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アドバンスドレビューアー

女性碧蓮さん

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人と人が出会うと変わる

ぴい先生の作品で、ここまでファンタジーは珍しいのでは。ということで、どんな感じだろう?と読んでみると、終始テンション高めでおもしろい!
女王様の采配が素晴らしいです!女王様のお怒りのおかげで、マハラと敬輔は出会えたのですから。でも、運命の相手なら、いつかは出会えたのかな?
最初はあんなにも反発していたマハラが敬輔を好きだと気付く前に嫉妬しちゃってるのが可愛い。弟のために、と放蕩三昧のフリをするマハラ…優しいです。マハラの弟、ラオラも可愛いです。
マハラのおかげで敬輔の不幸が回避されていくことに安心しました。ほっとした!
だんだんとお互いに惹かれていくマハラと敬輔の恋心、愛を応援したくなる!

出会うべくして出会った二人

リオも池田も、傷付いた過去を持っている人。他者に優しくできるのに、他者からの優しさには距離を取ってしまう。そんな二人が接するうちに、ぎこちなく手を伸ばし、手を取り合うようになる過程にそわそわしながらも見守りたくなる。
映画館デートをきっかけに、リオに対する気持ちが更に大きくなっていく池田さんですが、過去の傷から、笑顔ではなく涙を流してしまうのが切なかったです。

そのまま次はリオの過去回想に入り…。二人の過去が連続で明かされて、重い気持ちになったところで、当たり前のように壊れた板越しに交わされる、隣室の住人とリオとの会話に気持ちを持ち上げてもらいました!リオの優しさを感じられた。
恋人となってからの、寝起きエピソードが可愛いです!
描き下ろしで泉輝さんと池田さんの挨拶も終わったことなので、いつか徹たち4人でWデートか、じゅんも一緒にみんなでご飯を食べに行ったり、遊んだりしてほしいなと思いました。

悩んだ末の評価です。

(前置き)
萌評価に合わないような内容もありますが、作品全体として見たときの評価は萌より下げられませんでした。
作品内に気に入らない部分があっても、救われラブラブカップルは好きなのです!

珠生が有名俳優だと知ってしまったふみちゃん。
そこから、鶴の恩返しを連想するふみちゃんが可愛い! でも確かに、相手が隠していることを知ってしまったと相手に伝わったら、いなくなってしまうかもしれないと不安になるよね!
ところが逆に、ふみちゃんが何かを隠していると勘付いた珠生に、白状するまであんな風に追い込まれてしまうとは……。
ふみちゃんも、珠生も、二人ともが相手のことを好きだからこその擦れ違いで、もどかしかったです。
白状したふみちゃんに対して、珠生が案外あっさりしていたことが意外でした。正体は隠しておきたかったのだとばかり思っていたので。
ふみちゃんには既に充分、俳優のMIOではなく、神丘珠生として接してもらっていたから大丈夫だったということかな。

そうして明かされた珠生の事情がつらくて重くて……。沼です。
上巻でも沼だったのに、下巻で更なる沼に……。珠生から逃れる術はないのだと思い知らされました。
珠生は絶対、ふみちゃんと一緒に過ごして幸せにならなきゃ駄目!という想いを強くした途端に、蠢く怪しい影……。
ふみちゃん、あの場は逃げて正解です。いや普通に怖かったです、萩谷さん。というか、言葉が汚くなりますが、まじでクズだろ。珠生が借金を完済したそばから父親に借金させるって……。父親がそもそも駄目なのは百も承知ですが、やり口が本当に……。
しかも、上巻から触れられていた事件の犯人も大方予想通りで……。犯人が下巻ラスト時点では逃げ果せていること、犯人を匿うことで珠生を始めとする被害者に対する贖罪の代わりにしようとしていることが個人的に受け入れられませんでした。
彼らの事情も描かれていたら、いくらかは気持ちも納得できたのかもしれませんが、何の落ち度もない被害者が多数存在しているにもかかわらず、加害者たちが何の罰も受けていないことが無理。
タクシー運転手、ころされちゃっていますからね。ドラレコ回収のためだけに。そのドラレコ回収が例えば、タクシー運転手に襲われた珠生の映像を流出させないため、とか、ころしてしまったのは弾みだとか、何かしらの事情があれば、と考えてしまいますが、何も明かされていないので。
コミックのみの情報から推測すると、珠生が乗っていたから、という理由のみ。
過去の生い立ちにより、倫理観が崩されてしまっているキャラたちとして描かれているからなのかもしれませんが、たまふみ&真淵サイドとの温度差が大きくて、彼らの南の島エピソードは作品全体の流れとしては不協和音のように感じてしまいました。
描くのであれば、もう少し彼らの事情が必要だったし、あれだけならば、いっそのこと描かれないほうが変な引っかかりを感じずに読み終えられました。
綺麗なお話で終わらず、引っかかりを残したいことが目的なのであれば、成功ですが。

