前のかたもおっしゃっておりますが、自分も
樋口サンの「愛はね、」
砂原サンの「イノセンス」を思い出しました^^
愛はね、にいたってはイラストも同じムクさんでしたし強くそう感じたのかもしれません★
2つ違いの幼馴染で、
可愛いらしく引っ込み思案な透を守ってきた、明朗活発な哲也の物語です。
物語は攻めの哲也視点で進みます。
愛とはなにか、幸せとはなにか、喜びとはなにか―。
順風満帆な人生を歩んでいるのにそれに全く気づけていない哲也。
可愛い可愛いと思っていた幼馴染の透が自分に思いを寄せていると知った時から、体裁を気にする哲也は透を突き放そうとする。
その突き放し方が人間らしくてすごく重~い気持ちにさせられました(笑)
透にひどくあたる様なんか胸が痛かったです。
そしてよく泣く透。もう泣くんじゃな~い!とちょっと心の中で叱咤してしまったりしました!笑
中盤そんな感じがずっと続くので、息苦しかったです。
が!そんな感じが続いたのでラストに向かっては安堵のため息をつきながら
読めました★濡れ場も2回と少ないですが、けっこうそそられました 笑
読み手としては哲也の愛情はダダモレでしたが哲也本人がソレに気づかないんでかなりヤキモキしましたが最後の最後で哲也はある事をきっかけに大切なものに気づく事ができました。
今更かよっ!って思いましたが(笑) ここにたどり着くまでの「情」の
劣等、葛藤がこの作品のテーマなのだと…思いましたが^^
(違かったらゴメンナサイ)
文章も日常用語で難しい言葉が使われていないので、難なく読めます★
難語、詩的な文章がお好みのかたは少し物足りないと感じるような気がしましたが^^(自分の勝手な思い込みですが…)
脇役が良いヤツなんですよ!
個人的には脇役ともうちょっと踏み込んだ所までいって
その透と哲也の深い心情がみたかったなと思いました★