美しく計算高いオメガのノアと辺境伯のアルファ・ライオネルが政略結婚をするところから物語は始まります。
主人公のノアの策士っぷりが魅力的で、ほんといい性格しているんですよね笑(褒めてます!)
そんなノアとライオネルの過去には胸が痛むような切ない過去がありまして、これまた現在のノアの性格や行動にがっつり影響を及ぼしています。
そんな中で2人を襲う試練にはハラハラしました!この2人は無事に両思いになれるのかな…とかなりドキドキしましたし、特にヴィクトールとノアが接触するたびに心臓が痛かったです。。
仕方ないんだけど、ライオネルへの気持ちを隠しながらヴィクトールと話を合わせるノアの気持ちを考えたらもう〜!!
とはいえ、ノアの策士っぷりが最初から最後まで一貫しているのが印象的でよかったです!
ライオネルのために捨て身で悪魔を召喚しようとしたり、こっそり発情剤を入手したり。
きっと書き手によっては読者の共感を得にくいであろうノアというキャラクターを、魅力的に描ききった作者さまに脱帽です!
素敵な作品をありがとうございました!
硬派で一途なアルファのクラウスと、オメガのエルフィーが本当のつがいとなったあとのお話です。
2作目ということもあり、あれだけまとまった1作目からさらにどんなお話が展開されるの!?と発売から期待しておりました✨
結果、さすがカミヤ先生でした
新しい舞台に場を移し、前作でいろいろあったニコラやフェリクスなどの脇キャラも登場しながら、新キャラが攻めと受けに新たな試練をもたらします。
特にニコラとフェリクスのその後を追えて本当によかった。ニコラはなんだかんだ幸せになれる気がしていたけど、フェリクスも幸せにしてくれて感謝感謝です。フェリクスの立場を考えると、前作のような行動をとってしまうのも理解できたので…
これまでBLを読んできて、攻めが赤ちゃんになっちゃう展開は初めてだったので新鮮でした✨個人的に読み進めながらクラウスのことを心の中で「クラウちゅ」と呼んでいました笑
最後は見事なまでのハッピーエンドで読了感も最高でした✨素敵な作品をありがとうございました!!