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女性しなちくちくさん

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コメディ色控えめ ハートウォーミングでキュンとする番外編♡

『ちょろかわ王子のニセ恋人作戦』の番外編2作目。間違って3作目『早坂悠斗はHな実績解除がしたいっ』を先に読んじゃったけど、こちらも読んでみました♪全34ページ。

早坂が姉二人に進藤を紹介するお話。

試し読みして、ちょっとえっちな導入からの、少々天然な姉二人が出てきて、楽しそうな予感ワクワクと思ってたら…。
(てか相手が男だって言ってない早坂ってww)

本編みたいに楽しくてワチャワチャした感じなのかなと思ってたんですが、いい意味で裏切られるというか、思ってたのとは違いました!

なんというか、早坂の進藤への気持ちと、進藤の早坂を想う気持ち、それぞれにキュンとさせられるような、大変ハートウォーミングな番外編でした!

そして姉達も、早坂みたいな天然で面白〜な二人かと思ってたらそんなことはなく。普通に弟想いの素敵なお姉さん達でした。

まさか本作の番外編でこんな心温まるお話が読めるとは思っておらず、ちょっと驚きました。
こういうストーリーって、番外編よりも本編に組み込まれることの方が多いんじゃないかな〜。

ということでこちらの番外編、本編のようなギャグコメっぽさはかなり控えめで、ほっこりキュンとするようなお話でした。

個人的には本編のような、クスクス笑っちゃうようなコメディ色が強い方が好みではありますが、本編がお好きな方が読んだらキュンとすること間違いなしな番外編でした。

修正箇所なし(えっちなシーンは試し読みで読める冒頭に少しだけ)

ラブラブCPのイチャコラえっちを堪能できる楽しい番外編♡

大好きな作品の番外編なので読んでみました。同人誌の電子化ありがたい♪全34ページ。

まずは表紙!同人誌っぽいおふざけ感のある表紙に笑っちゃいますねww

内容はあらすじの通り、早坂が「僕は圧倒的に経験が無さすぎると思う」ということで、いろんなプレイに挑戦してみよう!というお話w

お題はこれまたあらすじの通り
・その1「ご奉仕」 お題提供者:早坂悠斗
・その2「Hなコス下着&ハメ撮り」 お題提供者:進藤大樹
・その3「目隠し拘束具」 お題提供者:進藤大樹

「ご奉仕」は早坂の提案で「フェ◯」。
付き合ってそこそこ経ってそうな雰囲気なのに、初めてとは意外!むっつりな進藤はすぐにしてもらおうとしそうなのにww

「Hなコス下着」は、進藤が購入したのかな?
こんなのどこで買ってきたのwなデザインww
何やらハイテクなウサ耳付きww
しかも「ハメ撮り」ということで、この濡れ場はかなりページ数を割いて、丁寧にエッロエロに描かれます。
気持ちよくなってる早坂、相変わらずエッロいな〜♡
特に定点カメラ視点の6コマ、大変えっちで好きです♡

ラストの「目隠し拘束具」はちょっと変化球。
イチャイチャほっこりな二人が可愛かったです♡

進藤は多分経験豊富なむっつりバイで、早坂は元々ノンケだし経験もそんなにない、というCP。ですが早坂は進藤に押されっぱなしではなく、時々無自覚に可愛く進藤を煽ってきて、進藤が「ギュンッ」とか「ピシャーン」とか大興奮してしまう…という二人がかなり好きです♡ 早坂やるなぁww

ラブラブCPのイチャコラえっちを堪能できる番外編、楽しかったです♪

連載の始まったスピンオフも楽しみですが、こちらのCPが大好きなので、また番外編お待ちしています♪

電子 ライトセーバー修正(フェもあったし、せめて形のわかる白抜きが良かったなぁ、残念)

短くても読みごたえある番外編

遅ればせながら1巻を楽しく拝読しましたので、こちらの番外編も読んでみました♪ 全29ページ。以下ネタバレあります。

1巻で二人が両想いになった続き。
桐矢はクリニックに通って、来たるヒートに備える。
恋人となった志郎は、ヒートの時期は休み多めにしてもらうとか、優しさにキュン!

