柳先森はもちろん最高だったんですが、自分が一番撃ち抜かれたのは秋草室長でした。
自分を大切にしない兄貴分(親?母?)は受けと自分の中で決まってるので
もう丹下先生ありがとうございます。
我玄が内調に行ったのって室長を守るためですよね?
無理な任務まで受けてしまう秋草のために政治家のブラックリストを作って危険な任務は内調の許可がないと受けられない制度を「最近」作って…
これ作ったの絶対我玄さんですよね!!!
もう最終回でいいから室長のエピソードお願いします…
柳先森も最高すぎたんですが(特に書き下ろしが最高でしたかわいい&雄み)室長に全部持ってかれました。
何回読み返しても面白いBLってそうそうないから(あっても途中で失速しちゃったり続きが出なかったり)ずっと続いて欲しい気もするけど、先生のいけるとこまで好きなこと書ききって欲しいです。次も楽しみです!!
何の前情報もなく、某電子配信サイトで試し読みして気になって買った感想です。
ポルノグラファーの作者さんとは知らずに買いました。
以前読んだことがあるそちらは私にはそれほど刺さらなかったのだけど、こっちはものすっっごくよかったです。
変なとこリアルだし綺麗ごとばかりではないし、
登場人物全員が善人な部分ばかりではなく人間としてどうしようもない部分も持ってるんだけど、すごく惹き込まれて一気に読みました。
どこか歪な人間同士が紆余曲折を経て割れ鍋綴じ蓋になるまでの話。
重い話でも最終的に報われてそれぞれが幸せになる
っていうのが好きな人にはかなりおすすめです。
ARUKUさんや凪良ゆうさんのストーリーが好きな人には刺さりそうだと思いました。
病んでるSMモノかと思いきや意外とまっとうな人しか出てきません。
ゾクッとする描写もあって読ませるんですが、そっちを求めてる人には多分全然物足りないと思う。
発売された当初は痛々しい表紙とごちゃごちゃな評価から、多分苦手な話なんだろうな〜と思って見送っていましたが、電子で試し読みしてみたらおもしろそうで購入。
ちょっと道を踏み外したダメ人間も優しく受け入れる、ギャグも楽しい一冊でした。
くそやろうのくだりは声だして笑いました。
そこ人んちだったのかよ!!
なんでもっと早く読まなかったんだろう。
狙うターゲット層が違ったんじゃないかな!?もったいない!
愛を求める人にこそ読んでほしいです。
若気の至りで親に敷かれたレールを踏み外した美人な受(今は外見年齢不詳の35歳アルバイト)が、ヤクザに拾われたり壮絶な過去を実は持っていて…というお話。
全編にわたって薄暗いというかノスタルジックというか、な雰囲気なので、そういうのが苦手な人はだめかもしれません。
私はちょうどシリアスで泣ける作品を探していたので、試し読みでこれはと思って読んだら大当たりでした。
凪良ゆう先生のシリアスなほうの小説が好きな人は好きかと思います。
不幸な人生でも「自分で選んできたから後悔はしていない」という受けと、そのくせ全てを諦めたような諦観と、それを受け入れるほど包容力はないけど、受の本音や感情を真っ直ぐな言葉で引き出す攻めがよかったです。
どれだけ不幸でも「あなたは生きてきた」という言葉で受けと一緒に泣きました。
子供のまま大人になったような純粋な中身のまま裏切られ騙されて、それなのに受けは一度も死のうとはしていないんですよね。
いつだって怖がってはいたけど幸せになりたいという思いは心のどこかにあったんだと思います。
切なくて派手な見せ場もない淡々とした印象だけど、ノスタルジックなラストで小さな幸せが見つけられてよかった。
書き下ろしも可愛かったです。