読んでみての感想はまず「満足度が高かった」ということ。
私はBL作品を1度読んだら暫くは読み返さないことが多いのですが、今作は読み終わったあとまた初めから何度も読んでしまいました。
エロがメインと言われればエロがメイン。
でもそこには2人の物語がきちんとあって、きちんと愛があるんですよね…。
1からは想像もできないようなラブラブになったふたりに、にやけが止まりませんでした。仲直りした時には良かったねってうるうるきました。
初巻はそこまでハマらなかったのでノーマークでした。まさかサイン会まで開催されていて、アニメイト特典も早々に完売。もっと早くからチェックしていればと後悔しました。
辰見はバカでチャラくてかわいらしい受けですが、時折見せる男らしさがたまりませんでした。初めて自分からキスしたシーンも「え…?お前実はイケメンすぎでは…?」と天を仰ぎました(合唱)
時間の経過に伴って髪型がちゃんと変わってるのもおしゃれさが出ててポイント高いです。そりゃカラオケのバイトの先輩も誘いたくなりますって、あの見た目で彼女いないとか言われたら(笑)
戌井はメガネもダサすぎるキモオタ(笑)ですが、辰見への一途な愛が感じられてとってもよかったです。自己中なとこありますけど、自分が悪いことしたと思ったら素直に謝れるし。最初以降、本当に嫌なことはしてないもんね。あの辰見にあんなにグイグイ行けるのはお前だけだよ…!とほんとにクスッと笑えるシーンも多かったです。
名前はついていないそうですが、辰見の友達は理解がある子が多くて良かった!「マジで嫌われちまったの…?」と相談されてるシーン、好きです。
読み終わった後の幸福感、凄かった。また何らかの形で続きやアナザーストーリーが読みたいです。ドラマCDも聞いてみたい。