桐矢は同窓生達の飲み会に参加する。会話によると桐矢以外はβらしい。
Ωを話題にする友人達の会話に恐怖を感じる描写に、Ωに突然変異してしまった桐矢の生きにくさがリアルに感じられる。

その後夜遅くに志郎に「会いたい」と電話してしまう桐矢。しんどい時にすぐに頼れるというのは、いい関係性だなぁ。
Ωとなったことで不安を覚える桐矢を、真っ直ぐに見つめて想いを伝える志郎、一本気でホントかっこいいな〜♡

最後はしっかり濡れ場も♡
本編でも思ったけど、先生の描く濡れ場は迫力があってすごくエロティックでドキドキします♡ あと恋人同士なので、愛のあるえっちがとても良きです♡
しろうは次の日は仕事だから「1回だけ」って思うのに、全然おさまらないのも好きですw

最後の1ページは、志郎のことばによって吹っ切れた桐矢。清々しくてほっこりする読後感が良かったです。

表紙等含め29ページの短い番外編ですが、読み応えのある番外編でした♡

今年発売された2巻では、とうとう桐矢にヒートが来るのかな?気になるのでそちらも読んでみたいと思います♪

電子 トーン修正(1巻の修正より少し濃いめのトーンで、線なども見えるえっちな修正でした)

オラオラな外見に反して、誠実で一途な攻めが良きでした♡

数作拝読の作家様。
アワードランクイン作ですが、キャラデザに苦手意識があって読まずにいました。しかしオメガバが好きで、試し読みしたら冒頭の二人の出会いが良かったので、今さらですが読んでみました。全203ページ。以下ネタバレあります。

薬剤師でβの桐矢が、人気バンドメンバーでαの志郎と仕事で会った途端に発情!その場でセッしてしまい…というお話。

会った途端に身体が求め合う「運命の番」の二人。そして桐矢はβだったのにΩに突然変異。設定が好きです。

キャラデザは、志郎はガタイのいいイケメンで好みです。桐矢は普段は眼鏡で平凡な成人男性という外見ですが、発情したり照れたりした時可愛いお顔になるのが良きです。志郎が大きいので体格差あるのも好きです。

出会ってすぐに欲情してセッしてしまい、志郎はすぐに運命の番と気づく。年上の男は好みでもないのに、すぐに心惹かれる。
一方桐矢は、過去の経験から運命の番自体にいいイメージがないようで、懐いてくる志郎につれない態度。

特に前半に濡れ場が多いですが、運命の番として激しく求め合う描写がとてもエロティックでゾクゾクします。

中盤、ヒートのようになる桐矢を「欲しいんだろ」と志郎が抱くシーン。志郎が言葉責めしながらちょっとひどく抱いた後、桐矢が「終わりだ」と関係を拒否する。
ここの桐矢の心情がちょっと難しかった。
桐矢のモノローグを見るに、自分に執着する志郎の気持ちが信じられず、ただ運命の番のΩとヤりたいだけじゃないか、と思ってしまうってことかな?

前半桐矢があまりにも塩対応なので、志郎への気持ちは全然ないのかと思っていたら、後半「隣にいていいんじゃないかと思いかけた」とモノローグあり。桐矢も惹かれてたけど、釣り合わないって気持ちを抑え込んでいたのか…切ない…。゚(゚´ω`゚)゚。

後半の、雨の中泣いていた桐矢を志郎が助けて、桐矢の部屋で二人がいい雰囲気になっていくところは、やっと気持ちが通じ合っていく二人にドキドキする素敵なシーンでした。その後の濡れ場も愛が感じられて良かったです♡

