てんてんさんのマイページ

レビューした作品

PREMIUM レビューアー

女性てんてんさん

レビュー数407

ポイント数2976

今年度8位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

思い出の場所を再現しました

本品は『放蕩な王の予期せぬ純愛』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編後、財が新しい東屋を作るお話です。

ユンはザイから「新しく東屋を作った」と聞かされ
翌日のそこでの昼食を誘われて
ユンは昼食を詰めた籠を用意してもらって
東屋に向かいます。

ワムも一緒なのかと思ったら
ザイに2人だけがいいとごねられたため

ワムは先日捕まえた鰐を見せてもらう
特別授業を受けています。

東屋は池のすぐ近くの
少し小高くなったところに建てられていて・・・

A4サイズ両面にて
新たに建てられた東屋での出来事になります。

どこか見覚えのあるようなと近づくと
東屋が王立学院時代によく使っていた
場所が再現されている事に気づくのです。

記憶の中にあるものとよく似ているけれど
全く同じという訳ではないし
見える景色も緑ではなく広い池です。

ザイはあの時のユンとの時間が欲しかったのだ
と個人的な欲望から作ったと告白し
学生ごっこをしたかったと言います。

真面目なユンは勉強のことかと思ったら
ザイがしたかったのは恋人ごっこで
笑っちゃいました ヾ(≧▽≦)ノ

しかもユンもなんだかんだ言いながら
ザイのやりたいようにさせてて
ラブラブなお話でした♡

No Title

今回は新王と御庭所の官吏のお話です。

兄の逝去で王となった攻様が
学院の同期だった受様を協力者として
兄夫婦の死の真相を探る顛末を収録。

商家出身の受様の母は駆け落ち婚したものの
結局は1人で受様を育てることになり
受様の成長に期待を注ぎます。

受様が王立学院に入学し
更に奨学金を受けた時には狂喜し
卒業後は官吏になる事を望まれます。

人より抜きんでるために勉学に励む受様には
友人がいませんでしたが

ひょんなことから圧倒的な存在感のある
美丈夫な生徒と知り合います。
彼が今回の攻様です♪

受様は攻様を先輩かと思いますが
同じ年で同じ講義を受けていると言われ
受様の初めての友人となりますが

攻様が第二王子だと知った事で
気楽に親しく付き合うことができなくなり
距離を取ってしまうのです。

その後攻様が退学処分になって学院を去り
もう関わる事はないと思いましたが

官吏となった受様が配属先が
閑職といわれる御庭所だったのは
攻様が兄王に何やら進言したせいとしり
受様は未来に絶望するのですが

しかしいつかは認められたいと
真摯に仕事に励んでいたのに
王と王妃は食事会の集団食中毒で逝去し
王弟である攻様が王位に就くのです!!

しかも攻様は王弟用の銀殿に留まり
気に入った男達との闇ごとに熱心で
政治は三人衆と呼ばれる貴族に任せて
放蕩王と呼ばれるまでになるのです。

さらに受様は王専用の庭の管理を命じられ!?

母のために官吏として出世したい受様と
兄の死で新王となった攻様の恋物語です♪

受様は何事も母を喜ばせたいと頑張ってきた人で
他人と交流を持たずに過ごしてきたことで
他の人と少し思考回路がズレていて
視野が狭い猪突猛進な人です。

攻様は両親に関心を持たれずに育ち
正反対な兄王子とは仲が良かったのですが
兄王が逝去した事で王位に就きます。

兄の対抗馬となりえないように
奔放な我儘王子で通してきましたが
道半ばで倒れた兄王の意思を継いで
良き国にしたいと思うものの

父王の代から政務を担う上位貴族・三人衆が
攻様に実践を渡す事を良しとしない事から
兄王は体よく毒殺されたのではと考えるのです。

受視点と攻視点が交錯して進むので
それぞれが相手に対して誤解しているので
その誤解がさらなる誤解となる様子に
ニマニマしてします。

2人の誤解はなかなか解けないものの
彼らの過去の関係や宮廷内の権力抗争は
緻密な設定が丁寧な伏線となっているので
受様や攻様が動くことで

黒幕によって捩られていた嘘が
徐々に糺されていく様が実に小気味よく
受様が攻様の隣を居場所とするまで
大変楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

