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ゾロサン界の伝説

やまとさん、ハガイノチさんは
2005〜2007年あたりのゾロサン全盛期のレジェンド作家さんで
当時ゾロサンにハマっていた人間にとっては知る人ぞ知る神作家さんです。

当然、こちらの本も文句なしの神作品集になっております

やまとさんはシリアスでセンチメンタルなお話を得意とし、ハガイノチさんはギャグコメディを得意とされています。

お2人とも、とんでもない才能をもった姉妹ですよね。

ん〜…

徳永マコさんのゾロサンは活動終期の作品の方が好きです。

こちらの作品集は発行されたのはマコさんの活動終期なんですが、中に収録されているのは初期のもの。

アンソロジーに掲載されている作品から好きになった人は少し期待外れに感じるかも


全体的にモノローグが多くて、他の方が言っているとおり詩的な作りです。あんまり自分には合わなかった


でも徳永マコさんのゾロサン作品は本当に活動終期になるにつれて素晴らしいのが多くて
その証拠に、この再録集の一番最後の話はページ数が1番少ないにもかかわらず1番最近のもの(と言っても2005〜2006年だけど)なのでやはり良かった。


収録内容を決めたのが出版社側なのか、マコさんご本人なのかわからないですが
この本はゾロサンアンソロジーの時のマコさんみたいな切れ味のいいものではなかったです。


でも大好きな作家さんですので、個人で出されてた同人誌の方を集めていこうと思います。


今から15年以上も前に活動されていた作家さんですが、素敵な作品をたくさんありがとうございました。

間違いない神アンソロジーです

発売は2006年、私がBLの存在を知り腐の道に目覚めたキッカケがこの本でした。

相当昔のアンソロジーですが今も大切に手元に置き読み返します。

アンソロジーコミックは当たり外れがある印象ですが

このゾロ×サンジNight cruiseは全作家全作品捨てるところ無しの神作品集でした

人生ではじめて出会ったBLがこの本なのは
本当に今思うと引きが良く運命的な出会いだった様に思えます。


この、ふゅーじょんぷろだくと発行ゾロ×サンジは
シリーズ作品であり
これは4作目にして1作目の初の全編アダルト路線です。

それまでの1〜3巻でもR18描写はちょこっとありましたが
キス止まりくらいで基本は全年齢向けが多めでした


このシリーズのいいところはなんと言っても
それぞれの作家さんが内容の濃いストーリー性のある作品を描いているところでして

ペラい本や同人なんて言葉に収まるにはもったいないくらいのドラマチックなラブロマンスが多く収録されています。


今回の本、全ての作品素晴らしいのですが
中でもオススメは個人的に

●徳永マコさん「What's new, pussy CAT?」

徳永さんの描かれるゾロサンは体格が他作家より比較的しっかりめ、なのに顔は可愛らしく甘いフェイスで
その絵柄が凄くセクシーでたまりません

そんな徳永さんの描く淫らな猫化サンジ、なんと性癖をくすぐるシチュエーション。。。

というか、初めて読んだBLなので
この話がキッカケで猫耳男子に萌えを覚えました。

H描写もすばらしいです。


●鯵宮真さん「桃色パンチ⭐︎」

たった6ページという少ないページ数なのに
ちゃんと満足できる読み応え
コンパクトにお色気が詰まっている
サクッと読んでニヤッとできるそんな話

鯵宮さんのゾロサンは絵のタッチがアッサリしているのにサンジくんの身体つきがとんでもなく卑猥で
とにかく絵にしても話にしても無駄がない。

そして安定のエロさ(三巻も良かった)

ホント、安定の作家さんです。

●夏目ココロさん「アイランドウォーカー」

ゾロとサンジくんが超王道なデートコースで

映画みたりショッピングしたりバーに行ったり
ラブラブカップルを楽しんで
そのままホテルでベッドインする

という話をサンジくんがロビン姉さんとする話

ページのボリュームもしっかりあり

がっつりと王道ラブラブイチャイチャデートをしているゾロサンが見れます

あまりにもベタすぎてこんな話を描く作家さんが他に居なかったのが逆に新鮮さがあり素晴らしいです。

●やまとさん「夜明けのジュークBOX」「ナツメ」

この本の主役であり大トリ。

CDアルバムでいうと2曲目に来る感じの1番メインになる作品です。

もう作画からストーリーからエロから何から何まで全てが満点六角形の

この本の枠を超えてゾロサン同人界で生み出された作品の中でもダントツトップなんじゃないかという神作品でした。

キャラクターの表情から情熱をもって描いているのが伝わるし
読み終わったあとに映画を見終わったような気分になります。

やまとさんの作品は妹さんのハガイノチさんも含め全てオススメですので

この本をキッカケにファンになられた方も多いと思います。



今は2020年、この本が世に生まれてから14年が経ちますが
いまだ色あせない素晴らしい1冊です

1人でも多くの方がこの本の存在に気付いて入手していただけるようレビューを添えさせていただきます。


この本に参加されている作家様のほとんどが
既に活動を終了されていますが
こんな素晴らしい作品を生み出して下さった事にひたすら感謝します。