三日月ロックさんのマイページ

神作品

アドバンスドレビューアー

女性三日月ロックさん

レビュー数4

ポイント数69

今年度113位

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盤石!!

今でも昨日のことのように思いだせます。
「ご主人様」がマスクを外した時の衝撃を…「美!」「顔良っっ!!」私の中のベストオブ・ハーフアップは 堂山氏です。
本作では残念ながら その姿を拝むことは出来ませんでしたが どの瞬間を切り取っても彼の麗しさは変わらず。

主要人物が変わらないまま3巻ともなると物語に多少の中弛みを感じそうなものですが今回も全くそんなことはなく。ますます濃厚さを増した お二人の営みと、たゆまぬ努力により盤石となった「ご主人様と犬」の息が苦しくなるほどの愛の劇場を堪能することができました。堂山氏には このまま他の追随を許さず、スーパー攻め様への階段を昇り続けていってほしい… 一読者の願いです。

BLと擬人化の親和性が善き

発売から3ヶ月以上経っているので盛大にネタバレして書いてしまおう。
ぼすこ先生の絵柄と物語の世界観が素晴らしくマッチしていて 下巻は神評価に跳ねあがりました。この世界線ならスピンオフでカップルが次々に誕生しても なんの違和感もなく受け入れられる。
内容的にはそんな重くないストーリーだけど、動物だった頃の習性とか境遇を 自然な感じに織り交ぜて切なさを誘う演出がウマい。

表題作のカップルの他に
景虎(ベンガルトラ)×アラタ(ブチハイエナ)
園長×流星(孔雀?)←攻受不明
が登場します。園長のこと最初からスゴく気になってた!キラキラすぎないビジュアルが逆に色気があって一番好き。この2人の馴れ初め読みたすぎます。
どのカップルも攻めが全てに於いて圧倒的優位な立場なのに、自ら受けの尻に敷かれにいくスタイルを貫いていて大型肉食獣ワンコっぷりにニヤケが止まりません。面白かったです。

心に刻まれた8ページ

出版されて約9年経つんだぁ。
執筆陣が豪華なんです、掲載順に(敬称略)倉橋トモ・いさか十五郎・野花さおり・ヤスエイ・さがみしか・晴屋うまこ・いちかわ壱・赤星ジェイク・よういち・見多ほむろ。
最後の 見多ほむろ先生の「忘れられない味」というシチューラーメンのお話が好きすぎて、わずか8ページの短編ですが。
こちらに与えられた情報は本当に少ないんだけど、シチュエーションと主要キャラの造形とモノローグが秀逸で毎回じんわりと 込みあげてくるものがあります。
これってBLの醍醐味ですよね。

ハートに巻いた包帯を僕がゆっくりほどくから

スピンオフ元の「葵さんえっちしよ!」は未読の私ですが何も問題はありませんでした。
基本 受けの賢太郎視点でストーリーは進んでいきますが、3話は足立(攻め)視点です。この親切な構成もとてもいい。
顔を両手で挟んで「あんまり他の人と仲良くしないで」と鼻にキスしながら静かに嫉妬心をムキ出しにしてくる攻めは好きですか?
はい、大好物です!!というわけで このシチュエーション含めお気に入りのシーンが、ここあそこにあります。
足立、この見た目で神社仏閣とか史跡とかカフェ巡りが好きなんです。ゆっくりのんびり過ごしたい家飲み派。ハァーーここだけで十分推せる。
最初から最後まで落ち着いた雰囲気で あたたかくて、出てくる人も良い人たちばかりだけど嘘くさくなくて。
想いを分け合い 温もりを確かめるように唇を重ね合う二人の幸せをずっと願いたくなるお話でした。

僕たちが恋する理由 電子 コミック

ma2 

幼馴染のいる風景

1話の冒頭でですね、洗面台に歯ブラシが2本並んで立てかけてあったのでてっきり同棲…じゃなくて同居しているものだと思ったんですよ、この二人。でも中盤で瑞貴が「自分ち帰るわ」とか言うので「一緒に住んでないんかいっ!」と思わずツッコミました。
2話で航大と瑞貴の小さい頃のエピソードが出てきます。もう二人とも可愛くて可愛くて。
で、瑞貴が自分は不眠であると航大に告げるわけですが その後の航大の言動がもうスパダリそのものでして。彼みたいなちょっと顔怖い男性って、相手を傷つけるようなことを絶対言ったりしたりしないんですよ(見てきたみたいに言う)
なんだろう…24歳同士なのにこの、アオハルと初恋を詰め込んだような甘酸っぱさは!
これは個人的な願望ですが…航大に秘めていてほしいです「瑞貴の特別になりたい」「自分なら瑞貴の本当の王子になってやれるのに」という幼馴染に抱くには不釣り合いな激重感情を。

