かいわれだいこんさんのマイページ

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女性かいわれだいこんさん

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伝えあうことの大切さと一筋縄ではいかない、朝丘先生の書くオメガバース

朝丘先生の優しい、心の動きを丁寧に書かれるところが大好きです。
新刊を読むことが出来て幸せです。
ゆっくり2人が心を通わせていき、しっかりと将来のことから目を背けず生きていく様子を見守り本当にいい子たちだなと思っていたんです。やはり一筋縄ではいかない。この壁をどう乗り越えるのでしょうか。でも絶対に朱理は人生をかけて紺を愛し抜くはず。続きを読むのが楽しみです。
ふたりがお互いの好きなところ言い合ったりするところとか、SNSで画像の送り合いをしているところとか本当に微笑ましくて甘酸っぱくて。
どうか幸せになって欲しい。

2人の今後が平和でありますように

ある日遠縁の幼なじみユキが就活のために隼の家に居候することに。
オシャレな部屋に味噌汁の匂いが~と言いつつもユキのことが大好きなのがバレバレだなと読み進めていくとのほほんとした作品ではないことが徐々に判明していきます。(樋口先生の作品なので絶対何か起こるだろうとは思って読んでいましたが。)
でもこのプライドの高い隼がなりふり構わずユキに笑って欲しいという気持ちで突き進むのがとてもかっこよかった。
ユキも何も悪くないのにみんなを不幸にしたと自分を追い詰め続けていたので、隼と一緒に過ごして日々を重ねて幸せだと思える瞬間が多くあるといいなと思いました。
あと、ふたりともお互いに相手のことを可愛いと思ってるのがとても良い。書き下ろしも小冊子も末広先生の漫画で読むことが出来て嬉しかったです。

「そういう貴方だから、この先もついていきたいし背中を支えたいんです、私は」

ここまで続いてくれる作品になってくれて大変嬉しいです。待っておりました、新刊。
会社のこれからを見据えて新人採用をしたけれど、新人くんがなかなかに曲者で……という展開。
お仕事BLとして本当に読み応えがあるのが本当によいなと改めて思いました。もちろん同棲を始めたことによりお互いが寄りかかれる描写があったのも大変良かったのですが。鳴沢はお節介でなくちゃ、ですね。
もっともっと続いて欲しい作品です。

「自分で思っている以上に、エネルギッシュで、太陽みたいな人です」

脚本家の怜久がスランプ脱却のために田舎に引っ越してきて、出会ったのは便利屋の蔵之介。
やっぱり月村先生の日常BLが大好きだなと再確認しました。
優しくて明るくエネルギッシュな蔵之介に惹かれていく怜久。
でも蔵之介は過去の出来事からそうではないと思っていたり。両思いになってからのお互いの嫉妬もお互い誤解が解けるまでのやり取りも良かったし、怜久が前向きに仕事に取り組めるようになれていい方向に進んでいくラストで良かったです。

Platinum 同人電子 小説

冬木真魚 

「一つあれば、十分。――本当に大切なものって、一つだけでいいんだよ。たくさん持ってたら、大変だろ?」

最初はお互い都合のいい関係でいただけなのに、少しずつ染み込むように感情が変化していく様子がとても好きです。
なぜか無意識に指輪を眺めてしまう葵。出世のための結婚を割り切っているはずなのに葵のことがよぎる直人。
大切なものは一つだけで、代わりなんていらないという葵の言葉は今までのことを思うと本当に感情を持っていかれます。
冬木先生の場面の見せ方と言いますか、決め手のシーンはそこに行き着くまでの心理描写やエピソードがしっかりと盛り込まれているからこそ何度読んでも心に刺ささります。
そして、Answerでは直人本当にいい男になって。改心する攻めが大好きなので葵のためにこんなに変わった直人が本当にすごいなと。
みんなに祝われる素敵な結婚式に涙で声が詰まる葵に読みながら涙が止まらなくなります。
偽物から本物に。葵が素直な気持ちを話せるように、将来を考え合える関係になったのだなと。プラチナのリングがという最後に余韻が残る終わり方が印象的で素敵です。

fragile 同人電子 小説

冬木真魚 

「そうして、いつか命が尽きるとき、最後に口にするのは、——君の名前。」

持っている側が持っていない側に全て差し出そうとして置いていかれちゃうんですよね。
普通であったら交わらなそうたふたりが惹かれあって行く様子が幼さもあって危うくて。離れてもふたりともずっと忘れられなくて。
脆くて壊れやすかった恋心がしっかりと根を張った強い想いに成長していく様子から別れていた時間きっとふたりには必要な時間だったんだなと思えます。柿本さん目線の話が最後にあるのも良いんですね。