本編ラストと描き下ろしを読むと、付き合ってからはしばらくえっちなことをしていなかった二人。志郎の誠実さを感じられて良きでした。最後の愛のある濡れ場も素敵でした♡

ストーリーが順調に進んだので、1巻で一旦完結なのかなと思っていたら、本編ラストに「To be continued」の文字が。続き物だったんですね。でも1巻はかなりキリよく終わりました。

2巻のお付き合い編も興味があるので読んでみようと思います♪

シーモア 薄ーいトーン修正(白抜きに見えたけど、目を凝らすとすごく薄ーいトーンでしたw 線なども薄ら見えます)

今後の展開に期待しかない♡(1話のみ拝読)

好きな作家様です。新連載で、先生初の眼鏡攻めということで試し読みしたら、またもや先生の描く濡れ場のエロスにズキュン‼︎とやられて1話を購読しました♪
てことで1話のみ読んでのレビューです。以下ネタバレあります。

まず攻めですが、表紙の雰囲気からおじ様攻めかと思ったら違いました。33歳で受けも同世代のようです。
(あれ、人によってはおじ様世代?でも個人的にはおじ様はアラフォー以上なのでw)

1話はほぼあらすじ通りの内容です。
7年もスランプで、ストレス解消のため官能小説を書く篠原秋斗(受)が、マチアプで知り合い2ヶ月メッセージのやり取りをしていた「X」とホテルで会うことに。
目隠しされて責められた後、Xが実はかつての同僚で敏腕編集長となった成田一颯(いぶき)(攻)だと知る。そして「お前を導けるのは俺だけだ」と担当となることを迫ってきて…というお話。

先生の描く色気ムンムンな攻めが大好物なのですが、本作の成田も素敵です♡
特に眼鏡攻めが好きというわけではないですが、眼鏡をかけたインテリ攻めの大人の色気にドキドキさせられます♡
あと篠原を見つめるねっとりとした目線がすごくエロティックです♡

そして1話の濡れ場。
篠原がXに会うためにホテルの部屋に入ると真っ暗で、目隠しをされ相手が誰かわからない状態で、少しずつ体に触れられたり舐められたり、丁寧に責められる。キスも挿入もなくペッティングのみで、篠原のみが気持ちよくされてイかされる…。
数ページに渡りとても丁寧な描写で、すごく官能的に描かれてゾクゾクさせられます‼︎

それから篠原の手を掴んだり、服を脱がしたり、身体を優しく愛撫する、成田の手の描写が‼︎血管の浮き出た男らしい大きな手が、んもう色っっぽい‼︎‼︎ 手フェチの方はたまらないんじゃないでしょうか♡

1話終盤はカフェで会話する二人。
7年前に会社をやめて姿を消していたらしい篠原を、成田がずっと気にかけていてとうとう見つけ出したらしく、どうやら執着攻めの匂いがしてワクワクします♪
二人の過去に何があったのか、今後明かされていくのが楽しみです。

そしてツンデレ猫ちゃんな篠原に、成田が少しずつ距離を詰めようとしているようなので、どう懐柔していくのかもお手並み拝見です♪

また1話の濡れ場は篠原が気持ちよくなるのみだったので、これから二人がどんなエロティックな濡れ場を見せてくれるのかもすごく楽しみです♡

というわけで、今後の展開に期待しかない素晴らしい導入の1話でした‼︎ 2話以降が楽しみです♪

そういえばあらすじや表紙に「S(サディスト)編集者」とありますが、1話ではそこまでSっ気は感じませんでした。(ただ目線とかにはSっぽさあるかも?)

電子 白抜き修正(カウパーなどの液垂れ描写はしっかり)

VRの風俗というのが個性的で面白いし、救いを感じるストーリーも良かった!

