腰之さんの本は『嘘みたいな話ですが』のみ持っていて、面白かったので買いました。
キャラクターとかお話は読む前に期待した通りで面白かったです。脇役の部長が良いお母さんでした。いやー段々ほだされちゃう展開は良いですね。
携帯配信用のコマ割りですが、私は読みにくいなと感じました。
携帯配信部分は全て一コマ53mm×70mm(縦長)で、1ページ4コマずつ描かれてます。いままであまり漫画のコマ割りについて意識した事はありませんでしたが、この形式は一コマに台詞と書き文字と絵がぎゅうぎゅうになっていたのが読みにくかったです。
最後45ページほどは雑誌掲載分と描きおろしで、普通の漫画のコマ割りでした。
それを読みながら、漫画を読んでいる時ってコマの配置や大小、コマの中の要素で自然にリズムを作って読んでて、それが読みやすさや盛り上がりを結構生んでるんだなと感じました。
なので、携帯収録部分にはそういうものが無いからなんとなく読んでて違和感があったり、ノリきれない部分があったのかなと思います。
そんな訳でいまいち入り込めなかったので中立にしようかなと思ってましたが、読み返して見ると面白くて最後まで読んでしまったので萌にしておきます。
コマ割りは馴れの問題かもしれません。
それから本の装丁、中のデザインが腰之さんもあとがきで言っていましたがかわいいです。カットの絵もかわいい。