ブルームーン・ラブの完結編です。
ドロドロとした家族関係などがメロドラマっぽくて97年当時一番印象に残っていた作品です。
気弱な主人公が成長して自立するというのがメインの話ですが、なぜか父親と秘書の存在感がすごいです。
主人公のカップルよりむしろ父親と秘書がどういう結末になるかが注目です。
内容はサスペンスやミステリーものが好きな私にとって萌え要素たっぷりでとても楽しめました。
地下室に監禁されたり、殺人犯の濡れ衣をきせられたり、祖母や義弟にいびられたり味方になったり攻が助けに来たり、なぜかサイキックな要素まであります。
これを二時間ドラマにでもすればいいのにと本気で思います。というかこの作者のBLの新作が読みたい・・・。
作者のHPで3作とも読めるのでまだ読んだことがない人は是非おすすめです。