W信也の恋模様については他のみなさんのレビューが素晴らしいので、わたしはダンスシーンについて少々。
なんといってもめっちゃ感動的な、W信也の深夜のダンス。いつもの公園から丸の内仲通りを抜けて、東京駅前に至った時に夜明けの光が射す、連続見開きで踊る身体と二人の思い出がダイナミックに展開して、ぶわっと思いが溢れます。
「内心グラグラの失恋野郎」(byアーニー)の帝王のダンスが変化したのを具体的に見せる、房ちゃんと踊るフォックストロットや、マーサとのダンスの幸福感。
そして! 元チャンピオン・ノーマンと踊って「かわゆいガールフレンド」にされちゃっているラブリー鈴木 クルン クルクル、のところでブフォッと吹き出しちゃいました。1巻の「こどもがたくさんうめそう」と対比してもナルホドって唸ります。杉木先生とノーマンのダンスの違いについて考えてる際の「キモい想像」(byラブリー)!マッチョのドレス姿!!大好きです!!!!
本誌で連載も追いかけていますが、単行本でまとめて読むと、細部の書き込みや背景のこだわり、すごい加筆されていて、読後の充実感半端ないです。ああ、早くも7巻が待ち遠しい〜