きれい。 同人電子 小説

冬木真魚 

『綺麗』に、基準や定義なんてない。

この作品、私の中では読み返すのが他作品に比べて気合いがいるなと思います。(不眠症のいばら姫もですが)
それは冬木先生がそれだけ丁寧にこのテーマを扱い書かれているからなのかなと思っております。
冬木先生作品は心理描写が本当に丁寧なんです。
少しずつ心を通わせる剛毅と村野。剛毅とお姉さんの過去。人を愛することで生まれた悩み。トラウマとの向き合い方。切なくて、でも読み終わると心があたたかく感じます。
読了後にタイトルの『きれい。』の意味が深く深く心に刺さるそんな作品です。

「神様の首根っこ掴んで待ってるから。」

Resetの続編、読むことができてとても嬉しいです。
卒業後のふたりの話。
今度こそ何があってもふたりでいることを諦めない、強い決意がありました。
隠すことなく真正面に親御さんと向き合う優悟。
周りからどんな風に思われてもそばにいてくれたらそれでいいと……。
未来を語り合うふたりがとても眩しいです。
そして、晴日の見送りたいという気持ちが本当に前に進めているんだと、このふたりなら絶対にまた巡り会えると強く思えました。

Reset 同人 小説

冬木真魚  青城硝子 

変わらない気持ちと想いがあるなら、いつか必ず道は重なる

幼馴染みの恋人同士の留加と優悟。
わがままで嫉妬がちの留加と優等生で周りの目を気にしていた優悟があの日あのタイミングですれ違ってしまってからまた始まる、そんなお話。

あの時こうしていれば、お互いそんな後悔を悩みながら乗り越えるまでは切なくて苦しくて…でもハッピーエンドで安心しました。
これから新たな二人の関係が始まるんだなと思えるラストでとても良かったです。

こちらの作品、ネタバレなしで紹介するのがとても難しいなと思います。
読んでいくうちに話の秘密というか核心は早めのうちに読めてくるのですが、そこは読みながら知るほうが楽しめると思いますので。

また、一人称で書かれており章ごとに視点が変わるのであの時にこの人はこう思ったんだなというのが分かるのがとても良かったです。
最後まで読むともう一度読み返したくなります。

そして表紙もとても美しくて読み終わってたから見ると込み上げるものがあります。
髪が白いのは茶色でも黒でもって意味なのかなって思ったのですがどうなんでしょうか。

本作も冬木先生の文章力と切ない展開にほろりと泣けてくる作品でした。
次の作品も楽しみにしています。

愛するということ 同人電子 小説

谷崎泉 

「君も…金木犀の香りが空から降って来るって…知ってるんだな」

ド深夜にボロ泣しながら一気読みしました。
音さんと出会った学生時代、がむしゃらに働いたバイト時代、音さんと働くのが楽しくてしょうがない壱。でもだんだんと一緒にいるのが苦しくて逃げてしまった社会人2年目。音さんに思わず思いが漏れてしまった元旦。音さんに全て受けいれてもらえた2月。そして……。壱には音さんが全てだったのに。壱の過ごしてきた日々が丁寧に書かれているからこそ心に刺さって抜けない作品になりました。振り返るだけで涙がでてくるんですがどうしましょう。ハーゲンダッツのバニラ見ただけで泣ける。もうどこを切り取っても本当に。でも壱の周りは本当にいい人ばかりでそれだけが救いです。綾瀬がいたからこそ壱は戻ってこれたと思うし、橋も本当にすごい人、梨本も壱の強い味方。
金木犀の香りが空から降る季節に出会うことが出来て、読むことが出来てよかったです。