もしもアレクが先に現代に現れていたら・・・

本品は『主を失った騎士が現代に・・・』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

古城で主を探すアレクのお話です。

アレクサンダーは時空転移の術によって
400年あまりの後の世界に飛ばれされます。

しかしながらあの瞬間
確かに腕の中にいたはずの主は
アレクサンダーの腕の中にはいませんでした。

巡る季節は1年、2年と過ぎてゆき
10年くらいまでは朝が訪れるたびに
「今日こそ逢えるかもしれない」と期待しますが

この数年は会えないのではという諦めと
命ある限り探し続けなくてはという使命感が
せめぎ合い「今日もダメだった」と落胆が
繰り返されています。

主を探す為
古城の警備員となったアレクサンダーでしたが
ある日魔法陣の刻まれた小部屋に異変があり

駆け付けると待ち望んだ主が
灰青色の目を見開いて見据えていて
アレクサンダーだと名乗りますが
「アレクと、違う」と言われてしまい!?

A4サイズ両面にてアレク視点のお話です。

予想外の反応に焦るアレクサンダーに
リオンディーズは「おじちゃん、だれ?」と
追い打ちをかけて来て!? という

もしアレクの方が
先に現代に来ていたらという夢のお話でした。

確かになくはない展開で
リオは励ますために「アレクは中年でも男前だと思う」
というのですが


主を探し続けた半年間のアレクの様子が
17年も続いたらと思うとゾッとして
反対じゃなくて良かったと心底思うし

アレクも逆じゃなくて良かったと思うので
結果オーライなのかな!?

現代に現れた騎士が一途に求めるのは

今回はタイムリープした騎士と研究助手のお話です。

受様が叔父とともに欧州の古城で出会った
時空を超えてきた攻様が別れた主を探し出すまで。

受様の母はオーストラリア人で
ミルクチョコ色の髪にブルーグレーの目を持つ
帰国子女です。

両親と母の母国で暮らしていましたが
両親が事故で亡くなり母の祖父母に引き取られるも
10才で祖母、12才で祖父も鬼籍の人となります。

当時28才だった叔父は
互いが唯一の身内になったのだからと言い
受様を引き取られた受様は日本に移り住み
のびのびと育ててもらいました。

叔父は建築関係が専門の研究者ながら
中世の調度品や装飾品の研究や売買仲介もしており
受様は大学卒業後は叔父の助手として
叔父について回っています。

今回は最近発見されたと言う
オーストラリアの古城を訪れる事になります。

今までも各国の「かつて城だった」建物を訪れますが
観光地として整備されているものが多く
テーマパークのような感覚でしたが

今回の古城は正統派な古城という感じで
政府の調査は終えたものの一般人の立ち入りが
規制されているためか独特の空気感を感じます。

受様は子供の頃から中世静養に関するものに
特に惹かれていましたが今回は期待感とともに
奇妙な懐かしさに似た高揚を覚えます。

とはいえ調査も3日目を迎えると
建物内の独特の空気に馴染んできたのか
ざわつく感じも収まってきていましたが

この回の旅でこの地を訪れてから
2晩続けてみた夢の中で見た部屋に似た
小部屋を調べてみる事にします。

好奇心は・・・という諺が頭をかすめている時に
床に何かが彫られている事に気づき
もっとよく見ようと1歩踏み出して
つま先に何かが当たります。

拾い上げると石のようで手に握りしめた時
石がジワリと熱を帯びたように感じると同時に
強烈な選考が走り目がくらみます。

眩しい光から10秒ほど待った目を開くと
足元にビーアッシュの髪の男性が
蹲っていて!?

幼い頃の記憶の無い受様と時空を超えてきた攻様の
タイムスリップファンタジーです♪

突如現れたこの男性が今回の攻様なのですが
なんと攻様は敵襲に会った6才の主とともに
時空転移の魔術に身を委ねたと言うのです。

攻様は魔術の光に包まれる瞬間まで
主を腕に抱いていたと言いますが
あの場に現れたのは攻様だけです。

叔父はこの場を晴れられないと言う攻様を説得し
何物とも知れない攻様の世話を買って出て
攻様も助けを借りる事にします。

攻視点と受視点で進むので
攻様の事情は読者は受様との話以外からも
知っていく事になります。

タイトルのままの展開なのですが

丁寧に伏線が張られているので
攻様の主がいつ現れるのか、現れないのか

それても・・・と思われても
現状とは明らかに変わっていて
いろいろな齟齬がどう埋まるのかが
想像できなくて

攻様が再び主を腕の中に抱くまで
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

火事場の裏話

本品は『極道さんは欲張りなパパで愛妻家』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編幕間、火事の時の伊勢崎のお話です。

