しなちくちくさんのマイページ

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女性しなちくちくさん

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好みの作風と素敵なストーリー展開で楽しく拝読しました

初読み作家様。試し読みして好きな雰囲気だったので読んでみました。全189ページ。以下ネタバレあります。

大学生の小鳥遊灯(受・ことり)は、父親の借金のせいで元ヤクザの取り立て屋・開(ひらき)(攻)と同居させられることに。そんな状況にイライラしてたのに、料理をしたり介抱してくれたり、優しくしてくる開にだんだん絆されてきて…というお話。

作画、キャラデザが綺麗で好みです。
開は美人顔だけど体格が良くスーツ姿がかっこいい。ことりは顔は可愛いけどこちらもしっかりめな体格で、強気な性格も好みです。

ことりの部屋で開が監視するため同居することに。ことりは初めはプライベートのない生活にうんざりしてたけど、なんだか優しい開に徐々に絆されていく。
開は、初めはことりを利用する為に籠絡しようと優しくしてたけど、ことりとえっちなこともするようになって、こちらもだんだん絆されちゃう。

ことりが酔っ払って勃っちゃったのを開が抜いてあげてから、えっちなことをするように。濡れ場の描写がエロティックで良きです。
特に乳首とか触られてすぐに感じちゃう敏感なことりが可愛い。開を煽る目線もエロい!

開は絆されてるのに無自覚で、ことりのためにタバコを電子に変えたり、うなじにキスしたり、姐さんの誘いを断ってことりに駆け寄ったり…もう好きじゃん!て感じなのに、姐さんに指摘されたら絶対認めないのがなんだか可愛いですw

後半、開の不憫な生い立ちが明かされる。死んだ母親の借金返済の為、恩のあるヤクザの親父の元で働いてきた。組という籠の中にいる開。

開は、昔飼っていた小鳥を籠から逃したように「大事なものは逃してやりたくなる」と、ことりも自分から解放しようとしたけど…。

ことりは開と話をして…
「俺はもう籠の外だ お前が外に出るんだよ」
この1ページ、すごく素敵でグッときました!

籠から小鳥やことりを逃した開は、実は自分の方が組や恩義に自らを縛り付けていてそこから逃げられなかったけど、ことりによってそこから解放されるという…粋なストーリー展開だなぁと感じました。

本の袖に「鍵が空いていても 灯りがないと 出口が分からない」という言葉が。
開の名前(開丈)には「鍵を開ける」という意味が、小鳥の名前(小鳥遊灯)には、開が逃してやった小鳥や、外に出る為の「灯り」という意味が込められてるんですね。すごくかっこいいネーミングですね!

両想いになって、ことりが開を部屋に誘い、玄関でがっついたキス、からの濡れ場の流れもすごく好きです。しかもことりちゃん、会わない間も後ろの準備してるとかw「ファインプレー」ww

ただその後の開の「愛してる」は、まだちょっと早いんじゃないかな〜と感じました。そこはまだ「好きだよ」くらいがしっくり来た気がする。愛はこれから一緒に過ごしながらゆっくり育んでいってほしいw

ラストは二人とも就職してるから数年後かな。開の短髪素敵♡ ほっこりするラストシーンでした。

開はバイ寄りのノンケで、ことりはかなりしっかりノンケと感じたので、ことりが開に体から落とされるのがちょっとチョロすぎる感じは受けました。
あと元ヤクザという裏社会系ですが、ヒリヒリした感じは全くなくほっこりするストーリーでした。

人物のキャラクターや作画、キスや濡れ場の描写など、全体的に好みの作風で楽しく拝読しました。重要な脇役の姐さん、すごく好きなキャラでした♪

電子 白抜き修正(ライトセーバーよりはマシですが、真っ白に抜かれて残念! 背景が白で真っ白なコマもありました(泣))

めちゃくちゃ笑える可愛くて楽しいギャグコメディ♪ (続き物です)

大好きな作家様で、こちらも連載時から単話を数話購読していて大好きな作品。単行本化を待ってました♪
巻数は無いですが続き物でキリよくは終わりません。完結して読む派の方はご注意ください。
以下少々ネタバレあります。全168ページ。

(現在期間限定で電子書籍で1話無料配信中。
気になる方はぜひ読んでみでください♪)

普段は真面目で無表情なリーマンの安藤さん(受)は、お酒を飲むと天然で陽気で色気が出てきて全く人格が変わってしまう!そんな安藤さんと、同期の菊池(攻)が体から始まる恋をする、ハイテンションなギャグコメディです♪

