kaya。さんのマイページ

レビューした作品

PREMIUM レビューアー ソムリエ合格

女性kaya。さん

レビュー数272

ポイント数3806

今年度6位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

こんなのもう幸せしかない

幼馴染み同士の片想いから始まった本作ですが、
この2巻は二人の想いが通じ合い
恋人同士になってからということもあり、
ひたすらに甘くて可愛くてもう幸せしかありませんでした。

前巻、幼馴染みの大晴と千冬は紆余曲折を経て、晴れて恋人同士に。

1巻では千冬の想いに気が付かずにデリカシーのない言動がみられた
大晴でしたが、千冬への好きを自覚した後は大晴の溺愛ぷりが
許容量を超えっぱなしで読んでいる間中、ニヤニヤしかしていませんでした。

一見クールな千冬も恥じらいながらも大晴に必死に想いを告げたり、
キスのおねだりをしちゃったりとそのデレっぷりに可愛いが
大渋滞しておりました。

ピュアな二人なので、キス止まりかな?と思いきや、エロ展開もあります!
ただ、直接的な描写はなく、その先を匂わせるのみに留められております。

とにかくこの2巻は始まりから終わりまで二人がイチャイチャし通しなので、
疲れを感じていたり、糖分補充を求めておられる方には激推しです!
周囲に祝福され、結婚の約束もして、
完全無欠のハピエンに目も心も癒されること間違いなしです♪

兄弟ごっこ コミック

鈴木はこ 

いじらしさに陥落

年の差幼馴染みだけど、それよりももっと近くで兄弟みたいな、
まさに“兄弟ごっこ”という言葉がしっくりくる二人のお話でした。

会社員の皆大には子供の頃から弟のように可愛がってきた
8歳年下の幼馴染み・百春がいます。

就職をきっかけに一人暮らしを始め疎遠になっていたものの、
母親を亡くし、実家に戻ったことで昔のように行き来するように。
けれど、ある日、百春から告白されてしまい…。

穏やかな性格ゆえの鈍感さなのか、8歳も年の差があるからなのか、
告白されても百春の気持ちが“恋愛”ではなく“家族愛”と誤解してしまう皆大。
それでもめげずにちゃんと“恋愛”の意味での好きと自分の気持ちを
はっきり伝え、その後もなんとか恋愛対象として見られようと
頑張る百春がとてもいじらしくてキュンキュンさせられっぱなしでした。

女の子からのアピールにも脇目も振らず、
とにかく皆大一筋なところが好感度高すぎました。

そんな百春に対して、いつまで経っても“弟扱い”な皆大。
百春の告白に対しても恋愛感情を自覚できていないのに
「恋人同士になろう」と提案したり、百春を手放したくないあまり、
百春の気持ちを蔑ろにしてしまう皆大にじれじれさせられました。

百春に依存してしまっている自覚はあるものの、
それはあくまで“家族愛”で、“恋愛感情”としては認識できておらず。
だからこそ、百春からキスを迫られるとついつい避けてしまい、
傷ついてしまう百春が不憫でした…。

だけど、百春が女の子と親しくしている現場を目撃していると
胸が痛んだり、無意識に執着のようなものは芽生えていて、
若くして両親を亡くしたことで恋愛に臆病なだけで、
実は自覚できていないだけでとっくに百春のこと好きなのでは?と
なかなか煮え切らない皆大の態度に脳内がぐるぐるしていました。

皆大の葛藤に振り回されはするものの、
それでも百春を想う気持ちは確かに愛情は滲んでいて、
ゆっくり時間をかけて“兄弟”から“恋人”になってゆく過程に
微笑ましさが溢れていました。
百春、16年という長い長い片想いが実って、本当によかったね…!!

果実と怪物 コミック

るぅ1mm 

No Title

ケーキバースなのに、ケーキバースらしくない、
そんな印象を受けてしまう1冊でした。

高校生の松村は“フォークに食べられたい”願望を抱くケーキ。
ある日、妄想の末に自ら腕を傷つけてしまい、倒れているところを
クラスメイトの井桁に助けられます。

この初登場シーンで、あ、井桁がフォークなのかな?と思いきや、
そういうわけでもなく、彼はノーマルでした。
いやいや、もしかしたら、必死にケーキの匂いに耐え忍んでいる
隠れフォークなのではと何度も疑うものの結局、違いました。

本作の中でフォークとして登場するのは井桁の姉でした。
フォークとして生まれ愛する人を傷つけてしまうことで苦しみ、
その末に自らの命を絶ってしまった悲しきフォーク。

だからこそ、井桁は誰よりもフォークの悲哀を知り、
ケーキである松村を思いやり、二人は少しずつ関係を深めてゆきます。

一見表情に乏しく冷たそうな井桁の世話焼きで純粋な優しさや
井桁の過去のトラウマを癒してくれる松村の無自覚な温かさ、
救い救われあってゆく二人の関係性に胸が解されてゆくようでした。