高坂家が燃える音を聞きながら
伊勢崎はこんなことで2人を失うなんてありえない
あっては行け名手と林家の中庭を目指します。

家の住人に怒鳴られるもすぐさま住人の肩を掴んで
放水できるようなホースの有無を問います。

住人が伊勢崎の剣幕に圧されつつ
教えてくれた場所に駆け寄った伊勢崎は
立水栓を全開にして絶対にここを守り通すと
ホースを高坂家の小路に向かって放水し・・・

A4サイズ両面にて伊勢崎視点のお話です。

本編中の火事の時に
左知の救出に走った賢吾の脱出口を確保していた
伊勢崎の様子が語られる短編です。

2人を失えないと怪我まで負ったのに
それを隠してしまうのは伊勢崎の矜恃であり
史が憧れるだけある強さがありました。

でも舞桜の前では素を見せていて
大切な人を得た事で伊勢崎もまた
変わってきているのが読めて面白かったです♪

大切な人は1人だけでじゃなくていい

本シリーズは子持ちの任侠ヤクザの若頭と
三代目院長のお話です。

受様がパパ友の息子を預かった事で
パパ友事情に巻き込まれる顛末を収録。

任侠系ヤクザ東雲組組長の息子で若頭の攻様は
見た目も良く頭も切れて女性にもモテますが
攻様が惚れたのは組指定病院の三代目医院長で
幼馴染の受様です。

攻様は義弟を愛息として引き取っての子育てに
受様を巻き込むことで長年の恋を実らせ
今では愛息ともども受様を家族とします。

小学生となった愛息は新しい友人を作り
受様は愛息の友人の父親とパパ友となりますが
攻様は彼の笑顔に胡散臭さを感じます。

天然で鈍いのに困った人を放っておけない
受様には攻様の心配は的外れにしか思えません。

そんな受様なので
授業参観の日の帰り道でパパ友が電話を受けて
真っ青になりながら「息子を預かって欲しい」
という願いにも否とは言らないのですよ。

一緒にいた愛息の親友も一緒に泊ると言い出し
保護者ともども東雲家にてお泊りとなりますが

パパ友の緊急事態とは
受様と親交のある東雲組傘下の佐野原組の
家族事情に関係しており
受様は知らずに新たな騒動に巻き込まれて!?

東雲組の夫婦漫才カプの人情ラブコメ最新刊は
受様のパパ友親子の絡む騒動の顛末になります♪

前巻で東雲組を騒動の渦に巻き込んだ佐野原組事情が
本作で少し進展したと言うか受様(や読者)には
明かされなかった裏事情が見えてきます。

前佐野原組組長が追い出した前妻との息子で
現組長が探し続けている組長の義兄が
攻様と友人で攻様の隣を歩くと思われていた
人物だったのです。

パパ友が息子を受様に預けて
駆け付けた緊急の用事というのは
マフィアに追われて重傷を負った組長兄の傍に
駆けつけるためだったのです。

パパ友の息子は父親に
自分以上に大切な存在がいる事を受け止めていて
迎えに来てくれるのかと心を痛め
1人で不安を抱える姿が痛しいし

神出鬼没な組長兄の姿は見えませんが
攻様に躊躇いなく銃を向ける男であり
受様は彼のせいで命の危機にまで見舞われたりと
いつもの以上にハラハラでしたが

受様の為なら日の中水の中な攻様や
攻様を信じて動く若頭補佐と組員達の頑張りを
楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

