とにかく、読み始めたら、止まりませんでした。
作品そのものに、どっぷり浸りまくりました。『うわー、こんな世界があるんだぁー!』と衝撃を受け、頭がクラクラしました。
なんなんでしょうか。純粋に面白いのですが、何度繰り返し読んでも読んでも読んでも、只ひたすら面白いんです。
もう画面ごと記憶しちゃってて、コマ割りから台詞から丸っとわかっているにも関わらず、叉繰り返し読んでは感動して泣いてしまうんです。
ジャンルを問わず、ここまで強烈な魔力とも云える魅力的な作品に、今までの人生で出会った事がありません。
初読了後(連載中)に『完結を見届けるまで、死ねない。永遠に続きが読みたい』と、思ってしまった自分にビックリした、唯一無二の最愛の作品です。
生きてさえいれば、良い事もあるものですね。本書との出会いを思わず、神に感謝してしまいました。
「まるで大河ドラマのよう」と称される本書第1巻の見所は、あり過ぎるのですが、サクッと書くと、後に見てるこっちが照れる位ラブラブなカップルになるくせに、本当にカップルさん?大丈夫?なギスギス・モードの二人でしょうか。桂木への思慕を一方的にこじらせ続ける、一途で健気な暁人に対し、あくまでもバリ塩対応を貫き倒す、桂木のドSっぷりが秀逸です。
『憂鬱な朝』は、2018年12月朝日新聞『好書好日』で『BLマイスター達が指南「年末年始にイッキ読みしたいシリーズもの」』3作品の1つとして紹介されています。
既に、全8巻完結済み。睡眠時間をキッチリ確保して、(イッキ読みは休日に♪)タオルを準備(涙なしには読めない)してからの精読を推奨☆BL界屈指の(両思い後は)『ラブが過ぎる』カップルは、眼福にして必見☆想像の斜め上いく尊さです♪
特に、最終回は信じられない位素晴らしく、読了後は沢山の溢れる愛に包まれて、とてもとても幸せな気持ちに満たされます。だからつい『憂鬱な朝』を読むのが日課に☆どんな栄養剤飲むよりも効きます。
百聞は一見にしかず。『憂鬱な朝』は、真実の愛とは何かを考えてさせる稀有な作品。一人でもより多くの方に、じっくりと是非味わって頂きたい必読の名著です!
日高ショーコ先生(作画)、タキエ先生(原作)、担当者Y様、十年間に及ぶ長期連載、大変お疲れ様でした。こんなにも素晴らしい作品を世に出して下さり、本当にありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。