本品は『落ちこぼれ王子は辺境伯に溺愛を所望です』の
コミコミスタジオ特典小冊子になります。
本編後、エンデハイムの冬のお話です。
ノアがエンデハイムに来て数カ月が過ぎた日
エンデハイムに初雪が降りました。
グリュンバルドで雪が降りると寒すぎて
のんびり外に出られなかったのですが
エンデハイムは魔力で町全体が暖かくなっているため
地に落ちても解けて積もりません。
ノアは伯爵邸の前庭で大はしゃぎして
白く柔らかいコートをまとって
小動物のようにはねるノアの周りを
インコのピーちゃんもノアくるくる舞っていて
フィンはノアの愛らしさに目を細めます。
あと1月も過ぎると
ベルクエンデや飛び地以外では雪が積もりはじめるため
フィンはノアに人に懐かない地竜を森の返す話をはじめ
ノアはしょんぼりとしてしまいます。
そんなノアの姿に絆されそうになるフィンですが
今回ばかりは許す事はできず・・・
A5サイズカラー表紙(カバー同イラストト)2段組12頁の
大ボリュームにて夏に生まれた地竜のお話になります。
この夏、伯爵家では3頭の地竜が生まれました。
中でも1等大きな竜が人に慣れず名付けもできないままで
かなり根気よく対したのですが
事に慣れず野生に返す(魔境の森に返す)なら
本格的な雪になる前がギリギリなのですが
ノアはその地竜と仲良くなれそうな気がしていたのです。
そしてフィンもその地竜が
ノアを気に入っている事に気づいていて
フィンをもやつかせているのですが
地竜を森に返そうとして事件が起こって
ノアを巡ってフィンと地竜で大立ち回りか!? 的な展開で
フィンの独占欲の強さの半端なさが
とっても楽しかったです (^-^)/
今回は辺境地の領主と王才のない末王子のお話です。
攻様の目的を誤解した受様がドラゴン対策を越えて
公私ともに攻様の唯一となるまで。
グリュンバルト王国の北側魔境の森を越えた地は
エンデハイムと呼ばれる辺境領です。
かの地は地下に眠るドラゴンの恩恵を受けていますが
300年毎にドラゴンが暴れて活滅的な打撃を受けるため
助力を求められた王族の姫君がかの地を渡り
ドラゴンからエンデハイムを救ったことで
グリュンバルトの辺境地となります。
しかしながら姫君が若くして亡くなると交流が途絶え
今ではエンデハイムがあるのかさえもあやしまれています。
受様は王の8番目の末子の第5王子として生まれますが
王才が見受けられず守護獣もインコという
落ちこぼれ王子です。
受様はあと数日で高等学院卒業ですが
未来は何一つが決まっていません。
受様は魔境の森に近く人が寄り付かない丘の上で
これからの事を憂いていましたが
誰かが丘を登ってきていた事で現実世界に呼び戻されます。
見た事のない革の胴着をきた美丈夫をみた受様は
受様はまさか森を越えてきたのかと思いつつも
少し離れて腰かけた彼に話しかけられるのです。
彼こそか゛今回の攻様でエンデハイム辺境伯です♪
攻様は300年前にエンデハイムを救った姫のような
王族を求めてグリュンバルトに来ていたのです。
王宮に戻った受様は王に助力を求めて
エンデハイムの使者がきた事を知りますが
話し合いには受様は呼ばれません。
丘の上の出会いで受様を気に入った攻様は
受様を連れ帰る事を望むのですが
グリュンバルトでは300年前に助力した姫は
いけにえになって亡くなったと言い伝えられて
長兄には断固阻止しようと受様を逃がそうとしますが
受様は王族としての役目を果たせるなら本望と
エンデハイムに行く決意をするのです。
きたして受様を求めた攻様の真意とは?
そしてエンデハイムに向かう受様の未来とは!?
