表題作は、突然攻めが「今度寝てるときに睡眠姦していい?」と聞かれることから始まります。
受けは今か今かとしっかり栄養を取ったりして体調を整えて1日過ごすのですが結局手を出されることがなく「今日もされなかったー!」という緊張と恥ずかしさだけで飛び起きるのがさいこうにかわいいです(笑
なぜ睡眠姦なのか、というのがのちのち明らかになっていくのですがお互いを好きになりすぎているからこそ、関係が変化するのが怖くてというとてもピュアなもので拍子抜けするけど重いくらいの愛情を感じることができる作品でした。
受けがパンダが好きなのも謎でかわいいです。
他にも2カプ入っているのですがいずれもほっこりしますし、謎解きのような部分もあって読んでいてとても楽しかったです。収録作品の「やがて土より咲く」は、家に突然「発掘調査させてください!」と攻め(だったのかな・・・よく読むとえち描写はない・・・)が家にやってきて、何かを隠しているから絶対掘り返させない!という攻防からはじまるのですが、その真相をぜひ読んでほしいです。
柊先生の「どっちもどっち」以外の作品を初めて読みましたが、受けに執着してちょっとヤンデレぎみな攻めがとてもかわいかったです。
コーヒー店を経営する攻めは、お店に通う受け(ノンケ)が好きで「俺のお店が好きってことは、俺のことも好きってことだよね!!」と言ってグイグイくる(後半で理由は明らかになります)ちょっとサイコっぽさがあります。
攻めは昔ヤンキーだったのですが、おばあちゃんっ子の一面もあります。
受けが付き合う前に誕生日ケーキを買いにくるのですが「彼女用か?」と思ったら「プレート付きで・・・母さんへ」にキュンとしたエピソードがとてもツボでした。
あとがきで先生ご自身が「正直、どっちもどっち以外、自分には求められていないのではないか不安・・・」とおっしゃられていたのですが、むしろ「どっちもどっち」以外もぜひ今後も描いていってほしいなーと思いました。もちろん「どっちもどっち」は愛読しています!
開いたらいきなり本文が表紙のカプではなくてびっくり・・・編集さん、どんな意図があったのでしょうか。
冒頭の「無防備なコラージュ」は下宿の代わりに作品作りに協力する(えっちな目的なし)うちに好きになってしまう展開。人拓を作品にしようとする攻めのあさぎに身体に素手で絵の具を塗られたり、絵の具をキャンバスに付けるためと言いつつ乗っかられて身体を密着させたり(しつこいけどえっちな目的なし)。
そのうちに絵の具を塗られるときに身体が反応して「変態だと思われたくない!」と思う受けの銀次に対して、「身体が反応するなんて俺のこと好きなのでは!?」と勘違いするあさぎ(笑
勘違いに勘違いが重なったけど結局好き~!という平和なお話でした。
タイトルのベニーちゃんは最初は身体の関係から始まるけど、ベニーちゃん(攻め)はやっぱり紫門(受け)のことが好きになってしまう。でも紫門は人を愛すること、愛されることによっていずれ失ってしまうことを怖がっていて(かな?)、結局最後もそばにいることは許されたけど、言葉にすることはないままに終わってしまうちょっと悲しさを感じてしまうお話でした。でもラブラブなので、いつかふたりが心の底からお互いを愛して、自信をもって幸せになってくれたらな!とポジティブになれるお話でした!
(ベニーちゃんが絶倫という設定に惹かれますね。。。)
こん運の続編です。前作コミックス上下巻にて3人で互いになる(悠然Ωくんの首を、光悦くんαと銀河くんαが同時に噛んで3人で互いになる…というミラクル)ことに成功した3人の続き。
現時点では電子1話の配信ですが、すでに1話目からブッ飛ばしています。
悠然くんは光悦と銀河に対して『俺の嫁』と思っていますが、光悦と銀河がα=抱く側なので肉体的には悠然が嫁。
光悦と銀河、どっちの姓になるかでモメるも悠然の『桐ヶ谷(悠然の姓)になれば良い』との発言で即婿入り(笑)
悠然は常に夫でろうとするものの、発情期がくればその立場は明確になってしまい、メロメロ新婚生活の幕開け〜〜!続編だから困難が訪れるのだと思いますが何が襲って来るのか想像の余地もないくらいです。
慧介お気に入りのサラリーマン雪文についに声をかけるきっかけが出来たものの、そのままマンションへ直行。
後日雪文の住むマンションに再び呼び出されると別の男(雨津木)が来ていていきなり修羅場に突入!実は雪文は7年間、妻子ある雨津木との不倫関係に耐えきれなくなって雨津木の家に突入したため、雨津木の過程をぶち壊してお仕置きを受けていたのであった…
それでも雪文のことが好きでたまらない慧介は、この不倫関係から雪文を愛することで抜けさせようとする、というお話。
前シリーズとはだいぶ違う作風ですが、雪文がめちゃくちゃ可愛くなっていくのでかわいい受けちゃんが大好きな方は必見です!!!