まずは表紙がカワイイ♡
表紙のイメージ通りの可愛くて楽しい作品で、読んでる間はずっと笑ってしまうこと間違いなし‼︎ なんか今日は笑って疲れを吹き飛ばしたいな〜、みたいな気分にピッタリの作品です♪

酔っ払った安藤さん、ポヤポヤ可愛くなるだけでなく、色気もダダ漏れで、家まで送っていった菊池がうっかり煽られちゃって、1話からえっちな展開に。ギャグパートはしっかり笑わせてくれて、濡れ場はしっかりえっちに描かれています♡

安藤さん、シラフの時は真面目、無表情、笑わないクールキャラですが、酔っ払うとポンコツで明るくて色気も出てくるというギャップがすごい‼︎わけですが、酔いから醒めるとなんと酔っ払っている間の記憶を無くしてしまう‼︎
このことで菊池との関係が何やらややこしいことになっちゃいますw
1巻ではその辺の二人の関係のモダモダも見どころです。

あと安藤さんが可愛いのはもちろんのこと、菊池も結構可愛げのあるキャラで、安藤さんに「面白いです」と言ってもらえて、「嬉し〜…」て真っ赤になって照れるシーン、めちゃくちゃ可愛くて好きです♡

すったもんだの末、終盤にようやくお付き合いすることになりますが、その後も噛み合わず、様子のおかしい二人に最後まで笑わせられますww
(「蛙化現象」という言葉、恥ずかしながら初めて知りました。勉強になるな〜w)

ラストは安藤さんにいったい何が⁉︎みたいなところで終わります。続きが気になるw

とにかくおかしくて楽しい作品なので、可愛いギャグコメがお好きな方にぜひおすすめしたいです!
続きも楽しみにしています♪
(我慢できなくて単話読んじゃうかもw)

シーモア 白抜き修正(濡れ場は2回)

ちょっと驚きの展開が‼︎ 何はともあれ宮内も幸せになってほしい

ずっと積んでいましたが、やっと読んだのでレビューします。下巻は執事の久藤×宮内編。
以下しっかりネタバレあります。

上巻は、魂の番である次郎と葵のお話で、割とシンプルなストーリーと感じましたが、下巻はちょっと込み入っていて、少し難しい印象を受けました。

葵が妊娠して様子がおかしくなる宮内。久藤の前で涙を流す。てことは宮内はかなり本気で葵を愛してたということ?家族みたいな気持ちなのかと思ってたんだけど…う〜ん…。

宮内の珍しい笑顔を見て惚れてしまった久藤。上巻ではチンピラ執事にイラッとしたけど、下巻では宮内に惚れて真っ赤になってオロオロしてる久藤が、なんだか可愛くて好印象でしたw

久藤が過去にβに騙されて酷い目にあう回想はえげつなかったです、苦手。

一方宮内はかなり不憫な生い立ちの回想が。
宮内はαの令嬢とβの使用人の間の子で、αは名家に嫁いで、βの母親に育てられた、とのことですが…。(↓ここからしっかりネタバレします)


終盤の次郎の父のセリフで、宮内のαの母が、次郎の父の元妻であることが匂わせられる。
そして宮内の名前は「一郎」。ということは宮内と次郎は血の繋がっている兄弟ということ?!
次郎の「兄貴が居たらあんな感じ」というセリフも、それを匂わせているということか…。
あと中盤の次郎の「俺 捻くれ者だからさ」というセリフも、兄弟で捻くれ者同士ってことなのか‼︎

ここの宮内と次郎の関係性の描き方がふわっとしてるので、一読だけではよくわからなくて「んんん??」となりました。もうちょっとわかりやすく描いてほしかった(汗)
(レビュー書いてたら整理できましたw)

ということは宮内が愛した葵は、宮内の弟の魂の番で結ばれたということで…なんとも切ないというか…運命の悪戯という感じですね。

この宮内と次郎が兄弟とわかった上で上巻から再読したら、また違った感じ方ができそうだなと思いました。

それはさておき、久藤と宮内、αとβの恋。
αはΩのフェロモンに反応するんだから、宮内が不安になる気持ちわかるなぁ。
でも久藤は宮内に夢中だし、宮内も絆されちゃったから、ラストで宮内が「この幸せが続きますように」と願っているように、末長く幸せに過ごしていってほしいと思いました。

下巻、評価は萌かな〜と思ったんですが(個人的にβのお話は萌えを感じにくいので)、描き下ろしのラスト、葵と宮内のシーンがとても素敵だったので、萌2評価になりました。
葵が願うように、宮内も幸せになってほしい!