魔力に満ちた辺境領を治める攻様と
王才がない受様のコミカルファンタジーです♪
受様は見た目も才能も守護獣も兄姉に劣り
王族の役目を担えない自分を歯がゆく思っています。
ドラゴンのいけにえにされると言われても
自分が役に立てるならと喜びつつも最後の我儘と
攻様に「ちやほやして欲しい」と望みます。
受様を気に入った攻様には渡りに船というか
願ったり叶ったりなので全ての世話を焼こうとして
受様の疑惑を深めていくというすれ違いが
MYツボで萌えました♡
どうやって誤解が解けるのかとともに
目覚めたらあばれるだろうドラゴンを制する命題も
解決しなくてはならないのでドキドキ&ワクワク
誤解を解いた受様が攻様の伴侶となるまで
たいへん楽しく読ませて頂きました (^-^)/
本品は『侯爵夫人♂になった転生タヌキは・・・』の
コミコミスタジオ特典ペーパーになります。
本編後、アシュリーが風邪をひくお話です。
メイル領での事故から2人が両地に戻った後
アシュリーが風邪で熱を出して寝込んでしまいます。
ジルが朝起きても
隣で寝ているアシュリーがなかなか起きないなと
顔をのぞいてみたら苦しそうに浅い息をしていたのです。
ジルは毎晩遅くまで起きていて
裸のままで寝てしまう成果と思っていると
アシュリーは赤い顔でなだめ
ローワンを呼んで事の次第を伝えると・・・
A4サイズ両面にて
ジルがアシュリーの看病をするお話になります。
呼ばれてきた医者は以前のジルのように
疲れが溜まったせいで心配ないといわれますが
ジルは心配でたまらず
キスして風邪をうつされようとしたり
ネギを巻いて直そうとしたりとするお話です。
本編でのジルの看病の逆バージョンですね♪
日本の民間療法が効いたのかは
ちょっと謎でしたが寝室がネギ臭くなったという
オチが笑わえて楽しかったです ヾ(≧▽≦)ノ
今回は財政難の侯爵と元化け狸のお話です。
BL漫画の世界に人間となって転生した受様が
結婚相手の攻様と家族になる顛末を収録。
受様は昭和生まれのタヌキですが
人間に飼われて過ごすうちに神通力まで得た
化け狸になって令和まで生きてきますが
気が付いたら人間になっていて
見目麗しい攻様の結婚相手となっていました♪
しかしながらタヌキだった受様には
今の状況だけでなく自分が誰かもわかりません。
頭を抱えそうになったその時
頭の中に以前の飼い主の声が響いてきます。
受様の飼い主は子供を庇って事故死した受様を
人間として転生させようと神様修行を始めていたそうで
この世界の創造主になっていました。
この世界では女性が貴重な存在のため男同士で婚姻し
子供は魔法な科学で人工的に生まれ
受様は子爵家の年の離れた末子として生まれます。
ただ受様の魂は体の中で眠り続けて目覚めず
緊急処置で別の魂を受様に憑依させたものの
魂を定着しないために毎年入替えたため
受様は情緒不安定で傍若無人な性格になっていたのです。
しかも直前に付いた霊は男好きで面食いで
王室主催のパーティで攻様に一目惚れしたことから
侯爵家の多大な援助をして結婚を迫っていたのです。
そしてパーティから1年後の今日
2人の結婚式と披露宴が侯爵家で行われる日に
やっと本来の主である受様が覚醒したという訳です。
果たしてこんな受様を待ち受ける未来とは!?