途中、松村が通りすがりのモブフォークに襲われかける描写に
ヒヤっとさせられたものの、松村のケーキとしての本能が
色濃く描かれているのはその辺りだけ。

あとはケーキとしての性質をもつただの男子高校生と、
フォークを姉にもつ男子高校生が、一人の人間として惹かれ合ってゆく
純愛を描く物語でした。

なので、フォークがケーキに惹かれ、
ケーキがフォークに求められて蕩けてしまう…的な
いかにもなお話を期待してしまうと少々肩透かしなのかもしれません。

ケーキの特性をもちつつ惹かれたのはクラスメイトのノーマルの同級生で、
人によってはケーキバースの設定を生かしきれてないなんて
思う方もいるかもですが、個人的にはケーキバースなのに
あえてケーキバースらしくないって面白いなぁと思いました。

フォークとケーキの惹かれ合ってはいけないのに本能で
惹きつけられてしまう危険な関係性に萌えるお話もあれば、
こうした切なさやそんな悲哀を乗り越えてゆく救済的お話もあるんだなぁと。

モフモフ紳士の溺愛

あぶく先生の狼獣人攻めと言えば
『オオカミ様の一途な暴愛』が思い浮かぶのですが、
そちらとはまた違ったタイプのスパダリ紳士でした。

本作の受け・原沢は無愛想な見た目に反して可愛いもの好き。
そんな趣味が高じてホビーショップで働く原沢でしたが、
ある日、ドールが並ぶショーケースの前で張り付き熱視線を注ぐ
狼獣人の早風に声をかけます。

自分と同じく誰にも言えない趣味を秘める早風と意気投合し、
店員と常連客から友人として付き合いを深めていきます。

そして、早風の趣味がドレス作りであることを打ち明けられた原沢は
彼の願望を叶えるために彼の手作りドレスを着ることになるも、
早風から向けられる「可愛い」という言葉にドキドキしてしまうように。

フワフワの毛並みにテーラーだけあっていつもスーツ姿が格好良く、
見た目は王子様然とした早風ですが、原沢のことになると紳士ながらも
ヘタレてしまったり、可愛い一面も。
特に原沢の言動一つ一つに尻尾がパタパタと元気よくなったり、
お耳がしょぼくれてしまったりと感情がダダ漏れになってしまっているのが
微笑ましかったです。

元々多かったけれど、恋人同士になると早風の原沢への
「可愛い」の頻度が激増していてその溺愛っぷりにふやけてしまいそうでした。
そんな早風に甘やかされて初々しい反応で恥じらう原沢のギャップもまた
本当に可愛らしく、早風がついつい可愛いを連呼してしまうのにも納得でした♪

友情から恋心に変わってゆく二人の心の中が両視点で丁寧に描かれていて、
甘やかな読み心地にうっとりと浸らせていただきました。

No Title

もうこれだけの件数レビュー上がってるし、
私が描くことなんてもうないか…と思いつつ、
この読後の興奮を記したい!

とにかく終始萌えの連続でした。
そして、それに加えて構成が上手すぎる…!

読み始めて潤が攻めだと思ったのに…
見た目といい、人柄といい、太郎との距離感といい、
まさに攻めにふさわしい男前!
おそらく皆さんもそう思いましたよね?

だから、若干疑いつつも着ぐるみの中もきっと潤だよね?と思っていたら…
前編ラストシーンの“アイくん”の正体が明かされたときの衝撃!

いや、お前かーーーい!て心の中でツッコミませんでした?
だって、ちょっとイケメンな潤の友達くらいにしか思ってなかったのに。

そして、太郎視点で描かれた前編からの
“アイくん”視点に切り替わって描かれた後編。

クールな面構えして実は内心めちゃくちゃ太郎を甘やかしたくて
仕方なかったアイくんのギャップに笑ってしまった。

しかも、どちらかというとお付き合いとか面倒くさいけど、
モテちゃうし来るもの拒まずな遊び人だったのに、
最初は「太郎を甘やかしたい」っていう好奇心が
どんどん募っていっちゃって、気付けば太郎沼に嵌っちゃって。

太郎を甘やかしたい一心で、きぐるみ着てお祝いしてしまう
おかしさにも気付けない恋に狂ってる感じがよかった笑

普段はどちらかというと表情筋死んでいるのに、
太郎に正体明かしてキスするシーンで頬赤く染めてんの反則~!

あと、親友として太郎と仲良くしようとする潤に
嫉妬心剥き出しで感情のコントロールできなくなっちゃったりとか…
太郎相手だと童貞臭くなっちゃうの可愛すぎでは?

もう太郎とアイくんの恋人編が見たくてしかたない。
どうか続編をお恵みいただけないでしょうか…。

No Title

長らくお見かけしていなかった長与先生の新作と聞いて…!
お店でお見かけしたときの興奮といったらもう…

そして、期待通り、いや、期待以上の萌えとエロでした!

