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女性kaya。さん

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そう簡単にはデレてくれない

俺様な不動産会社取締役×仕事一筋なホテルマン。

子供の頃からの夢を叶えてホテルマンとして働く小野辺。
ある日、客としてやってきた権堂から直接接客を指名されるも
無理難題ばかり押し付けてきて…。

猛スピードで受けに接近してきたと思ったら抵抗する間もなく
振り回して惚れさせて、まさに王道の俺様攻め、久々に見た気がします。

はじめはそんな権堂を厄介客として警戒していた小野辺ですが、
真摯に向き合ううち仕事としてではなく権堂という男自身が気になってゆき…
恋を自覚しても仕事同様にまっすぐ純粋に向き合う小野辺の人柄が素敵でした。

権堂の気持ちが見えづらくて、ホテルマンとしての小野辺を欲しているのか、
恋愛的な視点で小野辺を欲しているのかが伝わってきにくかったけれど、
いざ蓋を開けてみれば予想以上に小野辺にベタ惚れで、
恋人になった途端にデレデレかつ執着ダダ漏れで
いつもは俺様なのに恋には不器用だったり、盲目的であったり、
そんなギャップが可愛く思えちゃいました。

最終的には権堂のデレも解禁されはしましたが、
告白で彼の本心が見えるまではクールを貫いていたので、
やはり読後感としては少々糖分の物足りなさを感じました。

贅沢を許されるなら、描き下ろしエピソードで描かれているような
権堂が小野辺を執着溺愛しちゃう二人の恋人編も見てみたかったです♪

家族のような恋人のような、大切な何か

本作は…一言で表すと“救済愛”でしょうか。

若気の至りで悪の道へ進み、刑務所へ。
アラサーにして出所が決まり、実家に帰ってきた怜慈ですが、
家には姉の息子だという会ったことのない甥っ子・光がいて…。

唯一の味方でいてくれた姉は怜慈が服役中になくなっており、
突然面識のない甥っ子との二人きりでの生活がスタートします。

けれど、怜慈が元犯罪者であることを知った光から
「犯罪者の再犯率は50%超え」と拒まれてしまいます。

拒絶反応を示す光との暮らしに自信を失う怜慈でしたが、
光のコンプレックスを受けとめたことをきっかけに懐かれるように。

怜慈という男は短絡的で流されやすいけれど、決して悪人ではありません。
他者の痛みを理解でき、親身になり寄り添ってあげられる優しさをもつ
根は善人なのだと思います
ただ、ちょっと打たれ弱くて臆病だっただけで。

光の弱さを知った怜慈は光と共に真っ当に生きることを心に決めます。
母親以外で初めて自分の弱さを受け止められた光は怜慈に対して
心を許し始めますが…
一転して猛スピードでデレ始める光にニヤニヤしっぱなしでした。
人と触れ合うことが不慣れなだけに一度心を開くと距離感がバグりまくり!
その言葉には嘘はなく、嫉妬も執着も、まっすぐすぎる感情表現がぐさぐさ
突き刺さり、ぐいぐい攻め込んでくるデレっぷりに絆され不可避でした。
こんなに無愛想なくせに甘え上手ってずるすぎでは!?

はじめは光との二人暮らしに不安を感じていた怜慈も
光に頼られることで誰かに必要とされる喜びを知り、
家族として光を可愛いと感じるようになってゆきます。

怜慈の姉で、光にとっての母の存在は2人にとってあまりにも大きく、
彼女を失った喪失感を寄り添い合うことで互いに埋め合ってゆくようでした。

1人では外に出ることすら難しかった光が怜慈を救うために
ガタガタと震え、嘔吐してまで必死に行動を起こす展開は胸熱でした。


甥っ子×叔父って禁断じゃん!と思われるかもですが、
光は姉の夫の連れ子らしく二人に血縁関係はありません。
というわけでギリギリ?セーフです!