先生の『こいの徒花』は数話拝読しましたが、一作品をきちんと読むのは初めてです。
本作は表紙でちょっと尻込みしてましたが、高評価で興味を持ち、試し読みしたらすごく面白かったので読んでみました。全200ページ。以下ネタバレあります。

まずは攻めの真太(しんた)のキャラデザに驚かされます。こんなにもっさりした攻めの作品は初めてかも…。
そしてVRの仮想空間を使った風俗、というのも読んだことのない設定ですごく面白いです。

自分の容姿にコンプレックスがあり、私生活では陰キャの真太は、仮想空間風俗〈でぃあ・ばーす〉でイケメン高校生になり、そこで出会った「アキ」とえっちしたり、友達と話したり、学園生活を謳歌する。しかしある時アキが実は上司の桐島であると気づいて…というお話。

もっさりした攻めの作品楽しめるかな?とちょっと思ったんですが、ストーリーが大変面白いのと、VRのマコトがイケメンで、マコトとアキのシーンが目の保養になったので大丈夫でしたw

初めはもっさり陰キャだった真太が、ディアバでアキと過ごすうちに、真太自身に変化が起きて、自信がつくというか、他人に気後れしないキャラに成長していくのがとても良かったです。

また桐島の方は、シュッとした男前でシゴデキで、真太から見ればコンプレックスなんか無さそうに見えるのに、実は色々と事情があり闇深い感情を抱いていて、現実に疲れ切っていて…。
真太はそんな桐島をほっとけない気持ちになる。

ディアバでマコトが、男たちに襲われそうになったアキを助けて学校の外へ連れ出し、「素直に泣ける場所に連れて行きたかった」と話すシーンは、真太という人の男前な真っ直ぐさにキュンとするものがありました。

後半、いよいよ真太と桐島がマコトとアキとして会うことになる。ここ、桐島がマコトの中の人が真太と知ってガッカリしたらどうしよう…(汗)、なんてドキドキしたんですが…杞憂で良かったですw
「どうしても会いたかったから アキに」と言う真太、すごく男前に見える!

そして現実の二人がベッドに座って向き合うシーン。桐島の「どんな人が来ても マコトがいいって思ったから…」。桐島がしっかりマコト=真太に恋をしていることが感じられて、素敵だなって思いました。

そして最終話はディアバの末路が描かれる。
二人が最後にディアバに入るシーンは、「俺たちもう大丈夫」と堂々としているマコトと涙するアキを見て、二人ともこの場所に来て、お互いと出会えて救われたんだなぁ…とグッと来るものがありました。
ラストの桐島の吹っ切れた行動も良かったな。

そして描き下ろしはかなりコミカルで楽しかった♪ 同僚に惚気る真太に、イチャつく二人が可愛かったです♡

コンプレックスを抱く二人がそこから脱却する救いのあるストーリー、とても良かったです。先生の他の作品も読んでみたいなと思いました。

電子 濡れ場は修正不要な描き方

運命の恋シバ コミック

羽毛 

シバ犬α攻めがモフモフで可愛いっ♡&スパダリでカッコいい‼︎

好きな作家様。『口下手は恋に事故る』が特に大好きです。本作は連載中に1話を読んで「先生、天才か?!」と爆笑した作品。遅ればせながらレビューしてみます。以下ネタバレあります。

タイトルは、運命の恋人ならぬ恋シバww

攻めが先祖返りでシバ犬になってしまうαの芦名北斗、受けがヒートが来ないうえ185cmと大柄なΩらしくないΩの神戸(かんべ)蓮。
シバ犬の攻めのインパクトが大きすぎるんですがw、先生初のオメガバースですね。

とにかく芦名の登場シーンが衝撃的‼︎
へ?攻めがシバ犬⁈⁈と初読みで衝撃を受けたのを思い出しますw
先生の描くシバ犬、可愛すぎません⁈ww

神戸はその生い立ちからα嫌いだけど、シバ犬姿に絆されて一緒に遊んじゃう。
「シバ犬 サイコー‼︎」わかるww

そしてシバ犬姿で口説かれているうちに、芦名が人型に変身!(心が満たされたら人に戻るのね)
実は神戸よりも大柄なイケメンだった〜!