人間に転生した受様と強引に結婚させられた攻様の
もふもふファンタジーになります♪
擬人化ファンタジーのタヌキというと
ポヤポヤで抜けてる感じなので
狡猾系攻様にロックオンされて囲い込まていく
溺愛路線なのかなと思ったら
本作の受様は神通力まで身につけた変わり種な上に
転生で得た新たな人生を前向きに楽しく生きていて
予想とは違いましたが楽しく読めました♪
受様はいわゆる悪役令息な状況で
打開策として早くも離婚を考えますが
婚約時に3年間は離婚できず
4年目以降も受様の申し出でなければ離婚できず
理由を問わず援助金を子爵家に全額返金がという
受様優位な契約を交わしていたのです。
披露宴にでは受様の指示らしい
飾りつけや料理は悪趣味として言いようがなく
某弱武人だった受様は侯爵家の使用人からも
よく思われず、嫌がらせまでされる始末で
最悪な状況なのですが
元飼い主の神様がオプションとしてけてくれた
化け狸時代の神通力を使う事によって
徐々に好転していく様子にドキドキ&ワクワク、
山場となる攻様の元婚約者の事故の大活躍は
化け狸の能力を最大限に発揮していて
見事な大団円でした ヾ(≧▽≦)ノ
今回は騎士団副団長と界渡りした日本人のお話です。
受様の大家となる女性の危機が迫り
攻様に正体がバレるまでの本編と幕熊的な短編1話を収録。
受様は13才で異世界転移しますが
異邦人が持つとされるギフトの異能がなく
護衛騎士だった攻様にも虚勢を張り続けて突き放され
何者かに刺されて死んだことで強制返還されたのですが
28才で再び4年後のかの世界に再転移してしまいます。
今回は前回の轍を踏まないようにたちまわろうと
異邦人だと隠して薬屋の女店主の助手に雇われて
なんとか居場所は確保しますが
彼女は攻様の知り合いで
今では騎士団副団長となった攻様と再会してしまいます(笑)
受様はとがった過去の羞恥と
攻様に殺されたのかもしれないという疑惑がある上に
昔よりは大人になった受様がみても
攻様は見た目通りの人ではないのは明らかで
攻様と関わりたくないのですが
なぜか攻様は好意全開で受様をロックオン!!
告白してきたばかりか唇まで奪ってきて!?
既刊
「嫌われ者の転移者は、出戻った異世界で溺愛される」の
続編で2度目の異世界転移を果した受様の恋物語です♪
既刊は原作小説がこれから発刊される状態での発刊で
よくも悪くも先が全く見えない状態でしたが
本作は原作読了済で読んだのでわかりやすかったです。
先が分かっているから楽しい場合と
先が読めていると面白味がない場合がありますが
本作は様々な謎があって2人の恋の行方とともに
隠された真実を追うのも楽しいです。
とはいえ、
本作は受様の誤解が解けて攻様との恋仲になるまでなので
受様が殺された訳と犯人はこれからという状況で
あと1巻では終わらないのかな!?
次巻も楽しみです (^-^)/
本品は『前々世から決めていた・・・』の
アニメイト特典ペーパーになります
ケリーの2度目の養生生活のお話になります。
オリオの主人である侯爵家三男で
アーシュリー男爵ケリーが2度目の心身衰弱により
南部の領地で療養するようになって1年が過ぎました。
2度目の症状として顕著だったのは
体力が戻って動けるようになると発作的な自傷行為を
起こすようになった事ですが
どんな行為も友人であるラドネイド卿が阻止しており
ラドネイド卿の存在は定期的に通ってくる隣領の医師や
薬師など必要ないのでは思うほどの効き目があります。
ケリーとしても事情行為は不本意なようですが・・・
A4サイズ片面カラーペーパーの半分にて
オリオ視点での男爵領でのお話です。
ケリーとラドネイドの様子が
第三者であるケリーの従者視点で語られています。
2人の関係が友人であればオリオの見たままですが
そうでない事を知っている読者には
いろいろと考えてしまうかな。
※他店舗特典(レビュー済)
フェア店特典は天神視点のお話です。
本品は『前々世から決めていた・・・』の
フェア店舗特典イラストカードになります。
表面はカバーイラストのモノクロイラストで
裏面に天神視点のお話が収録されています。
天上界は
どこまでも広がる起伏のない草原と果てしなく続く青空と
さえぎるもののない大地を照らす太陽という
どこまでも同じ風景の広がる世界です。
