古い作品ですが何も考えずに読めるただベタなBLと言う感じでとてもおすすめです。
メインカップルからのスピンオフ、自分はこっちのカップルのが好きだったので食い付きよく。
南原兼先生全開ですが、南原先生のやんちゃ受けタイプは鉄板だなぁとつくづく思います。
兎に角受けの律がひたすら可愛い。
英が弟の純が大事な事をわかっていながらついつい嫉妬してしまったり下手な手口で誘って見たりわかっていながら拗ねて見たりと恋に忙しい少年はBL界のキャラクターとして非常に魅力的。
攻めの英も好きなくせになかなか素直に優しく出来ず真面目な性格が邪魔をして律を寂しがらせてしまうベタな設定だからこそ安心して楽しめます。
エロの濃度も濃いめでオススメ。
タクミユウ先生の作品という事で作者買い。でしたが自分的には65点と言った感じ……。
運命の相手に出会い電撃が走った様に一目惚れに落ちてしまう主人公。相手が男で道徳や理性で拒んで見るも強引な攻めに振り回され、触れられれば抗えずに体が相手を求めてしまう……。
タクミユウ先生の主線が太いけどサラッとしていて繊細な絵が大好きだったのですがなにやら絵柄が変わってきてしまったやも……??表紙の雰囲気が一番好きでした。
話に関しても私の読解力が足り無いのか感情の矢印がイマイチ読み切れずにちょっと物足り無い感じで終わってしまいました…。出会いが一目惚れだからかキャラの密度がなんだか浅く遺伝子工学に拘る割に薄い感じ…。
ライトに楽しむには良いかもしれませんが私はもうちょっともったいつけて欲しかったです。
でも、結局…遺伝子は常に書き換えられ新しい情報を求めてるという事は一度結ばれてもまたよりよい相手を求めてしまうという事では……??うーん。
ただ、攻めが非常にかっこ可愛い大人タイプでいい男…。番外編の小さい嫉妬とか無理に背伸びをするなと諭す辺りかなりポイント高かったです…細かい機微も見て無い様でしっかり見て居る年上の色気むんむんです。其の分受けがかすみ気味←
全体的にもったいない…….。
続きがあるならぜひ読みたいと言ったものたりなさ。
恋せよ遺伝子本編よりも読み切りのブルーインブルーの方がタクミユウ先生っぽくて面白かった気がします。
やられた、といった感じでした。
自分の中ではベストオブアンティーク。
橘と小野と千影のなんともいえない微妙な関係性の中で小野祐介という非常に人間臭い恋愛がすごく生きていて涙が止まらないにも程がありました。これほど魅力的に生々しくキャラクターが動く同人誌は読んだことないです。
お互いがお互いを大切なのにその大切さが違う切なさと、大人の苦さ。
誰が好き、とか誰が大切、とかそういう順位をつけることを許されない苦しさが余りに切なくて泣けてきます。
よしながふみ先生の作品はどれも余白が大きな魅力だとは思いますが橘が特別だと自覚してしまった小野の手書きの文字で綴られた真摯な思いと、過去とシンクロして描かれた小野祐介の表情。
読み終わった瞬間もう一回読んでしまいました。