山田ノノノ先生の前作の2作が大好きで、連載をしていると知ったときから確実に買おうと思っていました。本編は空の青さとは反対にほの暗さも感じる作品でした。攻めの子の悲しい過去の描写は辛く感じましたが、それが受けの子と繋ぎ合わせたのかと思うと、憎くても良かったと思いました。その凄惨な過去を塗りつぶすぐらいの幸せを掴んで欲しいです。受けは受けで鳥の研究一筋で、少し変わった子でしたが攻めによって私生活も研究もうまくいくようになってきていて嬉しいです。今回の作品は空飛ぶ鳥の研究をずっと視点として話が回っていてそれがまた新しく感じました。作者さんが織り成す、重厚なストーリーに改めて感動しました。次回作も楽しみにしています。