子どものいるパパ友と佐野原組長兄の関係は
はっきりとは見えないので
まだまだいろいろありそうで時間も楽しみです♪

番外編の録集第1弾

本作は「パブリックスクール」シリーズ番外編を
収録した短編集第一弾になります。

シリーズ初出が2015年でもう10年なのですね。

他作でも思ったのですがキャラ文庫は
あまり書店特典系がない印象ですが
キャラ全サ小冊子や全プレペーパー類の再録なので

私はほぼ既読でしたが
脇キャラ視点やコミカルテイストなお話が多いので
シリアスな本編とはまた違ったテイストで
とても楽しい1冊です。

特典類は既読な方はご注意くださいね ( ̄∇ ̄)/

AGF小冊子に収録された巻頭作
「王は小鳥を愛さない」をご紹介します。

英国貴族である攻様にとって
遥か東に位置する小さな島国である日本は
未知の不思議な国で受様そのものでした。

14才になる前の夏休みに攻様は
祖父が愛人との間に作った子供だと言う受様と
初めて出会いますが

受様は同性しか愛せない攻様にあてがわれた
憐れな生贄、可哀そうな羊であることは明白でした。

受様は12才まで日本で暮らしたせいか
性格も控え目で典型的な大人しい日本人と思われ
いつも1人ぼっちで集団に加わらずにいますが

攻様は小さな体とおとなし気な容姿のわりに
芯が強くて頑なところがある事を知っています。

そうでなければ
リーストンまでやってきたりはしないし
攻様を愛しているなら「誰とも親しみな」という
攻様の言葉を守り続ける事はないはずです。

攻様は受様を自分から解放する道を選びますが
魅力的な受様はリーストンの生徒達から
目をつけられるとなっていて
攻様が人知れず受様のために奔走している様子が
大変楽しいお話でした。

今回の描き下ろしは主要キャラプロフィールで
小説ではありませんが
各キャラに対して誰かがコメントするコメントがあり
キャラの性格が際立ったていて面白かったです。

他の収録作(初出)は下記の通りです。

バースディフェア小冊子
・オーランドの願いごと
・画廊に王子がやって来た!
・王の贖罪
・恋に落ちた監督生

全員サービス小冊子
・王と小鳥の休暇
・ロンドンナイトは大荒れ模様
・ブルーネル寮代表のひらめき
・スタン・ストークは恋をしいてる

Amazon限定ペーパー
・秘書は今日も悩んでいる

小説Chara
・秘書の後悔と愛

Amazon電子限定番外編
・王と小鳥のバレンタイン

キャラ文庫アンソロジー
・コペンハーゲンから愛をこめて

プレミアム♡ペーパーセレクション
・王さまは小鳥の国へ
・熱を出した夜に

・イベント配布ペーパー
ゴドウィンの憂鬱

料理に込めた想いが希望となるために

今回は第三騎士団団長と騎士団寮の料理人のお話です。

グジナイ国に赴いた受様が治癒士の利権をめぐる
抗争に巻き込まれながらも料理での治癒方法を見つけ
攻様とともに帰国するまで。

受様の生国ラールは5年続いた隣国との戦いに勝利し
受様は戦場近くの町の食堂で働く料理人でしたが
終戦に大きく貢献し英雄と呼ばれた将軍補佐の攻様は
憧れの人物でした。

受様は王都に戻る第三騎士団の誘いで
団寮の厨房で働く料理人になり
新団長となった攻様と恋仲になりますが

受様が作る料理に治癒と癒しの力がある事で

流行り病の後遺症に悩むグジナウの宰相に求められ
受様は病人達の治療と治癒士の修行のために
グジナウに向かう事となります。

グドナウで治癒師は国の宝であり
治癒師を多く輩出してきた侯爵家が
治癒師を束ねて活動を主導しているため
侯爵家長男に受様も同様な活動を求められます。

他の治癒師との交流は魅力的ではあるものの
受様は1年間と言う期間限定なため
宰相は王から特別な許可を取り付けており
受様は誘いを断って宰相邸に世話になります。

調度その頃
グジナウ第一王子の誕生の祝賀にため
ウールから国王と親交の深い王太子が訪れ
攻様は受様会いたさに使節団の一員としてやってきて!?

受様の治癒師修業は上手くいくのか!?