と思ったら神戸がヒートに!抱きたいと言う芦名に、神戸も抱かれたいと…。
タチ専だったのはαに選んでもらえなかったからで、本当は抱かれたかったのね…不憫…。゚(゚´ω`゚)゚。

えっちした翌朝「運命だと思わない?」とシバ犬姿で口説く芦名ww体力なくなると犬型になっちゃうのねww
拒否感を抱く神戸だけど、シバ犬芦名の「番になれば 毎日モフり放題」に心が揺れ動いちゃうww

とまあ1話から独創的なストーリーとシバ犬に心を掴まれる作品‼︎

芦名がここぞって口説き文句をシバ犬姿でキリッと言うシーンが多くて、可愛いやらかっこいいやらで笑っちゃいますww

しかもさらに、芦名には犬の耳で相手の心の声が聞こえるという能力まであった‼︎‼︎
(正直やりすぎじゃない?wて思うけど、なんだろう、面白いからあり!ww)
てことで、意地っ張りな神戸だけど心の声が丸聞こえされちゃうからもう逃げられないのだったww

心の声が聞こえるお陰か、結構スムーズに二人がいい雰囲気に。
芦名はシバ犬のインパクトがすごいけど、実はめちゃくちゃ紳士的なスパダリで、神戸のことを溺愛して甘やかしてくれます♡
お金持ちでイケメンで優しいスパダリ(&シバ犬w)て、最強すぎるな〜w

後半には芦名の姉の子どもたちが子シバ犬として登場。更なるシバ犬攻撃!かわいすぎる〜♡♡

終盤に「生殖率の低いαはΩがいなければβに淘汰されていた」というセリフが出てくる。αが必ずしも最上位のバースではないという独自設定が面白いなと思いました。

とうとう番となるえっちの時、芦名の、自分が神戸を捨てるような時が来たら「殺してください」というセリフ。芦名の覚悟が男前でかっこいい!

終盤はすごく多幸感を感じられる展開でほっこりしました♡ 本編ラストはシバ犬姿で終わるのねww

ポメガバースならぬシバ犬バース、大変楽しく拝読しました♪
モフモフが可愛くて、楽しく笑えて、心温まる素敵なラブコメディ。オメガバースが苦手という方も読みやすいのではないでしょうか。
ぜひたくさんの方に読んでみてほしいなと思います♪

電子 白抜き修正

自分にはあまり刺さらなかったけど、後半の攻めの純愛は良きでした

『捕食対象ひなどりくん』は既読です。本作は発売当時、評価ランキング上位となり気になっていて、番外編発売を機に読んでみました。全219ページ。以下少々ネタバレあります。

正直にいいますと、受けの戌峰君の男らしいお顔があまり好みではなく…。でも攻めの忍のお顔は結構好きで、ストーリーも興味があったので読んでみました。

ストーリーは前半と後半で、だいぶ雰囲気が変わるんですね。

前半は、仕込み屋の忍と突然仕込んで欲しいと突撃してくる戌峰の雰囲気はギスギスしてるし(当たり前か)、戌峰の好きな男は最低最悪なクズ野郎だし、戌峰はそんなクズのためにセッがうまくなるようになりふり構わなくて愚かだし…全体的に薄暗い雰囲気。

しかし中盤、戌峰が不毛な片想いから目が覚めて、忍と初めてデートする以降は、一気に二人の純愛パートにガラリと変化します。
途中でこんなに作風が変化するのも珍しいのではw

この中盤以降、それまでやさぐれた雰囲気だった忍が真剣に戌峰に恋してしまい、デートの後終電逃してホテルに止まっても高校生の戌峰には一切手を出さないし(キスすらしない、真面目だ〜)、戌峰もそんな忍に徐々に惹かれていく。とても純愛ですね!

二人の気持ちが通じ合って、両想いになるシーン(ビルの屋上)も、とてもいい雰囲気でキスもして、きっと皆さんキュンとする場面だと思うんですが…。
すみません、理由は明確ではないですが、私にはほとんど響きませんでした。(受けのキャラデザが好みじゃないからかも…?)