怜慈に対して家族の情を越えて恋愛感情を示す光に対して
確実に絆されつつはあるけれど、最後まで常識と恥じらいが邪魔をして
素直になれなかった怜慈。

一応怜慈がセックスの練習台をしてやるという体でえちはありますが、
やはり甘さは少々控えめ。
とはいえ、既に家族の域は超えているはずで恋人まではあと少し届かない、
“家族のような恋人のような何か”な関係性で終えております。

一方通行と思いきや…

タイトルのまんま。
動画配信の相方にガチ恋しちゃうというストーリーの本作。


クラブで助けてくれたモデルの煌に一目惚れした動画配信者の貴央は
煌との距離を近づけたくて動画配信の相方に誘ってみたところ…なんとOK!

以来 煌への恋心を秘めて相方としてやってきたけれど、
なんとかこの想いを伝えたいと貴央が思いついたのは告白ドッキリ!

建前はドッキリだけど、恋心は本物。
緊張しながら想いを伝える貴央ですが、なぜか煌からキスされてしまい…。

晴れて想いが通じた…!と思いきや、
新たにビジネスカップルとして同棲を開始することになった二人。

まさかの煌からのキスという展開が予想外でしたが、
蓋を開けてみれば実は煌もまた同じく貴央への恋心を秘めていたのでした。
しかも、再会前から貴央を想い続けていただけにこちらの方が一途度重め!

よくありがちなのは嘘から本当の恋になるパターンですが、
今作の場合は既にガチ恋→ドッキリ→想いが通じ合うの順番。

貴央は見た目のままの素直で一途なピュアワンコなのですが、
対する煌までもがクールと見せかけてめちゃめちゃピュアなのが
ギャップ萌えでした。
動画配信にかこつけてウブな貴央に攻めまくり、その反応に一喜一憂し、
健気で恋に不器用なイケメンがツボでした♡

内心では同居も配信用のイチャイチャにも歓喜しているのに、
互いにそれがビジネス用の“フリ”だと思い込んでいて、
両想いなのに“疑似カップル”を演じる二人がもどかしくて堪りませんでした。
ホントなんで告白ドッキリなんてしちゃったの…。

ビジネスとは言いながらも配信以外の何気ない日常生活の中でも
キスをしたり、触れ合ったり、本当の恋人のようになってゆく二人ですが…

やはり、そのまますんなりとはいくはずもなく、
貴央と煌の関係が偽物であることがファンにバレてしまいます。

そして、煌から疑似恋人の関係解消を告げられて家を飛び出す貴央。
ここでも二人の気持ちがすれ違いじれったさに悶絶してしまうものの、
その後に煌が取った行動がここまでヘタレてきた彼の好感度も爆上がりの
格好良さでした。

動画を通じた貴央へ向けた愛のメッセージに貴央だけではなく、
読者もギュンっときてしまうのではないでしょうか。
恋愛慣れしてそうな見かけによらず一途で誠実で、
ちょっぴりヘタレなところも寧ろ可愛くて、こんなの惚れ不可避!!

散々焦らされてきただけに両想い成就の瞬間は歓びもひとしおです。
これまで(煌の強い意志で)中途半端に止めていたエッチもようやく解禁です♥
物語は両想いになったところで終えてしまうけれど、
本物の恋人同士になった二人の蜜月をもう少し覗いてみたかったなぁ。

個人的に嘘は罪のないものと、絶対に吐いてはいけないものがあると思っていて、
正直告白とか大切な場面でドッキリ仕掛けちゃうような
相手の気持ちを弄ぶタイプの嘘は好きではないのだけれど、
今作の場合はお互いがそれに乗っかってお互いにじれもだしているので
そこまで気になりませんでした。

さらに糖分増し増し

前巻で数年ぶりの再会から、
紆余曲折を経て恋人同士になった蒼空と健人。

今巻はそんな二人のイチャ甘同棲編です!