たまふみの救われラブラブカップルっぷりも好きだし、真淵の一人空回り加減とサポート力もおもしろかったので、残念でなりません。引っかかりがなければ、萌×2でした。
好みの問題なので、すみません。

下巻の描き下ろしは、珠生のヤンデレが披露されかけていておもしろかったです。
ラブラブハッピーっぷりも堪能しました!
幸せすぎると、とっとこメンヘラ太郎がやって来ちゃうところ可愛いです。これからもふみちゃんに幸せを感じさせてもらって、メンヘラ太郎が来てしまう度に、ふみちゃんに追い払ってもらってください。
そうして、少しずつ、幸せに慣れていってほしいです。
ふみちゃんがいて、真淵がいて、松永家のみんながいて、父親も治療を始めて、珠生はもう独りではないですから。

ふみちゃんの包容力と珠生の沼っぷり

試し読みをした際、冒頭の珠生のインパクトもさながら、ふみちゃんと真淵の会話で「おもしろそう」と興味を引かれた部分があることは否めません。
珠生とふみちゃんが最も気になりつつも、そこに真淵がどのようなポジションでどのように関わってくるのかも気になりました。
でも推しは珠生です! 攻めに救われる受けも好きですが、受けに救われるメンヘラ攻めも大好きなので。

出会いも、その後の流れも特殊なはずなのに、ふみちゃんの人柄と珠生の顔面圧&甘えっぷりによって、納得しながら読んでいる自分がいました。
珠生の押しの強さで、出会った(拾った)その日(正確には翌日)に珠生をペットにしてしまったふみちゃん。
眩しさ加減も、お人好しさ加減も、辛辣さ加減も、優しさ加減も、なんか全部が程好い!
そして、可愛さは突き抜けている! めちゃくちゃ可愛い!! 特にえちえちのとき!!
こういうふみちゃんなら、珠生はふみちゃんを好きになるし、ペットにしてほしい(傍にいたい)と思うだろうな、と納得するし、二人が一緒にいられるよう応援したくなる。
珠生を包み込むような大きな温もりという包容力がありながら、初心でピュアなんですよ、ふみちゃん。しかも、可愛いだけじゃなくて、芯の強さもある。
珠生を好きなのかどうかで右往左往するふみちゃんの戸惑いっぷりも可愛い!

珠生は本当にもうね、沼ですね。ふみちゃんの言葉通りです。
あの、人たらしっぷり、甘えっぷりから、時折覗かせる必死さや切実さに胸をぎゅっと締め付けられる。
上巻のラスト付近では、冒頭の出会いの真実を明かされて……。それも、思わぬ重さの真実を。
もうまじで本当に、ふみちゃんに拾われてよかった!! ふみちゃんが拾ってくれて本当によかった!!
「ほんまに死のうとしてたんかーい!」と軽いノリでツッコミを入れることはできなかったです。珠生が公園で雪に埋もれかけている冒頭の場面では、真淵との会話が軽いノリだったので「なんでやねん!」みたいな感じで読んでいましたが、珠生の行動の端々から、ふみちゃんに救われているのだと伝わってきていたので、珠生の言葉は胸にずしんと来ました。
ラストよりも前に、珠生のモノローグで明かされていたことではありましたが、ふみちゃんに対して打ち明けた、という事実も含めて重要なシーンだと思います。
上下巻同時発売でありがたかった……。