両想いになった時点で受けは18歳、高校生だけど成人はしてる。けど卒業するまではえっちしないという、忍のきちんとしているところは好ましいです。

それだけでなく、戌峰とえっちなことをする前に、仕込み屋もやめて、他にも身綺麗にしてから初めて抱くという…すごい徹底した溺愛ですね。
前半あんな人だったのに、真剣に恋したらこんなスパダリに変化するとは…。ここもきっと刺さる人多いだろうな〜と思います。

自分はもう本当にどうしてかわからないですが、ほとんど感情移入もできず、最後まで冷静な気持ちのまま読了しました…。受けが好みでなくても、攻めが好みなら刺さるんですが、どうも攻めも全体的に好みじゃなかったみたいです…。

評価高めの作品で、楽しみにしてたんですが、自分には刺さらなくて残念でした。
ただ後半の純愛パートは、攻めの生真面目な溺愛に好感が持てる、良いお話だなと思いました。

シーモア ライトセーバー修正

二人の愛が深まっていく描写が素敵でした♡

(こちら下巻のみのレビューです。全171ページ。以下ネタバレあります。)

下巻の表紙、ミケーレと狼の律が素敵♡
上下感の対となる白と黒の表紙が美しいですね〜、好きです♡

上巻ラストでプロポーズを受け入れた律が、イタリアのミケーレに会いに来たところから。

ミケーレの実家はまるで城だったw
祖母は律の祖父の姉で狼になれる。3人で山を走るの楽しそう♪ でもハンターに撃たれるのは怖すぎる(汗)

ミケーレとパーティ行くと、なんと当て馬、しかも兄弟で登場!弟のユーリは美人で雌雄同体。ミケーレに色目を使ってくるけど、全く見向きもしない、律に一途なミケーレ、良きですね〜。

一方律にはユーリの兄、ちょっと悪そうな長髪イケメンのクロードが迫る。兄弟で当て馬って面白いな〜。しかししっかり律を守るミケーレ、かっこいい!

クロードたちは先祖が日本から来たらしい?
狼族は元々日本にしかいない設定なのね。

イタリアに住んで欲しいか問う律に、「大切なのは律だから」好きなようにしてとミケーレ。
う〜ん、素敵なスパダリ♡ 美形の溺愛は本当に良きですね♡

律がミケーレの弟ルフィーノと観光していると、ユーリが喧嘩を売ってくる。しかし律は同じ雌雄同体同士、仲良くしたいと思う。気立てのいい子だなぁ。

ユーリ達兄弟の過去が出てくる。めちゃくちゃ不憫だった〜。゚(゚´Д`゚)゚。

律を嫌うユーリに頼まれ、クロードが律をさらう。危険な状況なのに一瞬でも律を一人にするとは、ミケーレちょっと迂闊だな〜。
狼になって逃げ出し、犬のフリして女の子を頼り、何とかミケーレと再会するシーン、面白かったww

この辺り、律がミケーレに血を分ければ他の雄はフェロモンを感じなくなり危ない目に遭わなくなるなら、ミケーレに血をあげればいいのに…とちょっと思った。もうしっかり両想いなわけだし。

ユーリはさらなる嫌がらせをしてきて、律が嫌な思いをするならモデルはやめようかとミケーレ。さすが常に律ファーストなスパダリ♡
しかしお互い好きだから大丈夫、とにっこり微笑む律が愛らしい。確かに強くて美しい聖母様みたい♡

ミケーレはカメラの前でしっかり恋人宣言‼︎
ク〜〜、ホントどこまでもスパダリだわ〜‼︎♡

そして時は移り8年後。
ここからはすっかり平和でほっこりでした♪
相変わらずみんなで狼になって山を走るシーンは楽しそうでいいな〜。
律のたくさんの手紙でユーリの心も解けたようで良かったなぁ。そして律の兄匡とユーリが…♡ クロードにも素敵な狼が現れて欲しい…(そしてそれを小説でもいいからスピンオフで読みたい!w)