そして、続編にはお決まりの新当て馬も登場しております。
蒼空の学生時代の後輩だという隣人から宣戦布告をされて、
二人のあまあま生活にも一波乱…!

とはいえ、蒼空の超溺愛も健人の気持ちも全く揺らぐことはないので、
最初から最後まで特に不安もなく安心して読むことができました。

最後は正真正銘のパートナーとなり、
完全無欠のハピエンに多幸感も噛みしめて読み終えました。

はじめて同士

“はじめて”同士の萌えが詰まっておりました…。

同性の先輩にずっと片想いしてきた大学生の広夢は
ある日、同級生の公希が自分と同じゲイであると知り、
“セックスの練習”を持ちかけますが…。

はじまりは性への好奇心。
けれど、一度身体を繋げてしまったことで互いに情が芽生えてしまいます。

先に恋に落ちたのは意外にも公希の方でした。
クールで初対面では広夢をタイプじゃないと言い放っていた公希でしたが、
いざ抱いてしまうとそこからは脳内は広夢一色。
広夢が先輩に片想いしていることを知ってはいても諦めることもできずに
なんとか振り向かせようと不器用なアピールを繰り返し、
それでも広夢から意識してもらえない公希がいじらしく、切なくて、
胸がぎゅっと締め付けられました。

その後、だいぶ遅れて公希を意識し始める広夢でしたが、
不幸にも酔った勢いで元想い人の先輩からキスをされた現場を目撃されて
すれ違ってゆく二人がもどかしくて悶絶してしまいました。

最終話では誤解も解けて想いが通じ合う二人。
これまでの溜め込んできた熱量が爆発したかのようなあまあまぶりに
ニヤニヤが止まりませんでした。

このワンコ、愛せずにはいられない

出会い頭に「俺、仕込んでほしいんスけど」とは変わった告白…
いや、かなり過激派な受け!?

と思いきや、好きな相手のために全身全霊で尽くそうとする仁が
いじらしくていとおしくて堪りませんでした。

そんな仁からの頼みをはじめは拒んでいた忍ですが、
折れてしまうどころか絆されが行き過ぎて惚れてしまう展開に
ニヤリとしてしまいました。

そして、いざ恋に落ちたら甘やかして溺愛しまくりという
第一印象からの意外なギャップ!
ツボすぎました・・・///

当て馬も結構なクソ野郎ではありますが忍ががっつり成敗してくれてスッキリです!

ケンカップルと見せかけて

ケンカップルと見せかけて、劇物的イチャ甘でした…!!

警察庁のキャリア×ノンキャリ刑事の組み合わせと聞いて、
同じく刑事が主人公の「出世の花道」のスピンオフ?と思いましたが、
違ったようでした。
版元さんも違うし、そりゃそうか…。

職場よりも先にプライベートで出会い、
惹かれ合って恋人同士になった昴と巌谷でしたが、
お互いにすっかりベタ惚れになってしまった後にまさかの職場で遭遇!

警察社会での同性愛はご法度で、
キャリアである巌谷の将来のために別れることまで考える昴でしたが、
巌谷から「バレないようにめちゃくちゃ喧嘩しましょう!」と提案され…。

そうして“犬猿の仲のひーくんと昴さん”が出来上がったのでした。

職場では熾烈な舌戦を繰り広げる二人ですが、家に帰ればバカップル!
互いを「ひーくん」「昴さん」呼びをして、
昴への愛ゆえに変態発言が炸裂してしまう巌谷(笑)

そんな二人の激甘プライベートを知っているからこそ、
二人の犬猿の仲擬態も、こんなこと言ってるけど実は裏では…と
ニヤニヤしながら眺めておりました♪

途中、昴が巌谷との関係が事件解決のために仕組まれたものなのでは?と
疑心暗鬼になってしまうも読者としては巌谷のベタ惚れぶりは承知の上なので、
どしっとした気持ちで見守っていられました。

