もうこれだけの件数レビュー上がってるし、
私が描くことなんてもうないか…と思いつつ、
この読後の興奮を記したい!
とにかく終始萌えの連続でした。
そして、それに加えて構成が上手すぎる…!
読み始めて潤が攻めだと思ったのに…
見た目といい、人柄といい、太郎との距離感といい、
まさに攻めにふさわしい男前!
おそらく皆さんもそう思いましたよね?
だから、若干疑いつつも着ぐるみの中もきっと潤だよね?と思っていたら…
前編ラストシーンの“アイくん”の正体が明かされたときの衝撃!
いや、お前かーーーい!て心の中でツッコミませんでした?
だって、ちょっとイケメンな潤の友達くらいにしか思ってなかったのに。
そして、太郎視点で描かれた前編からの
“アイくん”視点に切り替わって描かれた後編。
クールな面構えして実は内心めちゃくちゃ太郎を甘やかしたくて
仕方なかったアイくんのギャップに笑ってしまった。
しかも、どちらかというとお付き合いとか面倒くさいけど、
モテちゃうし来るもの拒まずな遊び人だったのに、
最初は「太郎を甘やかしたい」っていう好奇心が
どんどん募っていっちゃって、気付けば太郎沼に嵌っちゃって。
太郎を甘やかしたい一心で、きぐるみ着てお祝いしてしまう
おかしさにも気付けない恋に狂ってる感じがよかった笑
普段はどちらかというと表情筋死んでいるのに、
太郎に正体明かしてキスするシーンで頬赤く染めてんの反則~!
あと、親友として太郎と仲良くしようとする潤に
嫉妬心剥き出しで感情のコントロールできなくなっちゃったりとか…
太郎相手だと童貞臭くなっちゃうの可愛すぎでは?
もう太郎とアイくんの恋人編が見たくてしかたない。
どうか続編をお恵みいただけないでしょうか…。
上巻に引き続き…
何者かに連れ去られてしまった三輪を追いかけて、
尼爾村にやってきた慶臣と慎二。
そこへ極秘裏に捜査を進めていた刑事の紀人も合流し…。
謎解きとしては犯人や人魚伝説の真相はそこまで予想外ではなく、
やっぱりコイツか…的な印象もなくはなかったけれど、
最終的に三輪も助けられ、慶臣にも何事もなかったのでよかった…。
そして、前作以降、ずっと眠り続けていた三輪が遂に目を覚まします。
事件解決後は警察の監視対象ということもあり、
慎二の実家に滞在することになった三輪ですが、
これまで散々不憫な目に遭ってきただけに
その無邪気な可愛さに沁みまくります!
慎二との関係はまだ友人以上恋人未満な感じではありますが…
結局のところお互いにどう想っているんでしょう?
とりあえず、慎二は生涯三輪の傍にいる的発言をしていたので、
特別なのはわかるのですが、それって庇護欲なのか、
恋愛的な意味での執着なのか…?
三輪も慎二に特別懐いているのはわかるけれど、
まだまだ俗世に染まっておらず生まれたてのひよこみたいな無垢っ子だし…
これで大団円なのはわかるけれど、この二人の恋模様にフォーカスを当てた
お話も読んでみたいなぁと思ってしまいました。
大学生の蛍(Ω)と英志(α)は子供の頃から今に至るまで
ずっと一緒の幼馴染みだけど、顔を合わせればケンカばかり。
けれど、ある日、蛍のヒートに鉢合わせてしまった英志は
セックスになだれ込んでしまい…。
見た目は目つきは悪いし、ギザ歯だし、ケンカ腰で、
正直第一印象はΩのイメージとはかけ離れている蛍ですが、
いざヒートに突入するといつもはケンカばかりの英志の服に
必死に抱きしめて、めちゃくちゃに蕩けちゃったりとギャップの塊でした。
そんな蛍の豹変ぶりにまんまと絆されてしまう英志。
初エッチ以降はやたらと気にかけてきたり、
ついついその後も抱いてしまったりと予想外にチョロくて、
素直になれなかっただけで無自覚にずっと好きだったんだなぁと。
恋人同士になった後も今までと変わらずに見えた二人ですが、
二人きりになるとやっぱりどこか甘くて、ちょっと甘えたになった蛍と
甘やかしたい英志の変化に萌えニヤニヤしちゃいました♡
旧版も持ってはいたものの、買ってしまいました。
そして、何度も読み直してきたくせに、
この度、再読してやっぱり号泣しちゃいました。
きっとこの先何度読み直しても何度でも泣いちゃうんだろうなぁ…。
叔父から田舎の裏山にある古い家の管理を任された伊月。
引っ越してすぐに訪れた神社で妖怪に襲われていたところを
