでに相馬はポスターモデルとなり、ストー〇ー被害に。
それから鷹埜は、昇進試験を受けて相馬と一緒だった寮を出て行き、別の場所で働くことに。
離れ離れになってしまったところで、鷹埜は相馬が新人の女の子とイイ感じだと聞き、こっそり様子見にいきます。
お似合いだと思ってしまった鷹埜。
けれど、鷹埜ラブすぎる相馬は、不安にさせるどころか最高に甘々な一途プロポーズを♪
直前までホントに切な展開だったので、無事プロポーズが成立した瞬間にはキュンが止まりませんでした。
ぜひ、年下イケメン攻めの溺愛とキュンを多量摂取されたい方は、1と2続けてご覧になってみてください♡!