ラストでは事件に巻き込まれた昴と助けにやってきた巌谷との会話音声から
二人の関係が同僚にバレてしまいますが、こうなったら寧ろみんなに知られて
盛大に祝われて欲しい…とそっと期待を膨らませてしまいました。

とにかく最初から最後まであまあま尽くしで、糖分過多な1冊でした♡

夢の同棲生活スタート

前巻、長い長い両片想いを経て
ようやく想いが通じ合ったになった野崎と西田。

とはいえ、恋人同士になってからも
相変わらず心の声がすれ違ってしまっていました。
愛が重すぎるからこそ、傷つけないよう嫌われないようにと
お互いに一歩引いてしまう二人にもどかしさを感じていましたが…
今回はまさかの同棲生活がスタートしちゃいます!!

またも延々と心の声がすれ違うばかりと思っていましたが、
やはり恋人になった二人は一味違いました。
心の声がダダ漏れてしまった野崎課長GJです!!

そして、ぎこちないながらも念願の同棲が始まり…
隙さえあればキスをして、身体を繋げて、名前呼びもしちゃったりして、
待ちに待った二人のイチャ甘をこれでもかと堪能できてしまいました♡

後半は野崎課長の姉の回想により彼の過去が垣間見えますが…
え、西田以外だとこんな感じだったの?とちょっとびっくり。
優しい笑顔は今と変わらないのに、サイコみすら感じさせる
他人からの好意への無関心さに震えました…。

西田という初恋に出会えてよかったですね、野崎課長。
次巻では家族挨拶編かな?

まさかの続編

前巻からだいぶ間が空いての最新刊だったのでびっくり!
2巻で完結したと思っていたので、また年下の恋人に
メロメロな溺愛ヒゲ攻めを見られて感無量です…!

作中では前巻から1年という時間が経過していますが、
相も変わらず幸典を愛してやまない槇さんの過保護溺愛ぶりと
そんな槇さんを手玉に取る幸典の図にニヤニヤしてしまいました。


そして、今作では槇の過去の恋人・三条が登場します。
既刊で話題にもなっていた弟に手を出そうとした
最悪の元恋人というのがこのお方らしく。
しかも、三条は同じ業界でも大手の若手社長として活躍しており、
未だ社長代理のままの幸典は三条に劣等感を感じてしまいます。

三条に牽制しちゃったり、嫉妬しちゃったり、
大人げないレアな幸典が見れてしまいます。

続編ということで二人のあまあまにも期待はしていたのですが、
どちらかというと今回はお仕事作品としての色が濃く、
甘さは控えめな印象でした。

ちょっぴり残念な反面、読み応えは十分。
ラストでは三条の会社の材質偽装も発覚し、続きが気になります~!
まさかの4巻へ続く展開に嬉しすぎる…
次巻では槇と幸典のイチャ甘も期待です!

いとしのワンコ

モフモフ攻めに視覚も心もたっぷり癒されてしまいました…♡

ある日、傷ついた狼の子を拾った魔法使いのフォルカ。
けれど、連れ帰るとその子供は狼の獣人であることが判明し、
群れとはぐれたというその子供・アデルを育てることに。
数年後、大きく成長したアデルから「番になりたい」と告白され…。

魔法使いとその番犬であり、ときに親子のようでもある
二人の関係性が温かくて微笑ましかったです。

その一方で、まだまだ子供だと思っていたアデルから好意を向けられ
動揺しまくるフォルカがウブで可愛すぎました(* ´艸`)

無邪気な子犬から逞しく成長したアデルも格好良くて
小さく可愛いアデルからのギャップがすさまじかったです///

とにかくフォルカ一筋なアデルと恋に不器用なフォルカの
ピュアで微笑ましい恋模様に終始癒されっぱなしでした♪

童話のようでファンタジー要素満載な世界観も魅力的な1冊。