狛犬の化身の“狛”に助けられ…。
その出会いがきっかけで半ば強引に主従契約を結ばされ、
家に狛が住みついてしまうのですが…
一緒に暮らす中で狛の人懐こさに癒されてゆく伊月。
都会で多くの人たちと触れ合っても築くことのできなかった絆を
狛との間に感じていくように…。
普段はちょっぴり強引な狛ですが、時折見せる寂しげな顔に
胸が締め付けられてしまいました。
彼もまた主に捨てられ、唯一の片割れを失い、
300年という時を独り寂しく過ごしてきたのでした。
だからこそ、狛が伊月と出会えて、愛し合えて本当によかった。
嬉しいはずなのに、なんだか涙が溢れてきてしまって…。
そして、人外と人間の組み合わせでは避けて通れない寿命差問題。
そこから逃げずに最後まで描き切って下さっているのがよかった…。
ただ、伊月が何かしらの方法で不老不死になるとか、
狛が人間になるなんてご都合主義的な展開はなく…
やはり最後に置いていかれたのは狛の方でした。
伊月がいなくなってしまった後も彼の温もりをあちこちに残した家で、
一人生活し続ける狛の姿にもう涙が止まりませんでした。
伊月亡き後も彼を想い続け、妖怪として墜ちることもなく、
伊月との幸せな日々の記憶と愛だけを頼りに
消えてしまうその瞬間まで精一杯生き続けた狛。
もう幸せで、切なくて、胸がいっぱいです。
とりあえず、涙と鼻水が止まりません…。
タイトルの“溺愛”に偽りなき甘々っぷりでした~。
年齢=恋人いない歴のCA・氷鋏は後輩に片想いしているものの、
彼に恋人がいることが判明し、失恋してしまいます。
いつも恋心を秘めすぎて想いを伝える前に恋が終わってしまう氷鋏は
恋に奥手な自分を変えるためにゲイバーへ乗り込みます。
が、そこで同期のパイロット・紙枝と遭遇してしまい…。
爽やかで仕事もできてとにかくモテる紙枝ですが、
実は彼もまた叶わぬ恋を秘めていました。
それは同期の氷鋏への片想い。
入社してから今に至るまで氷鋏への一途に片想いしてきた紙枝ですが、
偶然の氷鋏との再会をきっかけに猛アピールを開始します。
氷鋏が恋愛下手で失恋したばかりのところに狙いを定め、
甘やかして甘やかして甘やかしての超溺愛ぶり!
はじめは失恋の痛みを忘れられずにいた氷鋏でしたが、
紙枝の超溺愛に癒されてゆき、少しずつ氷鋏に惹かれていくように。
ストーリーは王道ではありますが、
イケメンで非の打ちどころのない紙枝が入社からずっと氷鋏一筋で
当て馬の後輩くんに独占欲剥き出しだったり、その一方で氷鋏には
これでもかと溢れんばかりの愛情を注ぎ続けるその溺愛ぶりが最高すぎました♡
VR×大人の青春やり直し…?
これまでのどこかダークな空気感を漂わせる既刊とは
少々異なる味わいでした。
テレビ制作会社のAD・真太は多忙な日々に追われるも
誰にも言えない楽しみがあります。
それは仮想空間風俗“でぃあ・ば~す”の世界での
セフレのアキとの逢瀬。
VRの世界ではコンプレックスである容姿のことも気にせず、
可愛いアキの優しさに癒される真太。
けれど、そんなアキの現実世界での正体は
職場の苦手な上司・桐島だったのです。
ある日、偶然アキが桐島であることを知ってしまった真太。
知りたくなかった現実に戸惑いながらも、
無意識に“アキ”と桐島を重ねてしまうようになってゆきます。
生きづらい世界で生きる不器用な大人二人の生き様を描くとともに、
唯一素直になることのできるVRでの世界での交流を通じて恋に落ちてゆく
ビターでありながらも読後は爽やかさを感じるお話でした。
大学生の幹は大学デビューを果たし、テクを身につけるために
ゲイ向けマッサージ店のアルバイト面接を受けに行きますが、
そこで手違いから憧れの人気セラピスト・テツの施術を受けることに。
しかも、後日、テツが同じ大学に通う同級生と判明し…。
雄み満点で経験豊富に見えるも、
セラピストとして働くのも学費や生活費を稼ぐためで
実は恋愛自体は経験がないに等しいテツ。
幹と交流してゆくうちに想いを募らせてゆくも、
恋愛童貞すぎて自覚できずに葛藤するテツの予想外のピュアっぷりに
やられてしまいました。
両想い後は人気セラピストだけあって、
テツの鍛え上げた手練手管にぐずぐずに蕩かされてしまう幹が
エロエロでした///