胸が苦しくなる美しさ
義理の兄弟だから、という一線が無ければ2人は繋がることも関係を持ち続けることにもならかったかもしれない…。
儚い言い訳だったのでしょう。
不倫、近親相姦、嘘、全部自分たちの首を絞めているはずなのにそれでも求め合ってしまうパラドックスを美しく描いています。
言葉による感情表現が少なく、事象と会話で物語が進んでいくので、本当のことが明確に分からないという面白さがあると思いました。いい意味で不明瞭なまま
終わります。
作画が綺麗なままで、ストーリーとマッチしていてとても良かったです。
ラストシーンを読み展開を知ったあとでも読み返して感傷に浸りたくなる作品です。