華は褥に咲き狂う 悪華と純華
江戸時代の将軍と、その奥さんになった美男子のイチャコラ…いや、深い愛の物語。
強くて優しい将軍・光彬。
彼の心を掴んだのは、息をのむほど美しい男性の奥さま純皓です。
二人は本当に仲良しなんですが、今回はちょっとしたピンチが。
将軍家に跡継ぎがいないからって、家臣たちが光彬に「新しい奥さまどうですか?」と女性を送り込んでくるんです!
果たして二人の愛は試練を乗り越えられるのか…?という展開がすごくドキドキします。
単なるラブラブな話で終わらないのがこの本のすごいところ。
将軍の仕事や、裏でこっそりと動く人たちのお話もあって、読みごたえもバッチリです。
キャラクターの気持ちがすごく伝わってくるから、ついつい読み進めちゃいます。
綺麗なイラストも入っていて、物語の世界にグッと引き込まれます。
鴇六連さんの東京センチネルバース 蛇恋は不夜城に燃ゆは、東京を舞台にしたセンチネル×ガイドの物語で、危うさと情熱が濃厚に描かれています。
センチネルである白慈の境遇はとても過酷で、彼が背負う孤独や痛みには胸を締め付けられました。
だけどその心を支え導こうとする存在との出会いによって、白慈の内面に少しずつ変化が生まれていく過程は切なくも温かいものでした。
都会の闇を背景に、激しく燃え上がる恋は耽美でありながら真摯で、読む者を強く惹き込み、危険や緊張感の合間に差し込まれる甘さが心地よく、キャラクター同士の絆や信頼がしっかりと伝わってきました。
濃密な世界観と愛の力強さが印象的で、読み終えた後も余韻が深く残る作品でした。
続きがはやく読みたいです!