というか続編があるんでした!
そちらも積んでいるので、引き続き読もうと思います。

※大変面白く高評価作品なのに絶版で残念ですね。いつか再販されるといいなぁ。

紙本 少なめ白線修正(上巻レビューにも書いたけど、現在ではあり得ない緩い修正です)

絶版なのがもったいない良作でした

オメガバースの有名作でアワードランクイン作品。現在は絶版ですが、数年前に購入して積んでいたのをとうとう読みました。
上下巻ですが、上巻のみでキリよく読めましたので、下巻未読のままレビューします。
以下ネタバレあります。

9年前の作品なので、最近のオメガバ作品とはやはりちょっと違うな〜という印象。
かなりΩが差別されている世界観でした。

《好みな点》
・攻めのα次郎と受けのΩ葵は、幼馴染で“魂の番”。出会った時から運命を感じている。運命の番設定は好きなので、そこは楽しめました。
お互い惹かれあってるのに、特に次郎が頑なに運命に抗い、他の人と結婚までしようとする気持ちにはちょっと共感できなかったですが、抗いながらもどうしても惹かれ合うシーンには萌えました。

・葵付き執事の宮内。ずっと従順に付き従っていたけど、後半に当て馬か?!という展開に。
しかし葵に恋心を抱きながらも常に葵ファーストで行動し、次郎と葵が結ばれるのにひと役買う。すごくかっこいい魅力的なキャラでした。
ラスト「あの方の幸せが 私の幸せ」と微笑むシーン、すごく素敵だった。これぞ従者の鏡‼︎

・女性キャラが1名登場。当て馬ポジかと思いきや、かっこいい女性で素敵でした。


《あまり好みではない点》
・古い作品のせいかΩへの差別がかなり強くて、βにも劣る最下層の種という設定。葵は良家の御曹司なのにΩだから家を追い出される。あまりにも差別の強いオメガバは好みじゃないです。

・次郎付き執事兼執事長の工藤が、ガラも口も悪いチンピラみたいな性格と態度でゲンナリした。こんな執事あり得ない(汗)。主人の前で「Ωのガキ」とか言わないで!Ωの葵を毛嫌いする設定は構わないけど、執事長なんだから言動は宮内のような品があってほしかった。


一読して、評価は萌かなと思ったのですが、再読したら、運命に抗おうとしつつもどうしても惹かれあってしまう二人に、結構萌えを感じたので萌2評価になりました。

ヒートセッの描き下ろし『女王蜂』は、かなりエロティックでゾクゾクしました。葵がちょっと見たことがない変貌をするので、おお〜となりました。

上巻ですがキリよく終わっていました。
下巻は執事の久藤×宮内編ですね。引き続き読もうと思います、楽しみです。

紙本 白線修正(現在では考えられない緩い修正に驚きました。tnは先端とカリにだけ白線。9年でこんなに変わるんですね!)

結城×環がめちゃくちゃ刺さりました…‼︎

ずっと積んでいてとうとう読んだ作品の下巻。表紙は結城×環。気になるカプなのでワクワクします。(以下ネタバレあります)

まず前半は、芳野×伊月編の続き。
上巻レビューに書きましたが、このカプは好みではなくてあまり刺さらず。

しかし、二人の裏切りを知った環が想像以上に激しく憤る姿に、この人にこんな激情があったのか!と、ちょっと心動かされるものがありました。

環の、結城と過ごした日々の回想がとても切ない…。こんな悲しい過去があったから、芳野と伊月に置いていかれるのがつらいのかと、身につまされる…。
「また、これだ」
かつて結城に捨てられたように、また伊月に去られる自分を、嘲り涙する環が不憫すぎて…泣けてしまいました…つらい…。

環の入院中に、屋敷を出る算段をする芳野と伊月に、本当にこのまま幸せになれるのだろうかと思いましたが…。
最後は、伊月のことはきっぱりと諦め、軽井沢に隠居すると、明るい笑顔の環にほっとしました。

