このお話は「青春エレジーズ」という作品から、同じ作家さんということで読むに至ったので、こちらもお笑い要素盛り沢山のギャグ漫画かと思ったら、良い意味で全然違いました。勿論クスリと笑える描写もありますが、とにかく胸が苦しくなりました。
これはBLというジャンルで分けられるものではないです…腐の方よりも同性が好きな方がより感情移入できる、そんな作品だと思いました。
BLが好きな人間としては、「パンドラの箱はみんな開けて良いんだよ!好きなように生きて!」となりますが、本人達にしか分からない葛藤の中で出た答えであり、それが本人の幸せの形で…
とにかくこれはフィクションなのか…?となるくらい、とても考えさせられる漫画でした。実際のところはどうなのか分かりませんが、リアルに一番近い作品なのではないかな、と思います。
とにかく本当に素晴らしい作品でした。スピンオフ作品は柳田先生に焦点を当てられているとのことなので、絶対に読みます。