充哉(受け)が、しろ(攻め)を一人の人間として大好き。
高校時代も、休み時間ずっと一緒にいる。しろの同級生が話しかけてきて、一緒の時間を潰されると不機嫌になるほど、二人の時間が大事。
しろに「恋人を作るな」って言うほど。
だけどいざ、しろが充哉に好きだと告げると、充哉は「しろが俺を好きなんて理解できない。ありえない」と距離を置く。
拗れてるなあと思いつつ、その考え自体理解できなかった。
充哉の、しろ好き好き大好き! な自己中部分が良いのに、しろに「両思いだよ」って言われて受け入れないのが謎。
後半、ふたりのやり取りに、このふたりは何を考えて何を言っているんだ……? と納得がいかず、文章を飛ばし飛ばし読む羽目になった。
特別萌える要素もない。強いて言えば、充哉が嫉妬するシーンです。
DomかけるSubとおなじくらい大好きなSub×Dom。この設定を見つけられたことに喜んで読み始めた。
受けはドムサブ施設で働いているんだけど、受けが対応するSubがことごとく女。受けはゲイ設定。
フィクションでファンタジーなんだから、助けるSubも男でもいいだろと。
攻めは女関係にだらしなくてもいいけど、受けが女を甘やかしたり優しくしてる(この受けの場合は女だから男だからじゃなくて、Subだからってところはあるだろうけど)シチュエーションが地雷だったから、読みながら頻繁にイライラした。
でも攻めと受けが結ばれていく過程は可愛い。付き合った瞬間、受けが過去に関係をもった男ことや内容を執拗にオラオラ聞いてるシーン最高。
ただエロシーンは想像してたのと違った。受け優位だとおもってたらそうでもない。
受けのセリフのワードチョイスが攻めみがありすぎて少し萎える。
ちゃんと受けみのある雰囲気のdomであってほしかった。