愛しき日々

攻めのデリバーさんの魂の救済のお話。
人物あるいは大切な何かを守ろうとして、傷つけたり傷ついたりする状況には陥ってしまいますが、嫌な人は誰ひとりとして出てきません。
それが余計に苦しく切なくて どうしようもないのだけど、そこ抜きにしてこの物語は成り立たない。
デリバーさんの人物像。一見して変人なのに他者を不快にさせない不思議な魅力があります。話し方は丁寧、ときどき不気味だけどキュートで、でも絶対に立ち入らせない何かを持っている人。
とても胸の痛くなるセリフがあって。
「私は食べ方が汚いだろう
だから外食はしないと決めている」
哀しい過去と未来への諦めが示唆されている印象的なシーンでもあります。
デリバーさんのことをあれこれ語ってしまいましたが、前情報なしに是非読んでみてください。
何気ない日常の中で幸福につつまれている実感に鼻の奥がツーンとしてしまう。そんな瞬間がデリバーさんと律人くんのこれからに、何度でも起こってほしい。私はそう願いながら静かに読み終えました。

この手のピアスをした攻めに弱い・・・

BLソムリエモニターに参加してオススメしてもらった作品です。
「両片思い、溺愛攻め、健気受け、黒髪攻め」という私の求めていた要素が余すところなく詰め込まれており、ガイドバースという魅力的な世界を教えてくれた神作品でした。
オススメしてくださらなかったら出会えない作品でもありました。
攻めも魅力的でしたがスピリットアニマルの“宵”が私の心を掴んで離してくれません。私の忠犬黒犬好きをも満たされ感無量です。
続きものですが この巻だけでも綺麗にまとまっているので、何度も読み返しながら心穏やかに次巻を待てるのも高ポイントです。

二度目の君は離れない 電子 コミック

麻酔 

優しいものは とても怖いから

2話まで読んでのレビューとなります。
というか、1話を読んだ時点では【萌×2】評価でしたが2話目で【神】評価に跳ねあがりました。
以下ネタバレしてます。
↓↓↓


社会人になってからも祖父のお墓に参る人間なんて、ちゃんとした倫理観を持っていて 適切な愛情を注がれてるはずだから薄情な人柄には、そうそうならないだろうしっていう謎の安心感がありますよね。それに加えてビジュもいい。これ、優政(攻め)のことなんですけど。
そんな彼は ある日突然 幽霊に取り憑かれ懐かれてしまい、奇妙な共同生活が始まります。悟(受け=幽霊)は真面目で素直で可愛らしい。生い立ちも一般的なものとは少し違い、そのせいか控えめで思慮深さもある。とにかく幸せになってほしいキャラクターなんですが、幽霊界でいう「幸せ」ってなんだ?成仏すること?
最終話がどんな着地点なのか楽しみすぎてワクワクしております。
タイトルを見る限り、既にラストは決まってそうですが・・・

結婚BLのエキスパート!

寿 真白(受け)、28歳 独身。自身の母が営む大手結婚相談所で働く、敏腕婚活コンシェルジュ。
成田 楓(攻め)、真白と同い年の同僚。真面目で口数の少ない地味眼鏡。
でも実は・・・真白は、自分の恋愛に関してはド素人の超ポンコツ初心(うぶ)受けなのに対し、楓は 中高時代爆モテの表情から色気ダダ漏れ、典型的なモテ男子攻め。
この何番煎じでも美味しい素材を作者さんが今回も、上田先生ワールドから一切ブレることなく なんならワードセンスに関しては一層キレキレで描ききってくれています^^

利害関係が一致した二人の 嘘から始まる結婚BL。実は真白のことを ずっと好ましく思っていた楓ですが、受け身の恋愛ばかりだったツケがまわり 本命の真白相手だと、なにも上手くいかない。ちょっぴり攻めザマぁな展開も美味しい。
お互いに嘘に嘘を重ね 話をする度に相手の人柄の分からなさは増していくばかり。でも触れあっている時の楓の言動は 真白がドキドキするほど真面目で、大事にされてると勘違いしそうになる。
読み手へのサービス精神満載な、両視点ですすんでいくのも良い。
焦れ焦れキュンキュンが堪能できて かつ結婚相談所のお仕事BLとしても楽しめる本作、おすすめです!

Life is beautiful ♪

私的に、この作者さんの「村BL」にはハズレがありません。
もちろん今回も。おふざけパートとシリアスパートの構成が巧みで
、あっという間に読み終えてしまいました。

攻めの新が たお君に施すプレイ内容は初っ端からブッ飛んでいるわけですが、そこは安心安定の「碗 島子クオリティー」で。プラス、新の 人となりが、モノローグと彼の表情から読み手に しっかり伝わっているので「新なら こういう愛し方をするよね!」と 島子マジックに調教された私は、なんの矛盾を感じることもなくエロを堪能できました。そう、濡れ場を楽しめるかどうかが この作品の評価に大きくかかわってくるかもしれません。
私は電子で購入したのですが、電子おまけマンガのスピード感と、きっちりネタを回収にくる作者さんのノリが とても好みなので、神評価とさせてもらいました。
欲を言えば、受けの たお君がUターンする元凶となったミドリの出番がもっとあっても良かった。ミドリが無自覚に新を煽る、嫉妬イベントとか大歓迎でした。どこかで読めたらいいなぁ^^

シーモアにて購入。修正→白抜き。カバー下→あり。