上巻の描き下ろしは可愛い!
実家に行っちゃえ行っちゃえー!と心の中で二人を囃し立てるのが楽しかったです(笑)

支え合う関係性

DomのネルとSubの崇史、どちらにもそれぞれの性を持つが故の苦悩があり、切なかったです。
崇史のほうは冒頭から描かれていましたが、ネルのほうは何かを抱えていそうではあっても、物腰の柔らかさや優しさに覆い隠されていました。

インパクトの強い出会い方をした二人。電子書籍の試し読み部分だけで、それぞれに問題や苦悩を抱えている二人がこれからどのような関係になっていくのだろう、と興味を引かれました。
続きを読むと、崇史は腕っぷしが強いだけではないし、ネルも相手をとっかえひっかえする軽い男ではなかった。
崇史の腕っぷしの強さも、ネルの来る者拒まずなスタンスも、それぞれの過去から繋がっている今の姿。壁にぶつかりながら、自分が守りたいもの、自分が貫きたいことのために、懸命だった証。
でも、それで今が幸せかというと、また別問題で。そういう二人が出会えたことで、確かな幸せへと歩み始めるきっかけになったことがとても嬉しいです。
崇史にとっても、ネルにとっても、重要な出会いだった。

崇史もネルも、人として魅力的です。
でも、二人とも、接しているうちに少しずつ少しずつ魅力が伝わっていく感じ。
ネルは最初から惹かれる人が多い人気者ですが、彼本来の魅力というか、来る者拒まずなスタンスになってしまった要因のひとつでもある彼の優しさは、深く接しないとわからない。ネルのああいう優しさは必ずしも良いことではないかもしれませんが、その優しさを持っているネルが愛おしいです。
崇史の魅力は、腕っぷしの強さだけでなく、自分を主張できる強さ。両方の強さを持っている崇史だからこそ、ネルはネルのままで幸せになれるのだと思います。
彼らの姿から、DomとSubは支え合う存在、関係性なのだと感じられて嬉しかったです。ドムサブの好きなところ!

えちえちと胸のあたたかさ

ののなか第2巻!
電子版の番外編も読了しているので、あとがきで言及されていた、本編にちょいちょい出てくる夏休みの話も「ああ、あれね」と思いながら読めたことが嬉しい!
2巻もえちえちの勢いは衰えず、なんなら冒頭からフルスロットルなので更に勢いを増しているように感じました。
ですが、それだけではなく、やまなおの二人がより前を向いて、ともに歩いていく未来へと手を繋いで進み始めたことが印象的です。
山田と直、二人それぞれに相手を何故好きなのか、ということも改めて語られていて、胸があたたかくなるばかりでした。

山田は素でかっこいいですね。性格や心根がかっこいい。やる気を失っていた時期もあったけれど、それも直と接することで本来の自分を取り戻していったのだろうな、と感じました。
直は山田と出会えて本当によかったと思います! 救われている!
直は山田に救われていますが、山田から「直を救ってあげた」という恩着せがましさを感じないところが良いです。山田は直を守りたいとは思っているけれど、そこにも上から目線や恩着せがましさはなくて。そういうところも山田の良さ、かっこよさ。

二人の「勉強」や「準備」の意味が擦れ違うところはおもしろかったです(笑)
二人でいると、つい、いちゃいちゃからのえちえちになってしまうけれど、二人は受験生。だから勉強に集中するために、という大きな目標は同じでありながら、目的や手段の取り違えという感じでしたが、こちらとしては、やまなおの新たなえちえちを見られたので満足です!

体育祭の直がめっちゃくちゃ美しい!!
エルヴァ様!? と驚きました。(他作家様の作品のキャラ名を出してすみません)
もちろん、ちゃんと直です! 直の美しさを引き出すと、ああなるのだな、と改めて衝撃的でした。
普段の直も美しくてかっこいいですが、更に近寄りがたい程の美しさでした。
この場面で、山田のお母さんが山田の態度から、直が恋人であることに気付いているところがよかったです。
そしてそれが明かされるのが、なんとカバー裏! 私もほっとしました。答え合わせもできてよかった。

