違う世界にいる人
厳しめのレビューになります。
今作好きだった方は申し訳ありません。
店舗特典も全て揃えていたほど、前作大好き勢でした。
続編が決まったときは嬉しくて、普段あまりしない単話追いまでしていました。
それがどうしてこうなったかな……。
続編でロウとヨシノのその後の恋愛が読めるんだと楽しみにしていたんですよね。
ところが蓋をあけて待っていたのは、何の思い入れもない新キャラとイチャつくロウを延々と見せられる展開。ヨシノの出番ほぼなし！え、本当何これ？
ニコに入れ込んで心配して、布団まで買って泊まり込んで慰めて……。
もちろんここもあり得ないんですけど、特に腹立つのは、『フリーだったら全然アリだよ』発言。
いやフリーだったら全然アリって何？？
セリフだけ聞いたら、今の恋人から乗り換えようとしてるチャラ男のセリフかなって思いますよ。ヨシノに対してもニコに対しても失礼な言葉だと思います。
それと、「嘘つきたくないから」とか言って、泊まることをヨシノに事前に説明するところも大嫌いです。
泊まることは決定事項な上で、嘘つきたくないからってヨシノに報告してきてさ。
下心はないから、好きなのはヨシノだけなんて。
こうやって言われたらヨシノみたいな人は嫌だって言いにくいじゃないですか。そして電話切ったあと、ひたすらモヤモヤしながら夜を過ごすだけ。
ヨシノにそんな思いをさせておいて、ロウはニコにつきっきりで、思わせぶりなセリフをはいているわけですからね。
正直１～３話だけ読んだら、ロウとニコの恋が始まる展開かなと思いますよ。
単話で読んだときはマジで腹立ちましたけど、凪いだ今となってはもうそれで良かったんじゃないかとすら思います笑
ヨシノがロウみたいな人と一生を共にすることは難しい気がします。
タイトルにも書いたように、ロウとヨシノは全く別の世界の人なのかなと。
それが長い人生の中で、一時交じり合ったけど、結局長くは続かない。だってロウが変われないことが今回ではっきりしたから。
でも大丈夫！ヨシノほどの男なら、傷ついた心ごと包んでくれる最高の男が見つかるはず。ロウのことは初めての恋の相手として思い出にしましょう。
……はあ、何だかな。
何で好きだった作品の推しカプに、別の相手をおすすめしないといけないんでしょうかね。悲しい。
割と固定厨なので、推しカプにこんなこと思ったことなかったんですけどね。
みんた先生はきっとニコが気に入ってて、ニコを書きたかったんでしょうね。
それなら１からニコの話を作れば良かったのに……。
何事もなければニコのスピンオフが出るのでしょうが、全然まったくこれっぽちも読みたくないですね。
ヨシノが別の恋を見つけるスピンオフ（というのか謎ですが)なら読んでみてもいいかもです。
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