天族は活力が少ないために
争いごとも少ないのですがそれは平和というよりも
ただただ虚ろで虚無なのです。
天神が何も知らなければ
永劫に門番神として勤めを果たしただろうけれど
闇神と地神の世界を行き来でき
愛しさや関心を持って創られた世界の差を
まざまざと見せつけられていて・・・
ポスカサイズカードの三段組で
天上界を任された門番神のお話になります。
多くのお話では
天上界こそ華やかで豊かな世界として描かれているが
意外で面白かったです。
※他特典(レビュー済)
アニメイト特典は従者視点のお話です。
今回は国王の相談役と訳ありで領地養生する男爵のお話です。
心身に傷を抱えた受様が8年ぶりに訪れた王都で
出会った攻様によって人生を変えれる顛末を収録。
この世界は
天の神、地の神、闇の神が支配する領域にわかれています。
基本は不可侵ながらも民が願えば行き来は可能で
地上にも天神と闇神の神殿もあります。
晩秋のある日、
侯爵家の三男で男爵位をもつ近衛騎士の受様は
国王の勅命にて闇神からの加護を得るため
闇神の意志を拝聴する使者に選ばれます。
受様は断絶した地上と地底の交流を再開を目指し
300年以上前には地上と地底を繋ぐ交通路でだった
「闇の祠」に向かいます。
この時祠ではすでに
地神の神殿、宮廷の文官が儀式を行っていましたが
良い結果は得られていません。
攻様も3日間、儀式に臨みますが何事も変化はなく
任務の失敗をどう取り繕うかを考え始めていていると
突如松明の炎が激しく燃え出し
受様は激しい豪風に襲われて上下左右も把握できなくなり
重々しいのに陽気な声をもつ巨大な何かに胎内を弄られ
脳をいじられ、四肢をばらされ、繋げられて
肉体と魂の契りを結ばれてしまうのです!!
この強大な何かが今回の攻様ですが
受様には何が起こったのかすら知る術はありません。
受様にはいったい何が起こるのか!?
勅命で行った闇の祠の儀式で心身ともに傷ついた受様と
受様に執着する攻様のダークファンタジーです♪
タイトルいメードで前世で因縁のある2人が再会して
一騒動あるドタバタファンタジーかと思ったのですが
最初から重い展開でダーク系で読み手を選ぶお話でした。
攻様によって心身衰弱となった受様は
領地での養生を余儀なくされます。
攻様は受様と繋がった事で受様の願いを知り
それを叶えるために行動するのですが
受様の願った王家と国と民の安寧のため
攻様がどういう手段でこれを行ったのかは語られません。
受様がやっと再び前を向き始めるために戻った王都で
王の相談役となっていた攻様に捕らわれていく展開は
受視点では何が何やらわからない流れですが
天上・地上・地底という三界を絡めながら
人である受様と読者には想像できない攻様の言動が
意味するものを考えさせられワクワクでしたが
タイトルに絡む攻様と受様の過去は
攻様視点の中で語られるまで一切触れらないため
受様の先行きはハラハラしかありません。
受様が気概がないわけではありませんが
攻様の力が巨大過ぎて阻む者がなく
不憫系受様が攻様の愛と執着を好んで
自ら捕らわれていく展開は好きなのですが
本作の受様は自らの意思という部分が感じられず
個人的には萌えられなかったです。
ただ物語としては凝っていて面白かったので
「萌2」としました。
本品は『超好みな奴隷を買ったが・・・2』の
フェア店舗特典イラストカードになります。
表面はカバーイラストのモノクロイラストで
裏面に換毛期のお話が収録されています。
秋も半ばを過ぎ、換毛期がやってきます。
樹がマーシャルに戻って
家ごもりの準備を終えたぎりぎりでしたが
おかげで何の不自由もなく
布団でぬくぬくと過ごせています。
カイルがブラッシングをしたいと
ベッドの端に腰かけた樹を背後から抱き込み
耳を持ち上げて櫛で優しく梳き始めると
兎耳の端が勝手にぴくぴくして・・・
ポスカサイズカードの三段組で
秋の換毛期に入ってのお話になります。
カイルも怪我生えかわってふわふわになった樹は
触っていて気持ちがいいらしく
尻尾もお任せするのですが
その結果カイルの情欲を刺激する事になり
ラブいちゃな次巻へと流れていく・・・と言うお話でした。
最初はほのぼのでしたが
最後は本編同様なラブいちゃになるというか
何やってもそういう流れがになるのが
むしろ2人らしいのかな (^m^)