既刊「騎士団長のお抱え料理人」の続編で
料理で治癒の力を発揮する受様と英雄と呼ばれる攻様の
ファンタジックな恋物語です♪

既刊では2人が離れ離れになる幕引きで
受様の後見役となる神官の暗躍や
受様は治癒士になれる? 攻様との仲は?とか気になったので
本作発売を知ってワクワク待ってました。

そもそも受様は攻様の遠距離恋愛になる事覚悟で
グジナウに向かったのに攻様が楽々と会い来るのが
スゴイですよね ヾ(≧▽≦)ノ

攻様の気持ちもわかるし、受様も嬉しいとは思うものの
ここまで受様至上主義だと天晴れ!! としか言えないです。

そもそも受様の治癒能力はかなりなレア能力であり
治癒師を統括する侯爵家では次男が治癒士となった事で
かなり色々と拗らせていて受様達に非協力的ですが

それでも宰相と帯同していた神官の根回しで
受様は炊き出しで人々癒そうと頑張り
自分のできる事に常に全力投球な受様の行動は
攻様の心配と不安を掻き立てるのです。

そうした受様の行動は
受様を排除したい公爵家長男に利用され
受様だけでなく病に苦しむ人々への迫害ともなり
徐々に気緊張感が高まってハラハラMAX!!

誰かのためにという行動は自己犠牲とは違うのですが
受様は苦しむ人達を救う為に真摯に料理に向かい
そんな受様だからこそ窮地を脱する術を見出して
明るい未来への道が開ける幕引きで
大変楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

料理人が抱く夢がいやす英雄のトラウマ

今回は第三騎士団の団長の料理人のお話です。

料理人の受様が英雄と呼ばれる攻様と出会い
恋仲になるまで。

受様の実家の食堂を手助けしていた料理人ですが
縁あって王都の第三騎士団の厨房で働く事になります。

第三騎士団は戦争で前線で戦った騎士団で
団長が退任すると戦争の怪我が元で第一線を退いた
攻様が団長に指名されます。

攻様は隣国と5年続いた戦いを終わられせ
英雄と呼ばれる人物です。

公爵家の次男で将軍の補佐をという立場であしたが
戦場の実務全般を回して勝利に導いた事は
戦場では周知の事実であり

実家の食堂が戦場近くの町だった受様にとっても
攻様は英雄でした。

受様は団長の攻様に料理を作る機会があるかと
期待に胸を膨らませますが
就任2カ月が過ぎても機会は訪れません。

受様はその時に備えて
仕事後に貴族料理も練習していましたが

ある夜不審な物音に気づき外に出て
「眠れない」と言って徘徊していた
ぼさぼさ髪で無精髭の不審な騎士と出会います。

ところが相手も真夜中に起きている受様は不振だと
疑われて練習用の料理を食べさせたのですが
それから彼は夜毎に現れるようになり!?

稲月しんさんの同名小説のコミカライズで
英雄と呼ばれながらも影を負う攻様と
料理人として働く受様の恋物語になります♪

小説既読で2巻発売をウキウキして待っていたら
コミックスが出るの!? と慌てて入手しました。

小説でイラスト担当された夏乃先生が
コミカライズも担当されているので
脳内イメージそのままで読めて大変良かったです♡

不審な騎士の正体は攻様で
攻様は戦争の怪我が元で剣が握れなくなり
多くの命を奪った自分が英雄と呼ばれ
団長である事に苦しさを抱えていました。

受様は故郷を守ってくれた攻様への感謝を
言葉と料理で伝えて攻様のトラウマを
癒していくのですが

実は受様の作る料理には
治癒と回復の効果がある事が判明し
受様にとってありがたくない未来が
提示されることになるのですよ ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

受様はその道を受け入れる事しかできず
それが攻様と受様のすれ違いを生んでいく
ハラハラ&ドキドキな展開です。

受様の願いは人を笑顔にする料理を作る事であり
不器用ながらも真摯なその姿こそが
受様の味方を作っていくのですが

それに気づかないいのが受様であり
そんな受様をがっちり囲い込んでいく攻様は
(わかってたけど)かなりの策士様なので

受様を自分のモノアピールしての幕引きは
納得の終わり方でした。

小説1巻ではこれからさらなる波乱となるので
次巻も楽しみにしています♪

推し

本品は『わんと鳴いたらキスして撫でて 1』の
アニメイト特典リーフレットです。

高遠が碧の見ているモノに嫉妬するお話です。

碧が今月発売の雑誌の高遠特集を見て
「かっこいい~」とハートを飛ばしていたら・・・

B6版2つ折りモノクロ印刷中頁に
高遠が嫉妬するお話です。

高遠も負けじと
ポメ化したアオの写真を集めたアルバムを作り
「このアオが一推し」と碧に自慢する
というかわいすぎな小話でした。

目の前にいる自分を見てね♪ってことかな。