芳野と伊月は、残念ながら最後まで刺さりませんでしたが、環がそこまで悪人でなくて、また伊月達も良い感じにまとまって良かったです。


後半は、結城×環編。
好みのカプなので読むのを楽しみにしてました。軽井沢に隠居した環の元に結城が遊びにやってくるところから。

結城、上巻ではミステリアスな雰囲気でしたが、意外に人懐っこくて可愛い顔をする。さすが育ちのいい貴族。

初めに環視点で、二人の少年時代の回想。
互いの足の爪を贈り合うシーンが艶かしく、結城の言葉に喜び、ずっと結城の爪を大切に持ち、愛してしまった環。しかしその結城から傷つけられるシーンは、本当につらくて環が不憫で…何度読んでも泣いてしまいます…。

そして現在に戻り、結城は環にある事を報告。また環は鈍く傷つき…。

続いて結城視点の回想。
上巻から結城の気持ちもなんとなく感じてはいたけれど、まさかここまで長く重い気持ちを募らせていたとは…‼︎ 読んでいて胸を撃ち抜かれました。
「相変わらず君に夢中だよ」なんて、あのシーンでそんな事を思っていたのね‼︎

結婚して十数年、ようやく妻に子ができても、どうしようもなく環に焦がれ涙する結城に、胸が痛みます…。

結城の子供の写真を見て泣いた後、とうとう「大好きだった」と告白する環。ここからのシーンも、ずっと切なくて泣けてしまいました。
どんなに想いあっても、結城は子爵で妻子がいて、どうにもなれない…。
でも今夜だけはととうとう体を繋げる。「子どもを作ろう」なんて、できるはずもないのに…。どうにもやりきれなくて切なくて…。

それでも、ずっと苦しい片想いだった環が、結城から愛されていると知ることができて良かったと思いました。ラストの環の笑顔が、哀しくも美しい…。

結城×環の悲恋には、大変に胸を打たれました。本作を読んで良かったです!
二人の続編が連載中なので、単行本にまとまるのを楽しみに待ちたいと思います。

⚠︎結城は環を愛しながらも既婚者で、妻のことも大切には思っているので、きっと地雷の方がいるだろうと思いました。

電子(ebj) 白抜き修正(竹書房なので。白抜きの周りはケバゲバなので、紙とRentaはぐしゃぐしゃ塗りの良修正と推測されます)

芳野×伊月はハマらなかった、残念

初読み作家様。義父の情夫というキャラクターから退廃的な物語を想像し、きっと好みの作品だろうと思いながらもずっと積んでいました。とうとう読んだのでレビューしてみます。
(下巻は未読でのレビューです)

まずキャラデザが繊細で美しいです。特に長髪美人の環が素敵です♡
大正という時代設定も好きです。
幼い頃に金持ちの義父に拾われ、成長して情夫になる、という背徳的な設定も嫌いじゃないです。また従者×主人という設定も好きです。

というわけで、好きな要素の多い作品と思ったのですが、一読してあまり萌えを感じない自分がいて、なぜだろうと再読して考えてみました。

①まず、攻めの芳野と受けの伊月ですが、二人とも黒髪で髪型が似ている上、年齢は違えど二人とも美人寄り。伊月が成長したら芳野みたいになりそうなほど似ていると感じました。そこがまず自分には刺さらないみたいです。もうちょっと外見が違っていて、また攻めにもう少し雄味が欲しいところでした…。

②それから芳野のキャラクターなんですが、かつて当主の環に拾われて現在は従者なのに、時々環に反抗して従者らしからぬ言動をする(睨みつける、乱暴な言葉遣いで反抗的な態度など)。
しかし従者なのであれば、当て馬の環にも徹底して従者らしい態度を貫いて欲しい。そうでないと従者なのに当主の情夫に惹かれてしまうという背徳感が薄れ、主従萌えの魅力が半減すると感じました。

以上の二点から、芳野×伊月カプに対する萌えを感じにくくて、従者×主人の情夫の禁断の恋、しかも両片想いという素敵なシチュエーションにも関わらず、いまいちストーリーに入り込めませんでした。とても残念です…。

とはいえ終盤の、芳野と伊月が腹を割って話をし、お互いに本音を吐き出して、とうとう想いが通じ合うシーンは、一生懸命な二人が可愛くてなかなか良きでした♡
ラスト、環に隠す気ゼロの二人に「おーい」と言う環には、ちょっと笑ってしまいましたw

芳野×伊月よりも、結城子爵×環に大変そそられましたので、おそらく下巻で描かれるようなので、読むのが楽しみです。

⚠︎地雷注意⚠︎
今さらですが、伊月がモブにガッツリ陵辱されるシーンがありますので、一応書いておきます。

電子(ebj) 白抜き修正(竹書房なので。白抜きの周りはケバゲバなので、紙とRentaはぐしゃぐしゃ塗りの良修正と推測されます)

まるで映画のような演出にグッときました!