シュウとの決着がこういう形でつくとは思いもしませんでした。
カバー裏によると、白石先生との未来も続いているようで嬉しいです。シュウにも幸せになってほしい…!
シュウの幸せを願うようになるとは、1巻の頃には思いもしませんでした。

小冊子のコスプレ山田がかっこよすぎます…!直の心のデカボイスに激しく同意しました!
直のコスプレはめっちゃ可愛かったです…!美しいのも、可愛いのも似合う直!最強ですか!
そして冒頭からラストまで、直のタトゥーがやはり光っています。山田がタトゥーをカリカリしながら言う言葉も、カリカリする仕種自体も、やばいです。見入ってしまいます。直が喜んでいるから余計に。
本当の自分を隠し続けてきた直と、人と真っ直ぐに向き合い、嘘をつくことすら苦手な山田。
山田と出会えて、本当の自分にも自信を持てるようになってきた直。
直と出会えて、本来の自分を取り戻せた山田。
やまなおの二人には、これからも仲良く楽しく過ごして、幸せでいてほしいです。

解釈違いも乗り越えられる。

冒頭からインパクト大です!(笑)
ナマモノBL同人誌を本人たちの眼前に晒してしまうとは…。しかも、晒してしまった張本人が赤の他人ではなく、ともに活動する同じグループのメンバーだとは…。
あらすじは確認した上で購入し、読んだのですが、こうして本編を読むと改めて大きな衝撃を受けました(笑)

かっこいいステージをこなしながら、二人の間に割って入ってしまう自分自身を邪魔だと感じて残念がる澪の忙しい胸中。おもしろいです!
第1話の勢いの良さやテンポの良さに引き込まれます。

あきなぎあき推しの澪が推せます!
どっちのカプも推せて決めきれないが故のリバ! めっちゃわかります!!
彼自身は受固定されているようですが、登場人物にリバを推してもらえると心強いです。
ありがとう、澪! 私もあきなぎあきを推すよ!
でも、明煌+凪×澪も推すよ! 一人の受が愛される三人カプも大好きなので!

三人ともアイドルとしてステージに立っている姿がかっこいいです!
三人でグループを組んでいるのに、何故自分以外のメンバー同士でBL妄想するようになってしまったのだろう…と疑問を感じていましたが、最初は澪以外の二人でグループを組んでいたから、とのこと。
顔合わせのときから動揺っぷりをひた隠しにする澪、やはりプロです!
過去の回想を通して、凪と明煌が何故、澪を好きになっていったのかが伝わってきます。アイドルという職業を選ぶことに対する苦悩も含めてのエピソードなので、読み応えもありました。
トラトリというグループにとって、澪がどういう存在で、どれだけ重要な人物なのか。
澪自身の魅力も伝わってくるエピソードでした。

そして、澪を取り合う当て馬かと思った浅木さん。
まさかまさかの、二人時代のグループ「Trick」の古参ファンというオタ仲間だったとは…!(笑)
明煌たちと出くわした場面で、めっちゃスマートな対応をしていた浅木さん。その胸中が澪の想像通りだとすると、可愛いです。
これからは睨みつけずに仲良くしてあげてほしいな、と思っていたら、良好な関係を築けている様子が覗えて嬉しかったです。

凪が推しです。
明煌が抜け駆けするのを待ち構えていて、抜け駆けしなかったことを残念がるところで凪に落ちました。
凪のそういうところ、めっちゃ好きです。きっと凪は澪が一番好きだろうけれど、明煌のことも相当好きなんだろうな、と。
明煌のことをしっかり認めているから、澪を二人で一緒に愛することも受け入れられるのだと思います。
そうでなければ、いくら澪が二人とも手放せないと主張したところで、認めていない相手なら自分一人で独占しようとする気がします、凪なら。

三人でのえちシーンもえちえちで良きでした♪
澪のとろけている表情、いいですね。そんな澪にめろめろになっている明煌と凪もいいですね。
これからも三人仲良く過ごしてほしいです。
解釈違いは解釈違いとして心に残したまま、解釈違いも乗り越えられるのだと教えていただきました。
とりあえず、澪のために、あきなぎあきの同人誌100万冊増えろ! と祈っておきます(笑)