現代物の政界BLということで、なんか難しそうだなーと思い、私は食指が動かなかったのですが、そんな風に思って発売当初にプレイしなかったことを後悔するレベルで面白かったです。
主人公は国会議員。令和の時代に生きる主人公です。
攻略対象はツンツンした後援会の会長の息子、SP、ライバル視されている都知事、秘書、の4名ですが、金太郎飴展開は少なくどのルートも読み応えがあります。
糖度は低めかも?グロ展開などの地雷要素は少なめかと思います。
でもお互いの信頼関係の構築など丁寧に描かれており、物語の本筋となるテロ事件を巡ってのシナリオも読み応えがあり、政治がテーマですが思ったよりも読みやすく、主人公たちも知的で、ノンストレスでプレイ出来ました。
主人公も攻略対象たちも、人間味があって一概に良い人、とも言い切れないのですが、そんな彼らが信念を持ち、行動する姿が本当にカッコよかったです。
主人公たちの価値観や各ルートの展開が令和のボブゲ、というに相応しいものになっており、BLに抵抗のない人は是非プレイしてみてほしいです。
私は箱推しになってしまうくらい、彼らに愛着が湧きました。
まあシステムとか細かいルート展開とか?と思うところはあったりするんですが、令和のこの時期に出すぞ!という意気込みを感じた素晴らしいゲームでした。