ダウナー執着偏愛×ツンギレヤンキーという設定の暴力…最高です!!
設定がもうすでに優勝していますが、中身も素晴らしかったです。ジリジリジリ…カナカナカナ……虫の声も恐怖に感じられるような、終始異様な雰囲気が漂っています。ひとりで致す時の擬音さえも狂気じみたものを感じ、ホラー漫画を読んでいるような気持ちになりとても感動しました。
まず攻めの玄野はとにかくヤバいです。心が壊れています。いやしかし、学生時代の描写を見て納得してしまいました。受けの七瀬も辛い過去があります。相容れない2人ですが、この2人でないといけないのかもと思ってしまいます。玄野のヤバさが全て丸呑みにしている感じでした。作中での、玄野の飲むペットボトルの水の描写が印象的です。
タイトルには 殴られたい とありますが、えっちの最中に殴るとかそういうわけではありませんでした。2人の始まりのことだと感じました。
またタイトルの激情ですが、私には2人の激情が見えました。玄野は過去の激情を性欲に直結・変化させていて、七瀬は自分の怒りを周りにぶちまけることで自分を保ってきた…というような。
イビツに反応し合う2人。終盤の七瀬は少しデレっぽいキレ方でかわいかったです(デレではない)。もう少し先の2人も見てみたいと思いました!
他の方も書かれていますが、虫を食べるシーンがありますので苦手な方はご注意です!
値段はお高かったけど、レビューが良すぎだったことで買ってしまいました、、、! 買ってよかったぁあ!!!!高評価の皆さんありがとうございました(^^) 受けちゃんがすっっごくかわいいです泣。攻めくんも顔が強すぎ、優しすぎ。こんなにタートルネックが似合うのに暗くて誰も近寄らないって何?!ってくらいかっこいいです。ライバルも出てこず、幸せです。が、胸がキュッとなる切なさは途中あります。はじめ、受けちゃんは攻めの“声”に惹かれてるという雰囲気なのですが、はじめから全て好きだと思います(自論です)。個人的に好きな絵は、最後(だいたい180ページ位なんですが)に、上だけ着衣の攻めを頭側から写すところ(受け視点)があるんですがその全貌がなんとも生々しく、でへへです。あとは耳元描写が全部好きです。耳元×舌、、でへへ。