ラストの4匹の狼のイラスト、とっても素敵でした♡

夜光先生原作のファンタジー、楽しく拝読しました♪梨先生は膨大な量の加筆修正されたとのこと、お疲れ様でした!美しい作画が素敵でした♡

本作と同時発売された、スピンオフの書き下ろし小説『オオカミの愛は深く重い』も読んでみようと思います♪

電子 修正不要な描き方(一コマ白抜きあり。濡れ場は数回。梨先生の描く濡れ場はエロスがありつつ上品で素敵でした♡)

夜光先生っぽさ満載のストーリーで楽しかった♪

原作の夜光花先生は大好きな作家様。好きな作品が多くてここには書ききれないw 梨とりこ先生はずっと小説の挿絵を描かれていてコミックスは初めてなんですね。
連載中から気になっていたので読んでみました。上巻のみ読みましたが、割とキリよく終わったのでレビューしてみます。全219ページ。以下ネタバレありますのでご注意ください。

読みながら思ったのが、すごく夜光先生らしいキャラクターやストーリー展開だなぁと。

・超美形の溺愛執着攻めが、始まりから受けにグイグイ迫ってくる

・ノンケの受けは初めは攻めに戸惑ってあり得ないと思うけど、どんどん絆されていく

・二人の関係がまだ曖昧なうちから、体を数回繋げて、受けは気持ちよくなっちゃう

・ガチ兄弟なのに惹かれちゃう(夜光先生、ガチ兄弟もの色々書かれてるからな〜)

などなど、夜光先生っぽさ満載の作品、楽しく拝読しました。

作画はちょっと線が細すぎて自分の好みから外れるんですが、攻めのミケーレの美しさは大変良きです。さすが世界的モデル♡

この美形のミケーレが、子どもの頃赤ちゃんの律に一目惚れして20年も想い続け、再会してからはめちゃくちゃ情熱的に迫ってくる。溺愛執着攻めが好きな自分にはたまらない展開です♡

律はノンケで「男同士でありえない」とか言ってたのに、すぐに流されてミケーレとえっちなことをしてしまう(しかも数回、挿入までいっちゃうw)。この受けのチョロさがいかにも夜光先生っぽいww

ストーリーは律の兄の婚約者の死の謎も絡んできて、少しミステリーっぽさもあって面白いです。

兄は律に普通の生活を送ってほしい、とか言ってたのに、実はこの人も律が赤ちゃんの時から惹かれてて、しっかり当て馬になっていく。祖父も兄を推してるけど、狼だからって近親は良くないんじゃないのかしらん⁇

全体的に楽しく拝読しましたが、ちょっと気になる点もありました。

・兄は婚約者と血の契約を交わしてたのに律のフェロモンに反応した。ミケーレは「大問題だ」って思って、兄の友人も意味深な発言してたから重要な秘密があるのかと思ったら、そんな説明はなく。単に兄がすごく律に惹かれてたってだけ?ちょっと肩透かしだった。

・兄の婚約者の死の真相
律が突き止めたけど、あの内容で婚約者は事故死って断定できないと感じた。崖の上から探すというのもおかしな話。ちょっと無理があると思った。

・終盤の決闘
一族に知らされてるガチな決闘らしいのに、敵に弓を射るなんて卑怯なことが許されるの?兄が「叱っておく」って、それくらいでいいの?罰せられないの?ってかなり???でした。

・これは些細なことだけど、ラスト二人でディナーした後部屋に行ったら、テーブルに朝食みたいなお皿(パンと卵)が乗ってて???って思った…。

ちょっと気になるところはあったけど、とにかく美形のミケーレの溺愛執着っぷりが好みで、また夜光先生ファンとしても概ね楽しく拝読できました。あと狼のモフモフも可愛かったな♡

下巻はイタリア編ですね。
そちらも読もうと思います。

電子 修正不要な描き方(濡れ場は数回エロティックに描かれていますが、修正不要なので煩わしさがなくて良きでした)