今回は配信者×プロゲーマー。
前作のガタイ良い受けとは異なり、可愛い系年下受けでしたが、
エッチになるとエロエロに豹変しちゃうエロギャップは今作でも
健在でした///

攻めも最初はノンデリか?と思ったけれど、
面倒くさいと言いつつ受けの願いを叶えてくれたり、
いざ付き合い始めるとあまあまだったり、
めちゃくちゃ溺愛彼氏なギャップが最高すぎました♡

No Title

祖母を亡くしたことで無気力になって
自堕落な生活を送っていた橙里。
ある日、高校時代に親しかった同級生の菖斗と再会し…。

同級生との再会で救われてゆく救済ストーリーでした。

最初は真面目で世話焼きなだけに見えていた菖斗ですが、
読み進めていくうちに橙里への強い感情が見えてきたりと
単なる堅物攻めでないところに萌えがありました。

橙里も菖斗に絆されてゆく形ではあるけれど、
最後は自ら一歩を踏み出して菖斗に想いを伝えにいく場面は
彼の中の変化が感じられて良かったです。

慎二と三輪のその後を…!

上巻に引き続き…

何者かに連れ去られてしまった三輪を追いかけて、
尼爾村にやってきた慶臣と慎二。
そこへ極秘裏に捜査を進めていた刑事の紀人も合流し…。

謎解きとしては犯人や人魚伝説の真相はそこまで予想外ではなく、
やっぱりコイツか…的な印象もなくはなかったけれど、
最終的に三輪も助けられ、慶臣にも何事もなかったのでよかった…。

そして、前作以降、ずっと眠り続けていた三輪が遂に目を覚まします。
事件解決後は警察の監視対象ということもあり、
慎二の実家に滞在することになった三輪ですが、
これまで散々不憫な目に遭ってきただけに
その無邪気な可愛さに沁みまくります!

慎二との関係はまだ友人以上恋人未満な感じではありますが…
結局のところお互いにどう想っているんでしょう?
とりあえず、慎二は生涯三輪の傍にいる的発言をしていたので、
特別なのはわかるのですが、それって庇護欲なのか、
恋愛的な意味での執着なのか…?
三輪も慎二に特別懐いているのはわかるけれど、
まだまだ俗世に染まっておらず生まれたてのひよこみたいな無垢っ子だし…
これで大団円なのはわかるけれど、この二人の恋模様にフォーカスを当てた
お話も読んでみたいなぁと思ってしまいました。

王道ケンカップル

大学生の蛍(Ω)と英志(α)は子供の頃から今に至るまで
ずっと一緒の幼馴染みだけど、顔を合わせればケンカばかり。

けれど、ある日、蛍のヒートに鉢合わせてしまった英志は
セックスになだれ込んでしまい…。

見た目は目つきは悪いし、ギザ歯だし、ケンカ腰で、
正直第一印象はΩのイメージとはかけ離れている蛍ですが、
いざヒートに突入するといつもはケンカばかりの英志の服に
必死に抱きしめて、めちゃくちゃに蕩けちゃったりとギャップの塊でした。

そんな蛍の豹変ぶりにまんまと絆されてしまう英志。
初エッチ以降はやたらと気にかけてきたり、
ついついその後も抱いてしまったりと予想外にチョロくて、
素直になれなかっただけで無自覚にずっと好きだったんだなぁと。

恋人同士になった後も今までと変わらずに見えた二人ですが、
二人きりになるとやっぱりどこか甘くて、ちょっと甘えたになった蛍と
甘やかしたい英志の変化に萌えニヤニヤしちゃいました♡

再読なのにやっぱり号泣

旧版も持ってはいたものの、買ってしまいました。

そして、何度も読み直してきたくせに、
この度、再読してやっぱり号泣しちゃいました。
きっとこの先何度読み直しても何度でも泣いちゃうんだろうなぁ…。

叔父から田舎の裏山にある古い家の管理を任された伊月。
引っ越してすぐに訪れた神社で妖怪に襲われていたところを
狛犬の化身の“狛”に助けられ…。

その出会いがきっかけで半ば強引に主従契約を結ばされ、
家に狛が住みついてしまうのですが…
一緒に暮らす中で狛の人懐こさに癒されてゆく伊月。
都会で多くの人たちと触れ合っても築くことのできなかった絆を
狛との間に感じていくように…。

普段はちょっぴり強引な狛ですが、時折見せる寂しげな顔に
胸が締め付けられてしまいました。
彼もまた主に捨てられ、唯一の片割れを失い、
300年という時を独り寂しく過ごしてきたのでした。

だからこそ、狛が伊月と出会えて、愛し合えて本当によかった。
嬉しいはずなのに、なんだか涙が溢れてきてしまって…。

そして、人外と人間の組み合わせでは避けて通れない寿命差問題。
そこから逃げずに最後まで描き切って下さっているのがよかった…。
ただ、伊月が何かしらの方法で不老不死になるとか、
狛が人間になるなんてご都合主義的な展開はなく…
やはり最後に置いていかれたのは狛の方でした。

伊月がいなくなってしまった後も彼の温もりをあちこちに残した家で、
一人生活し続ける狛の姿にもう涙が止まりませんでした。
伊月亡き後も彼を想い続け、妖怪として墜ちることもなく、
伊月との幸せな日々の記憶と愛だけを頼りに
消えてしまうその瞬間まで精一杯生き続けた狛。
もう幸せで、切なくて、胸がいっぱいです。
とりあえず、涙と鼻水が止まりません…。