需要と供給が完全に合致してる
たまりません…控えめにいって最高です。
とうとう…とうとう2人が結ばれました。
清居の嫉妬と自覚と惨めな気持ちとプライドが弾けています。
そこへきて平良の怒り。
原作小説のコミカライズの最高峰ではと思います。
とにかく余白。余白がすばらしい。
モノローグがつまっておらず、きちんと話す速度で置かれているので気持ちが置いてけぼりになりません。
(伝われ…)
恋を自覚したプライドキングの清居と下僕気質な鈍感平良の均衡な合致…すばらしいです。
泣いてる清居は小説から想像できるそのままの姿勢で、繋がる2人も素晴らしく綺麗でした。
一巻から始まり、5巻で結ばれる長期間コミカライズ、すごすぎます。出版社に感謝です。
どの小説のコミカライズもやはりこれくらいの巻数ではないと、小説の良さって伝わらないのではないかな…
シリーズ全て読んでから、時系列がわからなくなり、最新の作品でこちらが第二弾と書かれていたので、最新からまた読み直し…
そうしないと私には人間関係がわからなくなります。
シリーズ第二弾のエリー、この人が最新まで尾を引くのですが読み直してもエリーがわかりませんでした。
こちらの第二弾ではメインはエリーとノーマン。
ノーマンは最初の作品でUGHに潜り込んできたFBIのスパイの恋人です。
心中に失敗して一人残されたノーマンを巡る話でした。
表面上エリーをメインに話は展開していきますが、心情はノーマンなので、エリーのことがよくわからなくなります。
エリーの気持ちはどこにいくんだろう…
ノーマンをヴァンに託してエリーはレベル4へ。
さて、第三弾のLAST DINERを再読しにいきます。
続きなので、前作を読んでいたほうが楽しめますが、最初からラブラブな方が好き、という方はこの作品からでも楽しめます。
江永はモデルもやってるし、服飾の専門にも行ってるけどめちゃくちゃ不器用、という点と
千明はモデルの江永(アイ)の大ファンでパンク系ファッションが好き、という点だけ抑えていれば楽しめます。
前作は学校でのシーンや、学校のファッションショーが主題だったのですが、今作は文化祭に向けてグループをつくって学校外での活動多め、です。
若いからもあるし、付き合ってラブラブなのもあるけどちょっと場所わきまえずにやってるかなぁ…と感じてしまいました。焼かなくていいヤキモチ、とか、同性カップルだらけすぎでは、とか、顔の大きさに対しての手の大きさが気になってしまったりしてしまいました。
文化祭に向けて進んでる感があまりないので次巻楽しみです。
そー…そーきたかー(嬉)
雅人が涼介にキスしている写真が世間にばらまかれて、スキャンダルから話すために社長は涼介を海外へ。
雅人は実家で何が起きているのかを確認しにいくのですが、確認方法がが斬新でした。
病院に医者の格好で、とは。カムフラージュなんでしょうがやり過ぎかなぁとも。
雅人は会見を開いて引退宣言することをきめますが、ここからの流れがすばらしくドラマでした。
偶然に会見が開かれることを知った涼介、雅人に2人で生きていくんでしょう!的に詰め寄るシーンはめちゃくちゃよかったです。
そして引退宣言ではなく、結婚報告笑
そこから事実上の引退で5年の月日が流れてしまうところは個人的に好みではないです。その5年を!見せて欲しい…!!
