ボイスコミックでこの作品を知りました。
サムネだけ見た時は田舎のDKもののBLかなって思ったらそんな一言で表せるほど単純な内容じゃなかった。
ホラー、人外、ミステリーと様々な要素があります。あちこちで伏線のようなものがあるので考察するのが好きな方にはぜひおすすめしたい!
ホラーに関しても、何気ない日常のシーンでも日常音やらが文字で表されており、そこに多様なフォントも相まってどこか不気味な田舎の村という雰囲気が漂ってきます。雰囲気からホラー要素が完成されているので怖いものが苦手な方は夜に見るのは避けた方がいいです。
人外に関してはかなりネタバレになるので、詳細は避けますが、モクモクれん先生のインタビューで人外という存在の描き方にこだわったと記述があり、それから改めて読み返すとまた違った読了感があるので一度インタビューを見ることをおすすめします!
ネタバレ避けたら漠然としたレビューになってしまいましたが、ぜひ、ボイスコミックを見てほしい!光たちの方言を直接聞けるボイスコミックは田舎の村という世界観をより強く味わせてくれます。
つきづきよし先生が描かれてるとのことがきっかけで手に取りましたが、すっっっっごく良かった感情ごっそり持ってかれました……
サンタのお話が一番心にウッてきた…
七崎さんの実体験をもとにしたストーリーなこともあり、現実ではこんな上手くいかないよねって思う様なご都合bl要素はありません。
葛藤、苦悩、失望山盛りです。が、表紙から読み取れる様に最終的にはハピエンです。
1人で死にたくないという強い思いから結婚が中心になり、奔走する姿を見ているうち幸せを願わずにはいられませんでした。普通とされていることが自分には当てはまらない、他の人が普通にすることが自分にはできない。そんな時人はどう思うのか。妬みやらで感情がぐちゃぐちゃになって爆発したとき一緒にいた方が優しい方々でほんと良かった(泣)
自分の感想の文章が拙くあまり良さが伝わってないのではと思うと悔しい
絶望や苦悩がありつつも段々と心温まる、そんなストーリーが好きな方はぜひぜひ
七崎さんご夫夫、末永く幸多かれとお祈り申しあげます。