自分の中でレジェンド的な作家様です。こちら作家様買いしました。全195ページ。
以下ネタバレありますのでご注意ください。

表紙は明るくポップな感じなのに、本を開くといきなりシリアスなシーンで、そのギャップに驚きます。

攻めの大和は喧嘩っ早くて何があっても謝れない男。受けの悠星は実家が太くて金はあるけど、なんとなくクズっぽい雰囲気。
攻めも受けも性格に難ありで、一体これからどうなるのかとドキドキな始まりです。

そんな二人が、ひょんなことから悠星の部屋で同居し、一緒に動画配信を初める。いくら悠星に金があるとは言え、あまりにも場当たり的な行動をする二人に、読んでいてハラハラした気持ちにさせられます(汗)

しかし読み進めていくと、徐々に二人の過去が明らかに。
大和は母親が新興宗教に入れ込み貧乏で不憫な生い立ちで、多分トラウマとなって他人に謝ることができない。
一方悠星は、幼い頃から母親が何度も変わり、父親にもあまり構われない孤独な生い立ち。誰にも構ってもらえなくて、気を引くために嘘をついてしまう。
そんな、実は不憫な過去を持つ二人が、傷を舐め合うように一緒に居るようになり、お互い絆されていく…。

しかも出会った当日にえっちして、同居しながら時々体もつなげるセフレみたいな関係。そこに愛はないけど、しっかりキスもして、少しずついい雰囲気になっていく。

二人でバカをやりながらも、だんだん楽しく過ごせるようになってきて、まるで恋人同士みたいにいい雰囲気になっていくけど、当然このままじゃいられないだろうなと思っていたら…

後半に二人に試練が。まるで神様か悪魔に試されてるみたい…。
大和は、知人の悪魔の囁きのような誘いに葛藤するも、金が欲しいという欲求に抗えず、ある企みに乗ってしまう。大和の心の傷の深さを感じて、哀しい気持ちになります…。

大和は悠星を裏切ろうとするんだけど、しかしギリギリのところで踏みとどまる。
大和が出されたケーキを見て、悠星の手を握って止める数ページの描写は、まるで映画のワンシーンのような演出で、グッときました…!

その前の、真っ白な中に「何をしよう」という文字のみの1ページ…。ここは金を手に入れても一人じゃ何もすることなんか思い浮かばない、ということだったんだな…。

その後、それまで何があっても絶対に謝れなかった大和が、悠星を助けるために必死に謝罪するシーンは、ドラマチックでまたグッときました…!
「ただ ずっと 寂しかったんだ」
大和も悠星と同じように孤独で寂しかったんだなぁ…。涙する幼い大和に、こちらも泣けてしまいました…。

ラストの病室での二人。
悠星がそんなこと考えていたとは…健気で切ない。大和が踏みとどまれてよかったなぁ。
「何もいらない もうあるから」
と手を握るシーンも、すごく素敵でうるっとしました…。゚(゚´ω`゚)゚。

描き下ろしは、狭いアパートに暮らす二人。
メイドコスプレプレイがえっち!大和のちょっとSっ気あるところ好きだなぁ。
そして最後、パパからの申し出を断る悠星に成長を感じてキュンとしました♡

先生も後書きで「過去作イチおバカで破天荒な2人」と書かれている通り、読み始めはクズ・下衆っぽい二人にハラハラしましたが、実は不憫な過去を持つ二人が、傷を舐め合うように一緒になり、お互いの心が救われていく、救済ストーリーでした。

今作でも先生のストーリーテラーとしての手腕に、いい意味で打ちのめされました‼︎
これからも先生について行きます‼︎ w

電子 ライトセーバー修正
(濡れ場は数回で大変エロティックな描写なのに、ライトセーバーで大変残念(泣) 良修正で読みたい!大人版出ませんか…)

イチャコラを楽しめたけど、もうちょっと先まで読みたかったw

大好きな作品のスペシャル小冊子ということで読んでみました♪

・アニメイト(12P小冊子)
漫画部分のみ8ページ。
あらすじの通り、忍が風呂上がりにアイスを食べてたら、腹筋に垂れちゃって、ヒカルに「舐めて」と…というお話。
忍の「舐めて」の顔がエロ〜いです♡
そしてお顔を真っ赤にして、色々ぺろぺろしちゃうヒカルが大変えっちで可愛らしいです♡
しかし!「え!ここで終わり?!そんな〜(*´□`*。)°゚。」な終わり方でちょっぴり残念でしたw 数ページでいいからその先も読みたかった…!w