およそ40歳に見えない雅人の復帰までが必要だったのかなーと思いますが、上中下でもいいから読みたいくらいの5年。
遊園地デートもよかったです。
雅人が入る着ぐるみって相当なのでは…でかすぎるのでは…とはツッコミつつ、てっきり金に物言わせる閉園後の貸切だと思っていたので面白かったです。
あの着ぐるみで2人があの格好で入るのはめっちゃファンタジーです。必見です。
個人的にこちらのスピオフのほうが好きです。
大喰のツノを愛する赤石と豆ツノコンプレックスの大喰。
赤石がサイコパス気味なのかなーと思っていたのですが、自分の気持ちに鈍感なただのDKでした。かわいすぎる。
そして赤石がツノにしか興味ないと思って勘違いしている大喰くんもこれまたかわいすぎる。
勘違い同士なのに本能で赤石と物理的にくっついたりするときにトロットロになる大喰くんもとてもかわいいです。よだれでるって序盤に2回くらい言ってて心臓つかまれました。
二人とも素直に気持ち伝え合ってそのうえでエチとかあるので、モヤつきポイントが少ないのが好みでした。
少しだけ穂高くんも出てきますが、従兄弟という設定…!片や巨ツノ、片や豆ツノ。オニの遺伝も複雑なんですね。
優しい黄色の彩りのなかに寄り添いあって眠る表紙に惹かれました。
まさか中がオメガバースとは!
細い線で人物も丁寧で読みやすかったです。
イケメン絵本作家と駄菓子屋のあごひげオメガの救い合いのお話でした。
絵本作家の七星は以前芸能人で、悪いオメガの罠にはまって事件を捏造されて追われここへきたときに駄菓子屋の受けに救われます。
片や駄菓子屋の黒石はオメガであることで襲われた過去があり、自分の性を責めるように…。
そんな2人が出会っていて、黒石のヒートをキッカケにストーリーが進む展開でした。
驚くような展開や設定があるわけではないですが、丁寧に2人の恋愛を描いているので、ほんわかベースのお話がすきならオススメです。
線が綺麗だし衣装も綺麗です。
身体とか手とか、なんか太すぎる肉感的というか、筋肉質とはまた違うように見えます。
ストーリーは武将が実家の妓楼を継ぐために軍をやめて、自らも身体をうる覚悟のところへ、武将にずっと好意を寄せていた王子が登場して囲いまくる話です。
妓楼ということで身体を重ねるシーンは多いですが質感のせいかエロさはあまりないです。
表情も硬めなので情感も伝わってこない…
中盤まで王子のスキスキ一方通行で、ほだされて、終盤の王子の危機に武人として助けに来るところは、おおっ!と思いました。
が、動きの硬さがあるので戦闘シーンもなんだか…。
少し古さを感じる絵柄とストーリーかなぁと感じました。
美大を舞台にした3組の恋愛模様の続編…
圧倒的な画力ありきの作品です。
アメリカに飛んだり、パリに飛んだり、アーティストは世界を巡る。
3組とも、結びつきがすごいと思っているので、恋愛的な当て馬話ではないところも素晴らしいです。
時間的なすれ違いだったり、才能の差からくる嫉妬に似たすれ違いだったり、自分自信との戦いだったりと社会的な葛藤とその恋愛がしっかりしてるので読み応えが凄かったです。
1組1組読み終えるたびに、深呼吸しないとなんか苦しいくらいでした。いい意味ですごくはまりました。
彩輝組と大人組は大好きなんですが
彫刻家と元バレエダンサーの話がわたしには苦しすぎて萌×2です。
設定は 民族、両性具有という組み合わせですが、展開はそこまで大げさなものはなく、いい意味で普通でした。
ニューヨークのフリージャーナリストとして一花咲かせるために両性具有を追ってジャングルへきたアルと、成人の年になっても相手がいなくて儀式が遅れていたヒヨス。
2人が出会って本能的にやって、ほだされあって、ラブラブになるという展開で、痛々しいものや暑苦しいものはなく読みやすかったです。
最初は逃げ腰のアルですが、看病されてほだされて、なんか狩猟生活に順応していきます。ニューヨーカーだけど民族への順応力がすごい。
知り合いに呼び戻されて一度ニューヨークへ戻りますが、アルを呼ぶのではなく、自分が都会を捨てて森で暮らすという選択。すごい男だ…
両性具有なので妊娠出産可能で、最後に家族写真があって3人子供をつくっていることがわかります。