・ホーリンラブブックス(漫画ペーパー)1P
新しく手触りのいい毛布を忍が購入。ヒカルが手触りを気に入ってなでなでさわさわしていたら忍が…。という内容。
えっちな展開はなし。

・TSUTAYA(両面イラストカード)1P
カラーイラストと、裏面は白黒イラストと、忍の部屋の間取り図説明。

・単行本3巻のカバーラフFIXまでの過程 4P
カバーラフA〜Cバージョン各1Pと、完成バージョン1P。

以上の内容で、漫画部分は9ページでした。
もうちょっと漫画があったら良かったな〜と思いますが、価格も控えめですし概ね満足です。

電子 ライトセーバー修正(で残念!忍のtnの大きなコマがあるので、良修正なら見応えあったろうな〜w)

短いながらも、あまあまえっちを堪能できる番外編♡

好きな作家様。アニメイト小冊子が電子化されたということで読んでみました。
本編の作家インタビューに「超絶エロスな濃密プレイ」の小冊子と書いてあって、読んでみたかったので嬉しい♪ 表裏表紙含め全12ページ。

サブタイトルは『ツンデレ猫を甘やかして 奥までトロトロに♡』。なんかタイトルからしてえっちだな〜w

冒頭からお風呂場で、シャンプーしたがる立山とイヤがる島崎。大型ワンコと黒猫ちゃんがイチャコラしてる〜ww

シャンプーはダメだけどドライヤーならかけさせてやるってことで、お風呂の後に立山が優しく島崎の髪を乾かしてあげてたら(ゴールデンレトリバーが黒猫にドライヤーw)、あらあら、なんだかえっちな雰囲気に…。

ツンデレ猫な島崎が、立山に優しく触られて甘やかされて、とろんとなっていくのが大変可愛らしいです♡

そしてえっちに突入!
あらすじにある通り、立山が軽く言葉責めしながら少〜しだけ意地悪に責めて、島崎をトロットロにする濡れ場描写が大変エロティックです♡

濡れ場は6ページなので割合的には結構たっぷりです。

本編は結構終盤までモダモダしていて、甘々シーンはそこまで多くなかったので、こちらの番外編で甘々成分を補ってもらえて最高でした♡
「超絶エロスな濃密プレイ」、短いながらも堪能いたしました♡

シュークリームさんは、アニメイト小冊子を電子化してくださるので、本当にありがたいです!

本編を楽しまれた方はぜひぜひこちらも読んでみてください♪

電子 白抜き修正(液垂れはあり)

短い番外編だけど可愛い二人に大満足♡

『スイートハート・トリガー』のスピンオフ『My Dear Fluffy Boy』の番外編。アニメイト小冊子が電子化されたので読んでみました。好きなシリーズなので番外嬉しい♪ 表裏紙含め全12ページ。

サブタイトルは『二人のはじめてのSEXの話』。あらすじにも「初夜編」とあり、あれこの二人本編でえっちしてなかったっけ、と読み返したら、えちはしてたけど挿入はまだだったんですね。

冒頭、ノアが例の動物の被り物をしてオナニー動画を撮影。ブラッドと付き合ってるのに、この子まだこんなことしてるのねw

それを目撃したブラッドが、部屋で一人ノアの動画を見ながら自慰をしてたらノアに見つかって、
「ぼ 僕とヤればいいでしょう?」
と可愛いお誘いを受けて、初めてのえっち(挿入有)をするお話です。

濡れ場は4ページですが、結構内容が濃くて満足感あります。まあ欲を言えばもうちょっとたくさん読みたかったけどw
ブラッドに「穴開けよ」なんて言われて、恥ずかしがってるノアがとても可愛いです。

ノアがブラッドに「(思ってたより)変態かも」と言うセリフがあるけど、ノア、変態なんてこんなもんじゃないよ!ww
てわけでブラッドは番外でも優しかっです。

ラストはブラッドの可愛いやきもちまで見られて、キューンでした♡

好きな二人のその後が読めてとても嬉しかったです♪

シュークリームさんはアニメイト小冊子を電子化してくれるのでありがたいです。
ページ数は少ないですが、本編が好きな方はぜひおすすめです♪

電子 tnと玩具は細めのライトセーバー修正、anlはトーン修正